
毎日、京都も蒸し暑い日が続いてますが、24日に八専に入り、8月4日の八専終りまでは暦の上では雨降り期間。w
昨日は未明と夕刻、夜にも雨が降ったので、小雨の一時降りでしたが、今朝は涼しい風が吹いて心地良いです。^^
今日は青空が広がってますが、昨日までは、京都盆地は空一面の厚い雲で蓋され、真夏の太陽が照り付けますので、天日のオーブン状態。w
風が凪げば、そりゃ蒸し暑いわけですわね。^^;
24日に祇園祭は、後祭の山鉾巡行・花傘巡行、夜には還幸祭(神輿渡御)を終えました。
正午の人出は7万5千人だったとのことですが、前祭に比べるとはるかに少ないものの、さぞや暑かったことでしょう。w
昨日の25日は土用の丑の日でしたね。
うな重を昼に食べましたが、国産うなぎは高かった。。けど、いづみ曰くに、外食に比べたら安いものですよね。w
冬に培った玄気が枯渇する夏、玄気のある黒いもの、冬の土用の丑月にちなんで「う」のつくものを摂るのが夏の土用の行事です。
けれど、例えば京都には、土用の丑の日には、寺院の行事も有名なものがあります。
親友だった洋さんが眠る(本人は眠っとりゃせんし、居らんもんねと言いそうですがw)西賀茂の神光寺では、「きゅうり封じ」の行事があります。
弘法大師がきゅうりに諸病を封じ、大日如来に病気平癒を祈願したことにちなんで、永年に亘って行われています。
名前と数え年を書いた半紙できゅうりを包み、厄病除けの祈祷を受け、体の悪い部分をなでた後、持ち帰って土に埋めるか神光院境内のきゅうり塚に納めれば病が消えるとされています。
土用の丑の日の「きゅうり封じ」は、神光院の他では、私の知る限りでは、御室の仁和寺の横にある蓮華寺でも催されます。
京都の土用の丑の日行事といえば、鹿ケ谷の安楽寺でも、かぼちゃ供養がありますね。
江戸時代の真空上人が「土用に鹿ヶ谷かぼちゃを食べると中風にならない」という霊夢を見て始めたといわれている、中風除け祈願の行事です。
当日は仏前にかぼちゃが供えられ、お参りした人はかぼちゃの御接待を受けられるとか。
かぼちゃは古来から「南瓜」と書く通り、きゅうり(胡瓜)、すいか(西瓜)、冬瓜、苦瓜とともに瓜の仲間で、夏が旬の野菜です。
瓜の仲間は、水分やカリウムが豊富で、体内の余分な熱を冷ます効果があります。
カリウムには、体内の塩分や水分量を調整する作用があり、むくみや高血圧の防止効果もありますね。
「う」のつくもの、瓜の類には、実は夏場に多い脳梗塞や心筋梗塞の防止効果もあり、土用の期間にはぜひとも摂りたい食材ですね。
「う」がつくといえば、梅干しも夏場に摂りたい食品ですね。
昔から、「番茶、梅干し、医者要らず」とか、「梅はその日の難逃れ」などと言われてきました。
梅干しには豊富なクエン酸が含まれており、疲労の防止や回復に効果があります。
また、リンゴ酸やコハク酸も併せ持ちますので、夏バテ防止にはもってこいです。^^
梅の酸味は、消化酵素の分泌を促し、食欲不振の解消とともに消化吸収を助ける作用もあります。
近年の研究では、ピロリ菌の抑制、高血圧の抑制、脂肪燃焼効果もあることが解っています。
ちなみに、うなぎと梅干しの食い合わせは、実は迷信で、むしろ身体に良いことも知られていますね。
「う」がつくものついでに、うどんを挙げるなら、冷やしうどんを梅肉和えで食べるのも良いですね。
うどんやご飯のでんぷん類は熱いものでなく、冷えたのを食べるとダイエット効果もありますから。w
とはいえ、あまり冷たいものを多く飲食すると、身体を冷やしすぎるだけでなく、胃や消化器を傷めることになります。
土用は元来、「土旺用事」の略で、土を休め、犯さないことが大事とされてきました。
土気は内臓では脾・胃の気で、消化吸収の機能を指しますので、土用の期間は消化・吸収力を高める食事を心がけましょう。
炎暑との適応、夏バテの防止だけでなく、季節は移ろって行きますので、持病のある人は先んじて手立てすることが効果的です。
中医学では、「冬病夏治」という治療方法があります。
これは、冬、陽気が足りず、寒くなると出やすい病気は、夏の陽気を利用しながら、治療していくと効果があるという意味です。
例えば、慢性気管支炎、喘息、リウマチ、過敏性大腸炎などの慢性病治療には、夏こそ根治を図る最高の季節です。
発酵食品で腸内環境を整え、オクラや山芋などムチンのネバネバ食材で粘膜を強化することもその一法です。
経絡では、手の列缺と足の照海を結び、肺・大腸の気をよく通したり、関節などの痛みにはトリガーとなる筋・筋膜を緩めることが効果的です。
さて、7月最後の水曜会、料理を調えてから、散髪を済ませてご来客を待ちましょう。w
明日は長女夫婦と飲み歌いの予定があり、必然的に外食となりますので、料理のお持ち帰りも歓迎いたします。(笑)
今日のメニューは、以下の11品です。
1.サニーレタス、新玉ネギ、ゴーヤ、カニカマのサラダ。手作りレモンドレッシングで。
2.もずく、ワカメ、キュウリの三杯酢和え。
3.キュウリの短冊、梅干し・羅漢果・料理酒の梅肉和えで。
4.モクモクファームのハム、炒り卵のゴーヤチャンプルー。
5.ズッキーニの鷹の爪入り胡麻油・醤油・鶏ガラだしナムル。
6.エリンギ、マイタケ、シイタケ、エモギダケ、丹波シメジの茸の祭り木こり味噌炒め。
7.ヒジキ、シイタケ、エノキダケ、蒸し大豆の胡麻油炒り煮。
8.万願寺とちりめんじゃこの実山椒炒め。
9.冬瓜、人参のすりおろし生姜入りとろみ餡。
10.豚肉、万願寺、茄子の味噌炒め。
11.鶏のレバニラ、オイスターソース炒め。