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月別アーカイブ: 2019年3月

28日甲子の不動明王、大黒天ご縁日前日、3月 最終水曜会

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3月も後4日で終わり、嵐山の桜はまだ蕾ですが、来週からは咲き出すことでしょう。
家の桃は全開をやや過ぎて、散り始めましたが、こちらの桜の見頃は来週の後半
になるかと思われます。

明日は28日で不動尊の縁日ですが、甲子(きのえね)の日に当たりますので、
大黒天の御縁日にも当たります。

古来、日本では、60日に一度の甲子の日の夜に子の刻まで起きて、商売繁盛、五穀豊穣などを子(ネズミ)を使者とする大黒天に祈る祭り
がありました。
子の刻(深夜12時)まで起きて、大豆・黒豆・二股大根など食しましたものです
が、この祭りは甲子待、甲子祭、甲子講などとも呼ばれています。

大黒天様を祀る寺院では、必ずこの日に供養がなされますが、大黒天はキチンとお祀りし、ご供養すれば八万四千もの眷属を遣わして、毎日1000人の人々をも養う功徳
があるといわれてきました。w
これは、「佛説摩訶迦羅大黒天神経」に由来するものですね。

抜粋すると、「ノウマクサンマンダ、ボダナン、オン、マカキャラヤ、ソワカ。
この呪を持たん者は、我が体を若しくは五尺、若しくは三尺、若しくは五寸に、
その形像を刻みて、伽藍に安置し、若しくは家内に崇敬せば、我れ七母女天の眷
属八萬四千人の福徳神を遣わし、十方に遊行して、毎日一千人を供養せしめん。」
とあります。

「甲」は「十干」の初めで、「子」も「十二支」の初めで、そして、「甲子」は
六十干支の最初の干支です。
「子」は新しい生命力が想像されて芽が伸び始める事を表します。
「甲」は新しい生命力が始まる事を意味します。
「子」が陰陽の交合から生じる状況を、「甲」が生じたものに対する主体的な対応の仕方を表しています。

中国の古典の『詩経』には「戊午に革運し、辛酉に革命し、甲子に革政す」とあります
が、「甲子」の時には、新しい王朝や政府が法令を定めたり、新設の会社が社則を作ったりするものとされてきました。

歴書の注には、「甲子日」を、以下のように述べています。
この日から始めたことは良い流れを持ち続く。
この日に行動を起こすと、運が良い流れを持つ。
長く続けたい物事は、この日から始めると良い。

色々な言われ方をしますが、要するに、「 事始め」の吉日であるとされますね。w
例えば、俗に甲子日に、お財布を購入すると財運が上がると言われています。
その日から、その財布を大切に、丁寧に使い始めると、お財布の中身が暖かくなっ
てくると言われています。w

暦注自体、個人の運気律は百人百様ですので、あまりあてにはなりませんが。^^;
それでも、良い因縁生起を願って、縁起を大事に行動を始めるのは良いことと思
います。

個々の運気律を論ぜず、天の時としての「甲子」は、基本的な姿勢として、ちょうど草木の芽が古い、固い殻を破って出
てくるように、旧来の陋習(ろうしゅう)を打破して改革に取り組むべき事を示
しています。

然るに、「子」には、「増える」とか「はびこる」との意味があり、新しい問題
が色々と発生してくることもあります。^^;
しかも新芽が出たばかりの状態で、まだまだ陽気は弱く運勢も盛んではないので、
物事を性急に進めようとすると失敗する事を示しています。

これからの花実となる新しい種子を育て、不調・不具合・不吉なことは改めて、
この日から始まる60日の始まりの日として活用しましょう。

推命学や算命学で、空亡をあまりに怖れるきらいがありますが、子丑空亡の人も、
子丑の年月日に別段新しい縁や営みがすべて損失するものではありません。
我や欲を出さず、争わずが大事で、亡失や失念には注意が必要ですが、空亡期に
学び得たことが役立ちますので、学びを意識して行動してもらいたいですね。

空亡は、もとより空なる次元にある神仏とは縁ある期間なので、物品的なグッズ
は求めず、神仏と対座してみるのも良いですね。
甲子の日だけに御開帳される大黒天は、京都では松ヶ崎大黒天があります。
私がたまに行くのは、天王山の中腹にある宝積寺(ほうしゃくじ)通称「宝寺
(たからでら)ですが、ここも対座出来て、ご祈祷の御利益は霊験あらたかと言
います。w

烏丸の因幡薬師堂「平等寺」には、胎蔵界曼荼羅に描かれている憤怒相三面六臂
大暗黒天が祀られていますが、このお姿こそ元来の大黒天です。

大黒天と毘沙門天、弁財天が一体になった三面大黒天は、東山の圓徳院にある豊
臣秀吉の念持仏や比叡山延暦寺の大黒天堂の出世大黒天、今熊野観音寺の本堂に
ある三面大黒天像など、数多あります。

