オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2016年1月15日

弁財天供養日の前日、本日は水曜会

800px-Hogonji13s3200.jpg DSCF3091_R.JPG

明日、16日は一粒万倍(いちりゅうまんばい)ですが、己巳の日に当たり、弁財天の縁日ですね。

暦下段はあくまで俗習ですが、「一粒万倍」とは、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味で、何事を始めるにも良い日とされます。
特に仕事始め、開店、種まき、お金を出すことに吉であるとされていますね。w
ただし、借金をしたり、人から物を借りたりすることは、苦労の種が万倍になるので凶とされます。^^;

巳(み)の日は、巳(へび)にちなんで、金運に大きく影響を与える日と考えられてきました。
中でも己巳(つちのとみ)の日は弁財天に通じ、最もご利益のある60日に一回のご利益ある日だとか。w

この日にすれば良いという風習には、次のようなものがあります。
金運や財運、技芸上達にまつわる願い事を弁財天様に祈念する。
弁財天様や白蛇様を祀っている神社へのお参りして、銭洗いや祓い清めをする。
財布の新調や購入した財布を使い始める日とする。
宝くじの購入や金運アップの縁起物を財布に入れたり、種銭となる使わない新紙幣を財布に入れる。

弁才天は、インドが発祥で、河川の女神・サラスヴァティーと言われ、音楽・弁舌・財富・知恵・延寿・戦勝などを司る女神です。
いずれ、弁才天は水神様ですから、河川、池沼、滝、海などによく祀られていますね。

仏教経典では「弁才天」と書かれてましたが、「才」が「財」変わり、福徳財宝を授ける神としても信仰されました。
本地垂迹説で、市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)と習合され、七福神の紅一点としても祀られていますね。

日本では、弁才天信仰は奈良時代から始まっていますが、当時のお姿は、8本の手を持っています。
家にもありますが、「金光明最勝王経」の第15「大弁才天女品」によると、
8本の手には、弓、矢、刀、矛、斧、長杵、鉄輪、羂索を持つと説かれています。
これ、その全てが武器に類するもので、経典では弁才・知恵の神としての性格が多く説かれてますが、
そのお姿は戦神としての姿が強調されてるようです。

現在、多くの弁才天のお姿は、2本の手を持っていて、琵琶を抱え、バチを持って奏する音楽神の形をとっていますね。
密教で用いる両界曼荼羅のうちの胎蔵曼荼羅中にその姿が見え、『大日経』では、妙音天、美音天と呼ばれますが、元のサラスヴァティーにより近い姿です。
ただし、胎蔵曼荼羅中に見える2臂像は、後世日本で広く信仰された天女形ではなく、菩薩形の像です。

平安時代には弁才天の作例はほとんど知られず、鎌倉時代の作例もごく少数だそうです。

京都御所の中にある、白雲神社の弁才天像は2本腕で、胎蔵曼荼羅に見えるのと同じく菩薩形で、
琵琶を演奏する形だそうです。
この像は琵琶の名手として知られた太政大臣・藤原師長が信仰していた像と言われ、
様式的にも鎌倉時代初期のもので、現存する日本における2臂弁才天の最古例です。

中世以降、弁才天は宇賀神(出自不明の蛇神)と習合して、頭上に翁面蛇体の宇賀神をいただく姿が広く信仰されました。
宇賀弁才天は、宇賀神将、宇賀神王とも呼ばれます。
弁才天の化身は、蛇や龍とされますが、それは宇賀神と習合したことに大きな要因があるようですね。

宇賀弁才天は8臂のお姿が多く、その持物は全て武器ではなく、新たに「宝珠」と「鍵」(宝蔵の鍵とされる)が加えられ、福徳神・財宝神としての性格がより強くなっています。
1.竹生島・宝厳寺の宇賀弁才天像。

室町時代の文献に、大黒天・毘沙門天・弁才天の三尊が合一した三面大黒天の像を、
天台宗の開祖・最澄が祀ったという伝承があり、大黒・恵比寿の並祀と共に、七福神の基になったと見られているようです。

近世になると七福神の一柱として信仰されるようになり、弁才天から弁財天と財福を授かる面が強調されます。
鎌倉市の銭洗弁財天宇賀福神社はその典型的な例で、同神社境内奥の洞窟内の湧き水で持参した銭を洗うと、数倍になって返ってくるという信仰が今も続いています。

京都の弁才天といえば、天龍寺慈済院の水摺福寿大弁財天、二尊院の九頭龍弁財天、
六波羅蜜寺の福寿弁財天、戒光寺の融通弁財天、長建寺の八臂弁財天、本圀寺の九頭龍銭洗弁財天、
出町妙音堂の青龍妙音弁財天などなど枚挙にキリがありませんが。^^;

中でも、ご本尊が弁財天というのは、長建寺しかないようです。
正式名称は「辨財天長建寺」ですが、通称「島の弁天さん」で、伏見中書島駅近くにあり、宝貝の御守で有名な開運弁財天が本尊です。
枝垂れ桜でも知られていますが、節分と7月23日に行われる弁天祭が有名ですね。
縁があったら、行ってみましょう。^^

さて、朝から断続しつつここまで書いてきて、急遽、初見のカウンセリングが入りました。
それを終えたら、水曜会の料理に掛かりましょう。
業務スーパって来てw、夏の食材も良い値で入手できてます。^^

料理仕上がり、今日のメニューは以下の12品です。
さすがに今日の気温では、除湿を掛けつつ、ご来客をお待ちします。w
1.クラゲとキュウリの三杯酢和え、煎り胡麻散らし。
2.青瓜の昆布だし塩漬け。
3.丸ごと玉ネギと牛切り落とし肉の炊いたん。
4.鶏ハツの山椒八味照り焼き。
5.鶏肉入りニンジンシリシリと黄ズッキーニのパルメザンチーズソテー合わせ。
6.ピーマンと赤黄パプリカとジャコの白だし炒め。
7.鯛と本マグロのアラ身の片栗粉、小麦粉まぶしソテー。
8.マグロのアラ身の照り焼き。
9.鯛のアラ身の揚げ幽庵煮。
10.ゴーヤと豚ロースのニンニク・生姜照り焼き。
11.茹で豚足の炙り焼き、バリの塩で。
12.ヒジキ、エノキダケ、刻み揚げの炒り煮、煎り胡麻散らし。

龍彌は、7月3日に1年8か月ぶりに総合格闘技の試合が決まってます。w
あと6kgほど減量が必要ですが、今日は人力車に行ってるので、帰ったらテキトーに少量を摘まんでジムに行くことでしょう。
ちなみに、料理は先着優先ですので、先攻有利です。(笑)
余れば、明日は父への差し入れと、四条大宮上る新宿会館の京のかっちゃんにでも差し入れましょう。w