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本日、第二土曜、気の講座

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一昨日あたりから、暑くなってきましたね〜。^^;
今日、明日の京都の最高気温は、35℃とか。。
流石にエアコンを除湿にして、不快指数を緩和してます。w

酷暑の候といえば、7月13日初伏、23日中伏、8月12日末伏の三伏の砌(みぎり)に入りますね。
これも陰陽五行が基で、夏の火気が、金気の庚日を犯すのが三伏の日となります。

古来は、種蒔き、男女の和合、遠出、療養を慎んだ由来があります。
韓国では、サムゲタン、ユッケジャン、ポシンタンなどを薬膳として食する日ですね。

朝鮮ニンジン、ナツメ、ニンニクなどで煮込んだ若鶏や、宮廷料理であった犬肉の熱くて辛いスープなどですが、
ポシンタンは「補身湯」と書くように、気を補う処方が、韓国の漢方では多いようです。

十全益気湯や補中益気湯などが、喫茶店で出されてるのにびっくりしたことがありましたが。w
古典的な夏バテには、これらの漢方薬は、著効がありますね。

確かにそうした夏バテはあるものですが、現在の日本では、むしろ冷え型の夏バテが多いものです。^^;

自然の運行に逆行してクーラーで身体を冷やし、冷たい飲食で胃腸を冷やすことが原因で、
食毒や水毒、表熱裏寒の体調不良になる人が、ますます増えてるようですよ。w
余分な毒となるものを排出(瀉)するよう、身体の水はけを良くしたいものです。

胃腸機能の低下や下痢を伴う症状には六君子湯、水毒には五苓散、腹部が冷えて下痢があるなら人参湯などが効果的。
ただし、あまり身体を冷やさないよう、飲食や室内環境を工夫することが予防にも治療にも大事です。

陰陽五行では、立秋直前までの約18日間が「土用旺事」、略して「土用」に入ります。
今年は7月20日から8月7日が土用期間ですが、この期間がいわゆる「暑中」になります。

「土用三郎」と称して、土用の入りから3日目が晴れれば豊作、雨なら凶作という占事がありますが、さて今年の豊凶や如何に?w

土用は、基礎工事や壁塗り、耕作など、土を犯すことを忌んだものですが、これは今でも工務店などに引き継がれている風習でもありますね。

夏の土用は、卯・辰・申の日が、土用の間日ですので、7月26,27,31日、8月7日は差し支えの無い日。
陰陽道では、土を支配する土公神(どくじん)が、天の文殊菩薩の元へお出かけする日が間日だとか。w

土用の虫干しで、衣服に風を通して、湿気を取り去り、防虫したり、土用灸で夏バテの予防や胃腸の調子を整えたり、柿の葉などを風呂に入れて薬湯で汗を流したりと、土用の風習も色々ありますね。

土用といえば丑の日が有名ですが、今年は7月24日の他に、二の丑があり、8月5日も丑日です。
平賀源内の呪によって(笑)土用の丑の日は、うなぎを食べることが現在もポピュラーですが、元来は縁起物で「う」のつくうどんや瓜を食べたり、黒いものを食したものです。

黒は五行では玄冬の黒、夏には枯れる冬の気を採り入れる法です。

確かに、ウナギは「う」のつく黒いものですから、効果的ですが、ウナギは今年も高いですね。^^;
中国産は安いのですが、病死肉や色づけのために有毒なマラカイトなどが飼料に入ってることも多いので、
買わないことにしています。w

焼き梅干しや冬瓜なんかは、理に適ってるし、安いのでより効果的かと?^^

7月7日からは未の月に入り、年月に未の重なる今年の焦点月ですね。
表裏の十二運、九星の配備からの課題律を知って、夏の活動をより効果的にしましょう。^^v

そんなこんなと講話の内容を考えつつ、懇親会の料理が出来上がりました。
冷やすべきは冷やして、夕刻からは和気藹々と楽しみましょう。^^v

今日のメニューは、以下の10品です。
1.黄色と緑のズッキーニ、プチトマトのサラダ、ワサビヨーグルトドレッシング掛け。
2.タコの叩き、千切り大根、大葉、新玉ネギ添え、もみじおろしポン酢で。
3.セロリ、大根、人参、玉ネギ、ブナシメジ、ホワイトブナピー、鶏手羽元のカレー。
4.月のうさぎコンニャク麺、レタス、黄色丸ズッキーニの冷やし中華サラダ。
5.揚げ出しナスのミョウガ散らし。
6.龍彌の海水浴土産、黒ムツの稚魚のから揚げ。
7.中華風クラゲと胡瓜の和え物。
8.鶏皮のパリパリ揚げ。
9.ヒジキ、タイ・プリック、鶏ミンチのピリ辛つくねバーグ。
10.いづみ式ヒジキと4種豆、ブナシメジの炊いたん。

食前酒には、すしてつの佐藤さんから戴いた、さっぱりした梅酒から始めましょうか?^^
龍彌誕生の砌に作った、23年物の梅酒もありますので、ご遠慮なくどうぞ。^^v