アラカルト

93:ペットボトル症候群って?

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時節は、夏。酷暑の候、人は誰でも、汗をかき、咽が乾いて、他の季節よりも多くの水分を補給するものです。
ただし、その水分補給と思って摂り続けていることに、タタリが出ることもあるのですね~。^^;

あなたは、一日にどれだけのペットボトルを消費していますか?
もしも、それがジュースやコーラなどの清涼飲料水の場合、1リットルに含まれる糖の量は100グラム。
角砂糖にすれば、20個分にもなります。^^;
スポーツドリンクは、逸早く水分を身体に浸透させてくれるモノですが、それでも平均、角砂糖6個分の糖を含んでいます。

一般成人が1 日に摂取してよい糖分量は50 グラムまでと言われてます。
ペットボトル1 本(500ml )ですでに50 グラムあり、夏の暑い日とかに2本飲んだら、もうそれで2日分。^^;。
この他に食事からの糖分も加算されますから、肥満ならずとも健康診断で今まで異常なくとも、糖尿病への道をまっしぐらなんだなぁ。。

ペットボトル症候群の正式名称は、「ソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトーシス」で、1992年の命名とか。
継続して大量にジュースなどの清涼飲料水を摂取することで、血糖値が上昇し、急性糖尿病の症状が現れることです。

近年、10代から30代の男性を中心に、患者が年々増えていますが、まだ認知度は低いままで、中学生以下の子達を持つ母親も、調査によると、熱中症対策に水分補給が大切だと認知す
る人は約95%だったのに対して、ペットボトル症候群を知らない人は71,2%だったとか?^^;(赤穂化成調査)。

糖分の過剰摂取で血糖値が上がると、それを薄めようとしてさらに水分を欲して喉が渇くし、過剰な糖分を排出しようと尿の回数も増える。
喉の渇きに任せてさらに甘い飲み物を飲むと、さらにこの悪循環に陥り、体がだるく重くなり、集中力も続かなくなる。
専門医師は「危険なのは夏場に中高生が部活動で水代わりに大量に清涼飲料水を飲んだり、毎日2、3リットル飲んでいたりするような場合、突然倒れる場合もある」と警告しています。

ペットボトル症候群なんていわれるけど、別にペットボトルに罪はなく、清涼飲料水自体が悪いんじゃなくて、水分補給は、良い水や、ミネラルも含む麦茶などのお茶が良いものですよ。^^

清涼飲料水から糖分を摂りすぎないためには、次の点に注意しましょう。
○水がわりに飲まず、水分補給は水かお茶にする。

○清涼飲料水を冷やしすぎない。(冷やすとがぶがぶ飲みがちな上、余計胃腸と代謝を損なうし、甘さをあまり感じない。ぬるいジュースは甘すぎてそんなに量が飲めないことよ。^^;)

○食前に飲まない。(血糖値、事前に上がりますからね。その分でんぷん・糖質カットしなきゃ、一日分の糖がオーバーしちゃう。^^;)

誤解する人が多いんだけど、清涼飲料水を飲み過ぎたからといって、水をがぶがぶ追い足して飲んでも、身体に摂り入れた糖分は、薄まること、ありませんから、念のため。^^;