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日別アーカイブ: 2018年9月12日

本日は大安、一粒万倍、天赦日重なり、アカモク 使って水曜会

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9月8日の白露を越えて、昨日の朝の散歩はツクツク法師やコオロギの声が聞こえてましたが、雨が上がった火曜日からめっきり涼しくなりましたね。
嵐山東公園では、台風の爪痕、倒木がまだあちこちに散乱してますが、桂川の増水は心配なく、気候としては良い散歩日和になりました。w

陰陽、吉凶は糾える縄の如しで、猛暑が続けば冷えは急速に表れ、悪い日の後には必ず良い日が来るものです。
生物の命題は適応と進化ですので、人もまたそれぞれの環境に適応し、きっかけを捉えて好転を目指しましょう。

良い日や良いきっかけとなる日は、人によって違い、干支によるもの、数理に拠るもの、バイオタイドリズムに因るものなど様々です。
然るに、誰にでも当てはまる吉日や凶日として、今もなお暦が使われていますね。w

因みに本日は大安ですが、大安や友引、仏滅などの六曜は、明治政府が欧米化を進める上で暦の禁止事項を定めた際も、生き残ったものです。
特に、暦注下段には迷信的な要素が多く、その弊害も大きいことから、日本では朝廷・政府などから3回も禁止されました。
しかし、なかなか改められず、現在まで庶民の間で根強く生き残っていますね。 ^^;

今日は、めったにない珍しい日で、大安だけでなく、「一粒万倍日」と「天赦日」が重なる日です。

一粒万倍日は、天一天上や八専、三伏、十方暮れや三隣亡、犯土などとともに、「選日」の一つです。
選日(せんじつ)とは、暦注の中で六曜・七曜・十二直(中段)・二十八宿(古法では二十七宿)・九星・暦注下段以外のものの総称で、撰日とも書き、また、雑注ともいいます。
選日のほとんどは、十干十二支の組合せによって、その日の吉凶を占ったものです。w

「一粒万倍」とは、一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味です。
一粒万倍日は暦上でも六曜の大安より吉日とされ、何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め、開店、種まき、祝い事、お金を出すことに吉とされます。
但し、借金をしたり人から物を借りたりすることは苦労の種が万倍になるので凶とされますよ。 w

一粒万倍日は、例えば旧暦八月なら卯・申の日に当たりますので、六曜の大安なみに該当する日が多い選日です。
宝くじ売り場では、「本日、一粒万倍日」と幟を立てて、購入意欲をそそってますね。w

一粒万倍という名称が,少しのお金で大金を掴むという、宝くじと相性がピッタリな点が、人気の理由でしょうね。^^;
大安なみに該当する日が多いのと、大安より吉日とされてるのも、好都合なのでしょう。w

別途、本日は「天赦日(てんしゃび、てんしゃにち)」に当たります。
天赦日は、選日にも記載されますが、暦注下段では七箇の善日の筆頭です。

暦上では最上の吉日とされていて、金運に限らず、あらゆる事始め、祝い事、すべてに良い日です。
この日は、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、最上の大吉日のため、天赦日にのみ「万(よろづ)よし」と注記されます。

天赦日は、季節と日の干支で決まり、年に5回または6回しかありません。
立秋から立冬の前日までは、 戊申(つちのえさる)の日が天赦日で、本日がまさに戊申日です。

立冬(11月7日)から立春の前日(2月3日)までは、甲子の日が天赦日になります。
今年は11月28日が最後の天赦日になりますので、縁起の活用を図る方はきっかけにしてください。w

「赦」という字は「許す」という意味ですが、当然ながら天が許す日なら何をしても良いと言う日ではありません!w
百神天に昇るなら、天に祝福される日という解釈の方が近いんじゃないでしょうか。

今でも、著名人、芸能人などの方でも、誰に聞いたか、天赦日に入籍する人がけっこういるとのことです。w
母胎内に居なかった無縁の期間や空亡日、天戦地冲日に当たれば、その結婚は全うすることが難しいのですが。^^;

選日の「八専」は干支の五行が同気で重なる日が多い期間で、吉凶極端に走りやすく、争いごとを禁忌として中庸を重んじることは理解できます。
しかし、「一粒万倍日」も「天赦日」も、五行の理や縁起の拠り所がなく、理由がつかめない選日です。^^;

