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月別アーカイブ: 2018年8月

8月最終水曜日、天一天上にて、本日は水曜会

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台風一過の後も、暑い日がこれでもかと続いていますね。^^;
あと2日で8月も終わりですが、今日も35℃超えで、朝の散歩ではセミの声なく、赤トンボが飛んでました。w

この赤トンボたち、確か、7月末からは飛んでたと思うので、秋を告げるアキアカネではなく、ナツアカネのようです。w
アキアカネは夏に一旦低地から姿を消し、秋に成熟成虫が大挙して出現するのに対して、ナツアカネは生活史を通じて低地から姿を消さないものですから。

一昨夜は敷地で、いづみと花火をしましたが、線香花火は私にとっては、どーももの哀しさを感じちゃいます。^^;
若い頃流行った歌、「線香花火が見えますか、空の上から」などという歌詞の呪(しゅ)か知らん。w

それとももっと若い頃、8月末は夏休みの終わり頃ですので、授業が始まり自由な生活が終わることに哀しみを感じるのか?
小学校の教員をしていた頃は、却って2学期の始まりを楽しみにしてたもんですけどね。w

辞めてからの33年は夏休みも関係のない自営業ですので、夏の終わりもなんくるないさあ。w
されど、「秋の心を愁いといいけれ。」というように、秋には決まってものがなしい気分にはなりますことよ。^^;

顧問先への翌月の指示書は全て完成し、後は2名に手渡すだけの自宅待機ですが、はてさて8月の終わりを何で楽しもうかと?w
特にイベントもないようなので、暦を見れば本日は癸巳(みずのとみ)の日で、「天一天上」とありました。

天一神(てんいちじん、てんいつじん)は方角神の一つで、十二天将の主将です。
十二神将は、十二支の方位を守護する神で、仏教では薬師如来の12方位を守っていますが、天一神はその中央に位置します。
そのため中神(なかがみ)とも呼ばれますが、四柱推命の神殺にもある天乙貴人(てんおつきじん)ともいう陰陽道の神様です。

天一神は特に平安時代に強く信じられ、初期の方違えのほとんどは天一神のいる方角を避けたものでした。
天一神は天と地との間を往復し、四方を規則的に巡るとされ、天一神のいる方角を犯すと、百鬼夜行などの怪に遭ったり、祟りがあるとされました。 w

これを天一神遊行(てんいちじんゆぎょう)といいますが、それぞれの期間に天一神がいる方角を塞(ふたがり)といい、その方角に向って事を起こしたり、その方角に真っ直に進んだりすることを避けたものです。
これが、平安時代、貴族が盛んに行った、有名な「方忌み」という風習です。

方位が悪ければ、先ず良い方向へ進み、そこから目的地が良い方法になるように迂回する。
これが、九星気学にいまだに残る「方違え(かたたがえ)」です。

現代の方違えは主に、五黄殺、暗剣殺と自分の本命星が剋される方位を避けるもので簡単ですが、
昔の方違えなんて、天一神のほかにも、4つの方位神があったので、大変でしたよ。w

太白(たいはく):毎日方角が変わるし。^^;
大将軍(だいしょうぐん):3年間同じ方角に留まるが、5日単位で遊行するし。w
金神(こんじん):1年間同じ方角に留まるし。^^;
王相:王も相も1か月半同じ方角に留まるから、続けて来るので3か月間一つの方角が塞がることになるし。w

天一神については、5、6日間同じ方角が塞がるので、その方向が職場と自宅間などに該当していると不便です。
そこで、実際には天一神がその方角へ遊行する最初の日に方違えをすれば、その方角にいる5日間は問題ないとされたものです。 w

同一方角に長期間在する神(大将軍・金神・王相)については、遊行の最初の日に1回方違えしただけでは有効とは言えないとして、その期間中、規則に則って何度も方違えをする必要があったものです。^^;
そりゃ、大変面倒なことなので、方除けの札は大ヒット商品でしたでしょうね。w

ちなみに天一神は、60干支の46番の己酉日からは6日間艮の北東へ、52番の乙卯日からは5日間卯の東へ、57番庚申日からは6日間巽の南東へと順々に8方位へ遊行して行くものです。
然るに8度の遊行後、30番の癸巳日から45番の戊申日までの16日間は、天一神は天上に帰るとされていました。

この期間は天一神の祟りはなくなり、旅行や移転など何処へ行っても良い期間とされています。
本来は、この期間を天一天上(てんいちてんじょう)といい、初日を選日の一つとして、今もなお暦に記載されています。w

その年の最初の天一天上の1日目を「天一太郎」と言い、上吉日とされていますが、この日に雨が降るとその後の天候が良くなくなると言われ、古来はこの日の天候でその年の豊作・凶作を占ったそうです。
今年の天一太郎日は、3月2日でしたが、2月28日の新聞には「3月2日にかけ各地で大荒れ、太平洋側、大雨も警戒」とありました。

しかし、私の記憶では、3月2日は満月で、京都に雨は降らなかったようですよ。w
そのせいでも全くないのですが、昨日も一時パラパラっと雨が降ったかと思うと、一瞬で已み、今年の夏は雨が少なく暑いことです。^^;

なお、天一天上の期間は天一神の祟りはないのですが、その代わりに日遊神という神が地上に降りて家の中に留まるので、この期間は家の中を清潔にしなければ日遊神の祟りがあるとされています。
日遊神は不浄をたいへん嫌う神なので、掃除が不可欠で、特に便所と台所などの水場、玄関などは、努めて綺麗にしておく必要があるとされていました。

