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2018年 10月度 「気の科学」体験講座のご案内

と き 2018年 10月13日(土)
第2土曜 午後2時から午後4時半まで
ところ 桂西口会館
内 容 1 気光の実習 体の調子を整え、気力・体力を高めるには
調気功 重心を整えて、スワイショウI II
抜長法 肩の可動が悪い時、正常側を呼吸とともに脱力して直す反対側抜長法
養気功 懐中覧月功 心身を調え、気を強化する法
気感交流 リラクゼーションとリフレッシュ
「気」を巡らせ、気感と自然治癒力を高めよう。
経絡気功治療法 二点一字法の応用 揺らぎの癒し法

2 講話
手当は掌(たなごころ)にあり、発気・擦火掌の実践
副腎系に右合谷、膀胱系に左合谷を用い、陰陽の経絡に気を通す法
末端に近い筋膜の捻じれや硬結を解いて、身体の動きの悪さや重さを解消する法
腰痛、膝痛、股関節異常の黒幕、筋肉や内臓の下に隠れてる大腰筋と腰方形筋を緩める法
指一本で脊柱起立筋を弛緩させ、ズレた脊椎を元に戻す法
脳皮質脊髄路反射を活用して、力の入らない身体の部分を蘇らせる法
身体の要は仙骨にあり、呼吸と活法で即座に整える法

3 瞑想実習
呼吸のたびに心をクリーニングし、自在な自分を創ろう
リラクゼーションと集中のための気光呼吸法
意識と呼吸を用いる小周転法
第三の目への集中観
蒼天の空をイメージした聖音瞑想
光との入我我入
コメント

朝の風情、夕暮れの風情、空の雲にも、虫の声にも、日々秋めいてくる候ですね。
暑さ、寒さも彼岸までで、9月23日の秋分を過ぎれば、昼間の暑さもなく、
朝晩冷えが進んで行くことでしょう。

二十四節気では、10月8日が寒露(かんろ)となり、これより壬戌月に入ります。
「寒露」とは、この頃になると陰気が増長し、降る露が寒涼になるという意味です。
早朝、日課となった散歩の折、草木の葉先に白玉の露が宿り、朝陽にキラキラと輝いているのを見ると、
まさに秋の陰の気が、美しく凝った宝玉のようですね。

「秋は夕暮、月の頃は更なり。」と枕草子冒頭文にありますが、秋は夕暮が美しく、
空気も澄んで、夜空の月もまたさらに美しくなります。
美しいものは、愛しいもの。「いとしい」とも「かなしい」とも読める愛しさゆえに、
切なさも秘めているのかもしれませんね。

綺麗は外面的な清潔さ・鮮やかさを示す言葉ですが、美しいは心を打つ内面の好ましさを含みます。
綺麗な空気とは言うが、美しい空気とは言わないもの。
美しい友情と言うけど、綺麗な友情とは言わないですね。

陰陽五行論では、秋は西方金気、その情は悲です。何かにつけて、センチになりやすい季節です。
古人はそうした悲哀感を慰めるべく、行楽に出かけたのでしょうか。
「ことごとに悲しかりべしこそ、秋の心を愁いと言ひけれ。」藤原季通。

思い起こせば18歳の頃から、秋になると、夕暮時には、鬱的な心気に落ち込み、
哀しく淋しくてやるせなく、やりきれない気持ちが、ずっと続いていたものでした。^^;
この夕暮病、黄昏(たそがれ)病の自律、克服には10年ほど掛かりましたが、
レッキとした「サンセット・シンドローム」という症状だったとは、30過ぎまで知らなかった。^^;

それから苦節30年余り^^;還暦を既に過ぎた今でも、秋は感傷に浸りやすいシーズンですが、
皆さんも春と秋は感情の乱れや気分の落ち込み、心の病にはご用心くださいね。^^;

こんな季節には、秋晴れのように、晴れ渡る心で居たいものです。^^
心の中が陰気になると、淋しさや哀しさが増すようです。
行楽の秋と云いますが、待っていずに、行動して、歓びと楽しみを創りましょう。^^v

冬至を目指して、陰の気は徐々に高まって行きますが、寝汗や明け方の冷えには用心が大切です。
身体を内外から冷やさないことも大事ですが、この時期は、水の代謝を良くすることが大事となります。

乾燥と寒冷の気候に順応して、腎を損なわないように注意しましょう。
足のすね骨の内側を強く圧し込んでみて、へこみが出来たなら、それはもう浮腫みがある証明。w
水の代謝が悪くなってるので、腎を整えることが必要です。

天高く、馬肥ゆる秋、と申します。
哀しいことに食欲も進みますが(笑)でんぷん・糖質は土気に属し、土剋水で腎を傷めます。^^;
今年は戊戌年で干支に土気が重なる上の戌の月、水気の腎を傷めないよう注意しましょう。

でんぷん・糖質を減らしたり、オクラやアカモクなどを用いて血糖値スパイクを解除することにより、血液検査の数値が良くなり、けっこう心身が軽くなるものです。
まして現在、癌や鬱、生活習慣病を治療している人には、ぜひとも勧めたいところです。

癌細胞はブドウ糖をエサにして育ち、ケトン体を嫌います。
人間、でんぷん・糖質を摂らなければ、ブドウ糖をエネルギー源にできず、
脂肪を分解したケトン体がエネルギー源になります。
甘みが欲しければ、糖質0の羅漢果粉末を使うと良いですね。

食事は大事、食餌に非ずです。w
料理とは、玄妙なる道(タオ)の理を料(はか)る営みであり、かつまた楽しめるものですよ。^^
寒暖の差や心身の乾燥に注意して、気と食を通じて、潤いと歓談を楽しみに来てください。^^v

気温が冷えて来ると、筋肉も収縮しがちになり、身体の動きが悪くなったり、関節などが痛むことが増えてきます。
そうした場合、必ず筋繊維の硬結があるのですが、慢性的に固くなってる部分を揉み込んでも症状の全快はないものです。^^;

経絡や筋筋膜のつながりをラインで捉えるか、反対側の効果的な操作が大変重要です。
また、痛みのある部分は作用点であり、その黒幕を捉えることが根本治療には欠かせないことです。

特に痛みや異常を感じない人でも、年齢とともに大事な筋肉が衰え、日頃の動作や姿勢のせいで身体に歪みがあるものです。
身体の前屈や伸展、回旋などで自分の身体の歪みを知って、簡単な操作で身体を蘇らせましょう。

陰陽論や脳の反射反応を用いて、即座に体の動きが良くなったり、筋肉の硬結が消えて行くのは面白いですよ。
すごい!簡単!効果的!楽しく実体験して、身体も気分もより良くなりますように。(念)