過去の講座

2019年 2月度 「気の科学」体験講座のご案内

と き 2019年2月9日(土)
第2土曜 午後2時から午後4時半まで
ところ 桂西口会館
内 容 1 気光の実習
体の調子を整え、気力・活力を高めるには
調気功
スワイショウⅠ・Ⅱ 揺らぎと振りによる気血の調整で心身を整える法
身体の歪みを整えるスワイショウ別法
「抜長法 」呼吸と脱力による身体の機能回復の応用VIM法
完全呼吸:2分間で全身を活性化する呼吸法
特習
気光エネルギー治療の実践:
身体のどこに異常があるのかTLテストとOワングテストで判別し、ズレを無くす法
一瞬で身体のバランスと出力を良くするCTスキャン様気光発気法と気の操作法
任脈、督脈の気を巡らせて、指標の痛みを消し、身体の可動を良くする法。
人中路のチャクラを操作し、筋硬結を解き、身体の可動を良くする法
特典:膝への二月灸(成宮はり灸治療院、徹俊先生のご好意にて)

2 講 話
縁起を活用して、今年の恵方とその活用法、風水の応用
己亥年:天干土気が地支水気を剋する年の運気と健康の留意点
人体の不思議:筋反射テストについて
首、肩、腰、膝などの痛みを治すには、黒幕をとらえて筋硬結を解くこと
筋膜と内臓の関連:即座に治し、戻りをなくすには
痛みの記憶をリセットする脳脊髄神経への施術とは

3 瞑 想 実 習
簡単で安全な瞑想の実習
呼吸とともに心身のリラックス:意識の浄化と潜在意識の活性化
意識とともに「光と一体に」イメージとともにハイヤーセルフへの交信
任脈と督脈に気を巡らせる「小周天」の法
コメント

2019年、いよいよ2月4日の立春からは己亥(つちのとい)年の年明けです。
干支を「えと」と読みますが、普通、あなたのエトは?と問われれば、「亥年生まれ」 などと十二支だけで答えますね。^^:

十二支は五惑星(五行の木火土金水の星)の中で、最も尊貴とされた木星の運行に拠って います。
木星の運行は西から東へ移動し、約十二年で天を一周します。
それらの星の場所を「太歳(たいさい)」と呼び、神格化し、十二の動物で名付けたのが 十二支です。

十二支は元来、植物の成長過程を表すもので、庶民に覚えやすいよう動物を当てはめたも のです。
昔当時は字を読めない人も多かったため、十二支を憶えやすくするために、「亥」には動 物の猪を割りあてたといわれています。
尤も、亥をイノシシとするのは日本だけで、中国などでは「猪」は豚ですけどね。w

十二支の1つである「亥」は五行では「水」の陰気に属し、 時間は「午後9時~ 午後11時」までを亥の刻とし、方位は北北西となります。
十二支は、そもそも農作物の成長の過程を12段階で表したものなので、本当は動物とは関 係ないのです。
干支の十二支の1番目の「子(ね)」は、「増える」でこれから子孫を増やそうとする 「種子」の時期を表し、 干支の十二支の最後の12番目の「亥(い)」は「とざす」という意味で、新たな生命 「子」が宿り、エネルギーが閉じ込められ収蔵されている時期を意味します。

今年の干支は己亥ですが、「己(つちのと)」は土の陰気で、語源は三本の平行線で、条 理が整然としている様を表しています。
十干も十二支と同じく生命消長の循環過程を表したものですが、「己」は植物が充分生長し、 形が整然としている状態を表しています。
「己」は、「紀」に通じ、分散を防ぐ統制作用を指す漢字です。 「新たな生命が種子に宿り閉ざされている」地の気の上に、「整然として分散を 防ぐ」天の気が乗る今年の意味合いは、はてさて如何読み取りましょうや? ストーリーを見出すと、荘子の云うように、易をよくする者は卦が違えども答えは一つで すね。w