今日からの天一天上期間ですので、遊行を楽しみつつも、「家には幸をもたらす神さまをお迎えする」という気持ちで、しっかりと掃除をしておくのが良いことかと。w
木曜は雨の降らない限り、遊行日にしてるのですが、明日は2週に1度の散髪後、家や実家も綺麗にしましょう。w
その後は鳴き終えたセミに代わって、夏の歌でも歌いに行こうかしらと?(笑)

さて、本日は8月最後の水曜会です。
支度を調え、ご都合のつく方のご来宅をお待ちします。
血糖値は上がるけど、昨夜もやったように、冷やした純米酒で魚をつつくのも良いもんですね。w

今日のメニューは、以下の14品です。
先ずはビールかハイボールから、夏の終わりの宴を楽しみましょうぞ。w
1.水菜とツナ缶のアマニオイル、中華ドレッシングサラダ。
2.アボカド、赤パプリカ、キウイの黒酢香味野菜和え。
3.中華クラゲと胡瓜のゴマ油・ポン酢和え。
4.モロヘイヤと梅肉の叩き、麺つゆのばし。
5.鶏胸肉の手作り生ハム、大葉と辛子・柚子胡椒を添えて。
6.鶏ミンチ,合挽ミンチ、ニンジン、エノキ、シメジの香味炒め、レタスで包んで。
7.空心菜のカメリナオイルソテー。
8.温泉玉子、ヒマラヤの紅塩で。
9.ヒラタケと大黒シメジのガーリックバター炒め。
10.カツオの叩き、スライスニンニク乗せ、生姜入りニラ・アタリメ醤油で。
11.丸ごと玉ネギ、新じゃが、ニンジン入り京風肉じゃが。
12.サバの西京焼き。
13.白ゴマ油を塗ったアジの開きの焼いたん、スダチを添えて。
14.ロールイカの切り身、ホワイトブナピー、ピーマンのバルサミコ酢・ガーリックソテー。

処暑、地蔵盆前日、本日は水曜会

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送り火は無事16日に終わりましたが、その翌日から京都では、急に朝方が涼しくなりました。^^
おかげで朝の散歩は快適になりましたが、それでも日の差すときには日傘をさして歩いています。w

行き交う人、特に年配の男性によく、じろじろと見られるのですが、オッサンが甚兵衛さん着て、日傘をさしてるのは奇異なのだろうか?^^;
直射日光が脳天に当たると暑いからだけど、羨ましかったら差したら良いのに。(ワラ)

昨日は朝からまた気温が高くなり、空を見上げれば夏空で、日中気温は35℃を超えましたが、ゴロゴロと雷は鳴っても雨降らず。w
今朝はまた夏の空が晴れ渡り、夕立の気配もなく、日中気温は37℃を超えるとか。^^;

大雨の後、35℃を超える暑さが続いたため、全国的に蛇も昆虫も見かける数が減ってるようです。
蚊が少ないのは良いのですが、カブトムシもクワガタも今年は減ったようですね。
35℃を超えると、日本では昆虫も爬虫類も熱でダメージを受け、あまり動かなくなりますが、いわんや人間をば。w

明日が二十四節気の「処暑」で、暦書には「老陽、日々に衰えて秋陰の気、増大する。即ち暑さが退く意味で処暑という」とあります。
散歩してると、このところ日々にセミの鳴く声がどんどん減って行き、今朝は散歩中にセミの声はなく、夏の終わりを感じますね。。

雨の降らない炎暑が続いた後は、次々と台風が発生してる今日この頃ですが、天地も運気も健康も陰陽の作用・反作用があって、これからは大雨が来るのでしょうね。^^;
然るに、今年は8月14日から9月4日までが宿曜陵逼(すくようりょうじ)期間に入っていて、イレギュラーな事態の発生には用心しましょう。w

古法二十七宿が七曜を圧迫する期間は吉凶逆転しやすくなり、自分の命・胎宿の日には厄難に遭いやすく、27日中、六害宿の6日は良くない因縁生起を防ぐべく禁忌事項があると、空海さんが伝えたものです。
私に起きたイレギュラーな事態は、車のCDを換えようとしたところ、取り出しが出来なくなってたこと。^^;
東方観世音菩薩は六害宿の凶難を避けしむといわれますので、南無観世音菩薩、念彼観音力、動け!イジェクター。w

盆が過ぎても、京都では仏事が多く、明日から2,3日は地蔵盆のシーズンです。
明日から2日間は、嵯峨野の化野(あだしの)念仏寺で、千灯供養が行われます。

千灯供養は、まだ時代が浅く、明治時代から始まった行事ですが、古来化野は風葬地でした。
千灯供養では、先ず地蔵堂前で法要が行われ、その後、賽の河原に模して造られた西院(さい)の河原に祀られている8000体もの無縁仏(石塔・石仏)にロウソクを灯して供養します。

幽玄な光景で、参拝(見ぶつ?w)に来られる観光客が多いものです。
私の場合、無縁仏にご対面に行く趣味はないし、異なモノを拾ってくるのも嫌なので行きませんが、寺内のあちこちの張り紙などは、趣がありますよ。w

例えば、「俗世間つもりちがい十ヶ条」というものがあります。
高いつもりで低いのは、教養
低いつもりで高いのが、気位
深いつもりで浅いのは、知識
浅いつもりで深いのが、欲
厚いつもりで薄いのは、人情
薄いつもりで厚いのが、面の皮
強いつもりで弱いのは、根性
弱いつもりで強いが、我
多いつもりで少ないのは、分別
少ないつもりで多いのが、無駄

ふむ。私もそーだが、人はまだまだ一向に悟れぬものよ。w
悟りには至りませんが、一つ気づいて、目覚めて覚え、覚りを求めて生活するのも、また有意義なものですね。

化野まで行くならば、すぐ近く、もう少し奥に愛宕(おたぎ)念仏寺があります。
毎月24日は、西村ご住職の法要と法話、演奏などがあり、こちらの方に興味がありますが、いかんせん顧問先への指示書作成発送最終日にして叶いません。^^;

