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気の科学通信~呼吸・修養・武道と響き合う魅力⛩️🌿🫁~

皆さんこんにちは

気の科学研究所の更新担当の中西です

 

呼吸・修養・武道と響き合う魅力⛩️🌿🫁

 

気功という言葉自体は近代以降に一般化した側面がありますが、「気」の思想や呼吸・身体操作による修養文化は、日本でも長い時間をかけて受け入れられ、独自の形で育ってきました。日本の文化の中には、「気配」「気合」「元気」「気持ち」「気を配る」など、“気”を含む言葉が数多く存在します。これは、目に見えないものを大切にする感覚が、日常言語のレベルにまで浸透している証でもあります🌿

日本における「気」の文化を語るとき、まず思い浮かぶのが、仏教や道教、儒教など東アジア思想の流入です。古代から中世にかけて、学問や宗教とともに、身体や心を整える方法論も伝わっていきました。禅の坐禅文化は、その象徴でしょう。坐禅は「ただ坐る」実践であり、呼吸と姿勢と意識を整えます。ここには気功と共通する“静けさの技術”があります🧘‍♂️
もちろん両者は同一ではありませんが、呼吸を通して心身を整えるという方向性が、日本文化の中で親しまれやすかった背景には、こうした修養文化の土壌がありました。

また、日本の武道の世界でも「呼吸」「重心」「脱力」「間合い」といった要素は非常に重視されます。剣道、柔道、合気道などでも、力任せではなく、身体全体の統一が大切にされます。そこでは「気合」という言葉がよく使われますが、これは単なる掛け声ではなく、集中や統一を象徴する文化表現でもあります。動作と呼吸が一致すると、動きが途切れず、無駄が減り、相手との関係性が変わる。こうした感覚は、気功が育ててきた「内側の整え方」と響き合う魅力があります🥋✨

さらに、日本の芸道――茶道、華道、能、書道など――にも共通するのが「型」の文化です。型は、ただ形を真似るものではなく、呼吸、目線、重心、所作の質を磨くための枠組みです。繰り返すほどに身体が落ち着き、心が整い、所作が静かになる。気功にも、同じ動作を丁寧に繰り返すスタイルが多く、そこに“型を通じて自分を整える”という東アジア的な美意識を感じ取れます🍵✨

日本の暮らしの中で「気」の感覚が根づいた背景には、自然との距離の近さもあります。四季の変化がはっきりしている日本では、暑さ寒さ、湿度、気圧の変化が体感として分かりやすい。昔の人々は、季節ごとに食べ物や過ごし方を変え、衣服や住まいを工夫しながら暮らしてきました。そこでは「体調を整える」ことが、特別なイベントではなく、日常の知恵でした。気功的な発想は、こうした季節の暮らしと相性が良いのです🌸🍂

近代以降、日本では気功が健康法・体操・リラクゼーションとして広まり、多様な形で紹介されるようになります。テレビや書籍、教室、武術系の稽古、あるいは自己修養の文脈で、気功に触れる機会が増えました。ここで大切なのは、「気功が日本に入ったから日本文化が変わった」という単純な話ではなく、もともと日本にあった“呼吸と所作の文化”が、気功という外来の枠組みと結びついて再解釈された、という見方です。文化は受け取られる側の土壌によって形を変えます。日本における気功の広がりは、その好例と言えるでしょう🌿

気功文化の魅力は、派手なパフォーマンスではなく、静かな体感にあります。呼吸を深める。姿勢を整える。肩の力を抜く。足裏で床を感じる。意識を今ここに戻す。こうした小さな行為は、忙しい日々の中で見落としがちですが、続けるほどに「自分の中心が戻る」感覚を育てます🌙
そしてこの感覚は、日本文化が大切にしてきた「整える」「間をつくる」「余白を持つ」といった美意識とも相性が良い。気功を歴史と文化として味わうと、単なる輸入された健康法ではなく、東アジアの身体文化が日本の暮らしの中で響き合ってきた物語が見えてきます。

なお、繰り返しになりますが、気功は医療の代わりではありません。体調に心配がある場合は医療機関へ相談するのが大切です🩺。そのうえで、文化としての気功を眺めると、「呼吸と身体を丁寧に扱うこと」がどれだけ長く愛されてきた知恵なのかが分かります。気功は、歴史の中で磨かれた“静かな技術”として、今も私たちの生活に新しい余白をもたらしてくれる魅力を持っています🌿✨

12月度の講座を終えて、ご縁とともに水曜会

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月例講座の気の科学体験講座と第一法則講座はそれぞれ3名ずつの少人数でした
が、内容的には良い納めになったかと?w
気の科学会員の方には、28日10:00から今年納めの行事がありますので、
参加される方はできれば25日までにご一報ください。

この日が最終納めとして、忘年会を催し、翌日から正月3日まで通常業務はお休
みとさせていただきます。
3日は会員さん達のお年始日ですが、12月31日の水曜はお休みですので水曜
会はありません。w

月例講座を終えてから22日までは予約が連日立て込んでて、顧問先への指示書
作成の時間がままならず、ちと大変ですが。^^;
只管(ただひたすら)一日ずつを集中して、見事に納めて参りましょう。w

仕事も然ることながらですが、寺社では納めの行事が続いていますね。
17日の今日は千手観音菩薩のご縁日ですが、庚申日ですので帝釈天・青面金剛
さんのご縁日でもあります。

お祭りのイメージがある縁日ですが、本来の意味や由来をご存知の方は少ないかもしれません。^^;
縁日は正式には「有縁日(うえんにち)」「結縁日(けつえんにち)」といい、神さまや仏さまと特別な縁で結ばれる日を意味します。

この縁日に神社や寺院をお参りすると、いつもの何倍ものご利益が得られると言われています。w
殊に、年の最後の納め○○や仕舞い○○、年の初めの初○○に参拝祈念すると、さらに効果的とか。w

明日以降の納めのご縁日について、参考までにお伝えしておきましょう。
12月に行けなかったら、来年1月の同じ日取りが初○○になります。

18日は、観世音菩薩 と七面天女
19日は、馬頭観音菩薩 と七面天女
20日は、十一面観音菩薩
21日は、准提観音菩薩 と弘法大師
22日は、如意輪観音菩薩
23日は、勢至菩薩と不空羂索観音菩薩 と八幡神
24日は、地蔵菩薩と愛宕権現
25日は、文殊菩薩と天神様
26日は、愛染明王
28日は、大日如来と不動明王
30日は、釈迦如来

別途、今年は最後の亥の日が20日で摩利支天
己巳の日が26日で弁財天
最後の午の日は27日で稲荷神になります。

そうそう、21日は甲子の日に当たりますので、大黒天のご縁日です。
実はこの冬至に最も近い甲子日が、九星気学の「陽遁(ようとん)始め」の日と
なります。

夏至付近から今までは九紫火星→八白土星→七赤金星と陰遁して来て、
19日は二黒土星、20日は一白水星と進んで来ましたが、21日は甲子日の陽
遁始めの日として一白水星になります。