干支の干から十二支を観ることを推命学では十二運と呼びますが、それは胎、養、長生、 沐浴、冠帯、建禄、帝旺、衰、病、死、墓、絶と生命の変遷を充てたものです。
己から亥をみた十二運は「胎」ですが、これは生命が宿った母体内の胎児を意味します。 運気は中庸運ですが、種子、受胎、始まり、未熟、不安定な変動、希望、好転、柔和など の象意があります。

運気学説は古代中国に生まれた天(時間)と人間と地(環境)の関係についての非常に重 要な学説です。
そもそも、運気とは、「五運六気」の略語で、黄帝内経素問の運気七編に記載された言葉 です。
五運は五行(木火土金水)の運行、六気は「風熱湿火燥寒)の気象の変化をいいます。 年々の各人個々のバイオリズムと変化に伴い、時節と環境に適応し、進化・成長を目指し て行きましょう。

節分の頃に吹く風は、東北、艮(うしとら)の方から来たり、条風と称して、この暖風が 氷雪を解かし、地中の虫も動き始めるというのですが・・・
どうも節分付近は、天候が不順になることも多いようですね。^^;

2月は、如月(きさらぎ)と称しますが、余寒厳しいため、 更に衣を重ねる衣更着(き さらぎ)の意味です。
厳寒の寒気に犯されないよう、夏の枯渇した火気を補い、感冒や関節・筋肉の不調を予 防しましょう。
黄帝内経による今年の傾向では、人は下痢症状、身体の重だるさ、筋骨の動揺、腹の腫物 などの病気に罹りやすくなり、心は怒りっぽくなりやすいと書かれています。
また、胃の中心が痛んだり、脇の下に硬結ができたり、胸郭や咽喉の通りが悪くなった り、舌根が固くなったりしやくなるともあります。

これらは、すべて脾から発していると説かれていますので、今年は脾胃のケヤーが大事で すね。
また、寒気に当たって発病や症状の悪化が起こりやすいといいますので、身体を内からよ く温めることが大切です。
寒気による冷えや痛み、水の滞りには注意し、別名、令月と呼ぶように、2月が佳い月に なるといいですね。^^

ところで、二日灸という行事風習があるのをご存知ですか?
二月と八月の二日に灸をすえると、年中健康でいられるといいます。

二十日灸といって、正月の二十日に灸をすえる例も多いですね。 備えあらば憂いなし。^^v
本格的な今年の幕を開けるため、健康の原義である健体康心を心掛けましょう。
別に熱いお灸を据えずとも、経絡に気を通すことと、筋骨を緩め調整することが、大事と なります。
これを我と我が身で体験し、気の通し方、筋繊維の硬結を緩める法を会得してください。

また、今年の課題に対する準備を整え、行動に懸かりましょう。
自分自身にとっての今年の傾向と対策を知り、難を避け、人生のプログラムに逆行せず、 運気と展開を良好に運べますように。
カウンセリングに来れない方は、メールや郵送も可能ですので、ご活用下さいね。

節分には、行事として、鬼門を清め、玄関・門を飾って、春を迎える心掛けは、心構えと 環境を整え、希望とやる気を持って行動に備えることにつながっています。
いずれも邪気を祓い、福を招くことが、鬼やらいの風習なのです。

厄年の方は、役立ちが厄断ちになりますよ。w
同窓会や地域の会などの幹事役を務めるもよし、豆まき行事では鬼役を勤め(笑)、 日常ちょっとした人への役立ちを意識して下さい。
どなたにも、立春からは、心も家も「鬼は外、福は内!」へとなりますように。^^

自然界には摂理があり、リズムと法則性があります。
道(タオ)に則り、自他共に在る幸福と、人=生物の命題である適応と進化を目指しま しょう。
時を活かし、環境を活かし、縁を活かして、活き活き生きる「生活」を楽しみましょうね。