愛宕念仏寺には、1200体の石仏、阿羅漢さんがずらりと境内のあちこちに並んでいます。
1.一般の人々による手づくりの阿羅漢さまはとても素直で、おかしみがあって、見る者を引き寄せる魅力がありますね。

先週、16日の送り火の昼には、地蔵尊にも本尊厄除け観音にも対座して、読経後の瞑想を楽しんできました。
次の特別行事は、多分11月の天川〜洞川~吉野への瞑想ツアー、年末の十万不動を始めとする東山巡りですが、個人としてはチェンマイの寺院瞑想に独り行きたいものです。w

思い返せば、チェンマイには家のヤマノカミを連れてって以来、行けてないっ。。
どーも、夏の終わりというものは、哀愁を感じます。^^;
秋近し、別に不満もなけれども、哀の心は旅情なりけれ。w

京都の地蔵盆では、あちこち多くの町内や公園でテントが張られ、地蔵法要と町内の子供たちのための行事が行われます。
大人の都合で23,24日には限定されず、前後の土日に催されることが多いものですが、京の巷はあちこちの路地で提灯がともり、風情がありますよ。w
地域住民が疎遠になりがちな現代ですが、こうした行事が、子供たちのために生かされると良いですね。

何はともあれ、20日から24日の間は指示書作成の集中期間、貧乏暇なし病気なしを標榜としてます。w
一息つくたびにブログ記入をしてますが、駄文だなあ。^^;
ま、為すべきことを成せば、自分にご褒美と、楽しいこと、快いこと、好きなことするもんねと妄想しつつ・・(笑)

そうした最中の水曜会ですが、準備の方も整いました。
夏バテを防ぎ、足りない栄養素は補って、スタミナをつけ、陽気に歓談しましょう。^^v

2.今日のメニューは、以下の15品です。(気づいたら、品数増えてたし。w)
1.水菜とツナ缶の中華ドレッシング・アマニオイルサラダ。
2.いづみ式ゴマ香る小松菜のお浸し。
3.叩きオクラの麺つゆのばし。(生のオクラを細かく切ってからさっと湯がくと、とろみが増します。)
4.モロヘイヤの叩きカツオ昆布だし和え。
5.焼きナスのショウガ・削りカツオ・生醤油掛け。
6.揚げ茄子のガーリック・ショウガ・トマトスープ漬け。
7.牛モツ(ホソとギアラ)の味噌煮込み。
8.牛肩ロースとエリンギのバター・ガーリックソテー。
9.丸ごとの玉ネギ・メークイン入りピリ辛肉じゃが。
10.鶏手羽元の鶏ガラだし煮、青じそソース掛け。
11.アスパラカスの豚バラ肉巻き、日本酒フランベ。
12.赤身卵「どんたま」の温泉玉子、ヒマラヤの紅塩か牡蠣醤油で。
13.塩サバの白ゴマ油塗り焼き。(魚を焼くとき、白ゴマ油を刷毛で塗ると、栄養素を逃がさず仕上がりもふっくらですよ。)
14.ちりめんじゃこと実山椒の鞍馬炊き。
15.ヒジキ、ブナシメジ、ホワイトブナピー、蒸しサラダ豆のゴマ油炒め煮。

五山の送り火前夜、愛宕念仏寺参拝後、水曜会

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お盆の最中ですが、明日は8月の京都の一大イベント、五山の送り火が行われます。
東山如意ケ嶽の「大文字」が最もよく知られ、それゆえ送り火の代名詞の如くいわれてますが、そのほかに金閣寺大北山(大文字山)の「左大文字」、松ヶ崎西山(万灯籠山)・東山(大黒天山)の「妙法」、西賀茂船山の「船形」、及び嵯峨曼荼羅山の「鳥居形」があり、これらが、同夜相前後して点火され、これを京都五山送り火と呼びます。

よく地方の方が「大文字焼き」などと呼びますが、京都では「大文字さん」とか「送り火」と呼ぶ厳粛な行事で、間違っても「大文字焼き」とは言いません。w
言えば、お年寄りからは「山焼きちゃうし。」と顰蹙(ひんしゅく)を買います。^^;

「大文字焼き」というのは、京都ではお菓子で、銀閣寺キャンデー店で冬場だけ売ってるどら焼きですが、「大」の焼き印は入ってません。w
お盆の時期には、「大」の字や五山送りのマークが入った包みのお菓子が、お土産用に売り出されます。

有名なところでは、鶴屋吉信の「つばらつばら」ですが、この時期だけ名前と包み紙がかわって「山あかり」というお菓子になっています。w
もちっとした皮でアンコを包んである、どら焼きのようなお菓子ですが、これも「大文字焼き」とは呼びまへんえ。^^;。

送り火の風習は室町時代から江戸時代にかけて、庶民に定着して行ったといわれています。
色々と記録が残っているようですが、送り火は朝廷や幕府が関わる行事ではなく、一般庶民によって始められました。

明治時代までは、「い」「蛇」「長刀」などといった文字も存在したようです。
昔は13もの山で送り火が行われていたとも伝えられています。
明治時代に、明治政府の近代化政策によって、祇園祭と送り火の禁止令が出され中断しました。

しかし、その10年後には、祇園祭と送り火は復活されました。
然るに、資金難などを理由に、第二次世界大戦後は五山だけとなってしまったのです。

明日の夜、「大文字」は午後8時に点火され、5分ずつ遅れて、「妙法」、「舟形」、「左大文字」、「鳥居形」の順に点火されます。
私の家の近くからは、「大文字」と「鳥居形」が良く見えますが、「鳥居形」はちと近すぎる感があります。^^;