28日は、不動明王の縁日でもありますが、近畿三十六不動明王霊場のうち11
が京都市にあります。
大覚寺、仁和寺、蓮華寺、大原三千院、曼殊院、青蓮院、聖護院、智積院、北向
山不動院、醍醐寺、岩屋寺がそれですが、三十六霊場一つ一つで水晶玉を授かり、
一連の念珠になったときは達成感がありましたよ。w

三十六不動では、比叡山延暦寺の無動寺明王堂にはよく通い、先代阿闍梨さんと
ダベッてましたが、葛川明王院には毎年の禊行で三の滝に浸かるときお世話になっ
てました。w

ここ2,3年は、冬の行事で東山の智積院、青蓮院、その飛び地の昇龍殿に不動
明王とご対面に行くのですが、三十六不動には入っていませんけれど、東福寺の
塔頭、同聚院の十万不動は見事なものです。
謎に結界を切ったように参拝者が入ってこないので、時間を気にせず参拝祈念で
きるのが幸甚です。w

今日の水曜会にて今月の仕事はすべて終わり、明日は好きに一日を過ごすことに
します。w
やれ、キャップやら靴を買うんだとか、夕刻からは飲み歌いするのだとか、雑事
はありますが楽しい一日になると良いですね。w

さて、3月最終水曜会、準備の方は整いました。
今日のメニューは、以下の12品です。
1.ワサビ菜、水菜、ツナ、蒸し大豆のポン酢サラダ、桃の花びら散らし。
2.鶏胸肉の生ハムとアボカドの明太子マヨネーズ掛け。
3.ホウレン草の摺り胡麻辛子豆腐白和え。
4.キハダマグロのワサビだし醤油ヅケ、焼き海苔を添えて。
5.刻みオクラと納豆のだし和え。
6.ヒジキ、蒸しサラダ豆、シメジ、エノキダケ、黒ゴマの炒め煮。
7.菊菜のクルミ・摺り胡麻・辛子・酢・白味噌和え。
8.牛ハラミ、エリンギ、ブナシメジ、ホワイトブナピーのソテー。
9.鮭の塩焼き、レモンと大根おろしで。
10.サバの水煮、マッシュポテト・マスタード・マヨネーズソース掛け、パセ
リ散らし。
11.京絹揚げのバター焼き、九条ネギ散らし、クルミ味醂味噌を添えて。
12.赤身卵「どん玉」の温泉玉子、卵用だし醤油か牡蠣醤油で。

春分の日、お彼岸中日前日にて、水曜会

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先週は2日ほど、愛宕や比叡が雪化粧になった日がありました。
1.叢雲立ち上る愛宕山の光景。

暑さ、寒さも彼岸までと言いますが、冷えても冬には戻ることなく、一雨ごとに
春は熟して行くようです。
今日は快晴となり、朝の散歩はすこぶる快適。w

2.嵐山遊歩道の土手も、緑が萌えています。
3.嵐山東公園の桜はまだ蕾ですが、敷地の桃は八分ほど咲いております。
せっかくですから、この桃の花をサラダにあしらって食すことにしましょう。w

18日から春の彼岸に入りましたが、明日は春分の日で、お彼岸の中日になりま
すね。
日本では、春分の日は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日として、秋分
の日は、「祖先を敬い、亡くなった人々をしのぶ」日として、国民の祝日に定め
られています。
春分の日も、秋分の日も、前後3日間を入れた1週間がお彼岸期間になります。

仏教では、ご先祖様のいる世界、極楽を「彼岸(ひがん)」、いま私たちが生き
ているこの世界を「此岸(しがん)」といい、「彼岸」は、西に位置し、「此岸」
は、東に位置するとされています。
3月の春分の日と9月の秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので彼岸と
此岸がもっとも通じやすい日になると考えられ、この時期に先祖供養をするよう
になりました。
先祖供養でなくとも、この日に沈む太陽を拝むことは、西にある極楽浄土に向かって拝むことになるの
で功徳になるといわれています。w

お彼岸では、お盆の時のような特に決まった行事や飾りつけをすることはありま
せんが、一般的には中日の前後にお墓まいりに行きますね。
実は、お彼岸にお墓参りをするという習慣は日本独自のものです。w

お彼岸には「彼岸会(ひがんえ)」が、いずこのお寺でも行われますね。
彼岸会は、お寺で故人の供養をすると同時に「六波羅密」の教えを会得する大事な行事です。
日本仏教独自の行事ですが、古来の民俗信仰とも深く結びついた「盂蘭盆会」や
「施餓鬼会」と共に仏教の年中行事の中でも最も一般的に盛んに行われています。