この日から陽遁が始まり、22日は二黒土星、23日は三碧木星と今までとは星
の巡りが逆転するのです。

暦の注釈には必ず記載されている陽遁・陰遁切り換え日は、季節の切り替わりを
表す節目として、古来から日本では重要視されてきました。
「陰遁始めの日」「陽遁始めの日」は、一年の陰陽が切り替わる時で、
暦の中間点であり、一年の「折り返し地点」を示す指標です。

いわば「エネルギーの転換日」で、気の流れが大きく変わる日と言われています。
運気論では、今までの流れとこれからの在り方や展開を考えて、気持ちの切り替えと、
習慣に埋没せずに行動に変化をつけていく日にすると良いでしょう。w

21日に注目すると、この日は暦注下段で「天赦日」になっています。
「天赦日」は、「天が赦(ゆる)す日」との通り、「百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日」とされ、
「最上の大吉日」、「よろずよし」とされてきました。w

それもそのはず、月に何回もやってくる「一粒万倍日」」や「大安」と違い、天
赦日は年に数日しか来ないですからね。w

法則を述べると、天赦日は、春(立春から立夏前まで)は戊寅日、
夏(立夏から立秋前まで)は甲午日、
秋(立秋から立冬前まで)は戊申日、
冬(立冬から立春前まで)は甲子日になります。

日本の暦の上で最上の吉日とされていますが、特に開設や新調など新しいことを
始めたり、新しいことにチャレンジするのに最適な日とされてきました。w
「縁起」というのは、「因縁生起」の略ですから、きっかけとして良い展開を図
るべく活用すると良いですね。^^

ただし、「天が万物の罪を赦(ゆる)す日」で最上の吉日だといっても、罪なこ
としたらダメですよ。w
かつ、現代の陰陽師としては、学び以外の新しいことを始めるのに、21日を子
丑空亡の人が事の始めに用いたり、卯の月日に生まれた人は相刑が働くので支障
ありとは思いますが。(ワラ)

日取りなどの天の運行、環境・風水などの地の整え、人の調和・共存が三宝の大事ですが、
どなたにとってもよき年の納めができると良いですね。
さて、本日の水曜会、メニューは以下の11品です。
1.刻みオクラとヤマナメタケの麺つゆ浸し。
2.ほうれん草のお浸し、手作り柚子ポン酢で。
3.焼きズッキーニのパルメザンチーズ掛け、蛯名高原ソーセージを添えて。
4.京うらら揚げと小松菜の炊いたん。
5.豚バラ肉とワサビ菜の中華炒め。
6.いづみ式豚ロースのしゃぶしゃぶサラダ。
7.エノキダケと鶏胸肉ミンチのつくねバーグ、湯がきブロッコリーを添えて。
8.いづみ式鶏肩肉のから揚げ。
9.鶏胸肉、シイタケ、玉ネギのとろみ餡。
10.パンガシウスのバタームニエル、ヨーグルトハニーソース掛け。
11.縞ホッケの焼いたん、レモンを添えて。

本日、正月事始めですが、12月度気の科学体験 講座開催。

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本日は正月事始めですが、第2土曜日につき12月度の気の科学体験講座を開催
します。
大体、クリスマスもまだだというのに正月飾りを買うのは気が急いてなりませぬ。w

そうでなくとも12月は、日々の過ぎ去るのが殊の外早いと感じます。
リッシンベンは心を表すので、忙しいと心を亡くし、慌ただしいと心を荒らすと
か。w

陽明学者であり、昭和史の黒幕と言われた安岡正篤の座右の銘に「六中観(りくちゅうかん)」
がありますが、その一つに「忙中閑あり」がありますね。
「ただの閑は退屈でしかない。ただの忙は文字通り心を亡ぼすばかりである。真の閑は忙中にある。忙中に閑あって始めて生きる」
とか。w

他には、苦中楽あり、死中活あり、壺中天あり、意中人あり、腹中書ありとありますが、
「中」を入れたのは、「調和していき、融合し、一体化する」といった意味があったとか。
忙しい時こそ自ら「閑」を見出し、心を静めることが大切で、忙しい中に暇を見つけて楽しむ心の余裕を持つこと
ですね。w

師走は納めの月になりますから、講座では先々の展開を焦らず、復習を大事にしましょう。
先ずは「ネオ関節活法」から始めましょう。

「ネオ関節活法」は、関節をスムーズに動かすように誘導し、脳にインプットすることで、
痛む筋肉や凝り固まった筋硬結が触れずとも解除できる方法です。
腰仙関節、肋椎関節、椎間関節、胸鎖関節、脛腓関節、距腿関節の6技法をお伝えしましたが、
このうち、腰仙関節と胸鎖関節の技法を振り返ってみましょう。

肋椎関節については、自律神経を筋肉から整える別解として腹直筋と腹斜筋に関
節の動きを誘導してアプローチする方法を復習しましょう。
今まで神経→内臓→関節→筋肉の優先順位的アプローチで、痛みや硬結のあ
る筋肉には触れずに整えて行く展開をしてきましたが、今年の納めとしては、直
接筋肉に触れて自律神経に有効な作用をフィードバックする方法をお伝えします。

自律神経、呼吸、脳の機能、人体運動の要を整える別解として、効果抜群の直接触れる秘伝の整体法としては、
大腰筋に直接触れる法や肩甲下筋に直接触れる法などがあります。
この復習からさらに、肩甲棘からのアプローチ、肋骨裏の胸横筋からのアプローチ、
外側翼突筋からのアプローチをお伝えしましょう。

例えば肩こりで僧帽筋がガチガチに固まってる場合、肩甲棘を擦ってあげると棘
上筋と棘下筋が緩み、僧帽筋がたちどころに柔らかくなります。
「按摩」でも「あん摩」でもなく、「腱引き」的なやり方ですが、痛みを与えず
1分も掛からず即座に肩が楽になります。w

生命活動を維持しているのは間脳以下の原始脳で、自律神経の働きや自己治癒力
を高めるためには、迷走神経や視床下部、視交叉上核などに直接アプローチする
ことが優れた効果があります。
今年の月例講座納めとして、余命3日を宣告された父をそれまでの平常状態に蘇
らせた中核の技法をお伝えします。

左鎖骨への水の技法二の型→心臓椎骨靱帯と小脳テントへの水の技法五の型→c
1から脳下垂体への水の技法五の型変→調整骨からの水の技法二の型変→耳珠か
ら迷走神経への振動伝達法→後頭骨からの水の技法四の型がその手順になります。

