オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2016年1月21日

秋分の日前日、彼岸のさ中、水曜会。

DSCF3167_R.JPG DSCF3163_R.JPG

明日は「秋分の日」の祝日ですね。
法則によると、2012年から2044年の間は、今年のように閏年は9月22日、平年は23日になります。

秋分の日は、日本時間で地球が秋分点を通過する日です。
昼と夜の長さが同じになる日といわれますが、実際には、昼の方が若干長いのですが。w

祝日としての秋分の日は、昭和23年に制定されたもので、祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶことを趣旨としています。
仏教各派ではこの日「秋季彼岸会」が行われ、全国的に宗派を問わず墓参りをする人も多いですね。

「彼岸会(ひがんえ)」は、寺院や仏前で故人の供養をすると同時に、本来は「六波羅密」の教えを会得する大事な行事です。
他の仏教国にはあまり見られない行事ですが、古来の民俗信仰とも深く結びついた「盂蘭盆会」や「施餓鬼会」と共に、仏教の年中行事の中でも最も一般的に盛んに行われていますね。

秋分の日をはさんで前後3日合計7日間が「秋のお彼岸」ですので、その間必ずしも墓参りに行かなくとも、供養は陰徳になりましょう。w

「六波羅蜜」は、迷いの此岸「しがん」から悟りの彼岸「ひがん」に至ること、またはそのために修行する菩薩の行をいいます。
最終段階の智慧「ちえ」波羅蜜とは、真実の智慧である悟りを得ることですが、専門職の僧侶でも、お釈迦様のように至った人っているのだろうか?^^;

私の家は浄土真宗なので、御訓文にあるように「臨終の時までは、一向に妄念の凡夫にてあるべきぞと」。(笑)

悟りには至らずとも、気づき、目覚め、覚えて行く覚りは、誰もが人生に於いて大事なことですね。
仏教は人が生きるための教えですが、人生に適応し、進化・成長して、成功や幸福の成就を願うなら、前五波羅蜜は大変効果的な方法と言えましょう。

1.布施波羅蜜で、施しの心、振る舞いを示せば、好意の善因が人の縁によって善果をもたらすことでしょう。
与えよ、さらば与えられん。ギブ.アンド.テイクの順番ですね。

2.持戒波羅蜜で、ルールを遵守すれば自分も守られます。
法律や従業規則を破れば罰され、道徳を破れば非難され、自身の規範を破れば堕落します。w
自分の決めた約束を破れば、自己破綻や自己嫌悪に陥ります。
他人と比較せず、自分の規律を持てば、相応の見事な生き様が叶ってくるでしょう。

3.忍辱(にんにく)波羅蜜で、苦や逆境に堪えましょう。もう嫌だ、今キレる、ここが忍耐のしどころです。
降りるのは、峠を越えてからにすれば、逆戻りせず先へ進めます。

4.精進波羅蜜で、意識して進んで取り組むことこそが自身の能力になります。
与えられたことを仕方なしにこ なしても、成長・進歩は微々たるものです。
十年の経験は三年の実績が平均値といいます。
仕事でも学習でも、もう一歩だけ、あと15分だけの意識的前進が、必ず後の成果実績に結び付いてきます。
ここまででいいやと思うそこからの一歩が、成功や会得の秘訣です。

5.禅定波羅蜜では、瞑想が行じられます。
瞑想とは、表面意識の雑念を一時停止させ、潜在意識の奥深くにまどろむ真我の心、生命の実相に触れる行法です。

眼を閉じるか半眼にして、姿勢と呼吸を整え、雑念を追い駆けず心を澄ませてみてください。
医学・大脳生理学・心理学による定期的な瞑想習慣の効果は次の3点です。
1 血圧・心拍の正常化、体細胞の活性化による健康体の実現
2 意識の調和、心の安定化による健全な精神・円満な人格・魅力ある個性の実現
3 大脳のシナプスの働きの強化、潜在脳の覚醒によるとぎすまされた能力の実現

せめて彼岸の期間だけでも、自分自身の波羅蜜が行じられるといいですね。

さて、本日はお彼岸中の水曜会。w
顧問先への指示書の作成を進め、案内のアップとか実家のトユの修理手配などの雑務を片付け、夕刻からどんな料理を振舞いましょうか?

