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日別アーカイブ: 2018年7月4日

梅雨最中、3日後に七夕を控えて、7月最初の水 曜会

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7月に入りましたが1日からは、河原町のデパートや京都駅などでは、祇園ばやしが流れています。
台風の影響で、今週は雨が続きそうですねえ。。

「京の底冷え、油照り」という言葉がありますが、梅雨時も盆地を雲が低く覆うと、蒸し暑く不快指数が高いのが困りもの。^^;
いっそ、今日のように雨が降って、風があると過ごしやすく感じます。

湿気と低気圧のせいで、ちと膝がしくりますが、大したことはなく、痛みは生きている験だあ。w
室内環境を除湿して、身体の水はけを良くするよう食事を工夫して、内外の湿邪に対応しましょう。

日曜は出かける予定があるので、雨は上がりそうですが、土曜までは降ったり止んだりでしょうね。w
7日の土曜は七夕ですが、笹はあるけど、家では七夕飾りをしなくなってずいぶん久しくなりました。

七夕は「たなばた」または「しちせき」とも読み、古くから行われている日本のお祭り行事で、江戸時代に制定された一年間の重要な節句である「五節句」の一つですね。
七夕といえば、織姫と彦星の伝説が思い浮かべる人が多いものですが、七夕の原型(由来)とされているものは3つ存在していて、それぞれが7月7日に深く関係のあるものばかりです。

古来、日本の神事として行われていた「棚機(たなばた)」というものがあります。
読み方は七夕(たなばた)と同じものですが、その中身には違いがあります。

「棚機(たなばた)」というのは、神事で使う着物の織り機の名前で、古くから日本の行事「禊ぎ(みそぎ)行事」で乙女が着物を織る時に使われていました。
その際に織物を神様の祭ってある棚に供えて、秋の収穫の豊作を願ったり、人々のけがれを払う為に行われていた神事です。

この「棚機(たなばた)」を使う事が出来るのは選ばれた乙女のみで、そのときに選ばれた女性の事を「棚機女(たなばたつめ)」と呼びます。
選ばれた女性は機屋(はたや)にこもり神様にお供えする着物をおります。
その後仏教の伝来にともなって、この行事はお盆の準備として7月7日に行われるよう日になり、「棚機(たなばた)」と同じ読み方で七夕と当て字になったと言われています。

もう一つには、「乞巧奠(きこうでん)」という織物への願いを込める中国の行事が平安時代に伝来して、宮中行事になったものです。
琴座のベガと呼ばれる星は裁縫の仕事の星ということもあり、古く中国では織女星にあやかって織物の上達などをお祈りする風習が生まれました。
時代とともに変化して、7月7日は織物だけではなく、芸事や書道などの上達をお祈りする日として続いていますね。

平安時代の七夕行事では、宮中の人々は桃や梨、なす、うり、大豆、干し鯛、アワビなどを供えて星をながめ、香をたいて、楽を奏で、詩歌を楽しみました。
サトイモの葉にたまった夜つゆを「天の川のしずく」と考えて、それで墨を溶かし梶の葉に和歌を書いて願いごとをしていたとか。

棚機や乞巧奠を知る人の方が少ないでしょうが、良い子がみんな知っているのは、織姫と彦星の伝説でしょう。w
七夕の季節になるととても輝く2つの星があります。
その一つは琴座のベガと呼ばれる星で裁縫の仕事の星、もう一つの鷲(わし)座のアルタイルといわれる牽牛(けんぎゅう)星は、農業・牧畜の仕事の象徴の星として古代中国で考えられてきました。

この2つの星の間には天の川と呼ばれるように、小さく輝く星が無数に輝く川の両側に存在しています。
この2つの星が旧暦の7月7日頃(現在の8月7日頃)に一番輝きを見せることから、2つの星がお互いを求めているように見える事をもとに七夕ストーリーが作られたと言われています。

天帝によって結ばれた織姫と彦星ですが、仲睦まじく一緒になったは良いけれど、仲睦まじ過ぎてそれぞれが仕事をしなくなったため、天帝は二人を離れさせました。^^;
天帝の計らいで、年に一度の7月7日の七夕の夜、おりひめとひこぼしは待ちに待った「再会」という願いを叶えます。

