アラカルト

77:夏野菜の料理その2.枝豆

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ご存知でしたか?枝豆は、実は、大豆になる前の大豆です。

現在ではエダマメ専用の品種が育成されていますが、弥生時代から既に食べられていたようで、平安時代にはごく一般的に食べられていました。

世界的に見て、大豆を枝豆の状態で食べる文化を持っているのは日本だけだそうです。

夏の夕暮れ、湯がいた塩味の枝豆をツマミに酒を一杯。 クゥ~イ。これぞ、日本文化っ。^^

最近では、枝豆は「EDAMAME」という和食として世界で評価され始め、親しまれているようです。 サッカーのベッカム選手の妻、ビクトリア夫人が枝豆を大好物としているという公式な記事もあります。

そういえば、タイでも以前は和食レストランにしかなかった塩茹での枝豆も、最近はタイでも作ってるのか 比較的安くてあちこちで食べられるようになってきたような? 要するに、未熟な大豆である枝豆は、豆と野菜の中間食材で、大豆になるとなくなってしまうビタミンCを 豊富に含んでいます。

枝豆のビタミンCは、熱に強いので、加熱しても壊れないのです。^^v  さらに枝豆にはビタミンAが多く含まれているので、塩茹でであればちょっとだけ油を落として茹でるとか、 味付けの時にちょっと油を加えることで、ビタミンの吸収率が80%も上がるのですよ。 ぜひ、ぜひ、お試しくださいね。^^

枝豆の栄養素としては、ビタミンA・Cのほかにも、ビタミンB1・B2・E、カロチン、メチオニン、食物繊維、 オリゴ糖、サポニン、葉酸、パントテン酸といった優れた成分が、豊富に含まれています。 枝豆は若くて未熟であるがゆえに、大人の大豆には少ないと言われている栄養素を含むのが特徴です。 うん、うん。若い子の魅力だなあ。^^ (こーゆーことを口にするから、オヤジと呼ばれたりして?^^;)

効能という観点から、エダマメちゃんをつまんでみましょう。 枝豆には、大豆イソフラボンが含まれており、骨のカルシウム維持に役立ちます。 お年寄りや育ち盛りの子達、妊婦さんには、いっぱい食べて欲しいもの。^^ また、大豆イソフラボンは、心臓疾患、ガンの予防などにも有効であると報告されています。 これは働き盛りの大人も、ぜひともよく食べなくちゃ。^^v

さらに、大豆タンパク質には、血中コレステロールを低下させる作用があると報告されていて、 大豆オリゴ糖には、お腹の調子を整える作用があるとされます。 生活習慣病、高血圧や高脂血症の予防と改善、便秘の解消、ダイエットのためにも、 日本の夏は、エダマメですねっ。♪

また、枝豆に多く含まれる、リン脂質であるレシチンは、細胞膜などの構成成分であり、 肝臓疾患や高コレステロール血症に有効であると報告されています。 これは、肝臓へ脂肪が蓄積するのを阻害するためと考えられており、酒のツマミに利用すれば、 脂肪肝やメタボリック症候群の予防と改善にもつながると言われています。 ますます枝豆をツマミにして、飲まねばならぬ。クゥ~イ。(笑)

ふっふっふ。酒は百薬の長なるぞ。憂さを祓う玉箒ぞ。妻はなくてもツマミは要るぞ。(違爆) ほんにエダマメちゃんは、愛いヤツよのう。 ストレスを解消し、精神安定を促すカリウム。 骨や歯を丈夫にして肩こりを解消するカルシウム。 疲労回復や免疫力を強化するビタミンB1、B2。 アレルギーや肝機能の低下を改善するメチオニンなどなど。 現代人がかかえる悩みと病気の改善、老化を予防する成分が、夏日の明日をサポートするのだぁ。

いかん。酔いのため、駄文になってしまった。^^; 塩茹でしたものをそのまま食べるのが一般的ですが、それではちと気が引ける。。 最後に簡単なレシピを打ち込んで、仕上げの一杯をやることにしましょう。^^v

風味薫る枝豆ご飯のレシピ: 材料(4人分)
白米 2合
水+茹で汁 2カップ
枝豆 適宜
水 適宜
塩 適宜
サラダ油 数滴
氷水 適宜

<作り方>
1.薄めの塩水を沸騰させてサラダ油をたらし、その中で枝豆を4~5分茹でます。
茹で上がった枝豆は氷水に入れます。茹で汁は捨てないでとっておいてください。

2.1の茹で汁を一度漉します。その漉し汁を水で少々薄め、お米を炊きます。

3.炊き上がったご飯にサヤから出した1の枝豆を混ぜて、できあがりです!

お米を炊き込むための茹で汁は、塩分を極力抑えることがおいしく作るポイントです。

茹で汁でご飯を炊くことで、風味と茹で汁に溶け出た栄養分も全て含んだご飯を食べることができます。 枝豆に火を通しすぎなければ、豆の緑がつややかで綺麗な枝豆ご飯をつくることができますよ。 何?ツマミの料理を作れですって?ハイハイ、ちょっとだけ手を加えましょう。 スーパーエダマメ薬膳で、枝豆のパワーをいち早く摂れますように。^^v

実は、茹でただけより3倍近くのスピードで栄養を吸収してくれる調理法とは、 必殺「すり潰し」です。(笑) すりつぶすと枝豆の細胞が壊れ、消化効率が良く早くエネルギーに変わります。

「白身魚のずんだあえ 」は如何でしょう? エダマメちゃんの若く優しい味わいが、さっぱりと白身魚にマッチしますよ。

材料:(4人分)
白身魚(刺身・鯛、ひらめなど) 250g
枝豆(さやつき) 150g
塩 適量
めんつゆ 大さじ1

<作り方>
1. 枝豆は、塩をまぶしつけてから熱湯で4~5分ゆでる。
ザルにあげてそのまま冷まし、サヤから出して、薄皮も取り除く。

2. すり鉢に(1)の枝豆を入れ、ややペースト状になるまですりつぶし、めんつゆを加える。

3. 白身魚の刺身とあえて、器に盛って、できあがりっ!

これ、日本酒にも焼酎にも合うんだな。^^v
したがって、また、飲まねばっ。(爆!)