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126:冬だけでなく、腹巻のお勧め

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東洋医学では、冷えは万病の元と言いますが、現代人はお腹が冷えている人が多いそうです。

温かい手でお腹を触れて、ひんやりしてれば、それは腹部が冷えてる証拠で要注意。^^;
お腹が冷たいということは、内蔵全体が冷えてしまっていることになります。

しかし、普段座り仕事をしている方は、多分暖かく感じる方が多いでしょう。
でも、こういったあまり動かない方が、運動や歩行により汗をかいた時はどうでしょうか?
一度汗をかいた時のお腹に触れてみて下さい。
冷え性の方は、お腹が冷たくなっているはずです。

運動などによりしっかり汗をかいて身体が温まったはずなのに、なぜかお腹が冷たいのは、
芯が暖まっていないからです。

お腹のあたりにはたくさんの臓器が集まっていて、それだけに血液も多く集まってくる部分です。
そのため、このお腹のあたり及び腰を温めることで、体内の臓器の血流を促進させて、全身を
温める効果につながるのです。

体が冷えると、血液はまず臓器が多いお腹のあたりに集まってきて、内臓を温めようとします。
その分、心臓やお腹のあたりから遠い手や足の先の血流が不十分になるのですが、腹巻でお
腹を温めることで、血流を全身に行きわたらせることができるのです。

冷え性の方は、よく手足先端の冷えを訴えますが、靴下や手袋だけでは、冷えが
改善しない場合が多いですね。
それは、根本原因である腹部の冷えを解消できてないからです。

全身の血行を促進することで、手足の先まで血液がくまなく循環するため、冷えは改善されま
す。腹巻をすることで、お腹と腰部だけではなく、手の先や足のつま先まで温める効果がある
のです。

年齢とともに基礎代謝が減り(自爆)、運動不足気味ではますます基礎代謝が上
がるべくもなく(再自爆)、溜まった脂肪が燃焼せずに、増えた体重がなかなか
減らない人は、私だけではありますまい。w

体温が1℃下がると、エネルギー代謝率は12%減少します。
体の中心を温めることは代謝促進に繋がるので、腹巻でお腹を温めることは、
体についた不要な脂肪を燃焼させる効果があります。
ダイエット効果を高めるには、腹巻をして運動することが効果的ですね。^^

腹部の内臓の冷えによって、下痢や便秘、食後のもたれや消化不良、ニキビなど
の吹き出物、不眠がもたらされていることも多いものです。
お腹が冷たい人は、内臓の血行が悪く、酸素、栄養素、白血球、免疫物質などの
巡りが悪いということになります。
特に問題が無い方でも、お腹を温めることは万病の予防、健康対策として有効ですよ。

朝起きたときや、夜になって、顔や足がむくむ方にも、腹巻は効果的です。
むくみは、水分を運び出すリンパの流れが滞っていることが原因なので、体を温
めて不要な水分を体外へ排出する必要があります。
マッサージや運動、湯船に入るなどの方法もありますが、簡単にむくみを取りたいのであれば、
腹巻で腹部を温めることでリンパの流れが改善されて、不要な水分が溜まらずむ
くみが取れるのです。

女性の場合、生理痛のある方には、特に腹巻はお勧めです。
生理になると子宮では、経血を出すために収縮が起こります。
この時に分泌されるプロスタグランジンというホルモンが多すぎると、
子宮の収縮が激しくなって、周りの臓器も引っ張り、
より激しい痛みを引き起こすのです。

痛みに冷えは厳禁で、温めることで痛みは緩和するものです。
腹巻をつけて子宮を保温することで収縮を抑え、経血をスムーズに
排出して早く不快な時期を済ませましょう。

腰痛や膝痛、肩こりや首の痛みがある方も、腹巻で腰腹部を温めることによって、
血行とリンパの流れが良くなり、痛みや凝りが軽減する効果がありますよ。

腹巻きをすると、お腹のまわりだけではなく、肩や腕のあたりまで温かくなっているのが実感で
きます。寒い時でも、重ね着をするより、実際暖かくなれるのです。

冬のみならず、腰腹部を温めるのは良いことです。^^
皆さんも、健康のために腹巻してみませんか?
最近は、ヒートテック生地や遠赤外線が出る繊維の腹巻もあり、安価でおしゃれ
なものも増えてますね。^^

身体を温め、陽気を養ってください。^^v
私も、赤の腹巻を身に付けております。(笑)