五山の送り火はお祭りではなく、先祖の魂を送る大切な宗教行事で、手を合わせることが風習になってます。
仏教的な行事なのですが、「鳥居形」だけは、神道の象徴である鳥居を表してますね。w

昔は仏教と神道を明確に区分せず、神仏混交で、明治維新までは神仏は同居してました。
よって、昔の嵯峨の人たちが、愛宕(あたご)神社への信仰心が強かったことを示すように、近くの愛宕神社の一の鳥居に因んで始められたのでしょうね。

因みに、愛宕神社の主祭神は迦遇槌命(かぐつちのみこと)ですが、本地仏(神様の正体は仏様とする考え方)では地蔵菩薩です。
冥界に迷う者、果ては地獄に落ちた者でも救ってくださる存在ですから、庶民の信仰も篤かったことでしょう。

また、鳥居には結界としての意味合いもありますから、この世からあの世への出入り口として、愛宕の地蔵様へ届けようとする意図もあったかと思います。
昔はこの辺りは「化野(あだしの)」と呼ばれる風葬地でしたからねえ。w

「お伊勢へ七度、熊野へ三度、愛宕さんへは月参り」という言葉がありますね。
近世以降、村々では愛宕講を組織して愛宕へ代参月参りを行ないました。

代参者は祈祷済みの護符と樒を受けて帰村すると、まず村の氏神境内の愛宕社や愛宕灯籠などへ護符を納め、村全戸へ護符と樒を配ります。
愛宕の護符は、家々では竈神である三宝荒神や台所の柱や壁に貼り、樒は竈の上などに置いて火難除けを願いました。

また、子どもが3歳までに愛宕へ参ると一生火災の難を免れるといわれています。
これは祭神の母神である伊弉冉尊(いざなぎのみこと)が迦遇槌命を出産する時に、火傷で亡くなったという故事に由来するものと思われますが、愛宕が産育の神として信仰されていた一面もあると考えられます。

我が子3人も、3歳までにと7月31日の千日詣りに山頂の神社まで連れて登りましたが、誰彼と声を掛けてくれ、援助してくれて、赤ちゃんを抱いて登る夫婦も多数あります。
こちらでは今なお続く当然のような風習ですが、子供連れでは3時間余りは掛かる山道はキツイものがありますよ。^^;

それって、子供を授かった夫婦の通過儀礼で、子供のために苦があろうと成し遂げ、助けてくれる周囲にも感謝すべきことを覚る目的があるのでは?w
愛宕山は百度祓いの行などで幾度も夜明かしをしましたが、子連れで登ったことは忘れ得ぬ思い出になります。

火災除けのお札は、「愛宕大神守護之所」と墨書きされていますが、我が家も多数の家や飲食店同様、ガスレンジの上に貼っています。
別途、神棚には、行をして籠もった時に授かった神符も祀ってあります。

火災除けに山頂の愛宕神社まで参拝するのが無理ならば、霊験あらたかな「火之要慎」のお札で知られるのが、麓にある愛宕(おたぎ)念仏寺です。
愛宕の大神の本地仏は、「火除地蔵菩薩」で、愛宕念仏寺に行くとご対面できます。

この地蔵菩薩立像は、平安時代初期に造られたものですが、愛宕山の麓、愛宕(おたぎ)念仏寺の地蔵堂に祀られています。
本堂は鎌倉中期の建立で、大正時代に東山から奥嵯峨の当地に移築されたもので、重要文化財に指定されています。

今日は、会員さんのご依頼で、この愛宕念仏寺に参拝して、気功と瞑想の特別講座をして来ます。
昭和時代から手作りされた1200体の表情豊かな羅漢さんの出迎えを受け、触れ愛観音さんを撫でて地蔵堂に籠もり、その後本堂でご本尊、厄除け十一面千手観音様と対座させていただきます。

嵯峨野は観光客で賑わうスポットですが、愛宕念仏寺まで足を運ぶ人は少ないので、ゆっくり神仏と対座できるのが良いですね。w
ご住職、西村光栄さんは穏やかで気さく、謙虚なお人柄ですが、永年にわたり、布教活動の一端として作曲演奏を行い、多方面から制作の依頼を受け、様々な行事において演奏活動の場を広げられています。

CDを買ってはオマケをもう一枚もらい、車の中のバックグランドミュージックとしてまた気の講座での瞑想導入に使わせてもらってます。w
毎月24日に行けると、法話と演奏が聴けるのですが、私の場合、顧問先への指示書作成とお届けの最終日に当たり、ままなりませんが。^^;

それでもご縁あって、時ならぬ時にふと訪問して、千手観音をはじめとした神仏と対座して癒されることは悦びです。
今日もお盆行事の一環で、午後1時過ぎから出発して、充実した時間を過ごして来ましょう。

帰宅すればそのまま水曜会に突入ですので、料理は早目に仕上げておきましょう。w
今日の水曜会のメニューは、以下の11品です。
1.水菜とツナの深入り胡麻ドレッシング・アマニオイルサラダ。
2.叩きオクラのネバネバ冷やしだし汁。
3.サバの水煮缶と新玉ネギの黒酢香味野菜ドレッシング掛け。
4.アボカドとクリームチーズの削りカツオ掛け、生醤油で。
5.牛肩ロースステーキのガーリック・エノキ・トマトソース煮、パセリを散らして。
6.霜降りヒラタケとエリンギのガーリック・バターソテー。
7.カレー風味鶏の胸肉とズッキーニ、キャベツのカメリナオイルソテー。
8.赤身卵「どんたま」の温泉玉子、牡蠣醤油で。
9.蒸し大豆、ヒジキ、ブナシメジ、煎り胡麻のリンゴ酢・だし醤油炒め煮。
10.鶏レバーとシメジのバルサミコ酢・醤油炒め。
11.鴫茄子の生姜たっぷり麺つゆ揚げ浸し。

