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嵯峨清凉寺お松明式前日、涅槃会にちなんで、本 日は水曜会

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今日、明日は日中、22℃の気温になるようで、すっかり春の気配になりましたね。
明日、3月15日は嵯峨の釈迦堂、清凉寺で春を告げる「お松明式」と呼ばれる火祭りが行われます。

本尊の釈迦如来像は国宝で、天慶8年(945年)創建当時より紛失や焼失する事なく伝わっています。
この釈迦如来像は、インド→ 中国→日本と三国を受け継いだ事から、三国伝来の釈迦像と呼ばれている像です。

お松明(たいまつ)式は、釈迦が荼毘に付される様子を再現した行事です。
これ、秋の「鞍馬の火祭」、真夏の「五山送り火」と合わせて「京都三大火祭」と称されています。

清凉寺の境内に設えられた高さ7メートルの大きな松明3本に火が投じられて、火勢の強弱でその年の農作物の豊凶を占う、伝統のある行事です。
松明を早稲・中稲・晩稲に見立てて、火の燃え方で年の米の豊凶を占います。
15:00より本堂に立てられる13本の高張り提灯の高低によって米相場が決まったと言われています。

松明には、輪がついていますが、これは天狗の顔です。真ん中は鼻なのです。天狗に天気を願い農作物の豊作を願いました。
12の輪は12ヶ月を意味していますが、うるう年は13の輪が作られます。

お松明式の当日は、清涼寺が無料で参観できます。^^v
嵯峨大念仏狂言が、愛宕詣(15:30)釈迦如来(17:00)土蜘蛛(18:30)の3演目が行われます。
境内には多くの露店が立ち並び、春の夜行には良いですよ。w

法要が20:00から始まり、お松明式が始まり、最初に護摩壇に火が点火されます。
護摩壇と松明のまわりを、提灯行列のお練りが3周します。
お練りが終わると松明に火が20:30頃に投げ入れられ、火が松明につき、勢いよく燃え上がっていきます。

すごい火勢で、以前に行って帰ったら、コートが火事場臭くなってましたわ。^^;
明日行かれる方は、風向きを読んで、風が変わればサッと移動するよう心がけることが大事です。w

仏教では人の死と区別して、お釈迦様の死を涅槃と言い、毎年、釈迦の残した教えや徳に感謝する涅槃会(ねはんえ)が行われます
涅槃会は、4月8日に行われる釈迦の誕生を祝う仏生会(ぶっしょうえ)別名花祭り、12月8日に行われる悟りを開いた記念日の成道会(じょうどうえ)とともに、お釈迦様に関する三大法要と呼ばれています。

お釈迦様が亡くなったのは80歳で、紀元前383年、旧暦の2月15日のことでした。
そのため涅槃会は、新暦の2月15日に行なわれる寺院も多くあります。
また、陰暦2月は新暦の3月になるため、3月15日或いはその前後に行なわれることになっていますね。

ところで、ブッダの遺言集である経典、「涅槃経(ねはんぎょう)」に綴られている内容から、お釈迦様の死因は食中毒であったといわれています。
パーヴァー村へ移動したブッダは、熱心な信者であるチュンダという鍛冶(かじ)屋さんの家へ食事に招かれました。
そこで出された「スーカラ・マッダヴァ」という食べ物を食べたのがブッダの最後の食事です。
そしてそれが食中毒を引き起こしたもようで、ブッダは亡くなるのです。^^;

この「スーカラ・マッダヴァ」なるものが、どんな食品であったのかは、実ははっきりしていません。
「スーカラ」は豚で「マッダヴァ」は「柔らかい」という意味ですから、訳すと「柔らかい豚」となりますが、これが何を示しているのかについては諸説あります。
豚肉料理だったという説や、毒キノコであったという説もありますが、最早分かりますまい。w

仏教徒が肉食を?と疑念を持つ方も多いでしょうが、もともと仏教は肉食を禁じていません。
肉を食べなくなったのは、ずっと後、大乗仏教になってからの話で、ブッダの時代は肉でも魚でも、いただいた食品はなんでも有り難く食べていました。

もちろん今でも、「釈迦伝来の仏教」を受け継ぐ南方仏教国のお坊さんたちは、普通に肉食していますよ。
よく行くタイなんかでは、フライドチキンや屋台の肉料理を店の人や信者がお布施してるのをよく見かけます。

タイの僧侶は、朝の托鉢によって人々からお供え物をもらい、それが一日の食事のすべてになります。
好き嫌いはできず、得たものは何でも食べるのが規則で、もらい過ぎても拒否はできません。^^;

近代化による食生活が変化するに伴い、現在はお供え物も、ジュースやケーキ、お菓子や油っこい食事へと変わってきました。
そのため、バンコクの大学の調査では、僧侶の48%が肥満、42%が高コレステロール、23%が高血圧、10%が糖尿病を発症していました。^^;
この傾向は隣国のスリランカでも起こっていて、社会問題になっています。

日本の西洋化した食生活も、生活習慣病をもたらす傾向が高いので、でんぷん・糖質を控えたり、油をオリーブ油とかにしたりの工夫が必要ですね。w
初期糖尿病などと宣告されて早や6年、今や自覚症状は全くないけど、転ばぬ先の杖ですよ?^^;

食事のバランスも大事ですが、やっと野菜の値段も安くなってきていますので、春の旬を味わいたいものです。^^
春の気は青、青空を目指して芽吹いて行く気を養い、手足を大いに伸ばして、陽気を発散しましょう。^^v

今日の水曜会のメニューは、以下の13品になりました。w
1.湯がきブロッコリー、辛子マヨネーズを添えて。
2.湯がきカリフラワー、カレーマヨネーズを添えて。
3.うまい菜(フラン菜)と京揚げの炊いたん、ゴマ油風味。
4.牛バラ肉、マイタケ、ホワイトブナピー、麩のすき焼き。
5.いづみ式鶏軟骨のガーリック風味唐揚げ、レモンを添えて。
6.切り干し大根と京禅庵のお揚げの炊き合わせ。
7.粗挽き合挽きミンチ、ヒラタケ、エリンギ、シメジの肉味噌炒め。
8.切り干し大根、人参、京揚げ、蒸黒豆の炒め煮。
9.ホウレン草のお浸し、だし醤油絞り。
10.「どんたま」の温泉卵、ヒマラヤの紅塩で。
11.菜の花の辛子すり胡麻酢味醂白味噌和え。
12.豚バラ肉と春キャベツのプリック・パクチー・オイスターソース炒め。
13.ハモのすり身団子揚げ、水晶餡かけ、九条ネギ散らし。