それぞれの技法は既にお伝えしてありますが、このように組み合わせると、大変
良い効果があり、誰に行っても体調を良くすることができます。
人体の部分的な痛みを即解除してあげることは当然ですが、より身体の深いとこ
ろから修復を図らないと、回復が不十分であったり、戻りが生じることになりま
すから。^^;
また、長時間の施術はお互いの負担にもなり、痛みを与える方法は防御反応と脳
の拒絶に会って効果を減じるので考慮すべきですね。w

講座を終えたら、例によって会場をこちらに移しての無料懇親会です。
第一次忘年会として、今年の苦・悩、嫌・悪を忘れ、楽しく語り合いましょう。w

今日の懇親会メニューは、以下の11品です。
1.いづみ式ほうれん草のお浸し、手作り柚子ポン酢で。
2.豚バラ肉と新京野菜かつお菜の鶏ガラだし炒め。
3.カボチャの揚げ浸し、黒胡麻散らし。
4.聖護院かぶらのカツオ昆布だし味噌煮、ご希望で餅を入れて雑煮に。
5.とろける揚げ出し豆腐。
6.いづみ式マイタケの天ぷら。
7.豚ロースの生姜照り焼き。
8.大根、厚揚げ、結びコンニャク、はんぺんのおでん。
9.鶏腿肉と玉ねぎの茶わん蒸し風玉子とじ。
10.粉吹き芋のパルメザンチーズ散らし。
11.白妙の京きんぴら(大根の皮と白胡麻)。w

3日後に12月度の講座を控えて、本日は水曜会

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12月7日に二十四節気の「大雪」を迎え、戊子月に入りましたが、
それより3日早く、先週の木曜日に京都は初雪になりました。^^;
最早冬装束の作務衣を着ていますが、髪型がQPヘヤーのせいか、外へ出ると寒い
ことです。w

寒いと筋肉や血管が収縮して、血流が悪くなるので、小まめに身体を動かしたり、
身体を温めることが大事です。
特に、痛みがあったり、内臓の弱りがある場合、冷えは厳禁ですからね。w

第2土曜の13日は、正月事始めですが、桂西口会館で12月度の気の科学体験
講座を開催します。
解剖学的整体優先順位は、神経→内臓→関節→筋肉と捉えて、
講座ではその統合・融合的技法を展開してきました。

12月度の講座は、「ネオ関節活法」の復習から始めることにしましょう。
関節包内の運動レール軌道が崩れていると、関節が噛んだりしてスムーズに動か
ず、炎症や靱帯・筋膜の硬結・痛みが発生したり、関節の可動域制限が生じることになります。

そもそも筋肉は関節や内臓を守る働きをしてるため、関節の動きを正常化せずに
筋肉を緩めてしまうと、どうなるかは自明の理。w
「ネオ関節活法」は、関節をスムーズに動かすように誘導し、脳にインプットすることで、
痛む筋肉や凝り固まった筋硬結が触れずとも解除できる方法です。

例えば、腰痛や膝痛のあるほとんどの場合、左右の腰仙関節が詰まっています。
そのため、骨盤の前傾・後傾の動きが悪く、脚を曲げて踵を尻に付ける動作が不
自由になっているものです。

骨盤と仙骨に触れて、腰仙関節の動きがスムーズになるよう誘導すると、大腿四
頭筋や大腿筋膜張筋などの張りや筋硬結が触れずとも解除され、楽に踵が尻に付
くようになります。
膝を曲げて正座ができない人には、必須の施術法の一つですね。w

例えば、五十肩など腕を挙上して耳の後ろに付かない可動域制限のある場合、ほ
とんど全てのケースで、胸鎖関節が詰まって動かなくなっています。
痛む肩に触れずとも、痛むのに肩より上に腕を上げずとも、仰向きに寝かせて腕
を天井方向へ伸ばしてもらい、手首を柔らかく持って天井方向へ腕を引くことで、
胸鎖関節は動くものです。
ほんの数秒の操作で、挙上動作が極端に楽になるのが分かります。w

特修では、効果抜群の直接触れる秘伝の整体法をお伝えしましょう。
これは筋肉に直接触れることで、自律神経、呼吸、脳の機能、人体運動の要を整
える別解になります。

例えば、五十肩など両腕の水平挙上が耳に付かなかったり、小さく前に倣えの姿
勢から前腕を横に開いたら180度開かない人の場合、肩甲下筋に直接アプロー
チする法が大変有効です。

仰向きになった人の腕を水平より少しだけ頭方向に開くと、肩甲骨が少し外へ出てきます。
重ね手で指を脇の下に触れ、肋骨に触れてから床方向に指を沈めると、肩甲下筋
に直接触れることができます。
このポジションを取ると、僧帽筋・大円筋・小円筋の隙間から肩甲下筋に触れることができるのですが、
ソフトなタッチで10秒から15秒すると肩甲下筋が緩むのが分かります。
するとテキメン、腕は耳に着くまで挙がり、前腕開きも180度開くようになり
ます。w

今までは、神経→内臓→関節→筋肉の優先順位的アプローチで、痛みや硬結のあ
る筋肉には触れずに整えて行く展開でしたが、今年の納めとしては、直接筋肉に
触れて自律神経に有効な作用を与える方法をお伝えします。

これは、他にも大腰筋に直接アプローチする法、肩甲棘からのアプローチする法、
そして肋骨裏の胸横筋からアプローチする法、外側翼突筋からのアプローチ法が
あります。

最後に残るダメージ残留痕などの筋肉の痛みや圧痛点は、「水の技法、三の型」
や「波動伝達法、腕弓射虎法や如意輪法」、「瞬間ゼロG擦法」などで解除でき
ます。
そうした復習も含め、来年の新しい展開を楽しみつつ構想しております。w

気の科学体験講座の翌日は、月例の第一法則講座があります。
昨日から八専(はっせん)期間に入りましたが、八専とは暦注の一つで、
壬子(みずのえね)の日から癸亥(みずのとい)の日までの12日間の中で、
十干と十二支にそれぞれ割り当てられた五行(木火土金水)が同じになる「専一(せんいつ)」の日が8日間集中する期間
となります。

来年の丙午も火が重なる年ですが、五行が重なると、吉と出るか凶と出るか極端
に偏りやすくなりますので、争い事や諸事極端は避けて平穏無事に過ごせると良
いですね。
水の重なる9日の壬子から、お終いは20日でまたもや水の重なる癸亥まで
ですからか、「八専期間は雨が降る」などといいますが、はてさて?w

明日はいづみが休みの木曜なので、どこかへ飲みに行くのが恒例ですが、
「私の往くところ、傘は要らぬ」と、八大龍王を守護神とする現代の陰陽師、気に掛けておりませぬ。w
味良く、コスパ良く、接遇良く、客層の良い店というのがなかなか新規に発見できないのが難ですが。^^;

