アラカルト

133:座るときちょっと意識するだけで、姿勢や出力が良くなる秘訣

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痛みに冷えは厳禁ですが、冷えると人体の筋繊維も拘縮しがちで、関節や無理の掛かっている筋肉が硬結して様々な痛みや不調を引き起こします。
どこにも痛みはないし、身体も動くと思ってる人でも、自然と姿勢や体形が崩れている場合が多いものです。

それが加齢や一時的なショックによって、五十肩や腰痛、膝痛などになるのはよくあることですね。w
私も行政上は高齢者に分類されましたが^^;後期高齢者の方でも健康で活躍されている方はほとんど姿勢がシャンとしていますね。

加齢によって、身体のラテラルライン(左右外側のライン)は外へ下へと崩れていきます。
それによって、O脚になり、巻き肩、猫背になって身体の可動域が制限されるほか、内臓も下垂して機能が悪くなります。

地球は、北極星を中心として見ると、反時計回りに自転しています。
そこに重力が働きますので、この反時計回りの螺旋力に対抗して私たちは生きています。

それゆえに、私たちの体内では、時計回りの螺旋力が働いているといえます。
するとその力の影響で、自然と体は時計回りの回転がついています。

だからがゆえに、人の脊椎と腰椎は左に変異するのが自然の法則です。
そうして仙骨は左が下がり、尾骨は右にズレているのが一般的です。

不調や不具合を感じていない人でも、この法則は働いています。
ちょっとこのことを試してみましょう。w

普通に椅子に座ってみてください。
多くの人は、後ろから見ると、左の尻が右に比べてわずかに前にズレていることが多いものです。

その場で左手を真っすぐ前から上げてみましょう。
左耳についたり、耳より後ろに腕が上がるでしょうか?
真っすぐ腕を前方に伸ばして、人が前腕に手を置いて下に下げようとするのを、
どのくらい耐えられるでしょう?

じゃあ、意識してほんの1cmほど左のお尻を後方に下げて座ってみましょう。
そうして腕の挙上をしてみると、さっきよりぐんと腕が後方まで伸びることでしょう。w
出力テストをしてみても、さっきよりずいぶん力が入るのが分かります。w

気づきは会得の最初なりで、加齢に負けず、地球の自転と重力負けずに、反作用を用いるべく、座るときにはベストの位置に尻を落として、姿勢を整えることにしましょう。^^v

時計回りの螺旋力を身に付けると、自己治癒力や生命力も向上して行くものです。
床や椅子に座るとき、ほんの一瞬で済みますから、1cmほど左の尻を後ろにずらす習慣を身に付けてください。