コンセプト

08-2:パワー・ストーンと呼ばれる貴石について

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7.虎目石(タイガーズ・アイTIGER’S EYE)
古代から幸運を招く聖なる石として崇められ、エジプト人は神々の像の目に使用して聖なる視野を
表し、ローマ人は霊力を授ける護符とし、また、インド人はその色変わりする美しさから、
最も貴重な宝石として珍重したと言われています。

タイガーアイはキャッツアイと同じように、古くから邪眼に対する有効なお守りと信じられ、
悪魔や魔力を追い払ってくれる石でした。

アラブでは、タイガーアイを浸したミルクを妻に飲ませると、夫が留守の間に妻が浮気をしたとしても、
それによって妊娠することを避けられるという言い伝えがありました。
むむむ。浮気そのものを止める効果はないのか?(笑)

ヨーロッパでは、古くから金運をもたらす石とも考えられてきましたが、
現在でもタイガーアイは、金運と成功をもたらす石として有名です。
「目」と関係あることから予知能力を高める石とも、
独立して新しい事業を始めようとする人を守護してくれる石とも、
言われています。

感性を高め、人の心に気づかせてくれる効果があり、色々な情報をいち早くキャッチするのに役立ち、
閃きやアイデアを生み出す手助けとなるのです。

また、身体には、特に消化器系に効能があり、その人の体力・気力を高め、
心身両面においてバランスのとれた安定した状態を作り出して、
集中力や洞察力を高めてくれるといいます。

タイガー・アイは、洞察力や決断力を養って物事を成功へと導き、
障害や災いをはね除け、チャンスをつかみたい等、仕事運・金運を良くする効果があるとされて
います。

8.瑠璃(るり)石(ラピスラズリ:LAPIS LAZULI)
ラピスラズリは、古代エジプト、イスラエル、ペルー、更にエジプト人の祖先(アトランティス人)など、
全ての文明で崇められて神聖な石とみなされていました。
ラピス(ラピスラズリ)はまさしく、この世界における生命の神聖さの象徴そのものです。
この石は、紀元前4000年の昔から、
儀式や病気の治療に使われてきました。

チベット曼荼羅や日本画の画材としても、
最高の青を演出してくれる石です。
仏教・密教の説く、薬師如来の働き、東方薬師瑠璃光世界の色です。
洋の東西を問わず、生命と生成、病を癒す効果を讃えられてきたわけです。

体内の乱れを清浄し、その機能を高め、勘を鋭くして危機を回避させ、
幸運との出会いを促進するため、幸運の象徴ともされています。
持ち主に落ち着きを与え、気持ちのすれ違いを正し、
本当の愛を教えてくれるそうです。
また、不満を感じた時に節度ある言動を導き、
繊細でやさしい感情を引き出してくれるといわれています。

9.黒オニキス(BLACK ONYX)
オニキスは、 語源はギリシャ語で「爪(オニクス)」 から由来しています。
黒オニキスは、オニキスの中で、黒い部分だけをとったもので、「神秘」や「秘密」という意味を持ちます。

不運や不幸・悪霊を跳ね除けたり、自己成長を促進させる石として有名で 、
持つ人の叶えたい願望を達成させるのに有益に働く石といわれています。
内に秘めた孤独な情熱や信念、努力を支え、物事を人知れず成就したいときに効果があります。

10.孔雀石(マラカイト:MALACHITE)
アーユルヴェーダ(インド医学)、チベット医学においては焼灼粉末と“薬”としても用いられるこの石は、
美しい緑色で、明るい緑と濃い緑が島模様を形成しています。

歴史的に見ると孔雀石は、「危険を察知する石」として珍重されてきました。

輝く太陽を掘り込んだとされる孔雀石は、最もその作用が強く、危険が迫ると粉々になって知らせると言います。

名称は、日本名がその模様が孔雀の羽根のようなところから、
英名は、その緑色が良く似ているギリシャ語でゼニアオイのmalacheに由来します。

古代エジプトでは紀元前4000年頃から採掘が始められ、
鮮緑色の顔料として古代エジプトで使われたと言われています。
また、顔料と同様に、粉末にして粉末にしてアイシャドーを作り、
クレオパトラも愛用したと伝えられています。
これは、化粧の意味ばかりでなく、洞察力、想像力も養う呪力があるとされていたからです。

その他にも彫刻物や宝飾品などに用いられ、エジプト以外の他の国々でも、
日用品や宮殿の壁など多岐にわたってマラカイトが使用されたと言われています。

孔雀石には、ストレスや緊張を和らげ、安眠を促す効果があり、邪悪なものから身を守る力もあるとされています。
リウマチによる関節の痛みを和らげる働きがあるとされ、他には、解毒作用を促し、
眼病や皮膚病の症状を改善する力もあります。

マラカイトは古くから幼児のお守りとしても、使われてきました。
このお守りをゆりかごにぶら下げておくだけで、邪悪な魔法が幼児を害するの防ぎ、
そのほかのあらゆる災難を防いでくれると信じられていました。
磨き上げたマラカイトは目のように見えるので、邪眼を防ぐのに最高の効果があるとされました。

また、胃を強くし、幼児がケガをしたり痙攣したりするのを防ぐとも云われていました。

霊感を持つこの石は、人の内面に働きかけ、「自己」の目覚めを促し、個性を引き出します。
さらに、自然界の色々なエネルギーを捉えることができるので、
風のささやきや川のせせらぎ、木洩れ日や月星の光などから、
様々なインスピレーションが得られると云われています。

11.トルマリン(TOURMALINE)
トルマリンは、その結晶に圧力や熱を受けると、電気を生じることが、
1880年、ジャックとピエールのキューリー兄弟による実験で証明されたことから、電気石とも呼ばれます。

地球上の鉱物の中で、唯一、電気を帯びる石なのです。
トルマリンは、透明、赤、黄、青、紫、茶、黒など多彩な色があり、
10月の誕生石として、「希望」という宝石言葉を持っています。

色によって、五行の作用や、生理的・心理学的色彩効果などに違いがありますが、
トルマリンは、半永久的に、マイナス・イオンを出し続ける作用があることが知られています。

森林や滝の周辺に満たされるマイナス・イオンは、精神的・肉体的に人をリラックス、リフレッシュさせ、
疲労回復、免疫抗体の向上、体質の改善に大きな癒しの効果を与えてくれますが、
トルマリンを身に付けることで、そうした効果が、常時もたらされることになります。
また、トルマリンの永久電極が作る微弱電流が、経穴(ツボ)や皮膚表面を刺激することにより、
肩こり、腰痛などに効果があることも知られています。
トルマリンからは、遠赤外線も出ており、新陳代謝を活発にし、自然治癒力を高めると云われています
また、パソコン・電子レンジ・携帯電話などの電気製品の電磁波防止に有効であることも証明されています。

それは体に悪いエネルギーを、トルマリンが体に良いエネルギーに変換する力があるからです。

ところで、「パワーストーン」とは、平成5年に「商標」として特許庁に登録してあり、
商品名としては登録者の許可がない限り、使えないそうです。(ーー;)

「パワーストーン」と呼び慣わされている貴石を商品として扱っている方々は、気を付けてくださいね。