それもお勉強で、脳には新しい刺激を与えないと、サビつくことです。(ワラ)
喜びや楽しみは、脳に良い栄養になりますから、食と同じく大事にしましょう。w

さて、本日は暦中段十二直が「のぞく」にして、水曜会です。
百凶を除く日として、お祓い・掃除・病気の治療・種まきなどには吉、婚礼・金
銭の支払い・夫婦交合などには凶といわれています。

十二直とは中国で生まれ、北極星を中心に回る北斗七星の動きをもとにした暦です。
北斗七星は反時計回りに1日をかけて北極星を1周し、古代人にとっては特別な星でした。

奈良時代から江戸時代までは、日々の吉凶をみる暦として「十二直」が重要視されていました。
宇治の平等院には日本最古の暦が保管されていますが、この暦には「十二直」が
記載されています。

明治以降は、大安・友引などの六曜が庶民にとって重要視されてきたものですが、
個々の運気は人それぞれで、誰にとってもその日の吉凶が同じはずはないので、
現代の陰陽師、さほど重要視はしておりませぬ。w
尤も、披露宴や儀式など縁起を大事にする風習があるところでは配慮して、無視
はしていませんが。w

人それぞれは、それぞれなりの「律」があるのは善いことで、例えば五行分析で
土気の多い人ならば、でんぷん・糖質・脂質は意識して控えることが健康に良い
自律となります。w
足りぬは補い、過剰は控えて、「健体康心」の略、健康でいきたいものですね。

料理の方は調いました。
今日のメニューは、以下の11品です。
1.いづみ式ブロッコリーの塩茹で。
2.ほうれん草のお浸し、いづみの手作りポン酢で。
3.蕪葉の昆布・塩一夜漬け。
4.鶏肩肉の竜田揚げ。
5.豚ロースと新京野菜「かつお菜」の中華炒め。
6.鶏腿肉と玉ねぎの茶わん蒸し風白だし玉子とじ。
7.舞茸の天ぷら、天つゆか天然塩で。
8.自家製厚揚げ、天つゆかいりこ味噌で。
9.聖護院蕪の味噌煮、餅を入れて雑煮も可。
10.いづみ式小かぶらのスライス。w
11.三重からの小アジの味醂干し炙り。

気の科学通信~「養生文化」と気功の広がり📜🫁🏯~

皆さんこんにちは

気の科学研究所の更新担当の中西です

 

「養生文化」と気功の広がり📜🫁🏯

 

気功の歴史をさらに深く味わうには、「どのように記録され、どのように人々の生活へ浸透していったのか」を見るのが面白いポイントです。気功は一つの宗派や一人の天才が作ったものではなく、長い時間の中で多様な人々が試し、語り、磨き、残してきた文化の集合体です。そこには文献の蓄積と、生活の中での実践がありました📚✨

古代中国では、身体を整える知恵がさまざまな形で残されています。たとえば、呼吸や身体操作に関する記述は、医学的な文脈、修養の文脈、あるいは生活の知恵として散在します。なぜ散在するのかというと、当時の人々にとって「身体を整えること」は特別な分野ではなく、暮らしそのものに関わる常識だったからとも言えます。四季の変化に合わせて衣食住を調整し、無理をしないように暮らしを整える。そこに呼吸や体の動かし方が自然に混ざっていたのです🌾🍲

やがて時代が進むにつれて、「養生(ようじょう)」という考え方が広く語られるようになります。養生は、病気を治す以前に、日々の生活で心身を整え、健やかに暮らすという発想です。ここが気功文化の魅力的なところで、目的は“勝つ”でも“見せる”でもなく、“長く穏やかに生きる”ことに向かっているのです🌙
養生の考え方は、食事、睡眠、感情のコントロール、運動、呼吸など、暮らし全体を含みます。気功はその中で、呼吸と姿勢と意識を統合する方法として位置づけられ、価値を増していきました。

宋(そう)から明(みん)にかけては、学問や思想が大きく発展し、身体と心をどう扱うかという議論も盛んになります。儒教・道教・仏教の影響が交差し、心を落ち着ける方法、静坐(せいざ)の文化、内面を整える修養が重視されました。気功的な実践は、こうした修養文化と結びつきながら、「体の外側を鍛える」だけではなく「内側を整える」方向へも深まりを見せます🧘‍♀️✨

面白いのは、気功が「特別な人の秘術」だけでなく、「一般の人々の生活の知恵」としても広がっていった点です。農村や町の人々は、季節による体調変化を肌で知っていました。寒暖差、湿気、疲労、食の偏り。そうした日々の揺らぎに対して、ゆっくり動く、呼吸を整える、姿勢を正すといった方法が、無理のないセルフケアとして受け入れられていきます。気功の魅力は、道具が少なく、場所を選びにくく、静かに続けられるところにもあります🌿
派手ではないけれど、生活に溶け込みやすい。だから文化として残ったのです。

一方で、気功は武術の世界でも熟成していきます。武術の稽古は激しく見えるかもしれませんが、熟練者ほど「力を抜く」「軸を整える」「呼吸を乱さない」ことを重視します。そこで培われた身体感覚は、気功の「内側の統一」と響き合います。ゆっくりした動作の中で、体のつながりや重心移動を整える。呼吸と動きが一致すると、動作が滑らかになる。こうした感覚は、現代の私たちにも理解しやすい魅力です🥋✨

また、気功が文化として成熟するほど、「言葉で説明しきれない部分」をどう伝えるかという課題も生まれます。呼吸の深さ、意識の向け方、脱力の質感、重心の落ち方。これらは文章だけでは伝わりにくい。そこで、師弟関係の中で体感を通じて伝える文化が育ちます。気功には“学問”としての側面と、“身体で学ぶ芸”としての側面が同居しているのです。ここに、単なる健康情報とは違う、文化としての厚みがあります📜✨

現代では、気功はさまざまな流派・スタイルがあり、瞑想に近いもの、動作中心のもの、武術寄りのもの、養生寄りのものなど多様です。この多様性は、気功が長い歴史の中で、さまざまな人々の必要に応じて形を変えてきた証拠でもあります。固定された一つの正解ではなく、時代や暮らしに合わせて更新されていく柔らかさ。そこが文化としての魅力です🌿🫧

気功を歴史として眺めると、単なる「健康に良いと言われる何か」ではなく、呼吸と身体を通して人生を整える知恵が、文献と生活の中で織り重なってきたことが見えてきます。忙しい現代だからこそ、こうした養生文化の視点は新鮮に響くはずです。心身を急いで“改善”するのではなく、日々を丁寧に“調律”する。その静かな価値が、気功の歴史の中で育てられてきた魅力なのです🌙✨