人々は「二人のように、願い事がかないますように」と、短冊に色々な願い事を書いて、笹や竹の葉に飾るようになりました。
冬でも緑を保ち、まっすぐ育つ生命力にあふれた笹や竹には、昔から不思議な力があると言われてきました。
神聖な植物ゆえに、そこに神を宿すことができるとも言われていますが、祭りの後、竹や笹を川や海に飾りごと流す風習には、竹や笹にけがれを持っていってもらうという意味があります。

土曜は雨が降りそうですが、夜には上がるのだろうか?
雨が降ったら、織姫と彦星は果たして無事に逢うことができるのでしょうか?w
これには、諸説あるようですね。

七夕の夜、少しでも雨が降れば二人は会えないと伝えるところもあれば、雨でも二人は出会える、雨は織姫のうれし涙で雨の水でけがれが洗われるなどとするところもあります。
いっぽう、二人が会えば疫病がはやるとして、会わないように雨を願うところもありました。^^;
昔は七夕は旧暦の七月七日(8月12日ごろ)に行われていたため、干ばつに苦しんでいた地方の人々が雨を願った、ということもあるようです。

七夕の日は、東山の地主(じしゅ)神社で、午後2時から恋愛成就の七夕祭りが行われます。
七夕こけしお祓いの神事で、縁結び、恋愛成就を祈願するお祭りですが、織姫・彦星に見立てた一組の紙こけしに自分と相手の名を書き、固く結びあわせて本殿両側の『大笹』につるし、恋の願かけをします。
カップルや未婚の男女から篤い信仰があり、恋愛成就を願う熱い思いで、境内は盛り上がることでしょう。w

ところで、五節句にはそれぞれ行事食というものがあります。
1月7日の人日は七草粥、3月3日の上巳は白酒に雛アラレや菱餅、5月5日の端午の節句は粽(ちまき)や柏餅、9月9日の重陽は菊酒や栗ご飯。
では、7月7日は何かといえば、素麺(そうめん)ということです。w

七夕の行事食が素麺である由来は、古代中国の索餅(さくべい)という小麦粉料理が始まりだそうです。
古代中国の「索餅」の伝説には、こうあります。

7月7日に亡くなった子供が鬼となり、疫病を流行らせました。
それを鎮めるために、その子供が好きだった索餅を供えたところ、疫病の流行が治まりました。

それからというもの、1年間の無病息災を祈願して、索餅が食べられる様になりました。
この索餅が日本に伝わったのが平安時代ですが、当時のの宮中の儀式では、七夕に索餅をお供えしていたそうです。

やがて、この索餅が素麺に変わり、現在に至るという説が有力ですが、他の説として、素麺が天の川に似ているからとか、素麺が織姫の織り糸に似ているからというものもあります。
蒸し暑い候ですので、縁起を良くする行事食で、冷やし素麺すするのも良いですね。
でんぷんだけですから、水菜やネギをたっぷりと、ショウガやワサビを利かせてカメリナオイルや亜麻仁油を垂らし、錦糸卵や細切りのハムや肉も一緒に食べて、栄養バランスを取りましょうぞ。w

今、午後1時になって、雨は止んでますが、風強く、その分蒸さずにしのぎやすくて良いですね。
ベランダで風を浴びると心地良く、風の音の中、式を飛ばすのも趣きがあります。(ワラ)
七夕に再会するのは誰ぞと願うより、車検に出したエボ龍が七夕には戻りますように。(念)

さて、梅雨中ですが、本日は7月最初の水曜会。
料理を仕上げて、午後のカウンセリングを終えたら、湿邪祓いの宴をしましょう。w

今日のメニューは、以下の13品です。
1.水菜とツナのアマニオイルポン酢サラダ。
2.いづみ式、モヤシ、ニラ、チーズの豚肉巻き炒め。酢醤油・ラー油で。
3.ロールイカ、丹波シメジのガーリック・カメリナオイルソテー。
4.キャベツのコールスロー。
5.鶏胸肉、エリンギ、ブナシメジ、ホワイトブナピーの青じそソース炒め。
6.シイタケ、エノキ、シメジ、合挽きミンチの玉ネギ漬け味噌炒め。
7.空芯菜、ニンジン、ニンニクのパックブン・ファケーロット・ファイデーン。
8.ヒジキ、黒大豆、エノキ、シメジ、焼き揚げの胡麻炒め煮。
9.丸ズッキーニの和風冷やしスープ。
10.温泉卵、冷やしスープに入れて。
11.丸ズッキーニのチーズ醤油焼き。
12.鮎の田楽味噌串焼き。
13.青瓜の浅漬けの贅沢煮。