過去の講座

2019年 1月度 「気の科学」体験講座のご案内

と き 2019年 1月12日(土)
第2土曜 午後2時から午後4時半まで
ところ 桂西口会館
内 容 1 気光の実習 体の調子を整え、気力・体力を高めるには
完全呼吸の行法で、一気に心身の覚醒を
調気功 四肢調整法を応用したスワイショウⅠ法~揺らぎのタンチュン
抜長法と四肢調整法の併用、寝際に行う究極のリラクゼーションと自己ヒーリング
特修
気功によるCTスキャン風治療法とオーワングテストからの脳脊髄神経整体
経絡と筋膜のつながりを利用して、筋硬結を解き、痛みなく身体を楽に可動させよう
石灰化した肩関節でも可働できるようにする活法
副腎疲労やストレスの解消に、内臓整体

2 講話
己(つちのと)と亥(い)の語源と象意
八白土星が中宮に入る年の特徴と自分との関係
陰陽五行の理による自分の健康と運気への活用
今年の恵方、甲(きのえ)の方とその活用
黄帝内経による戊戌年の気象医学と特効穴
たちどころに任脈と督脈を整え、姿勢を整える法

3 瞑想実習
呼吸のたびに心をクリーニングし、自在な自分を創ろう
リラクゼーションと集中のための気光呼吸法
意識と呼吸を用いる小周転法
仏頂尊をイメージした気光瞑想
聖音を用いたリラクゼーション
光との入我我入
コメント

光陰、矢の如しと申しますが、いやはや歳を取るごとに、月日の経つのが毎年早いこと、疾いこと。^^;
還暦過ぎて早や5つ、とうとう高齢者に分類される年になりました。><
1年は、その人にとって、人生分の一に相当しますので、一年ごとに経過は早くなるようですね。w

さて、平成30年が終わり、元号が変わる年ですが、己亥の年、八白土星が中宮に入る年です。
八白土星の象意は、山、親戚、相続、節、曲がり角、変化、終始などですが、人体に関しては、脾臓、胃腸腰、関節などを表します。
然るに、己亥は干の土気が支の水気を剋す年ですので、土砂崩れ、洪水などの被害、でんぷん糖質過多による腎や下半身、関節などの健康の損ねにも用心すべき年でもあります。

土は水を剋す関係にありますが、遠征して攻撃するまでに、土は土中に金を生み、金は冷えて水を呼んだり溶けて水となる理が働きます。
金気を通関して土剋水を防いだり、木剋土で木気を用いて土を制することが、五行の理の活用となります。

易は艮ですが、易卦伝には「艮は東北の卦なり。万物の終りを成す所にして、始めを成す所なり。」とあります。
時節で表すと冬の土用に当たり、節分から立春の時節で、前年の終りを完成し、次年の始めを完成するところになります。
まさに残り少ない平成の代を完成し、新たな年の始まりを完成させたいものですね。

前の己亥年は、60年前の1959年でしたが、この年はどんなことがあったてしょう?
メートル法の実施、週刊少年マガジン・サンデーの同時創刊、NHK教育テレビ・フジテレビジョンの放送開始、個人タクシーの登場、緑のおばさん登場(日給350円)。w
悲しいことでは伊勢湾台風で死者5041人の被害、喜ばしいことでは南極の昭和基地に残されたタロとジロの生存確認、当時の皇太子(今上天皇)の結婚パレードで美智子妃(ミッチー)ブームが起こる。

歴史は繰り返すといわれますが、人も社会も螺旋を描いて進化できると良いですね。
人の人生も四季に例えられ、青春、朱夏、白秋、玄冬と移りゆくものですが、それぞれのテーマに沿って、良い思い出を作って行きたいものです。

個人個人の運気や、生じる事象は人それぞれですが、運気律・因果律を踏まえた上で、
時空を超えて良くない因縁が、因果を表さないようにしたいものです。
秋蒔き小麦を春に蒔いたり、春まき小麦を秋に蒔くのは愚かな結果を招きますから。^^;

易卦伝にいわく、易をよくする者は、卦が違えど、答えは一つ。w
運気と因果の法則から今年の自分自身の課題と傾向を知り、対策を練っておきましょう。

運気学説は、古代中国に生まれた天と人間の関係についての非常に重要な学説です。
この学説は、天文、地理、暦法、気象、物候(季節ごとに現れる生物の周期的変化)、
医学など、科学のさまざまな分野に及び、大きな影響を今日にも及ぼしているものです。

黄帝内経(こうていだいけい)は、現存する中国で最も古く、系統的で整った医学書ですが、
運気学説に関する最も初期の文献でもあり、漢方や針灸を学ぶには、必須の文献といえます。

そもそも、運気とは、黄帝内経にある、「五運六気」の略語なのです。
五運は五行(木火土金水)の運行、六気は「風熱湿火燥寒)の気象の変化をいいます。

黄帝内経は「素問」と「霊枢」から成り立っていますが、運気に関する「運気七編」は「素問」に含まれます。
中国の伝説上の帝王、黄帝とその大臣の岐伯との対話形式で書かれていて、なかなか趣の深いものです。
干支や二十四節気などの用語や区分も、この「黄帝内経」に記載されているものです。

新年初の気の講座では、2019年己亥(つちのとい・きがい)年について運気論から色々と考察してみましょう。
今年の予兆や、健康のこと、人間関係のこと、仕事のことなど、参考になればと思います。

五行において、私たちの内臓(五臓)は、食べ物の味(五味)と深い関係を持っています。
気のニューテキストP.23・24にも掲載しました通り、辛味は肝臓などの呼吸器系、
甘味は脾臓すい臓、酸味は肝臓、苦味は心臓、塩辛い味は腎臓というように関連しています。

味も偏りすぎると、それに関連した内臓機能が弱まることになります。
かといって、おいしくなければ料理が楽しめませんね。
ちょっとした気配りで、料理は美味にも、楽しくも薬にもなるものです。^^

懇親会では、リラックスした雰囲気の中、出席される方相互の親睦を深めつつ、楽しく語り合いましょう。
メニューは未定。どんな料理が出来上がるかは、新春の市場と私の気分で、当日のお楽しみです。(笑)

肩肘張らずに講釈抜きで、家庭薬膳を囲んで、和気藹々の新年会にしましょう。
たくさんの方のお越しをお待ちしています。