ま、現在の市販の暦では「●日」と書かれる暦注下段の「受死日」なんて最悪の大凶日とされ、根拠もないのにこの日に病を患えば必ず死ぬとまで言われますから、それに比べりゃ根拠はなくとも良い日とされてるのは害のないものです。w
特に女性は占いの好きな方が多いものですが、TVや雑誌の占いなんぞを見ても、良いことだけを良いとこ取りするといいですよ。w

本来、占いとは「裏の意を読み取る」技術のことで、当たり外れとは関係のないものです。w
易経にいわく、易をよくする者は、卦が違えども答えは変わらずです。

今日は最悪なんて思って出かけると、ロクなことがなく、却って良いチャンスを生かせないものです。^^;
負の想念は、負の事象を引き寄せる呪(しゅ)となって働かないよう、言祝いで行きましょう。w

人は何でも、悪いと思えば悪いところが目に付くし、嫌いと思えば嫌いなところが引っ掛かるものです。w
良くないときは、良くなるきっかけを見つけて、良くなるように行動することが大事ですね。

今朝は雨でしたが、買い物に行くときには雨は上がり、蒸し暑さもなく涼やかな気象になりました。
百神、天に昇ったかどうかは知らねど、天に言祝ぎ捧げるつもりで、料理に掛かりましょうか。w

注文しといた海藻「アカモク」が解凍できてるので、今夜はこれを楽しみに。w
秋田県では「ギバサ」、山形県では「銀葉藻(ギンバソウ)」、新潟県では「長藻(ナガモ)」と呼ぶそうですが、
京都市では、手に入らないので、三陸沖から取り寄せました。

アカモクとはホンダワラ科ホンダワラ属の海藻で、ひじき、昆布、わかめ等の仲間です。
とても生命力が強く、昆布やわかめが育たない環境でも育つ逞しさを持っています。
茹でて刻むと強い粘りが出て、つるつるとした食感とクセの無い味がとっても食べやすい海藻ですよ。

アカモクが注目されている理由として、その類稀なる栄養価があります。
海藻のネバネバに含まれるフコイダンは、免疫力の向上、健胃作用、抗アレルギー効果、肝機能向上の効能があります。
褐藻類にはフコキサンチンがあり、抗がん効果、脂肪燃焼作用、糖尿病の予防、美肌効果、アンチエイジング効果があります。
アカモクの突飛したポリフェノールは、抗酸化力に優れ、悪玉コレステロールの増殖抑制などに役立ちます。
食物繊維も豊富で腸内環境を良くする上に、ビタミンKも豊富で、骨の形成を促進して骨や歯茎を丈夫にすることができます。

今日からこれをば、麺つゆとスダチポン酢で和えて、食べることにしましょう。^^
初物を食べると75日長生きする、なんて俗諺もありますが、旬にしてまだ食べたことのない食材、何だかワクワクしますね。w

初物を食べるときは先ず仏壇にとか、東を向いて笑って食べろとか、いや関東では西向くんちゃうんとか、いろいろ俗諺はありますが、何も支障はないことです。w
手を合わせて、いただきますの心で十分でしょう。w

さて、料理の方も調いました。
今日のメニューは、以下の11品です。
1.水菜、ブラウンマッシュルーム、ツナのスダチポン酢サラダ。
2.アカモクの麺つゆ・スダチポン酢和え。
3.冬瓜、鶏胸肉、生姜のとろみ餡。
4.ヒジキ、ブナシメジ、ニンジン、刻み揚げ、蒸しサラダ豆、煎りゴマのカメリナオイル炒め煮。
5.切り干し大根、豚肉、京揚げ、麩の含め煮。
6.合挽ミンチで四川風麻婆豆腐。
7.丹波大黒シメジのバルサミコ酢・オイスターソース炒め。
8.里芋の煮っころがし。
9.マイタケとエリンギのニンニク味噌味醂バター炒め。
10.伏見唐辛子の乾煎り、おかか醤油で。
11.鶏胸肉の生ハム、胡瓜添え、胡麻ドレッシングで。