彼岸会の法要の歴史は、平安時代の中頃までさかのぼります。
当時、浄土思想が盛んになり、真西に沈む太陽を見て、西方極楽浄土を思い描く
「日想観」という修行が盛んに行われました。
この修業によって極楽浄土に行けると信じており、お寺では法要をしっかり営む
ようになったといわれています。

彼岸会で大事なことは、本来、悩みや苦の世界から悟りの境地に達するための修行、六波羅蜜を会得することだ
とされてきました。
お彼岸の期間の7日間は、中日がご先祖さまに感謝(かんしゃ)する日。
その前後6日間は、人が生きていく上で良いことと悪いことをきちんと判断し、
正しい行いができるようになるための6つの行いを1日に1つずつでも実践する大切な期間だということです
ね。w

ちなみに、お釈迦様が説いた六波羅蜜(ろくはらみつ)とは、こんな行です。
1.布施(ふせ)
人に施しを与えること、たいそうなボランティアでなく、笑顔や明るい好意の声
掛けも立派な布施行になります。
2.持戒(じかい)
戒律を守り、省みることですが、法律や道徳に限らず、自律を大事にしましょう。
3.精進(しょうじん)
つねに努力することですが、もう一歩、昨日よりもひと踏ん張り、力を発揮して
みましょう。
4.忍辱(にんにく)
苦しくても耐えることですが、不平、不満は口にせず、不快や怒りを表さぬこと
です。
5.禅定(ぜんじょう)
心を落ち着かせること、安定させた状態で自己修養することですが、瞑想が良い
効果があります。
6.智慧(ちえ)
正しい判断力をもち、物事の真実を見る目をもつことですが、これが一番難しい
ですね。^^;

神仏に問いかけても、こちらの受信能力がないせいか、なかなかオイソレと答えが返って来ないものです。^^;
時に、不動明王さんに向かって、答えんかい!などとケンカを売ると、テキメン、
片目が真っ赤になって痛むことがあります。w

第6チャクラ、第3の目を開いて、物事を見通すのも難しいものです。^^;
そこで最近は、第8チャクラ、頭頂にある第7(クラウン)チャクラの上に、仏
頂尊があると仮定して、そこから俯瞰して観ようと試行しています。w

超心理学ではハイヤーセルフといいますが、身体が損なわれようが、心がけがれ
乱れようが、輪廻転生もせず、常に自身と共にあり、全てを見通している存在を
仏頂尊と名付けてみました。
エネルギー療法や気功療法を行うとき、意識の活用は大変大事な重点ですが、
Wオーリングテストや、TL(セラピー・ローカりゼーション)筋反射テストのと
きなどに意識してみると、我が仏頂尊、その効果は如何に?w

この6つの徳目、六波羅蜜を実践することで私たちは浄土の世界に到達できる人になる、と言われています。

が、別に、仏道を修行せずとも、お彼岸の7日間は、心安らかに、穏やかに過ごしたいもの
ですね。

この時期、京都は墓参りラッシュになりますので、天龍寺三秀院の墓参りは明日
の早朝に済ませることにします。
毎月、20日から24日は顧問先への指示書作成の集中期間ですが、カウンセリング
の予約が入ったりもしますので、時間に追われてバタバタしがちです。^^;

ところで、春のお彼岸には「ぼたもち」を、「秋のお彼岸には「おはぎ」を供え
るのが一般的ですね。
実は、モノは同じですが、「ぼたもち」と「おはぎ」は、それぞれ「牡丹餅」、
「お萩」と漢字で書きます。

これは、春のお彼岸の頃には「牡丹」の花が咲き、秋のお彼岸の頃には「萩」の
花が咲くことに由来しています。
こだわってるお店によれば、牡丹の花は、大きな花ですから「ぼたもち」は大き
めに、「萩」は小さな花なので「おはぎ」は小ぶりに作ってるとか。w

その起源を遡ると、江戸時代にお彼岸や四十九日の忌明けに食べる風習が根付いたようです。
日本には古くから邪気を払う食べ物への信仰がありましたが、あずきの赤色には、災難から身を守る厄除けの効果があると考えられていたようです。

しかしもともとは先祖を崇拝するためのお供え物であり、自分たちで食べるためのものではなかったとも言われています。w
昨今の墓参りでは、お供え物は放置せず、供えてから墓所で食べるか、持ち帰っ
て食べるのが良いですね。

本日は、水曜会にて、「ぼたもち」は如何かと思いましたが、私はでんぷん・糖
質の制限が持戒でもあり、自戒、忍辱の項目にも当たりますので、買えませなん
だ。w
前日、一個だけでも破戒しようかしらと、買い物かごにそっと忍ばせたら、ヤマノカミ
が商品棚に戻しましたわ。^^;
いや、いや、これは仏様へのお供え物と言い張っても、聞く耳もってはくれませ
んから。w

