アラカルト

89:2010年の傾向

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2010年は、庚寅、八白土星が中宮に入る年となります。
黄帝内経の気交変大論に、庚の年は、金運大過(過剰)とあります。
金気が大過すると、木気を剋すだけでなく、制されるはずの火気をも剋することが起きます。
これを「侮火」と呼びます。
大過の気は、天の時に先立って至ると書かれています。
金運が大過する年は、燥気が広まり、肝木の気が害されます。
症状でいうと、両脇の下や下腹部が痛んだり、目が赤くなって痛み、目尻が爛れたり、

耳が聞こえにくくなるなどの病気に罹りやすくなるということです。
よって、今年は、花粉症が早く強く起こるということが考えられますね。
一月末くらいから、グァバ茶やシジウム茶を毎日飲んで、予防しておくことが賢明でしょう。^^v
体内の燥金の気が強すぎて制御できなくなると、咳や喘ぎが出て呼吸が困難になり、

肩、背中、尻、股、生殖器、大腿部、膝、ふくらはぎ、足などが痛みやすくなります。

喘息やインフルエンザに対応して、秋や冬の乾燥シーズンには、加湿器の利用をお勧めします。
(ヤサカ電気、ギオンの今井社長。卸値で、良い品をお安くお勧めして下さい。^^)

痛みのある方は、冷えが厳禁です。
衣服で調整するだけでなく、兆候あるときは、体内を生姜や唐辛子などで温めてくださいね。
金気があまりに強いと、木気が剋されますので、草木も生長が萎縮し、葉が青いうちに枯れたり
散ったりしてしまうことが多くなります。
家庭菜園などをされてる方は、適時、水気を補ってあげて下さい。
脇の下の痛みや肝炎などがある方は、過労に到らぬよう、また水分補給が大事となります。
息が逆流して、ひどい場合には鼻血や吐血する症状は危険で、もしも太衝脈が途絶えると
死に至ると記載されています。
気のテキストP31~を参照して、督脈や陽維脈、陽僑脈、帯脈に関する症状が出る場合にも、
裏をとって、衝脈を通すべく、公孫・内関の奇経を通す法が良いでしょう。
さらに黄帝内経の六元正紀大論と五常政大論を紐解き、解釈すると、少陽相火が天を司る今年は・・・
年度初運は寒冷、夏は炎暑で、また寒冷の傾向で、地上の草木に害が出やすく、
人は咳やクシャミ鼻水、鼻づまり、鼻血、寒熱、浮腫み、おできに罹りやすくなる。

風気が地に流行して、土ぼこりが飛び交うので、流行性感冒や黄砂の害に要注意。
心痛、胃痛、息詰まり、胸のつかえなどの病気にも罹りやすく、こうした現象は
急激に発生しやすい。
感情面では、悲しみに囚われず、喜びを見い出さねばっ。
気学九星では、八白土星の今年の象意は、変化・改革、停止・中止、親類縁者・相続など。
易経の説掛伝を紐解き、解釈すると、艮の卦は・・・
方角にすれば東北であり、時節にすれば冬の土用であり、節分から立春に当るとき。

ここで、以前のことを完成し、次のことの始めを完成すると、全ては滞りなく運ぶ。

何かを終わらせ、整理して、最初の手立てを全うしましょう。
先ずは1月17日から2月4日までを重点に、終わりを成し、始めを成してみましょう。
土木請負業、不動産業、旅館業などは八白土星に属しますが、八白土星の方も含めて、

中宮に入るので、整理が年間課題となります。
山の如く不動の境地で、古きを捨てて、締めくくり、新しき出発に向かいましょう。

艮は、丑寅の東北、鬼門に当ります。
どなたにとっても、鬼門を清め調えるのが良い年。
鬼門を喜門にして、財運を良くしましょう。^^v