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日別アーカイブ: 2015年1月5日

土用、二の丑、水曜会

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8月8日は立秋ですが、その18日前から土用に入り、今日5日は期間中2度目の丑の日ですね。

連日猛暑が続き、雨も降らない京都ですが、京都の夏は油照りと呼ばれ、盆地ゆえに暑さもひとしおです。

7日から八専入りですので、15日の八専明けまでには、きっと雨も降りましょう。
八専期間は、諸事極端に傾くというのですが、激しい雨には注意が必要かも。w

土用といえば、丑の日にウナギの特売がポピュラーですが、特売っていっても安くなってないし。^^;
中国産は国産の半額程度で買えますが、屍肉飼料、発癌性物質など安全性に危惧がありますしね。w

春の土用は、戌の日に「い」のつく物か、白いものを食べることが、かつての風習であり、縁起物でした。
夏の土用は、丑の日に「う」のつくものか、黒いものを食べることが原典です。

ウナギの他にも、梅、うどん、瓜などを食することが一般的ですが、確かにウナギは「う」がつき黒いモノ。w
明治以降は、馬や牛の肉を食べることも、夏バテしないようスタミナをつける効果もあって一般化したようです。

京都では、宮中行事で土用餅が供され、餡ころ餅を食べてたことが、今でも風習になってるようですね。
こちらではスーパーには、四季の土用になると決まって、餡ころ餅が土用餅としてが売り出されてます。

春・秋のお彼岸にも、餡ころ餅は売り出されるので、糖尿病持ちには、ありがたみはありませんが。^^;
春は牡丹(ぼた)餅、秋はお萩、季節の変わり目の土用にも餡ころ餅と、よく出されるものではありますね。w
でんぷん・糖質厳禁となれば、聊かストレスも昂じますので、たまにはよしとしましょう。(笑)

ウナギといい、餡ころ餅というのも黒いものですが、黒は玄冬のクロに通じるものです。
夏の盛り、冬に蓄えた玄気が枯れる頃、陰気を補おうという陰陽五行の発想ですね。

今じゃ、ウナギは夏の風物詩のようですが、本来は冬が脂ののった旬なのですが。
江戸末期、平賀源内が夏の暑い日にうなぎが売れなったため、知人の鰻屋のために
「本日、土用の丑の日、うなぎの日」と看板や張り紙で宣伝した呪(しゅ)が今も働いてるようですね。(笑)

土用といえば、「土旺用事」の略ですが、古来から動土・穴掘り等の土を犯す作業や殺生が忌まれたものでした。
尤も、7月20日から8月7日までの土用期間に一切作業ができないのは支障があるので、
夏の土用は、卯・辰・申の日の間日は、土を支配する土公神が文殊菩薩のもとに帰る日で支障なしとされてましたが。w

今年の8月は、22日が大犯土(おおつち)、30日が小犯土(こつち)で、土いじりの凶日になってますね。
庚午(かのえうま)日から7日間が大つちの凶日で、庚午当日が大凶日です。
戌寅(つちのえとら)日から7日間が小つちの凶日、戌寅当日が大凶日です。

土用は土公神(どくじん、どこうじん)様が土の中で活発に働かれている日です。
それに対して、大犯土、小犯土は土公神様が土の中で休んでいる日とされています。
どちらも、土を動かすと、障りがあるとされていますが、古来、それらの期間の着工を避け、
早目に地鎮祭や着工式を行って、期間中の災い無きよう祝詞を奏上したものでした。w

土用や大犯土・小犯土などの期間には、農業や林業などでも土を休めることも大事でしょう。
五行の定理では、土は臓器では脾・胃を表し、思慮や憂いを表し、五根では唇、五感では味覚を表します。

土を安んじるなら、人は胃を労わり、取り越し苦労や嫌なことや不快なことをを思い出して気をもまず、
唇に笑みを浮かべて、美味しく飲食を味わうことが大事ですね。^^v

ということで?スーパーではいづみに隠れて、こそっと餡ころ餅を買ってやったぜえ。(ワラ)
仏壇に供えた後、デザートで食べずに、梅干し入れた焼酎ロックのあてにしよっと。w