このところ、朝はもち麦入りのご飯とか、キノコ・もち麦入りの炊き込みご飯と
かを100〜150g、味噌汁と焼き魚に野菜を添えて食べていますが、夜はほ
とんどでんぷん・糖質を減らした料理を作っています。

以前は、野菜から食べるのが糖質の吸収を妨げて、ダイエットに良いとか言われ
ていましたね。w
最近では、肉から先に食べるのが良いとか、マイタケなどのキノコから食べるの
が良いとか、諸説あって何が良いのかワケワカメですが、夜のでんぷんは控えた
方が良いようですよ。^^;

今日は春分の日の前日ですが、例によっての水曜会。
精進料理ならぬタンパク質十分の料理になりましたが、野菜にキノコもたっぷり
摂ることにしましょう。w

今日のメニューは、以下の12品です。
1.湯がきブロッコリー、辛子マヨネーズに付けて。
2.水菜、蒸しサラダ豆、ツナのポン酢サラダ、桃の花びらを散らして。
3.サラダ菜と鮭の中骨缶のフレンチドレッシングサラダ。
4.刻みオクラと納豆の出汁醤油和え。
5.茹でスペアリブのステーキソース炙り焼き。
6.茹で豚足の炙り焼き、辛子酢味噌を添えて。
7.豚骨ベースの3種のキノコ、セロリ、人参、玉ネギ入りカレー。
8.京絹揚げのバター焼き、クルミ味醂味噌を添えて。
9.ホウレンソウの摺り胡麻辛子白味噌和え。
10.京畑菜と京揚げの炊いたん。
11.牛ロースのステーキ、キウイ・ソイソース添え。
12.炒り黒豆。

福田 龍博

嵯峨の釈迦堂、清凉寺のお松明式前々日、本日は 水曜会

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昨日は、奈良の二月堂でお水取りが行われ、春の訪れが告げられましたね。
同じく今日は奈良の春日祭がありますが、久しく奈良へは行ってないなあ。w

このところ、めっきりと春めいてきたようで、敷地の桃も咲き出してきました。
京都でも明後日、春を告げる祭りが行われます。
それは、嵯峨野の清凉寺で、毎年3月15日に行われる「お松明式」と呼ばれる火祭り
です。

私どもは、清凉寺と呼ぶより、「嵯峨の釈迦堂」と呼ぶ方が分かりやすいですが。

秋の「鞍馬の火祭」、真夏の「五山の送り火」とあわせて「京都三大火祭」と称
されています。
清凉寺の境内に設えられた高さ7メートルの大きな松明に火が投じられて、
火勢の強弱でその年の農作物の豊凶を占う、伝統ある行事です。

当日、本堂前の広い境内の真ん中に、大きな松明が3本設営されます。
夕暮れの始まる18時ころには、まだ人はそんなに集まって来ていませんので、
松明の近くに行ってその大きさをじっくり見ることができます。

露店も多数出ますので、これも楽しみなところです。
お寺ですが、この日は葷酒山門に入るを許されますので飲めます。w

夜20時ころから、涅槃会(ねはんえ)及びお松明(たいまつ)式が執り行われ
ています。
お松明式は、釈迦が荼毘に付される様子を再現した行事です。

20時過ぎから、高張提灯の列が、本堂から大松明のしつらえられている境内の広場にやって来て、お松明の行事が始まります。
まず、護摩壇に火が入れられて、ものすごい煙が上がります。
その後護摩壇の火が大松明に順番に投じられて、あっという間に松明から炎が燃
え上がり、松明も燃えていきます。

1.以前、行ったときの火の様子。

すっごい火勢で、ロープ付近で見物すると、風の向きによっては服や帽子が焦げ
ますので注意が必要です。^^;
境内のどこで見物してても、コートや帽子には火の粉や灰がいっぱい掛かります。

松明や炭の焦げた火事場のような匂いが服にしみ込みますが、これはこれで無病
息災の御利益が。(ウソ爆)

清凉寺は「源氏物語」の光源氏が造営した「嵯峨の御堂」に目される寺院です。
それは清凉寺の本尊釈迦如来像が、古来より多くの人々に信仰を集めてきたこと
に由来しています。

本堂も良く、阿弥陀堂も良いのですが、私が清凉寺に行くときは、必ず一切経蔵
を参ることにしています。

一切経蔵には、法輪と呼ばれる手押しで回転する逗子(ずし)があります。
この法輪を回すと一切経を一読した効果があるといわれるものです。w

四方には仏法護持の四天王が配置されていて、これも見事な迫力あるものです。
静かな部屋で、休める椅子もあり、あまり人が訪れないのが良いですよ。w

4月と5月は春の特別開帳で、霊宝館に収蔵されている秘仏の公開が値打ちがあ
ります。
平安時代作の毘沙門天立像や四天王立像、文殊菩薩騎獅子像や普賢菩薩騎象像な
どの重要文化財、国宝の藤原時代初期の作である木造阿弥陀如来両脇侍像などと
直接ご対面できるのが良いですね。

