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日別アーカイブ: 2019年4月10日

十三参りの日、4月度の講座を控えて、本日は水 曜会

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嵐山の桜も散り始めましたが、めっきり暖かくなったと思えば、今日の京都の最
高気温は9℃だそうです。w
今朝からの雨は夕刻まで続くのだそうで、桜の散るのが惜しまれますね。^^;

日曜日は、京都の多くの場所で桜が満開でした。
1.松尾大社駅の桜。
2.東山将軍塚、青蓮院青龍殿の桜。

祇園の円山(まるやま)公園のライトアップも、14日が最終日になります。
公園の中央には、「祇園の夜桜」として有名な大きなシダレザクラがあります。
桜祭りとしての催事は行われませんが、かがり火も焚かれ、ライトアップも行わ
れ、夜桜の名所として連日、花見客で賑わっています。

東寺のライトアップも、14日が最終日になります。
不二桜・しだれ桜をはじめ、日本一高い五重塔、東寺の伽藍群などもLED電球で
ライトアップされています。
金堂・講堂の仏様が、お堂の外から拝観することが出来るのも良いですね。

8日の花まつり、灌仏会が終わり、次の仏教儀式は13日の十三参りですね。
嵐山の法輪寺には、平安時代の初期に、清和天皇が数え年13歳になった年に法輪
寺で勅願法要を催したのが、十三参りの始まりと伝わります。

数え13歳は、十二支が一巡して初めて自分の生まれ年の干支に戻った年齢で、生まれて初めての厄
年になります。
身体的にも精神的にも、子どもから大人へ変わっていく年齢ですね。

かつて女子が数え13歳になると、成人女性となったことを祝う「成女式」を行なっていた地域があります。
初潮を迎えてから行うところもありますが、今はどうなんだろ?w
男子は昔、数え15歳頃に元服の儀式を行ないましたが、13歳は「若衆組」に入
るなど、社会の一員となる年齢です。

十三参りは、子供が大人の仲間入りをするお祝いと、厄払いの風習と、虚空蔵菩
薩の縁日の十三日とが結びついたものと考えられます。
関西では大正時代になるまでは、江戸発祥の七五三よりも十三参りの方が盛大な行事でした。

虚空蔵菩薩の虚空蔵とは宇宙のような無限の知恵と慈悲が収まっている蔵を意味
し、人々の願えを叶えるために無限の蔵から取り出して知恵や記憶力、知識や福
徳を与えてくれる菩薩とされています。

真言宗の開祖、弘法大師空海は、虚空蔵菩薩の真言を作法に基づき100万遍唱
えるという虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)を行いました。
無限の記憶力がつき、仏の知恵を体得することができるといわれていますので、
私も20代前半で取り組んだものですが、ご利益や如何に?(謎笑)
「ノウボウ、アキャシャギャラバラ、オン、アリキャマリボリ、ソワカ。」w

虚空蔵菩薩は、求聞持法の本尊像のほかに、増益(ぞうやく)や除災を願って行
う修法の本尊である五大虚空蔵菩薩があります。
これは虚空蔵菩薩の持つ智恵を5方に配し、金剛界五仏の変化した姿としたもの
で、京都では神護寺多宝塔と東寺の観智院の仏像が有名です。

知恵と福徳を授かり、技芸上達や官位栄進を願って、大人の仲間入りをする通過
儀礼が十三参りですが、古来からは男の子は羽織袴、女の子は大人の晴れ着が正式な装いとされます。

女の子の服装に関しては、肩や腰をしつけ糸で仮止めする「肩上げ」「腰上げ」
をした状態で参拝を行い、帰宅後に糸を解くのが正式な作法です。
とは言え、現在は必ず正装でなければならないというわけではなく、スーツやワ
ンピースといったフォーマルな装いや、中学校の制服を着用しての参拝が多く見
られます。

嵐山の法輪寺にお参りした帰り道には、「渡月橋を渡り終えるまでに後ろを振り
むくと、授かった知恵を落としてしまう」といわれます。w
法輪寺以外のお寺でも、「振り向くな」といわれるところは、大山崎の宝寺にも
あり、他にも色々ありそうですね。

