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寒露本日、10月度気の講座

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今日は二十四節気の「寒露」で、戌の月に入ります。
土用のある月は、墓運働き、仏縁の生じやすい月、良い縁が広がり深まると良いですね。

暦書には、「寒露、陰気増長し、降る露は寒冷なり。」とあります。
朝方が特に冷えだした今日この頃ですね。
寝具や夜具にも、そろそろ冷えに対する工夫をしましょう。

本日は、10月度の気の科学体験講座を開催します。
20日からの土用の入りと、秋の冷涼の金気に、心身ともに適応して行きましょう。

夏バテならぬ秋バテや、秋の悲哀の気から心が不安定になったり、慢性的な疲労感を持つ人が増えています。
実はあまり知られていないことですが、副腎疲労が原因になっていることが多いのですよ。^^;

副腎は腎臓の上にある、ピラミッド型の臓器で、ストレスを打ち消すホルモンを分泌しています。
副腎が疲れてくると、このホルモンが出にくくなり、ストレスに対抗できなくなり、疲労やうつ症状が出てきます。
これを副腎疲労症候群(アドレナルファティーグ)といいますが、やる気のなさや鬱的症状、物忘れや集中力の欠如が現れます。

副腎の抗ストレスホルモン、コルチゾールは朝8時に最も多く出ます。
1日を元気に始めるためですが、これが夕方になると分泌量は減少し、夜はほとんど休んでいます。
ゆえに夕刻以降もストレスが重なると、副腎は簡単に機能低下を起こします。^^;

実践していただく「仙骨・腎臓操作法」の技法は、副交感神経を刺激し痛苦を解消するほか、副腎疲労にも有効な手段です。
また、胃腸や副腎の調子を良くし、免疫力を高める「手三里」と「曲池」の経穴の用い方もお伝えしましょう。

「手三里」も「曲池」も、陽明大腸経の経穴ですが、単にツボを圧するのではなく、腕の動作を操作すると、より有効に気血が流れるものです。
また、脚の経穴や筋肉を操作することによって、背・腰・上腹部・下腹部をゆるめる四肢操作法もやってみしょう。w
特に首、背、腰や外腿の筋肉緊張に対しては、「仙結節靭帯操作法」が大変効果があります。
脚の後ろのつけ根を操作して、肩や首などの遠く離れた筋肉がゆるむ不思議をぜひ体験してください。

全ての痛苦は、経絡(気のルート)のオ血にあり、気の不通にあり、それは筋繊維の緊張に表れます。
脱力は、技や能力の発揮に不可欠な条件ですが、気づかぬ筋繊維の緊張もこの際解消しましょう。^^v

副腎疲労には、同じ大腸経の「合谷」を用いることも、大変効果があります。
右の合谷が副腎に作用し、左の合谷は膀胱系に作用します。
これも単に圧するのではなく、手の動作を操作する方法と、陰陽の経絡に気を通す方法が効を奏します。

今回は、その特習に力を入れましょう。
その後は、懇親会で飲食を味わいながら、歓談しましょう。^^

食は大事で、食餌に非ず、疲労を回復して、営気を養いましょう。
副腎疲労に特に関わるのはビタミンCとビタミンB群です。
ビタミンC の場合、血中を1とすると、脳は血液中の20倍、白血球は80倍、副腎には150倍の濃度のビタミンCが含まれています。

ビタミンCが多く含まれる臓器はそれだけビタミンCが必要であることを示しています。
脳の疲労や、免疫力の低下もビタミンC不足は大きな要因ですが、副腎にはそれよりもっと大量なビタミンCが必要ですね。
電子スピンが時計と逆回りの人工的なサプリメントではなく、天然の食材から補うようにしましょう。w

さて、懇親会の料理も完成しました。
今日のメニューは以下の11品です。
1.セロリとモヤシのナムル。
2.ちりめん山椒、キャベツ、ニンジン炒め。
3.鶏もも肉の幽庵ローストチキン。
4.鶏胸肉、長ネギのチャーシュー風煮込み。
5.半熟玉子と長ネギの煮込み。
6.牛肩ロースのハーブソルトステーキ、オイスターソース。
7.荒挽き合挽きミンチ、白菜、キャベツ、豆苗、シメジのナムプラー炒め。
8.鶏肩肉のニンニク生姜漬け唐揚げ、タイのナームニャオを添えて、カボスか柚子を忘れず。^^;
9.男爵ジャガイモのバター蒸、粗塩振り掛け。
10.子里芋の煮っ転がし。
11.丸ごと玉ネギ、ニンジン、豚肉の切り落としの炊いたん、スープ余れば春雨を追加して。w

画面右端には、アルジェリアから帰国した池田君からの「食べる煮干し」が。w
塩分は思ったより少なく、一匹ずつが頭の先から尻尾まで、余さず食べられるだけに、完全栄養といえましょう。^^
これは、オツマミにしましょう。

来週末には、西アフリカのシエラレオネ共和国という、たいていの人は知らない国に仕事に行くそうで。^^;
衛生と治安には十分気を付けて、またの無事帰国、来訪を祈ります。