嵐山から嵯峨の桜は、3月30日くらいから4月6日までが丁度見頃になること
でしょう。
毎年、一度は手弁当で近くの花見を楽しんでいますが、住んでても嵐山から嵯峨
の景色は飽きが来ません。w
来週、春分前からは指示書作成の集中期間に入りますが、3月最終週辺りからは花を求めて遊行をしましょう。w

さて、本日は水曜会。
料理の方は、仕上がりました。
今日のメニューは以下の12品です。
1.いづみ式小麦粉使わず山芋のお好み焼き風ふわふわ焼き。w
2.便通に大変よろしい刻みオクラの麺つゆ和え。
3.京壬生菜のお浸し、だし醤油絞り。
4.コンニャクとワカメでできてる麺、「磯小鉢」の胡麻油中華ドレッシングま
ぶし。
5.菊菜の白味噌・豆腐・練りからし・摺り胡麻の白和え。
6.牛すき焼き、マイタケ、シメジ、椎茸、京麩、豆腐入り。
7.タコと大根の煮つけ。
8.鶏ミンチ、エノキダケ、シメジの味醂味噌。
9.小松菜と京揚げの和風あっさり炊き。
10.鮭ハラスの焼いたん、レモンを添えて。
11.赤身卵「どん玉」の温泉玉子、牡蠣醤油で。
12.皮付きピーナッツのピクルス。

二日灸翌日、本日は3月度気の科学体験講座開催

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昨日の京都は快晴でしたが、朝、愛宕山も比叡山も雪化粧でした。
今朝も快晴で、絶好の講座日和ですが、朝7時過ぎ、愛車は霜に覆われてました
よ。w
日中はポカポカ陽気で、暖かくなってきたとは言え、まだまだ冷えには注意が必
要ですね。^^;

昨日は旧暦の2月2日で「二日灸」の日でした。
「ふつかやいと」や「如月(きさらぎ)灸」とも呼ばれますが、旧暦2月2日、
8月2日にお灸をすえることで普段の2倍の効果があり、病気にならず、再難を
逃れ、無病息災で暮らせるといいます。w

昨日は、私も膝の皿の上に灸をすえ、気血の巡りを良くしましたが、この時期、
冷えで固くなった筋腱を和らげたり、筋硬縮を解いておくのは良いことです。
旧暦の二日に拘らずとも、この時期いつでも効果的です。w

痛みに冷えは厳禁ですが、冷えると人体の筋繊維も拘縮しがちで、関節や無理の
掛かっている筋肉が硬結して様々な痛みや不調を引き起こします。
どこにも痛みはないし、身体も動くと思ってる人でも、自然と姿勢や体形が崩れ
ている場合が多いものです。

それが加齢や一時的なショックによって、五十肩や腰痛、膝痛などになるのはよ
くあることですね。w
私も行政上は高齢者に分類されましたが^^;後期高齢者の方でも健康で活躍さ
れている方はほとんど姿勢がシャンとしていますね。

加齢によって、身体のラテラルライン(左右外側のライン)は外へ下へと崩れて
いきます。
それによって、O脚になり、巻き肩、猫背になって身体の可動域が制限されるほ
か、内臓も下垂して機能が悪くなります。

地球は、北極星を中心として見ると、反時計回りに自転しています。
そこに重力が働きますので、この螺旋力に対抗して私たちは生きています。

それゆえに、私たちの体内では、時計回りの螺旋力が働いているといえます。
するとその力の影響で、自然と体は時計回りの回転がついています。

だからがゆえに、人の脊椎と腰椎は左に変異するのが自然の法則です。
そうして仙骨は左が下がり、尾骨は右にズレているのが一般的です。

不調や不具合を感じていない人でも、この法則は働いています。
ちょっとこのことを試してみましょう。w

普通に椅子に座ってみてください。
多くの人は、後ろから見ると、左の尻が右に比べてわずかに前にズレていること
が多いものです。

その場で左手を真っすぐ前から上げてみましょう。
左耳についたり、耳より後ろに腕が上がるでしょうか?
真っすぐ腕を前方に伸ばして、人が前腕に手を置いて下に下げようとするのを、
どのくらい耐えられるでしょう?