十三参りでいうなら、これは、「大人として約束事を守る」ことを学ばせるため
だそうです。
そして、もう13歳になったのだから小さな子どものようにあちこち見ながら歩くな、という大人の自覚を促すためのものでもあるそうです。

戦後、日本の教育は、宗教的な意味合いのあるような内容を、道徳からも排除し
てきました。
仏壇や神棚に手を合わせたり、目に見えないものを尊んだりする習慣は、心の育
成にも大いに役立つことなんですがねえ。^^;

宗派を問わず、十三参りなどの佳き風習は、廃れることなく続いて行って欲しい
ものです。
ちなみに、法輪寺では、毎年3月13日から5月13日までが「春の十三参り」、10月
1日から11月30日まで「秋の十三参り」が行なわれます。

数え13歳の知恵と福徳授かりだけでなく、虚空蔵菩薩は丑年、寅年生まれの守
護本尊です。
法輪寺の境内にも、このことにちなんで牛と寅の像がありますが、謎に羊の像も
あります。w

未は丑を冲するのに?未は申と同じく大日如来が守護本尊では?と疑問に思って
ましたが^^;
羊は、本尊、虚空蔵菩薩のお使いとして像が置かれているそうです。
虚空蔵菩薩が背中で休まれるために伏した姿をしていますが、珍しいので参拝さ
れる方はぜひご覧になってください。

干支の守護本尊というのは、誰でも分かる生まれ年を該当していますが、生まれ
月や生まれ日も同様にご縁があります。
ちなみに1月1日から2月3日までは干支は前年になりますが、ほとんど丑の月
生まれになります。
2月4日の立春からが寅月で、丑月は1月5日か6日のいずれかからになります
ので、暦を見ないと分かりませんが。^^;

干支が直接該当しなくても、その干支を用いて調和がとれる命式にも応用が利き
ます。
例えば、子年・酉月・巳日生まれの場合、丑を用いると子・丑が支合し、酉を局
長に巳と丑が三合して、全ての干支が結び付き、調和します。
この「十二支相合法」、もしかして虚空蔵菩薩のプレゼントかも?(笑)

4月13日は第2土曜日に当たりますので、4月度の気の科学体験講座を開催し
ます。
虚空蔵菩薩参りほどの御利益はありませんが^^;相手の身体に全く触れずに、
即座に立ちバランスを整え、身体の出力を増したり、身体の可動が良くなる法な
ど、その場で即座に誰でもできるようにはなりますよ。w

首の不調がある場合に、難度の高い頸椎調節などは不要で、簡単な肩甲骨操作で
4呼吸で解決するネオ活法など、面白くて楽しい体験と時間が共有できればと思
います。

今日はあいにくの雨ですが、13日はお約束で晴れることでしょう。w
天気予報では今日は夕刻6時まで雨といってましたが、我が膝のお告げではそれ
までに上がるそうです。w

今日は水曜日ですので、例によっての水曜会。
ご来客のためにも、夕刻までには雨上がりしてもらいましょう。w
今日は予約が入ってないので、ヒーリング技術の向上研究に勤しみます。

料理の方は仕上がりました。
3.今日のメニューは以下の12品です。
1.刻みオクラとエノキダケの素麺つゆ和え。
2.湯がきブロッコリーのナッツ味噌マヨネーズソース掛け。
3.焼き白ネギの辛子白味噌ヌタ和え。
4.鶏胸肉の手作り生ハムとアボカドの挿み、エビチリ塩かポン酢で。
5.熟成牛ロースステーキのステーキソース掛け。
6.豚ひれ肉、春キャベツ、玉ネギ、赤・オレンジパプリカの酢豚。
7.ヒラタケ、エリンギ、ブナシメジ、九条ネギの味噌バター炒め。
8.豚バラ肉、キャベツ、玉ネギ、イタリアンパセリの中華スープ。
9.白身魚バサフィレとエリンギのムニエル、ホワイトソース掛け、九条ネギ散
らし。
10.ホッケの開きの焼いたん、レモンと大根おろしを添えて。
11.京絹揚げのバター焼き、ピーナツバター味噌とアーモンド味噌塗り、九条
ネギ散らし。
12.皮付きピーナッツの黒酢・リンゴ酢ピクルス。