本日は新月にて、心身に元気を培うべく、8月度 気の科学体験講座

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今日、11日は山の日で祝日となり、盆休みに入ったところも多いことでしょう。
私の仕事は、余り休日には影響なく、むしろ一般的な休日に予約が入ることが多いものですが。w

京の七夕、並びに幾多の寺院で盆行事が始まっていますが、本日は第2土曜日。
恒例の気の講座を開催します。

一瞬で立ち重心を整える法、呼吸とともに簡単な操作で身体の可動域が広がる法など、体感、体験してもらうのを楽しみにしています。
例えば、腰痛があったり、身体の動きが制限され、身体が固くなってる人は、脊柱起立筋などがガチガチに固まっているものです。

背骨の傍にあるこの分厚く硬い筋肉は、マッサージなどをしても緩めるのが手間ですね。^^;
以前は参加者全員に整体をして回ってましたが、この時節は汗だくになるし、疲れます。w

でも、呼吸を合わせ、指一本で、見る間に硬い筋肉が緩んでいく方法なら、説明しながら誰かにやって見せ、ペアを組んで実践してもらうやり方の方が、体験価値が高くなります。
この方法は、背中の筋肉を緩めるだけでなく、C2,C5(頸椎の2,5番)と連絡している神経を緩め、脳の機能を整える効果もあります。

最終的には、脳の痛みの記憶をリセットさせないと、戻りをなくすことが難しいものです。
アルファ2と呼ばれる、10〜13ヘルツの脳波に誘導する、簡単で受けて気持ちの良い方法がありますので、これもお伝えしましょう。

先だっては不安神経症で不眠にも困っていたクライアントに施術したところ、3分足らずで眠りに落ちましたので、起こしてあげました。w
眠ってしまうと、この脳波よりヘルツ数が下がって、効果が無くなっちゃいますから。^^;

また、違う事例で、脊柱管狭窄症の患者さんが来られた時、脊椎付近の筋肉は当然ガチガチでしたが、腰椎の3番が右に極端にズレているのが気になりました。
脊柱起立筋を緩める法を1ランクアップした工夫で施術したところ、その場でズレてた腰椎が元の正中位置に戻りました。

いやはや、人間の身体とはすごいもので、正しく誘導すると、見事な復元力を発揮するものですね。w
新たな気づきを得て、精進し、進化を目指して行きましょう。

昨日は歯医者に行く途中、北大路大徳寺から夕立に遭い、帰りの今出川河原町から堀川までがスコール状態でしたが、走り雨でしたね。
めぼしい雨は降りませんが、朝の気候は少し涼しくなり、しのぎやすくなった京都ですが、それでも湿気が高くて、暑さはまだまだ続くようです。

夏バテせず、体の水はけを良くし、腸内環境を良くして行く食事もまた大事です。
内からも心身を整え、夏を心から楽しむようにしましょう。

折しも今夜は新月ですね。
祈願のプロ、ある神社の神主さんが言ってましたが、新月から満ちて行く月のリズムに乗って、祈り上げるのが効果的だそうです。
新月の日に心身ともにデトックスを図り、不足した気と栄養素を摂り入れて行き、26日の満月の夜には心願も成就できますように。w

夏は夜、月の頃は宴なりと、講座の後は無料懇親会でお寛ぎください。w
東京の祐ちゃんが実家新潟の地酒を贈ってくれたので、これも冷やしておきましょう。^^

夏場は常夏の国の料理も良いもので、ジャワ風カレーを作りましたので、熱く辛い料理に冷たい酒もよく合うことでしょう。
夏でもズボン下を身に着けてる冷え性の方は、燗にすると覿面、身体が温まりますが。w
暑い日は、冷やして美味しいネバネバ料理、オクラの冷汁も良いもんです。^^

キノコと酢の生活も続けていますが、冬の枯渇した玄気を補うべく、黒いヒジキも良いですね。
蒸し大豆も用いて、炒め煮を作ろうと画策しました。

蒸し大豆の優れた効果をテレビの「あさイチ」で特集をやったせいか、サンデーやフレス、マツモトなどでは完売で、あまりそういう情報には疎いと思われる処のスーパー・ライフで入手できましたよ。w

大豆を湯で長時間煮ている間に、たんぱく質やイソフラボンなど様々な栄養素は、水の中に溶け出してしまいます。
その点、水蒸気で加熱する「蒸す」という調理法なら、水に溶け出しやすい栄養素や機能性成分が多く残っています。
また、うま味成分も逃さないので、蒸し豆には素材の味が生きていて、そのまま食べてもおいしく、かつ、栄養豊富な「天然のマルチサプリ」なんだとか。w

ネバネバ食品の納豆も良いものですが、腸内環境を良くするオリゴ糖は、納豆菌のエサになるため減ってしまいます。
同様に、内臓脂肪や中性脂肪の減少に効果的と言われるβ―コングリシニンという成分も、納豆の発酵の過程で多くが分解されてしまいます。

蒸し大豆には、豆腐や豆乳にはない植物繊維も豊富に含まれているので、腸内環境を整えるには蒸し大豆に軍配が上がるとか。w
水煮納豆、豆腐、豆乳、納豆の成分表を比較してみると、オリゴ糖だけでなく、イソフラボンもギャバも、蒸し納豆がダントツでした。

漢方では大豆は五行の五穀では水気に属し、腎・膀胱経を強化しますので、土気重なり水気を剋す今年、暑熱で水気が損なわれる夏場には、特に優れた家庭薬膳になることでしょう。