じゃあ、意識してほんの1cmほど左のお尻を後方に下げて座ってみましょう。
そうして腕の挙上をしてみると、さっきよりぐんと腕が後方まで伸びることでしょ
う。w
出力テストをしてみても、さっきよりずいぶん力が入るのが分かります。w

気づきは会得の最初なりで、加齢に負けず、地球の自転と重力負けずに、反作用
を用いるべく、座るときにはベストの位置に尻を落として、姿勢を整えることに
しましょう。^^v

気は心とも密接な関連がありますが、生理学的、物理的にも人体に影響を与えま
す。
身体に触れずとも、その作用は働くものです。

気を発することを発気といいますが、別段特別な訓練をしなくても、人は気を発
していますよ。w
食い気や色気の気は、「ケ」と読みますが、それはモヤモヤと雰囲気として立ち
上る気です。w

例えば、家のヤマノカミがよくすることですが、ご機嫌悪い表情で私を指さし、
しかも掌を上にしてることがありますが、これは物理的な心身への攻撃でもあり
ます。^^;
人差し指を顔に向けられると、人は不快を感じますが、これは親指と3,4,5
指で気を螺旋状に増幅し、人差し指から発していることに他なりません。w

指先は脳と共鳴している部分ですが、人の指先からはよく気が出ています。
掌からも、誰でもよく気が出ています。

発気功は、この気を使って、人の不調を治すものです。
意守丹田とか、呼吸の妙は大事な秘訣ですが、やったことのない人でもできる発
気功をやってみましょう。w

家族かパートナーで試してみるとよく分かりますよ。
先ずは相手の立ち姿勢のバランスをテストしてみましょう。

肩幅程度に立ってもらって、その姿勢を維持してもらいます。
先ずは右手で相手の左肩を真横に押して、耐えてもらいます。
次は左手で相手の右肩を真横に押して、耐えてもらいましょう。

多くの人では、右から押すとしっかり耐えられるのに、左から押すと姿勢が崩れ
てしまう人が多いものです。w

その姿勢で、両手の指をしっかり組んで、下に腕を伸ばしてもらいます。
その手にこちらの拳を乗せて、体重を相手の手にあずけて耐えてもらいましょう。
次は後ろ手で指を組んで、腕を下にしてもらい、同様に拳を乗せ体重をかけてみ
ましょう。

多くの人は、前から体重をかけても踏ん張れますが、後ろ手に組むと耐えられず、
身体が崩れてしまうものです。w

じゃあ、身体に触れずに、即座にこのバランスを整えてみましょう。
先ず、相手の左側に立って、額の前方に左掌、後頭部の後方に右掌を配置します。

相手が男性の場合、右手の5指を下向き、左手の5指を上向きにしましょう。
相手が女性の場合は逆に、右手の5指を上向き、左手の5指を下向きにしましょ
う。

これを陰陽発気掌と呼びますが、そのまま、両掌から気を出すことをイメージして、7秒ほど待ってください。

次に、両手の形はそのままで、相手の背後に回ります。
すると、相手の右側頭部の外側に右掌、左側頭部の外側に左掌が配置されます。
その位置で、同様に陰陽発気掌で、7秒ほど、気を当てましょう。

最後に、その位置のまま、三指銃形掌を用います。
親指を天に向け、人差し指と中指を揃えて相手の両こめかみに向け、薬指と小指
は内へ向けます。
慣れると気線を感じますが、何も感じずともこめかみ辺りに2指を向けるだけで
効果はありますので、このまま指先から気を発して10秒ほど待ってください。

これで、施術は完了です。w
施術前にやったバランステストを再度、試してみましょう。
左右のバランスも、前後方のバランスも、出力が高まり、思い切り強く押しても、
身体を預けてもびくともしなくなってますね?w

これであなたも貴公子、ちゃう、気功師の仲間入り。(ワラ)
人体の機能は不思議なことばかりで、見事に精妙な復元力があるものです。
そうした一見不思議な体験を通じて、活き活き生きる生活や、健体康心のセルフ
ケヤーにも役立ててもらえればと思います。

一瞬で身体の可動が良くなる立位ゼロポジション抜長法や、肩甲骨はがしや頸椎
調整をせずとも一瞬で首や肩の不調、腰痛などを解消する活法も、人体の精妙な
復元作用に驚きます。

脊椎のどこに異常があるのかも、TL(セラピー・ローカライゼーション)テスト
の応用で、Wオーワングテストを行えば、本人の無意識の脳脊髄反射反応が教え
てくれます。
この反射反応を利用すれば、アジャストや押し込むこと不要で、触れるだけで身
体は健康な状態に戻ろうとしてくれます。