時間(とき)経ちて・・・裏の家の工事の騒音にもめげず忍辱・精進して(笑)料理の方も仕上がりました。
5時半に予約のあるヒーリングを終えたら、開宴することにしましょう。^^v

今日のメニューは、以下の10品です。
1−1.水菜、キュウリ、オレンジミニトマトのサラダ、お好みの2種のドレッシングで。
2.いづみ式山芋、大葉、干しエビなんたらの小判焼き。w
3.いづみ式エビとアボカドのなんたら和えパセリ散らし。w
4.鶏ミンチ、玉ネギ、フライドガーリック、タイ・プリックのつくねバーグ、柚子散らし。
5.伏見とうがらしと京揚げの実山椒炊き。
6.麩のすき焼き。
7.鶏もも肉のニンニク・ショウガ唐揚げ、タイ・ナームニャオか黒酢醤油のユーリンチーソースで。
8.カレイの煮つけ。
9.じゃことピーマンの実山椒麺つゆ炒め。
10.豚肉、白菜、ニンジン、エノキ、シメジのバルサミコ酢・タイのタクミソース炒め。

台風一過して、朝晩は冷え込みが始まったようです。
2.今までは、白の上下を一枚ずつで過ごすのが多かったですが、今日は黒の半袖Tシャツにカーディガンを着ました。
寝汗による冷え、汗の内攻にも、寒暖差による代謝の乱れにも注意して、衣服や寝具を調整しましょう。^^v

本日、冬至にて水曜会

IMG_0273.JPG DSCF3265_R.JPG

冬至の今日は、暖かく快晴の京都です。
1.桂川の堤道から見る松尾橋、嵐山、愛宕の遠景、愛宕の麓に龍が行くかの如き白雲が見えます。

陽気衰え、陰気が最潮になる冬至は、晴れてくれるのが好いですね。
夜から天気が崩れ、明日は雨が降ると膝が言ってるようですが、柚子風呂に入って温めることにしましょう。w

京都の寺院では、冬至の行事に、カボチャや大根をお接待する処が多くありますね。
陰気極まる今日この頃、根菜や鍋物の団欒などで、心身ともに陽気を養うことが大事ですネ。^^

京都検定2級の問題で、過去3回出題されたものに、「冬至の七種(ななくさ)」というのがあります。
2つ「ん」がつく7つの食べ物で、冬至に食べて、無病息災、一陽来復の運気向上を願うものです。

南京(なんきん)、蓮根(れんこん)、人参(にんじん)、金柑(きんかん)、寒天(かんてん)、銀杏(ぎんなん)。
うん、確かに「ん」が2つ入ってるけど、最後の一つは・・・饂飩。。w
これ、「うんどん」と読むか?普通は「うどん」ですよね。^^;

饂飩の由来は、奈良時代に唐から伝わった「こんとん」だという説があります。
「混飩」は、小麦粉の皮に餡を包んで煮たものですが、熱い食べ物なので「温飩」と書かれるようになり、食偏に改められて「饂飩」になったとか。
「温飩(おんとん)」が漢音で「うんとん、うんどん」となり、第2音節が脱落して「うどん」となったとか。

「うどん」の呼び名が用いられたのは室町時代からですが、江戸時代にも「うんどん」も用いられていたらしいですね。

現在のうどんは、「麦縄」、「切り麦」とも呼ばれ、熱したものを「熱麦」、冷やしたものを「冷や麦」といったことから、「麦」だけでも「うどん」を表したと考えられています。

冬至にうどんは温まって良いでしょうが、現代で「ん」2つに拘るならば、「はんぺん」とか「インゲンマメ」とか、「アンパン」でもええんちゃうん?と思ってしまう。w
「ワンタンメン」とか、「甜麺醤(てんめんじゃん)」なら、「ん」が3つで、最強やん。(笑)

冬至の七種は、栄養学の上からも一理ある智慧なのでしょうが、一般庶民には運気を上げる呪(しゅ)でもありましょう。
日本では、太陽の力が最も弱まり、その後回復していく冬至を「一陽来復(いちようらいふく)」という言葉で表現します。