そんなこんなを考えつつ、懇親会の料理は完成しました。w
今日のメニューは、以下の12品です。
1.水菜、ツナ缶、マッシュルームの黒酢香味野菜ドレッシング・アマニオイルサラダ。
2.超ネバトロ、叩きオクラの麺つゆ浸し。
3.ヒジキ、蒸し大豆、エノキダケ、ブナシメジ・煎り胡麻のレモン・バーモンド酢、和風だし炒め煮。
4.キャベツの千切りコールスロー。
5.ズッキーニ、タケノコの千切り、合挽きミンチのパルメザンチーズソテー。
6.ヒラタケとエリンギのバター・味噌・味醂炒め。
7.生姜たっぷり、鴫茄子の揚げ浸し。
8.いづみ式姫胡瓜の一夜漬け。
9.ジャワ風野菜カレー、冬瓜、ニンジン、キタアカリ新芋、玉ネギ入り。
10.ドイツ風ベークドチーズポテト。
11.豚バラ肉、ゴーヤ、赤パプリカのバルサミコ酢・オイスターソース炒め。
12.温泉玉子、ヒマラヤの紅塩か牡蠣醤油で。

盆行事始まり、3日後に8月度の講座を控えて、 本日は水曜会

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昨日が暦の上では立秋でしたが、京都は暑く、秋の気配が立つのは感じられませんでした。^^;
夕立も来ず、連日「京の油照り」が続いておりますが、やっと今朝になっての気温は24℃になり、涼しさが感じられました。w

いよいよお盆の行事ですが、昨日から千本ゑんま堂では、お精霊迎えが行われています。
ご先祖の精霊が、ゑんま様のお許しを得て各家庭にお皈(かえ)りになるのを迎える行事ですが、
地域の人々を中心に多数の人がお参りされ、水塔婆を流し迎え鐘をついて、その音にのって皈ってこられる「おしょらいさん」をお仏壇の扉を開いてお迎えします。

14日には、19時より千本六斎念仏も行われ、お迎えは15日までで、16日には再びあの世へお皈り頂く「お精霊(しょうらい)送り」が 行なわれます。

今日から10日までは、六波羅蜜寺の万灯会が行われます。
この行事は、「市の聖」と呼び慕われた空也上人が応和三年(963)にもうけられたもので、8月8日の開白法要から始まります。

本堂の外では、八月の闇夜に結縁のろうそくの幻火がゆらめき、内陣では大の字形に広げた灯芯の端に五つの灯をともした土器杯が、これまた大の字形の木製の燭台の上にのせられ、魂迎えの火がゆれます。
ここでは、お堂にある鐘ではなく、地下にある鐘を撞くことができますよ。

明日の9日から16日までは、新撰組ゆかりの壬生寺で、盂蘭盆会(うらぼんえ)万灯供養会が行われます。
本堂前に約1000個の灯籠が点火され、先祖の供養が行われます。
9日・16日には国の重要無形民俗文化財に指定されている、六斎念仏の奉納が行われ、20時より、本堂前の仮設舞台で奉納されます。

京都のお盆では一般には、8月13日に迎え鐘をついてお精霊(しょうらい)さんをお迎えする、六道まいりなどで始まり、16日の夜に大文字五山送り火とともにお送りします。
六道参りは、先祖の霊がお盆に冥土から戻る際に、六つの道に迷わないように迎える行事で、千本ゑんま堂では、本尊釈迦如来坐像のご開帳があります。

8月の京都はお盆行事が様々と行われ、16日の五山の送り火が過ぎても、8月23・24日は子供たちを愛でる町内の「地蔵盆」や六地蔵めぐり、化野念仏寺千灯供養などの地蔵盆行事が行われます。
京のお盆行事は、昔から受け継がれてきた古き良きものが多くあり、また近年新しく始まったものもありますが、開催中の京の七夕もその一環です。
この時期、京都の町は、夜には献灯や提灯の明かりがともり、幻想的に彩どられますが、夏の夜は楽しく過ごしたいものですね。

11日の山の日は祝日ですが、第2土曜日に当たり、8月度の気の講座を開催します。
暑いですので、さほど身体を動かすことなく、5分もかけずに身体を楽にして、凝りや痛みを消す方法をお伝えしましょう。^^

関節の痛みでも、軟骨や骨には神経がないので痛覚はなく、痛みを感じとるのは神経のある場所である筋肉です。
痛みを感じるときは、必ず筋肉に何かしらの異常があるのです。

この異常は、凝りや硬結などの筋肉の緊張となって現れています。
筋肉が緊張しているので、血管や神経が圧迫されているため、痛みやしびれが生じているわけです。

したがって、整体して骨盤や骨格を正しい位置に治しても、筋肉の緊張がある限り、痛みは消えないのです。
ゆえに、この原因となっている筋原線維の緊張を解き、柔らかくしてやることが、痛みの解消になるのです。

特別な呼吸や気功技術を使うのではなく、生理学に基づいた誰でも即座に簡単にできる方法があります。
縁に拠って臨床に取り入れている治療院もありますが、ぜひ多くの人に知っていただきたいものです。

力を入れて揉んだり圧し込んだりせずに、簡単な操作でみるみる筋肉が柔らかくなり圧痛が消えるのを実感してみてください。
自分が一人で痛みや凝りを解消したり、わずかな時間で人に施術することもできます。

触って分かる筋硬結だけでなく、筋肉の下のあって触れないインナーマッスルの硬結も解除することが、戻りをなくし完治させるには必須です。
経絡や筋膜のつながりを用いて、痛みが消え、身体の可動域が即座に良くなることを実感しましょう。