心身を整え、瞑想もしばし味わって、快い時間を過ごしましょう。
講座が終われば、会場をこちらに移して、懇親会で歓談しましょう。

春めき、陽気が高まり、緑が力を与えてくれる候、京野菜などを中心に楽しいひ
と時をご一緒しましょう。
今日のメニューは以下の14品です。
1.水菜、鮭の中骨水煮、蒸し大豆の手作りポン酢サラダ。
2.京畑菜の辛しだし醤油和え。
3.ブロッコリーの黒胡麻ドレッシング温サラダ。
4.ホウレン草の摺り胡麻白和え。
5.バリ島のミーゴレン・ウダン・サユール。
6.かぼちゃの京煮。
7.玉ネギたっぷり肉じゃが、八味を好みで。
8.京絹揚げのバター焼き、クルミ・ピーナツバター・味醂味噌で。
9.鶏胸肉ミンチ、玉ネギ、エノキダケ、タイ・プリック唐辛子のつくねバーグ。
10.赤身卵「どん玉」の温泉玉子。
11.ワサビ菜とエリンギの胡麻油炒め。
12.京からし菜の昆布・塩一夜漬け。
13.マイタケ、シメジ、椎茸入り粗挽きミンチのガーリック肉味噌。
14.皮付きピーナッツのピクルス。

本日は啓蟄にて、3月最初の水曜会

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今日、3月6日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。
啓蟄は春の季語にもなってますが、「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中
に隠れ閉じこもる」意で、大地が温まり、冬眠をしていた虫たちが穴から地上に
出てくる頃という意味です。

柳の若芽が芽吹き、フキノトウの花が咲き、桃の花が咲き始め、ウグイスが囀り
始める頃と歴書にありますが、二十四節気は元は中国から由来しているため、若
干の季節のずれが生じています。
通年では、虫が冬眠から起き始める平均気温10℃を超えることが少ないため、
「啓蟄」とはならないことが多いです。^^;

とはいえ、今冬は暖冬で、このところずいぶん春めいてきてますね。
昨日の京都は快晴で暖かく、いやはや日が長くなったことよと感じましたわ。

今朝は曇天ですが、風もなく、寒くもなく、一雨ごとに春が来る気配ですね。
朝の散歩で、虫はまだ見かけませんが、若芽、若草の緑がよく目についてきまし
たよ。

啓蟄は、さらに二十四節気を3つに割り、一年を七十二の候で分けた七十二候で
は次の三つに相当します。
蟄虫啓戸(むしかくれて、とをふさぐ)。
桃始笑(もも、はじめてさく)。
菜虫化蝶(なむし、ちょうとなる)。

それぞれの候は5日ずつを意味し、啓蟄の候は春分(3月21日)までの15日
間を指しています。
初候の「蟄虫」の虫は、虫に限らず、カエルなどの両生類や爬虫類も、ヤマネや
クマなど、あらゆる冬眠をしていて目覚め始める動物を意味します。

次候の「桃始笑」で、古来は「咲く」を「笑」と表現していますね。w
古事記や日本書紀を見ても同じで、当時は「咲」は「笑」だったんですね。

人は最初の3秒以内で印象づけられてしまうものですが、笑顔は必ず会った人に
好印象を与えるものです。
笑顔は、「咲顔」ですので、花がほころんだような微笑や、花びらが開くような
笑い顔が、人の心を開くようです。

人生の主人公は主体である自分ですが、全ては作用と反作用。w
意識して笑顔(咲顔)を振舞って、笑顔が返ってくることが、福招きになります
ね。^^

末候の「菜虫」とは、葉物の植物につく青虫を意味します。
この時期は、越冬した蛹(さなぎ)が美しい蝶へと変わり始める時期を意味してい
ます。

自己嫌悪や自己閉塞などで気も籠りがちだった人も、春の陽気を利して、季節が
移り替わるように陽転して行きましょう。
朝、鏡を見たら笑顔を浮かべ、最初に顔を合わせた人には笑顔を振舞い、一日3
度は意識して笑い声を出すことが、良い効果がありますよ。w

顔が凍り付いて微笑がどうしても引きつってしまう場合は、歯ブラシでもボール
ペンでも横に咥えたら、口角が上がる作用があります。w
声を出して話すことが苦な場合は、朝食の際、「美味しい」とか「元気になる」
とか「ありがとう」とか、何でもプラスの言葉を口にすることが効果的です。

笑うときは、ハ音で3音節以上、「ハハハ」とか「ハッハッハ」とか声に出すの
が良い作用があり、「アハハ」でも同様です。
時に耳にしますが、「ハ!」と一声叫ぶように笑うのは「笑い捨て」^^;
「ハハ」とか「ハッハ」とかの2音は「笑い消し」で、例えば「すまん、すまん」
はホントに済まないと思ってないし、「ごめん、ごめん」は本気で詫びてないで
すよね?w

神社では2度柏手を打ちますが、2度打つことで自身のけがれある気を消し、神
の波長と同調するための作用でしょう。
神社はその土地の一番のエネルギースポットに建てられているものですが、神と
はエネルギーであり、ご神体などに宿るモノです。w