「一陽来復」には、冬が終わって春になるという意味や、良くないことが続いた後ようやく幸運が向いてくるという意味もあることから、先人はこれからスタートする1年に「運」がやって来る様に考えたのですね。

「ん」のつくものは「運盛り」といわれて縁起をかつぐものですが、「ん」が2つつくなら運気は2倍になるのだとか。w
また「いろはにほへと」の47音が「ん」で終わることから、「ん」が物事の終わりをあらわすといった「一陽来復」の願いも込められているのです。

和語の呪でいうと、「はい、はい、分かってる」とか「すまん、すまん」とか、2語の重ねは強調以外は、意味の否定を表してますね。
「ん」の重ねは、終わりの否定、始まりを表すものでしょう。

神道では、冬至の礼法として、「運」「鈍」「根」の気を神棚に供え、神気を戴いてから料理して振舞います。
運気向上し、根気が宿って、鈍に生きられますようにという呪(しゅ)ですね。

「鈍(ドン)」と言うと、現代では「ドンくさいやっちゃな〜」とか、「鈍感でんな」とか、イメージが悪いですが、
本来は『己の力を過信せず、ていねいに生きる心がけ』を意味する良い意味の言葉だったんですね。w

そういえば、武田信玄の語録に「人は、少し鈍なるが良し」という言葉がありました。
カミソリのように切れる鋭才の人物は、軍を率いるに犠牲を多く出したり、自他共に傷つけることもあろうかと?^^;

私も昔、体の動きも頭の働きもキレキレのときがあったのですが、歳とともにどんどん鈍になってきてますねえ。(自爆)
昨日なんざ、然る2件の顧問先への翌年と翌月の指示書を4度も書き直し、仕事の歩みが鈍亀です。^^;

30代にして弟子から「ボケを覚えてください」と言われ、それから「アホーマンス」を心掛け、つらつら考えたもんです。w

利口に見えて、やらせた結果も利口なら「リコウ・リコウ」で、次々とハードルを上げられ、いずれは頭打ち、挫折するときが来るかもです。
リコウ・リコウさんは、損どすえ。(ワラ)

利口に見えて、やらせた結果、阿呆なら「リコウ・アホウ」で、非難のもとですね。^^;
本人が自身を利口と思ってる「リコウ・アホウ」は、最もタチが悪く、傍迷惑の極みです。w

阿呆に見えて、ホントに阿呆な「アホウ・アホウ」なら、人は相手にしませんし、優しい人は庇ってくれます。w

一番得なのが「アホウ・リコウ」で、阿呆に見えて、やらせてみたら見事に結果を出せる人。
これなら、拍手喝采で喜ばれ感心されて、妬みや嫉みの障害も受けないでしょう。w

ツッコミ、毒舌や皮肉・批判の鋭さよりも、柔らかいボケをかましつつアホーマンスする方が笑いも取れて和みますしね。w
一陽来復で運気発揚の春を目指して、継続とは力なりで根気をもって、鈍に努めてまいりましょう。^^

さて、本夕は下弦の月にて、水曜会。
冬至の七種は全部は揃いませんでしたが、半月にちなんでか、半分がとこ入手したので、これを振舞うことしましょう。
2.今日のメニューは、「ん」の付く運盛りで、以下の10品です。
1.インゲン豆の胡麻和え。
2.いづみ式ロメインレタス、京揚げ、小松菜、ツナの炊いたん。
3.ニンジン、エリンギ、キャベツ、玉ネギの甜麺醤(テンメンジャン)・豆板醤炒め。
4.半月切り大根の焼肉ソースバターステーキと牛カルビの焼肉。
5.豚(トン)ヒレ肉の唐揚げ、レモンを添えて。
6.南京カボチャと合挽きミンチのそぼろ煮。
7.ピリ辛甘酸っぱい蓮根と鶏ミンチのナンプラーそぼろ炒め。
8.チキン肩肉のニンニク・生姜竜田揚げ、レモンを添えて。
9.里芋の煮つけとろみ餡かけ。
10.ニシンの山椒照り焼き。