早や師走、良き納めを目指して、12月最初の水 曜会

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早や、師走に入りましたね〜。w
月例講座と納めの行事の他、顧問先へは翌年と翌月の傾向と対策の指示書の作成、
その他諸々の納め仕事あって、12月は最も早く日々が過ぎるように感じます。^^;

苦があると、時間の経由は遅く感じるはずですが、早く感じるのは恙無き倖せの証左かも。
災禍なく、日々を送れることに感謝しなくちゃデスね。w

現代は初詣文化が根付いていますが、かつては年末に拝む「納め拝み」が、来た
る新年を良い年にするために重要な行事でした。
「納め拝み」では、その年に参拝・祈願してお世話になった神仏へ、一年の締めくくりとなる年末に、感謝を捧げます。

現代では「縁日」と言うとお祭りをイメージしがちですが、本来は特定の神仏とご縁が深くなる日を「縁日」と言い、
仏様では「三十日秘仏」、神様では「三十番神」により、それぞれの神仏に縁日の日にちが割り当てられてきました。

これ以外には、日本では・・・
子の日=千手観音
甲子の日=大黒天 
寅の日=毘沙門天 
巳の日=弁財天(殊に己巳の日は弁才天供養日)
庚申の日=帝釈天・青面金剛
午の日=稲荷明神 
亥の日=摩利支天などのように十二支で定められたものもありますが。w

元来は、西暦900年代に中国で定められた三十日秘仏が、縁日の基礎となったものです。
五祖山戒禅師が日頃信じる三十仏を一カ月三十日に配して、罪障消滅と祖先の冥福を祈ったことが
始まりと言われています。

江戸時代頃の日本では信心する神仏との縁日にお参りをしてきましたが、12月は一年を締めくくる縁日のお参りが、納め拝みです。
現在は、一年の感謝を縁日に捧げる「納め拝み」を行う人々は少なくなりました
が、来年の福徳をもたらすと信じられてきました。

手元の暦を見るに・・・
12月5日(金)は、納め水天宮
12月8日(月)は、納め薬師如来
12月13日(土)は、納め虚空蔵菩薩
12月15日(月)は、納め阿弥陀如来
12月18日(木)は、納め観音菩薩
12月21日(日)は、納め大師
12月24日(水)は、納め地蔵菩薩
12月25日(木)は、終い天神
12月28日(日)は、納め不動
12月28日(日)は、納め大日如来
12月30日(火)は、納め釈迦如来

全国的には「初詣」が主流、お正月明けの参拝が根付いていますが、年末・年始の両方とも、縁日に参拝する人々もいます。
年始は縁日を目安にすることで、参拝客による混雑を避けることもできるでしょう。w

本来、縁日は「必ず参拝しなければならない日」ではありません。
自分のご縁のある神仏に、節目の日として感謝を伝える機会と考えると良いでしょう。

行けるときに無理なく参拝するのが一番です。w
神社やお寺に足を運べない場合でも、ご家庭のお仏壇や神棚で一年の感謝をお祈りすることが、立派な納め拝みになります。
静かに手を合わせ、日々の平穏への感謝を伝えるだけでも十分でしょう。w

また、日本には八百万の神々がおわします。
その日本の神々様の中でも、代表格である三十体の神様を、一カ月三十日を日替わりで
「国家安寧」「衆生幸福を守る」ために毎日ご当番(日番)に当てる様に選出されたのが「三十番神」です。

「法華経」や「潅頂経」の説に基づいて、最澄伝教大師が祀ったのが始まりと言われています。
後に、特に「日蓮宗」で熱心に信仰されました。

それによると・・・
日付 三十日秘仏   三十番神
1日 定光仏じょうこうぶつ 熱田大明神あつただいみょうじん
2日 燈明仏とうみょうぶつ 諏訪大明神すわだいみょうじん
3日 多宝仏たほうぶつ 広田大明神ひろただいみょうじん
4日 阿閃如来あしゅくにょらい 気比大明神けひだいみょうじん
5日 弥勒仏みろくぶつ 気多大明神けただいみょうじん
6日 二萬燈明仏にまんとうみょうぶつ 鹿島大明神かしまだいみょうじん
7日 三萬燈明仏さんまんとうみょうぶつ 北野大明神きたのだいみょうじん
8日 薬師如来やくしにょらい 江文大明神えぶみだいみょうじん
9日 大通智勝仏だいつうちしょうぶつ 貴船大明神きぶねだいみょうじん
10日 日月燈明仏にちがつとうみょうぶつ 天照大神てんしょうだいじん
11日 歓喜仏かんぎぶつ 八幡大菩薩はちまんだいぼさつ
12日 難勝仏なんしょうぶつ 加茂大明神かもだいみょうじん
13日 虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ 松尾大明神まつおだいみょうじん
14日 普賢菩薩ふげんぼさつ 大原大明神おおはらのだいみょうじん
15日 阿弥陀仏あみだぶつ 春日大明神かすがだいみょうじん
16日 陀羅尼菩薩だらにぼさつ 平野大明神ひらのだいみょうじん
17日 龍樹菩薩りゅうじゅぼさつ 大比叡大明神だいひえいだいみょうじん
18日 観世音菩薩かんぜおんぼさつ 小比叡大明神しょうひえいだいみょうじん
19日 日光菩薩にっこうぼさつ 聖真子権現しょうしんじごんげん
20日 月光菩薩がっこうぼさつ 客人大明神まろうどだいみょうじん
21日 無盡意菩薩むじんいぼさつ 八王子権現はちおうじごんげん
22日 施無畏菩薩せむいぼさつ 稲荷大明神いなりだいみょうじん
23日 大勢至菩薩だいせいしぼさつ 住吉大明神すみよしだいみょうじん
24日 地蔵菩薩じぞうぼさつ 祇園大明神ぎおんだいみょうじん
25日 文殊菩薩もんじゅぼさつ 赤山大明神せきさんだいみょうじん
26日 薬上菩薩やくじょうぼさつ 建部大明神たけべだいみょうじん
27日 盧遮那仏るしゃなぶつ 三上大明神みかみだいみょうじん
28日 大日如来だいにちにょらい 兵主大明神ひょうずだいみょうじん
29日 薬王菩薩やくおうぼさつ 苗鹿大明神のうかだいみょうじん
30日 釈迦如来しゃかにょらい 吉備大明神きびだいみょうじん

まさに神仏混交ですが、私には名前も知らない神仏もあることです。^^;
母方祖母は法華宗、本能寺で得度を受けた阿闍梨でしたが、多分こうした詳細は知らなかったのでは思います。
ましてや私ゃ、門徒もの知らずですから。w

まあ、縁日の「縁起」というのも、「因縁生起」の略であり、「すべての存在は
無数無量といってよい程の因縁によって在り得ている」という、仏教の基本思想
ですわね。w
縁日にせよ、命日にせよ、感謝して生きるが吉でり、善しであろうかと。w