最終的に、痛みが戻ることなくリセットするには、脳脊髄神経をリセットすることも必須ですね。
脳波をα2といわれる10〜13Hzに誘導したり、呼吸とともに仙骨や脊椎硬膜が整う法も新しくお伝えしましょう。

お盆といえば、お施餓鬼行事も欠かせませんね。w
四柱推命では食神が大過すると、生活上の困苦が生じます。
私の場合、2つ健旺なので、時に食を提供することが良いようで、それで金運ならぬ功徳を得ておるようですよ。w

お盆だからといって精進料理に拘らず、夏バテを防ぎ、夏の暑気に適応できる食を工夫しましょう。
日本では僧侶といえども肉食しますから、市井の人であり、巷の陰陽師としては、肉食むしろ望むところ。(笑)

然るにヤマノカミから、二人でダイエットの指令が出ておりますので^^;そこらを考慮して料理しましょう。w
式の告げるところ、今夜は誰か来るそうですが、時にボーズの日もあり、翌日に四条大宮辺りでカラオケの際に残りを振舞うことがあります。w
作り過ぎると、お裾分けでは消費しきれず、その分、中性脂肪となる傾向が働きますので^^;分量も考えるべきですね。

カウンセリングを終えたら、料理を調え、夏の夜を楽しみましょう。^^
今日のメニューは、以下の13品です。
1.ズッキーニ、水菜、ツナ缶のアマニオイルサラダ。
2.モロヘイヤと梅肉の叩き、削りカツオだし汁の冷奴浸し。
3.オクラの叩き湯がき、麺つゆだし浸し。
4.キハダマグロのズケ、摺り下ろし山芋めんつゆのばしの山掛け。
5.黄身が赤い「どん玉」の温泉玉子。
6.エリンギのガーリック炒めと牛ロースのカメリナオイル・ナツメグ・ガーリックソテー合わせ。
7.牛ロースステーキ肉のマイタケ・ガーリック・トマトジュース煮込み。
8.ターサイと鶏胸肉の鶏ガラだしカメリナオイルソテー。
9.豚ロースの生姜照り焼き。
10.ブリの照り焼き。
11.アナゴの蒲焼とスクランブルエッグ合わせ。
12.イワシの開き干しの焼いたん。
13.青瓜の梅昆布茶に漬けたん。w

8月入り、京の七夕始まり、本日は二の丑にて水 曜会。

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今日から8月に入り、「京の七夕」の一環として、二条城の夏季ライトアップが始まります。
五山送りの前日、15日まで毎日午後7時から9時半までがライトアアップの時間ですが、期間中は「妖怪たちの七夕」をテーマに、特別名勝・二之丸庭園をはじめとする城内のライトアップ、国宝・二之丸御殿(大広間)でのプロジェクションマッピング&音響演出などを実施。最新のデジタル技術だけでなく、香雲亭で行われるお琴の生演奏などによる伝統的な演出も取り入れることで、ここでしか見ることの出来ない幻想的なライトアップが楽しめます。

ユニークな妖怪たちの百鬼夜行をCG映像で表現しますが、「がしゃどくろ」や「牛鬼」などといったおなじみの妖怪、約50種が障子の中から飛び出し、七夕祭りを楽しむ様子を描きます。
二の丸庭園や唐門、東大手門などが、涼しげな青色の照明を中心にライトアップされるので、涼しげで幻想的な光景になるでしょう。

ライトアップと連動して妖怪をテーマにしたグッズを販売するフリーマーケット「モノノケ市」や、オリジナルの絵はがき短冊に願い事を書いて笹に飾り付ける「願いごとコーナー」、京都の工芸職人の実演・参加型ワークショップなど、“京の七夕”ならではの体験が出来る様々な企画が用意されているそうです。

「京の七夕」は、今年で9年目を迎えますが、竹と光を用いて演出される会場には、全国から寄せられた願いの込められた短冊が飾られ、夜にはライトアップされて幻想的な風景を楽しめます。
メインとなる堀川会場は、京都にゆかりのある著名人からのメッセージが書かれた大型の行灯が遊歩道の両側に登場したり、色とりどりの柄が重なる京友禅を水と光の演出によって堀川の水面に浮かび上がらせる「光の友禅流し」などもあり、情緒ある夜の散歩ができます。

堀川会場(4日から10日)の他にも、鴨川会場(堀川と同じく)、梅小路エリア(3日から12日)、北野天満宮エリア(4日から16日)などで、それぞれのイベントが午後7時から催されます。
岡崎エリアでは、8月11・12日に光のプロムナードとして、平安神宮・応天門と大鳥居がライトアップされたり、音のプロムナードとして、二条通り沿いの各施設や飲食店などで多彩な音楽イベントが行われます。

夏は夜、月の頃は更なりで、夜行するのも面白いですね。w

夜行といえば、昨日は愛宕山の千日詣りでしたね。
毎年7月31日の午後9時からおこなわれる修験道の柴燈護摩神事 「夕御饗祭(ゆうみけさい)」と、午前2時からおこなわれる「朝御饗祭(あさみけさい」の間に参詣すると、千日火難に遭わないと言われ、いつもこの日は一晩で1万人を超える参拝者が頂上の愛宕神社に登られます。

膝が壊れてから、もう10年ほど登ってないけど^^;924mの愛宕山は京都で最も高く、猛暑日に登っても夜間は冷えることですよ。w
愛宕参りの伝統は今も続いていて、いつ登っても、参拝者は見ず知らずの人同士でも、すれ違いざまには「おのぼりやす〜」「おくだりやす〜」と登る人、下る人が声を掛け合い、お互いの労をねぎらうのが、京都の風習です。

