ヒーリング

24:黄砂による咳・喘息の特効ヒーリング

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招かれざる春の飛来妖怪、「黄砂」は眼球や鼻の粘膜などを刺激し、結膜炎、アレルギー性鼻炎などを引き起こします。

黄砂現象の時に吸引する埃の量は、普段の3倍に及ぶとういうことです。

黄砂の主な成分であるシリコン、アルミニウム、カルシウム、カリウムなどの金属成分の量も種類によって2~10倍以上増えるといいます。

黄砂を吸い込むと、慢性の気管支炎症状が悪化するほか、お年寄りや子供は肺炎など、呼吸器の疾患を起こしやすくなります。

特に、喘息の人が黄砂を多く吸い込むと、気管支の収縮などにより、喘息の発作回数が増加します。

陰陽五行理論で、黄砂による症状を捉えると、黄砂が肺に入り、肺の水分を奪って、肺の金気が虚となる「肺陰虚」となります。

「肺金虚」となることで、金生水の関係から「腎水虚」となり、また、水剋火の関係から「心火実」ともなります。

「肺金虚」となることで、金剋木の関係から「肝木実」となり、また、木生火の関係から「心火実」が強化されることになります。

「心火実」となることで、火剋金の関係から「肺金虚」が強化され、火侮金の関係から「腎水虚」が強化されるため、「肺腎両虚証」・「肺腎気虚証(腎不納気)」・「肺腎陰虚証」などにもなり、髄も傷めることにもなります。

漢方の知識のない人には、何のことやら?

分かりやすく症状を並べると、次のようになります。

心が乱れ、気道が過敏になり、喘息発作を繰り返し治りにくい。
体力がない、息切れがして、疲れやすい。
アトピー性皮膚炎の悪化、アレルギー体質の悪化。
咽の乾燥、咳とともに、時に尿をもらすこともある。
耳鳴り、頭がふらつく。
顔色が薄黒く灰色、足腰がだるい。
呼吸器官が弱り、気管支などが腫れ、消化器官も炎症を起こしやすくなり、腎炎も起こしやすくなる。
酸素欠乏状態で注意散漫になり、脳力が落ちるため、ミスや人身事故を起こしやすくなる。
自律神経が乱れ、周りの人に配慮する余裕も減り、睡眠障害を起こし、うつ病になりやすく、若年性認知症になりやすくなる。
肺癌になりやすく、膠原病も悪化しやすく、疲労も回復しにくい。

21世紀になり、急速に進む中国の工業化による黄砂のタタリで、そんな人が日本で急増中です。

こうした黄砂の症状には、右手の「内関」というツボを使うと、
気管支の炎症が緩和され、気道が広がり、喉から胸にかけての呼吸が楽になり、頭がスッキリしますよ。
鳩尾から下の腹まで呼吸を深くするために、左足の「公孫」というツボと組み合わせて奇経八脈療法を使うのが、最も効を奏します。^^v

この場合は、右手に銀(1円玉)、左足に金(10円玉)を貼ります。

黄砂を吸い込んだ人は(無自覚の人も)、体の深いところのバランスを乱されるので、骨髄や脳髄を元気にすることが効果的です。

タバコ灸または銀シールで、「懸鐘(けんしょう)」(右または両方)というツボを使うのも有効です。
懸鐘穴は、胆脈に属し、脚の外くるぶしの中心から、指幅4本分上ったところにある足骨の真ん中の圧痛点です。

第七頚骨の下、首の付け根の「大椎」に、金シールまたはタバコ灸を併用することが、効を奏します。

 

肝臓の解毒作用を高めるため、電解還元水(アルカリイオン水)を飲み、ゴマの成分セサミン、セレンが有効ですので、ゴマを料理によく摂り入れてくださいね。

喘息の方は、夜、寝る時にマスクをして横を向いて寝ると楽ですよ。

カラ咳が酷い場合は、脇の下に、ハンカチにくるんだ保冷剤を数秒あてて熱を冷ましたりすることも効果的です。

お試しあれ。^^v