明日は私にとっては発展計数7の日ですが(数理数命学で2025・12・4→
計数7)、生日の干支が巡る今年最後の日。
年干支が再び巡る年は還暦ですが、生まれた月日の干支が再び巡るときも、同様の意味合いがあります。

自分の今までの因縁が再起再生するといわれ、「この人生、二度目として生きよ」
が至言となります。
進化を目指して、同じ苦轍は踏まず、良かったことは再開して言祝ぐことにしましょう。w

自身の自律日もまた、因縁生起の観点からいうと縁日でもあります。w
自己実現の前提条件は、誰にとっても自律・自立・自活ですから、習慣や他への
依存に埋没せずに、「律」や「時」も大事に活用していきましょう。

今日は、12月最初の水曜会ですが、常連さんは来ず、明日から入院する弟が来るとのこと。
回復が良くなるようにヒーリングして、処分すべき実家のことやこれからの楽し
み作りについて、ほろほろと飲みつつ語り合おうかと思います。w

今日のメニューは、以下の11品です。
夕刻からは冷えるようですから、来られる方は暖かい服装でお越しください。
1.いづみ式ブロッコリーの塩茹で。
2.刻みオクラとヤマナメタケの手作りだし醤油和え。
3.いづみ式小松菜のナムル、白胡麻まぶし。
4.ほうれん草のお浸し、醤油絞り、黒胡麻散らし。
5.鶏胸肉のミンチとエノキダケのつくねバーグ、ワサビ菜とスィートチリソースを添えて。
6.豚肉とワサビ菜のチェンマイ風ソテー、ムゥ・パック・パット。
7.豚ロースの生姜焼き、ミニトマトを添えて。
8.マイタケ、シメジ、エノキダケ、亀岡和牛の木こりすき焼き。
9.いづみ式カボチャの味付け天ぷら。
10.どんこ椎茸、焼きたてを手作りポン酢で。
11.福井県産さわらの塩焼き、手作り柚子ポン酢で。

気の科学通信~文化のはじまり🌿🫁✨~

皆さんこんにちは

気の科学研究所の更新担当の中西です

 

文化のはじまり🌿🫁✨

 

気功(きこう)という言葉を聞くと、静かに立って呼吸する姿や、ゆっくりとした動作で体を整えるイメージを持つ方が多いかもしれません。けれど気功の魅力は、単なる健康法や体操の枠に収まらず、はるか昔から続く「気(き)」という思想とともに育ってきた、奥深い文化の世界にあります。気功の歴史をたどることは、東アジアの人々が「人間の身体」「自然」「心のあり方」をどう捉え、どう暮らしに取り入れてきたかを知る旅でもあります🧭✨

まず、気功を理解する鍵になるのが「気」という概念です。気は、目に見えないけれど世界を巡る働きとして語られてきました。風の流れ、季節の巡り、食べ物が力になる感覚、呼吸で体が落ち着く感じ――そうした日常的な体感を、昔の人々は「気のはたらき」として表現しました。ここが面白いところで、気の思想は“超常的なもの”というより、自然観察と身体感覚が重なって生まれた、極めて文化的な知恵の結晶でもあるのです🌾🍃

古代中国では、自然界の変化を説明するために陰陽(いんよう)や五行(ごぎょう)といった枠組みが育ちました。陰陽は、昼と夜、暑さと寒さ、動と静のように、相反するものが支え合って世界が成り立つという考え方。五行は、木・火・土・金・水という象徴的な要素で、季節や身体、暮らしの変化を読み解く発想です。気功は、こうした世界観と強く結びつきながら、「呼吸」「姿勢」「意識」「動作」を通じて、気の巡りを整える文化として形を整えていきました🫁🧘‍♂️

気功の源流を語るとき、よく触れられるのが「導引(どういん)」と「吐納(とのう)」という古い実践です。導引は、体を導いて引く、つまり伸ばしたりひねったりして、身体をしなやかに使う技法。吐納は、吐く・納める、つまり呼吸を整える技法です。現代の気功にも通じる要素が、すでに古い時代から存在していたことが分かります。呼吸と動きと意識を合わせるという発想は、単なる運動とは違い、“心身の調律”の文化として受け継がれてきたのです🎶🌿

さらに、気功が文化として広がる背景には、道教(どうきょう)の影響も大きくあります。道教は、自然のあり方に学び、無理をせず、流れに沿って生きる「道(タオ)」の思想を大切にします。山にこもって修行する仙人の伝説、養生(ようじょう)という生活の知恵、心を静める坐法(ざほう)――こうした文化の中で、呼吸法や身体操作は“生き方の技術”として磨かれました。気功は、身体を鍛えるだけでなく、生活を整え、心の静けさを取り戻すための方法としても語られてきたのです🏞️🫧

一方で、気功は武術の世界とも結びついて発展します。中国武術には、力任せではなく「内側の統一」を重視する流派があり、そこでは呼吸、重心、意識の集中が重要になります。ゆっくりした動作の中に、軸を整える工夫がある。動くほどに力が抜け、力が抜けるほどに安定する。こうした逆説的な身体観は、武術と気功が同じ文化圏で育ったことを感じさせます🥋✨
つまり気功は、宗教的修養、生活の養生、武術の鍛錬など、複数の文化の交差点で磨かれた「身体知」なのです。

現代では、気功は健康・リラクゼーション・セルフケアの文脈で語られることが多くなりましたが、本来の魅力は「呼吸を通して自分を観察し、自然のリズムに戻っていく」ような感覚にもあります。慌ただしい日々では、呼吸が浅くなり、肩が上がり、頭の中が過密になります。そんなとき、ゆっくり吐いて、静かに立ち、体の内側に注意を向けるだけで、景色が変わることがあります🌙
気功の文化は、そうした“自分に帰る道”を長い時間をかけて育ててきました。

もちろん、気功は医療の代替ではありません。体調に不安がある場合は医療機関の受診が大切です🩺。ただ、歴史と文化としての気功を知ることは、「身体をどう扱うか」「心をどう整えるか」という普遍的な問いに、古い時代の人々がどんな知恵で向き合ってきたかを知ることでもあります。気功の魅力は、派手な成果ではなく、静かな積み重ねに宿る。そこにこそ、文化としての深い味わいがあります🌿✨

秋の特別研修を終えて、本日は11月納めの水曜 会

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23日に秋の特別集中講座を終えましたが、充実した時間が過ごせました。w
コロナとインフルの流行により、家族罹患で欠席となった方々がありましたが、
できれば年内にでも、個別で習得できるよう配慮いたします。

実習の手応えでは、午後1時からの半日研修を組むのが良いかと。
12月は13,14,20,28日以外なら可能ですので、参加できなかった方
同士連絡を取り合ってみてください。w