茄子が安価に入りましたので、これを使ってウナギに見立てて蒲焼きもいいもんですよ。^^
今日は、鯛、カンパチ、カレイのアラが安かったので、それぞれ一工夫してみましょう。
珍しく空芯菜も手に入ったので、バリやタイを偲びつつ、チャ・カンクン・ゴレンかパックブン・ファイ・デーンも作ってみますね。

斯くして、本日の水曜会の料理が出来上がりました。
今日の料理は、餡ころ餅に梅干しはカウントに入れず、以下の11品です。(笑)
1.三度豆の煎り胡麻醤油和え。
2.焼き茄子の白だし浸し。
3.茄子のかば焼き、うなぎのタレ掛け。
4.フレスコvsマツモトの塩鮭、焼き比べ。w
5.空芯菜、ニンニク、唐辛子の鶏ガラスープ炒め。
6.豚肉、キャベツ、シイタケの回鍋肉。
7.鶏の胸肉ミンチ、梅肉、玉ネギ、プリックのつくねバーグ。
8.京風じゃこと万願寺の炊いたん。
9.カレイとタケノコの煮つけ。
10.カンパチの幽庵焼き。
11.鯛の白だし焼き、ワサビを添えて。

さて、冷やして美味いのは冷やしておき、ご来客をお待ちします。^^v

フミの思い出

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今朝、フミを葬送しました。

龍彌も人力車に出かける前に来てくれて、「幸せやったな」と涙。
いづみは号泣してましたが、「ありがとう」と撫でてました。

8年足らずの一生でしたが、皆に愛され、温もりと癒しを与えてくれました。

初めて龍彌が拾ってきたときには、掌に乗るサイズ。
ノミだらけだったし、洗った後は洗濯機の槽の狭間に入って身動き取れず。^^;
龍彌と親友とが洗濯機を分解して救出したものです。
2年ほど経ってから、ビスが4本余ってると打ち明けられたものですが。^^;

すぐに懐いて、なくてはならぬ家族の一員になりました。
7月の文月に来たことと、灰白色の虎(中国語でフー)の美しい文様からフミと
名付けたものです。
躾けも楽でしたが、人懐っこく、いつも私の傍にまとわりついてました。
フミと呼べば、ちゃんと返事するし。w

メジロ、雀、ツバメ、カナヘビ、ヤモリ、カエルを襲って持ち帰るのは閉口でし
たが。^^;
障子を一枚だけ破って外への出入り口にしたり、新調したクロス壁をあちこちひっ
かき傷をつけてくれたり、私が眠って布団に入れないと顔をチョンチョン引っ掻
いて身動きする間に布団に侵入してゴロゴロ咽喉を鳴らしてたフミ。

悪さ以上に、特に私に癒しと温もりを与えてくれました。

1.私の居る部屋にはいつも居て、座布団に丸まってるフミ。
2.食事のときにはいつも魚などをねだり、傍に来て仰向きで寝るフミ。
3.リビングから外へ出たくなると、ピアノの上で「フ〜ン」と困ったような声
で開けてと催促するフミ。
4.撫でて、撫でてといつも私の傍にいたフミ。
5.冬はひざ掛け毛布が大好きで、モミモミしてから眠ろうとします。
チロッと舌を出してるフミ。
6.毛布を通しても、温もりを伝えてくれたフミ。
7.いつもいつも、私の膝に乗っては懐いてたフミ。
8.最後のお別れです。
よく眠ってるような、冷たくなっても、さらさらの毛並のフミ。
花は龍彌の親友、里君が献花してくれました。

昨夜は、里君と吉田君もお別れに来てくれ、良い通夜になりました。
多くの来客からも愛されたフミ。
本っ当にありがとう!
できたら、いつか、生まれ変わって帰っておいで。