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本日は初庚申日にて、水曜会(夜通しはしませぬ よ。^^;)

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今日、1月23日は庚申日ですね。
祇園の八坂庚申堂には、初庚申ということでたくさんの参拝客が訪れてることで
しょう。

人が願いを叶えようとすると、何かとそれを妨げたり、怠ったりしよういう欲も
湧きます。
そうした欲を「くくり猿」に結び付け、庚申堂の本尊、青面金剛様にお参りする
と願いが叶うとか。w
何かを捨てて、何かを得るのは、吐けばこそ吸える呼吸の妙と同じく、陰陽の理
にも適ってますね。

今日行けば、お接待の厄除けのコンニャクも食べられたんだが。w
寺伝では、猿形に抜いたコンニャクを3個、北を向いて無言で食べれば、無病息
災と伝えられています。
然るに、毎月19日から23、24日までは顧問先への指示書作成に大わらわで、なか
なか自由な遊行には行けませぬ。^^;

庚申の信仰は,中国の道教から、古く上代に渡来したとされています。
晋の葛洪(かつこう)の「抱朴子」に,人間の体内には三尸(さんし)の虫がお
り,庚申の日に天に昇って,寿命をつかさどる神に人間の過失を報告し早死させ
ようとする、と記されたことに由来します。

よって、庚申日には徹夜して眠らず,身を慎めば長生できるという信仰でしたね。w
陰陽五行説には、庚申の年や月・日には、干支ともに金陽なので金気が天地に充
満して、人は心が冷酷になりやすいとされてました。w

9世紀末から10世紀にかけては、平安時代の貴族社会において、「庚申御遊(こ
うしんぎょゆう)」と称して、庚申日には管弦・詩歌・碁などの遊びを催す宴を
張ることが恒例化していたそうです。
こうなるともう元来の信仰より遊興になってるようですが、平安時代の貴族とい
えば、一世を風靡し大ヒットした和歌があっても、「詠み人知らず」などと身分
が低いか無い人にはずいぶんヒトデナシなことをやってたようなので、三尸の告
げ口を懼れたことでしょう。w

鎌倉時代から室町時代になると、この風習は上層武士階級へと拡がりを見せるようにな
りました。
鎌倉幕府の記録書、「吾妻鏡」にも「守庚申」の記事が散見されます。
やがて守庚申は、庚申待(こうしんまち)と名を変え、一般の夜待と同じように会食談義を行
なって夜明かしする風習として伝わったようです。

庚申待とは、「庚申祭」あるいは「庚申を守る」の訛ったものとか、当時流行し
ていた「日待・月待」といった行事と同じく、夜明かしで神仏を祀ることから
「待」といったのではないかと推測されています。

庚申待が一般に広まったのがいつ頃かは、諸説あって不明ですが、15世紀の後半
になると、守庚申の際の勤行や功徳を説いた「庚申縁起」が僧侶の手で作られ、
庚申信仰は仏教と結びつきました。
神仏習合の流れの中で、本来の庚申信仰は、猿を共通項にした新たな信仰へと変化して
行ったようです。

いわく、神道の猿田彦神とも結びついていますが、これは「猿」の字が「庚申」
の「申」に通じたことと、猿田彦が塞(さい)の神とも
同一視され、これを「幸神」と書いて「こうしん」とも読み得たことが原因になっ
ているといいます。
また庚申信仰では猿が庚申の使いとされ、青面金剛像や庚申塔には「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿が添え描かれることが多
いですね。

要は、神なり仏なりを供養することで禍から逃れ、現世利益を得ようとするもの
ですね。w
京都では三大庚申と称されるのは、八坂庚申堂、粟田口庚申堂、右京区の猿田彦
神社(山之内庚申)です。
宮中にも祀られた庚申の本尊といえば「青面金剛」で、青面金剛明王とも呼ばれ
る夜叉神です。

この尊像は、インド由来の仏教尊像ではなく、中国の道教思想に由来し、日本の民間信仰である庚申信仰の中で独自に発展した尊像
だそうです。
青面金剛は、三尸の虫を食らう神仏ですが、拝見すると、密教の明王像、特に軍
荼利夜叉明王によく似ていると思います。

仏教式の庚申信仰が一般庶民に浸透した江戸時代は、庚申信仰史上最も多彩かつ
盛んな時期となりましたが、明治のご一新から大正時代以降は急速にその信仰が
失われました。
とはいえ、この夜慎ましくして眠らずに過ごすという概念は、比較的よく受け継がれている
ようです。

歴書を読むとかつては、庚申日は男女同床せぬとか、結婚を禁ずるとか、ひどい
のになると、この日結ばれてできた子供に盗人
の性格があると恐れられたりする迷信もあります。w
また地域によっては、同志相寄って催す庚申講も続けられていて、それらは互助
機関として機能したり、さらには地域の常会として利用されたりすることもある
ようですね。

八坂庚申堂は、普通、「八坂の庚申さん」と呼びますが、天台宗大黒山延命院金
剛寺というのが正式名称。
尤も、うちら京都シティボーイは、正式名称言われても却って分からへんし。w

やれ、インスタ映えとか、願いの叶う京のエネルギースポットとか、若い人たち
や外国人観光客の姿が年々多くなってきてるようですが、庚申日のお参りやご祈
祷はなかなか良い縁起事ですよ。w
今日行けなくても、今年は3月24日、5月23日、 7月22日、9月20日、11月19日が
庚申日に当たりますので、切なる願いのある方は参拝祈念されては如何でしょう?

さて2日前には妻の友人真弓さんの誕生日をやり過ごし、4日後にはいづみの誕生
日を控えて、本日は水曜会。w
ことさら五十路界隈の祝いの料理は思いつきませんがw冬の土用の最中でもあり
ますので、「ひ」のつくものとか、赤いものを採り入れて、料理ることにしましょ
う。

今日のメニューは、以下の11品です。
1.水菜とツナ缶の青紫蘇ポン酢サラダ。
2.ちりめんじゃことブロッコリースプラウトの胡麻油・醤油和え。
3.羊肉(ラム)の切り落としとワサビ菜のしゃぶしゃぶ。
手作りポン酢か、タイのしゃぶしゃぶ用ドレッシングで。
4.豚骨ベースの赤身牛肉、ニンジン、玉ネギ、メークイン、エリンギ入りカレー。
5.鶏モモ肉のローストチキンとベークドポテト。
6.ロールイカとアボカド、ミディアムトマトのガーリックバターソテー。
7.牛バラ肉と湯引き水菜の冷しゃぶ。ポン酢か黒胡麻ドレッシングで。
8.鮭ハラスの塩焼き、レモンを添えて。
9.京絹揚げのバター焼き、九条ネギ散らし。醤油かポン酢で。
10.いづみ式鶏軟骨のから揚げ、レモンを添えて。
11.茹で豚足と湯がきブロッコリー、ヒマラヤの紅塩と黒胡麻ドレッシングで。