今回の「水の技法」は、今までの展開を統合・融合したもので、優れた効果を実
践で発揮しています。
この技法は、拮抗圧による神経伝達の再起動、ウォーターブリッジ現象、人体の
波長共鳴、波動の伝達法、縦横の隔膜の活用、反射・反応点の活用などの観点から成り立っています。

この技法には、一の型から五の型とそれぞれの変がありますが、実に応用範囲が
広く活用できるものです。
人体の3大隔膜を活用する横の法則からは、経絡や筋絡、アナトミートレインな
どの縦の法則からは解消できなかった問題も解決できる可能性があります。

東洋医学の基本は気血水ですが、気を電子や素粒子と捉えての、「治療スイッチ
を入れる」こと、退化痕を再起動して今までは不通であった神経路を通すこと。
全身の血行路を開放し、横隔膜の動きや肋骨の広がりなどを良くして、呼吸と共
に質の良い血流を導いて、DNAレベルでも細胞の修復を図ること。

以上が今までの展開でしたが、「水の技法」では、人体内の水を動かすことによって、気血の流れが良くなるこ
とが実感できます。
一から三の型までで、お腹の中が動いてポカポカと温まり、手足末端まで温まる
し、脊柱起立筋などの固い筋肉がふにゃふにゃに緩むことが実感できたことでしょ
う。

四の型のフラクタル反射を用いたクラニアル技法や五の型の小脳テントの活用、
またその変では、視床下部や視交叉上核などの間脳以下の原始脳にもアプローチ
できるので、自律神経の調整や生きる力である自己治癒力・復元力を引き上げる
ことができます。w

解剖学的な整体施術の優先順位は、神経→内臓→関節→筋肉と捉えて、その統合
的・融合的な展開をしてきました。
皮膚の感覚受容器を活用して、サッと軽く撫でたり(擦法)、あるいは触れずと
も「治療スイッチを入れ」て、可動域を良くしたり痛みをなくす神経の機能に着
目した気の展開。
「水の技法」は最初、内臓に着目したものですが、融合的・統合的な観点から、
全身に効果が及ぶようになっています。

ダメージ残留痕などの最後に残る靱帯や筋肉の痛みも、牽引の型である三の型で
消すことができます。
「瞬間ゼロG擦法」や「骨膜振動伝達・腕弓射虎法」、「如意輪法」や「薬師・
虚空蔵法」などの「気光エネルギー療法」にプラスしてもらえれば、今までは解
決できなかった痛みの解消の別解になることと思います。w

月例講座では、「ネオ関節活法」として、関節をそのレール法則に従ってスムー
ズな動きになるよう誘導することで、筋肉や靱帯の痛み、可動域が改善できる法
を展開し、合わせて直接深部組織などに触れる整体技法を展開しています。
例えば、どうしても腕が肩より上に上がらず困っている人には、「水の技法」でいうと「三の型」になりますが、胸鎖関節を腕を
牽引して動きを誘導するだけで、その場で良くなることが分かります。

筋肉は硬結して痛みを発しますが、これは関節を守るために硬くなってるので、
関節の噛み具合を正しいレール法則に戻して脳にインプットしてあげないと、元
の木阿弥になるのは自明の理でしょう。w
「ネオ関節活法」は筋肉に触れずに筋硬結を解くことができる技法ですが、人体を守るべく無理してもガンバッテル
筋肉を、力を入れて緩めようとし、防御反応が屈服するまで筋肉を責めるならば、
次の日にでもどうなることやら(ワラ)。

あ。。頭の中に故松田晴世さんのLP「くれなゐ夢幻」にある「般若心経」が。w
マイナーなので多分、誰も知らないだろうけど、それは私の技法も同じこと。(ワラ)
縁あって、知る人が知り、実感して喜んでもらえれば、それで幸甚かと。w

メジャーなのは京都の秋の紅葉ですが、土日の混雑にはマイリマス。^^;
京都の紅葉は、今見頃です。

清水寺、青蓮院、知恩院、くろ谷金戒光明寺、天龍寺宝厳院、北野天満宮などで
は、12月7日まで夜間特別拝観とライトアップの最中です。
夜の社寺は普段は見れない光景が、眼福ですのでお勧めですよ。w

さて、11月もあと5日、今日はこの月納めの水曜会になります。
今日のメニューは、以下の11品です。
1.キャベツのコールスロー、ミニトマト乗せ。
2.刻みオクラのだし醤油和え、削りカツオまぶし。
3.ほうれん草のお浸し、醤油絞り、黒胡麻捻り散らし。
4.いづみ式豚ロース、キャベツ、キクラゲ、炒り卵の鶏ガラだし炒め。
5.鶏胸肉片栗粉コーティング、ミックスナッツ、小松菜のアヤム・カチャム・サユールヒジュー・ゴレン。
6.壬生菜の醤油絞り、亀岡牛のしゃぶしゃぶ乗せ、手作りポン酢で。
7.豚ロースカツ、レタスを添えて。
8.いづみ式レンコンとカボチャの天ぷら、天つゆかブラックソルトで。
9.鶏胸肉片栗粉コーティング、大根、白菜、エノキダケのカツオ昆布仕立てだし鍋。
10.丹波シメジのホイル焼き、ポン酢で。
11.鮭ハラスの焼いたん、レモンを添えて。

気の科学通信~時代に“気功”が求められる~

皆さんこんにちは

気の科学研究所の更新担当の中西です

 

~時代に“気功”が求められる~

便利になった一方で、人の「心と体のつながり」はどんどん薄れています。

そんな今だからこそ、再び注目されているのが気功です。


🧩1. 科学と融合する「現代気功」

最近では、医療分野や大学研究でも気功の効果が検証されています。
・自律神経バランスの改善
・血圧の安定
・免疫機能の活性化
・脳のリラックス波(α波・θ波)の増加

つまり、気功は「古代の知恵」+「科学的根拠」を持つ統合的な健康法になりつつあるのです。


🪶2. “感じる力”を取り戻す

現代人は、常に外の情報に反応しています。
ニュース、SNS、メール、広告…。
頭は常にフル稼働。

気功はその真逆。
外ではなく、“内”を感じる時間。
自分の呼吸・姿勢・心の動きを感じることが、
ストレス解放の第一歩です🌿。


🌞3. 社会とつながる「優しい気功」

最近では、企業研修や福祉施設でも気功が取り入れられています。
・職員のメンタルケア
・高齢者の転倒防止
・子どもの集中力アップ

気功は年齢や体力に関係なくできる“やさしい運動”。
その普遍性が、これからの社会に必要とされる理由です。


💫4. 「気」は思いやり

気功を続けると、不思議と人との関わり方も変わります。
相手の“気配”を感じ取るようになり、
人の痛みや疲れにも敏感になる。

それは、「思いやり」という名の“気の循環”です。
人と人との関係にも、やさしいエネルギーが流れていきます。


🌈5. まとめ

気功は、古くて新しい“生き方の技術”。
体を整え、心を静め、社会にやさしさを広げる。

便利な時代にこそ、「感じる時間」を取り戻そう。
あなたの呼吸が、あなた自身を癒す最初の一歩です🍃。

 