心身の不調や、状況の不適応などは、自分の気に適応の乱れが生じているので、
強い正のエネルギーある神社に詣でて、気をチューニングすることこそ、祓い清
めとなります。
神社の気と自分の気が共鳴して力を得るには、小1時間ほど境内で過ごしたり、
本殿に参拝してご神体の近くで気を受けることが効果的ですよ。

お寺と違って、酒を厭う神は無しですので、この陽気に境内の片隅で、一杯ヤる
のも良いもんです。w
3日のひな祭りでは、白酒ならぬ芋焼酎とハイボールを嗜みw大宮寛遊園の「し
ず」ママから売り物ではないバラずしを頂いて、帰宅後も楽しんでましたが。w

閑話休題(あだしごとはさておき)、二十四節気では、啓蟄の前に当たる雨水の
日に雛人形を飾り、啓蟄の日に雛人形を片付けるのが良いと言う伝統があります。
雛人形をしまうのが遅れると婚期が遅れるという迷信もありますが、啓蟄の期間、
春分までにしまうのが一般的とされています。

前回も書いたと思うのですが、雛人形は高価なものであり、一年に一回だけ飾り
付けるものですので、片付けるのは良く晴れて湿気の低い日を選のが良いようで
すよ。

本日、3月6日からは、丁卯月に入ります。
一白水星が本宮に入る月ですので、私にとっては整理が課題。^^;
明日は確定申告を済ませ、底がすり減った5本指ソックスを処分して、諸々の整
理をつけてまいりましょう。w

3日後の第2土曜には、3月度の気の講座がありますので、そっちの組み立てに
も整理を要します。
飛騨からも参加者が来られるようなので、新しく開発した技法の紹介に拘らず、
基本と今までの展開を復習、整理できる内容にまとめればと思っています。

30秒以内で立ちバランスを整える気光発気功や、ダブルオーワングテストと掌
当て、一瞬で身体の可動域が良くなる立位ゼロポジション抜長法やネオ活法は、
その場で習得出来て役立つ技法ですので、基本の気の概念や操作法に長く説明を
置くより、実体験する時間を取ることがよさげですね。w

この頃は、脳の機能を利して心身の復元力を引き出すことに研究の重点をおいて
いて、頭蓋だけを触れて全身の可動域を良くし痛みを消すことや、揺らぎと螺旋
の動きをさらに進化させて、以前はなかなか難儀だったアトラス(第1頸椎)に
簡単にアプローチできるテクニックをお披露目したくてうずうずしてますが。w

あまり生き急ぐと良くないと、常々ヤマノカミが言ってますので、焦らず少しず
つ、一つずつを大事に進めて行きましょう。w
ここ数年、特に月日の経つのを早く感じてますが、ややもすれば行動が習慣に埋
没しがちで、基本日・木の外食も行くパターンが固定化してます。^^;

先だっては久しぶりの御用改め?で、四条大宮界隈にある隠れ家的な居酒屋さん
を発見しました。w
選んだ研修会に参加しても落胆どころか立腹することもあったり^^;ネットや
口コミ、あるいは紹介で来店しても失望することが多々あるもんですが、新しい
発見と満足が得られると、脳の機能も良くなるようです。w

おかげで、螺旋と揺らぎの用い方や、重力や身体の負荷を無くして機能を復元す
ることなど、新しい気付きを得ることができました。
温故知新は大事ですが、たまには新しい体験が大事ですね。^^

さて、本日は第1水曜日に当たって、3月最初の水曜会です。
準備を整え、ご来客をお待ちしつつ、講座の構想を整理することにしましょう。

今日のメニューは以下の14品です。
1.刻みオクラと摺り生姜の手作り麺つゆ和え。
2.菊菜の辛子・胡椒風味白和え。
3.ヤマトイモの摺りおろし手作り麺つゆ和え。
4.いづみ式ブロッコリーの胡麻和え。
5.いづみ式牛蒡と人参のかき揚げ。
6.大根、人参、エリンギ、豆腐、九条ネギ入り生姜たっぷりの酒粕味噌汁。
7.小松菜とちりめんじゃこの胡麻炒め。
8.白菜、白ネギ、エリンギ、人参、玉ネギ、鶏胸肉の六宝菜。
9.赤身卵「どん玉」の温泉玉子。
10.近江蕪と椎茸の赤味噌煮。
11.昆布だし風呂吹き大根、ネギ味噌を乗せて。
12.粗挽き合挽ミンチ、マイタケ、シメジ、椎茸の味醂肉味噌。
13.京絹揚げのバター焼き、クルミ・ピーナツバター味噌で。
14.皮付きピーナツのピクルス。