善男善女がお山から下りた頃、私は高雄病院での検査でした。W
酢とキノコを毎日摂り、朝は20分ほど散歩するのを日課として続けてたところ、肝数値、中性脂肪値ともに改善しました。^^

中性脂肪値なんて、何の痛みも支障もないものの、400越えの数値だったのが200ちょいに。W
基準値は150未満なので、精進しつつ続けてみましょう。

肝数値は、γーGTPが209、LAPが85で、これも未だ高いとはいえ、先月より低下してるし。W
酒を控えて落とすのではなく、酒量は変わらず落とすのが技というものよ。(ねえ、宗ちゃん。W)

他は全く正常で、長時間正座は左膝が痛むのと、時々膝がシクッて雨の到来を告げる以外、何ら痛痒を感じない。
のが、この病気の怖いところだと亡き洋さんも宗ちゃんも言うのだが、美しくスカッと解消できたら良いのにね。^^;

酢とキノコのみならず、この半月ほどは、ネバネバ食品も必ずしも毎日ではないが、よく摂ってます。
ちょい酢を入れた納豆、オクラ叩いた冷やし汁、山芋の摺り下ろしなど、ネバネバ料理は施設に居る父の誤嚥防止にも役立ちますから。W

数年前から、家では揚げ物も全てエキストラバージン・オリーブオイルで、香りつけにゴマ油を用いてましたが、それも先月より工夫してます。W
冷めたサバ煮やサラダには熱に弱いアマニオイルを、炒め物には熱に強いカメリナオイルを使用しています。

オリーブオイルは、脂質の構成が75%がオメガ9系のオレイン酸で、αリノレン酸などのオメガ3系の脂肪酸がほとんど入っていません。
オメガ3系のアルファリノレン酸の割合が最も多いのは、エゴマ油とアマニ油ですが、エゴマの匂いがちょい気になるので、私はアマニを好みます。W

カメリナオイルは、オメガ3系のαリノレン酸が38%、オメガ9系のオレイン酸とイコセン酸が合計40%、6系のリノール酸は16%です。
オメガ6系のリノール酸は多くの加工食品などにも含まれてるので、無理に摂らなくても良いですが、オメガ3系と9系は、意識して摂らないと不足しがちです。

良質の油で血管中のコレステロールを排除し、腸内環境も良くして行きましょう。
カメリナオイルは、カナダの権威ある健康誌「alive」で2015年にベストスーパーフードに選ばれましたが、未だ日本では知名度が低く、スーパーなどには売ってないですね。^^;
クセもなく、ちと高価ですが、その分、油の使用量が控えられるので、小市民たる現代の陰陽師には向いてます。(笑)

黄連解毒湯など処方を工夫しても、ウコンを料理に用いても、肝数値は良くならなかったので、先月からは、サプリではありますがマリアアザミを用いてます。
マリアアザミは、別名「ミルクシスル」といって、「聖母マリアの乳」に由来してます。W

ヨーロッパでは、2000年前から親しまれ、肝機能障害の医薬品としても認可されてますが、日本では聞かないですね。^^;
細胞膜の活性酸素発生を抑え、肝細胞の保護、肝臓の機能改善、肝臓再生に貢献、肝機能障害緩和に効果が実証されてるので、現在我が身で人体実験中です。(ワラ)

食事は大事、食餌に非ずで、身体も生命も先ずは食から。W
五感を通じて楽しみつつ、美味しく工夫し、精進しましょう。

さて、本日は新暦の八朔ですが、土用の二の丑の日です。
丑の日の縁起を担いで「う」のつく食べ物も良いですが、元来、枯渇した冬に摂り入れた玄気を補うべく、黒いものを食すのがよろしかろうかと?w

ウナギは「う」のつく黒い物ですが、黒毛の牛も該当しますわね。W
岐阜のクライアントさんから飛騨牛のステーキ肉を戴いたので、これは立秋までにご賞味しますね。
水曜会にウナギを出すか迷ったけど、黒毛和牛の薄バラ肉が半額で手に入ったし、今日はこれで決まり。^^

霜降り肉はめっぽう美味いんですが、贅沢の後は質素にするのが、小市民にして道理ある陰陽論理。(笑)
昼飯はさておき、土用に適したものを仕入れて、二の丑に当たる水曜会の料理を調えました。w

土用の土気旺盛で水気が損なわれやすく、暑熱を下ろすとともに、身体の水はけを良くする食材が良いですね。
「う」のつくモノといえば、瓜類がそれに該当しますが、素麺瓜と冬瓜、青瓜が手に入りました。^^
黒い物では、夏場は海のものも良く、ヒジキも恰好の食材ですが、黒毛の牛があるので、明日に回しましょう。W。

炒めものにはカメリナオイルを用い、酢とキノコも使って、今日の料理が出来上がりました。^^
本日の水曜会メニューは、以下の11品です。
1.湯がきブロッコリーのサラダ、煎り胡麻ドレッシングソースを添えて。
2.キハダマグロのワサビ・ヅケ。
3.大和芋の摺り下ろし麺つゆ和え、有明海の味海苔を添えて。(マグロの山かけにしてもOK)
4.黒毛和牛の焼きしゃぶ、大根おろしと手作りポン酢で。
5.素麺瓜と合挽きミンチのショウガ入り冷やしとろみ餡。
6.冬瓜と鶏ミンチのスープカレー。
7.青瓜の昆布・塩だし漬け。
8.鮎の田楽串焼き。
9.ズッキーニ、ニンジン、豚バラのカメリナオイルソテー。
10.豚ミンチ、ブナシメジ、ホワイトブナピーの黒酢・味噌・味醂炒め肉味噌。(レタスに包んで)
11.切り干し大根、刻み揚げ、合挽きミンチのバルサミコ酢・醤油・カメリナオイル炒め。