23日の特別研修を控え、腹巻着用を説きつつ、 本日は水曜会

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今週に入り、急速に冷えて来ましたね。^^;
京都は最高気温が12℃、最低気温が4℃前後で、木枯らしが吹いてます。

私は腹巻を着用して、冷えと寒暖差に対応していますが、現在の日本では男性の
91%、女性の79%が全く腹巻きを使ってないそうです。^^;
腹巻きは、内臓が集まるおなかを温めることで、全身の健康に良い影響をもたらすアイテムですよ。w

腹巻きでおなかを温めることで、全身の血流が促進され、冷え性の改善につながります。
体温が1度上がることで、消費カロリーが約100kcal増えるという報告もあります。

体温が上がると基礎代謝もアップし、痩せやすい体質へ導くとされています。
妻は晩秋から春先までの着用習慣で、体温が1℃以上上がりました。w

体温と免疫力には密接な関係があり、おなかを温めることで免疫力が向上するのです。
腸には免疫細胞が集まっており、腸を温めることで免疫力が高まります。
体温が1℃上がると、免疫力が5〜6倍にまで高まる可能性も指摘されています。

また、腹巻きは腸を温め、腸の働きを活発にする効果も期待できます。
これにより、便秘や下痢の改善につながり、老廃物の排出を促して肌荒れの予防にも役立ちます。

女性特有の悩みである生理痛やPMS(血の道症)も、おなかの冷えが原因の一つとされており、
腹巻きで温めることで緩和が期待できます。
おなかが温まることで、尿の出が改善されるなど、内臓の働きが良くなりますの
で、内臓の弱りも改善できます。

腹巻きによって体温が適切に保たれると、寝つきが良くなり、質の高い睡眠につながることが期待されます。
自律神経の乱れが改善されることも、深い眠りを促す要因だからです。

血流を良くすることは、健康の維持増進にも、痛みや不調の改善にも必須のことです。
寒くなると外へ出て運動するのがおっくうになりがちですが、よく身体を動かす
のが大事で、同じ姿勢でじっとしてるのが一番血行を悪くします。^^;

また、シャワーだけでなく、湯船にゆっくり浸かることも温活の基本です。
38〜40℃程度のぬるめのお湯に15分から30分ほど浸かることで、全身の血行が促進され、体の芯まで温まります。
熱い湯に浸かり短い時間で風呂から上がると、却って身体を冷やすことになります。^^;

ぬるめの湯にゆっくり浸かることはリラックス効果も期待でき、良質な睡眠にもつながることです。
寝ている間に大脳は休み、生命維持を司る間脳以下の原始脳が身体を修復しますから、
ぐっすり眠れる良い睡眠はどなたにとっても大事なことです。w

体の内側から温めるためには、摂取する飲食物も大切です。
起床後に体温より少し高めの白湯をゆっくり飲むことで、内臓が温まり、代謝アップにつながります。
根菜類や生姜、唐辛子など、体を温める効果のある食材を積極的に食事に取り入れましょう。

昨年は、右鼠径部や左鎖骨下などから全身の血行路を開放して、血流を良くする
技法をお伝えしました。
例えば左鎖骨下にあるリンパ管は、全身の85%のリンパ液が還流してくるとこ
ろなので、免疫力を高めるには必須の狙いどころになります。w

人体の先天的システムエラーと後天的姿勢や動作の生活習慣、並びに絶えず掛かっ
ている重力の負荷などによる人体の歪みの法則により、ヒトの身体は崩れて行きます。^^;
動物は、毛づくろいや羽繕いなどで本能的にセルフメンテをしていますが、人間
は意識してメンテナンスして身体を整えなきゃデスね。w

神経→内臓→関節→筋肉が解剖学的な整体施術の優先順位と捉え、その統合的・
融合的な施術技法を展開してきました。
東洋医学では、気血水の滞りなき循環を健康の基本としていますが、今年は人体
内の水を動かすことで気血の流れが良くなる「水の技法」が出来上がりました。^^

拮抗圧による神経伝達の再起動、ウォーターブリッジ現象、人体の波長共鳴、波
動の伝達法、縦横の隔膜の活用、反射・反応点の活用などの観点から「水の技法」
は成り立っています。
この技法には、一の型から五の型とそれぞれの変があります。

色んな応用の利く技法ですが、23日にはそれぞれの効果的な用法を全てお伝え
し、瀕死状態の父を救った技法も折り込んで会得してもらうのが楽しみです。w
この特別集中研修は、現在5名の参加が予約されていますが、拙宅3階の容量は
あと1名が限度でしょうし、食事の用意も要りますのでお申し込みは20日まで
にお願いします。

痛みや不調の改善・解消が施術の目的ですが、この技法は体調がより良くなるこ
とがすぐに分かります。
一部だけを取り上げても全身の可動域が良くなるのが分かりますが、それだけじゃ
デモンストレーション。w
複合してあらゆる不調に根源から回復するよう働きかけることができるのが大き
なメリットです。

今、京都では、御室仁和寺や北野天満宮、東寺や嵐山の宝厳院、東山では永観堂や金
戒光明寺などのライトアップ夜間特別拝観が開催中ですが、今日からは知恩院も
ライトアップされます。
見頃になりつつありますが、急速な冷えで、紅葉も一気に進むことでしょう。

秋の夜間特別拝観など、季節を味わい、非日常の体験を味わうことも意義と価値
あることです。
特別研修も然ることながら、日常生活に埋没せず、たまには非日常を味わって、
日常の糧や力にすることもお勧めですよ。w

さて、紅葉の進みゆく本日は、気分の高揚も目指して水曜会です。w
今日のメニューは、以下の11品です。
1.湯がきブロッコリーとミニトマト、いづみのハニーヨーグルトドレッシングで。
2.豚バラ肉とワサビ菜の塩胡椒ソテー。
3.豚バラ肉、長ナス、人参のバビ・ゴレン・クチャップ。
4.エリンギのバター醤油焼き。
5.丸ごと玉ねぎのコンソメ煮込み、好みでパルメザンチーズを掛けて。
6.白菜、ブナシメジ、黒毛和牛の白だし炊き。
7.いづみ式マイタケの天ぷら。
8.いづみ式カボチャの黒胡麻まぶし天ぷら。
9.この頃手作りだしを作ることにハマッてるwいづみ式大根、白菜、豆腐入りタラちり鍋。
10.長ネギのみりん味噌ホイル焼き。
11.ブリカマの塩焼き、レモンを添えて。