はい、はい。お答えしましょう。^^
最近流行の新語ですよね。^^;
英語でデトックス「DETOX」というのは、「解毒」「浄化」という意味です。
デトックスとは、体内に溜まってしまった毒素を排出する事で体内浄化(毒抜き)を行い、
健康増進または維持を行うという考え方で、言わば、体の大掃除です。
デトックスは、アメリカやヨーロッパのセレブや女優・歌手達の間で新たな美容ダイエット法として話題を呼び、
日本でもテレビや雑誌等で取り上げられる機会が多くなってきましたね。
元々インドの伝承医学アユールヴェーダ(Ayurveda)や中国の東洋医学では、
解毒を目的とした治療法や健康法が昔から普及していました。
体内の毒素(老廃物)を一掃するだけでも免疫機能が正常になり、
新陳代謝が活発になり、腸内環境も整います。
そうなれば、お肌のトラブルや便秘を解消する事ができたり、
むくみ体質や冷え性、慢性症状も改善する事ができたり、
もちろんダイエットの効果を高める事もできるわけです。^^
毒素排出のサプリメントを摂ったり、アロマやゲルマニウム温泉浴などで汗を出したりすることも効果的ですが、
私は、基本は食事にあると思います。
普通の食生活をしてるつもりなのに、毒素なんてと思われるかもしれませんね?^^
例えば、車の排気ガスやスモッグ、水質汚染、
特に輸入野菜や果物にひどく使われてる農薬、
食材に使用されてる食品添加物や防腐剤、有害ミネラル(水銀、砒素、鉛、カドミウム、アルミニウムなど)なども、
人体にとっては、はっきりくっきり毒素なのです。^^;
これらは、何気ない普段の生活の中で、知らない間に徐々に身体や脂肪に蓄積されて・・・
いつしかタタリ為し、さまざまな症状を引き起こすモノなのですよ。(怖)
身体がだるい、すぐに疲れる、アレルギーがある、便秘ぎみ、痩せない、お肌にトラブルがある、
慢性症状が治らないなどなど・・・
あなたのそんな悩みの原因は、日常生活で知らずに溜まってきた毒素のせいかも?^^;
元来、私たちの身体には、毒素を追い出す力が備わっているのですが、
それでは太刀打ちできないほど、邪毒の溜まる現代かな。剣呑、けんのん。--
邪毒を身体から徐々に追放し、毒を溜め込まない身体に近づけていくことが、デトックスの考え方です。
じゃ、具体的に、どんなものを意識して多く摂れば良いのでしょうか?
4つの側面から、捉えてみましょう。
1.肝臓の働きを強化すること!
○硫化アリル・・・ニラ、玉ネギ、ネギなど。
○イソチオシアネート・・・キャベツ、ブロッコリー、大根、わさびなど。
体内の毒素は、ほとんどが腸を通って排出されるのですが、その前に、先ず肝臓が解毒します。
肝臓こそ、身体に入ってきた有害物質や邪毒を取り除く本家本元。
身体の解毒力を高めるには、肝臓の働きを活性化させることが先ず大切ですね。
陰陽五行の作用からは、酸味を加味して、よく摂ってください。^^v
2.腸の毒を排出すること!
○セルロース・・・ゴボウ、長芋、納豆、昆布など。
○グルコマンナン・・・コンニャクなど。
○ペクチン・・・トマト、キウイ、ゴボウなど。
体内に入った毒素は、腸から75%排出されます。
便通を良くすることが、何より毒素排出の効果があります。
腸に溜まった毒素を、吸着して排出する植物繊維を多く含むよく摂って、お腹の中を掃除するようにしましょう。
3.血液中の毒を、無害化して排出すること!
○ケルセチン・・・玉ネギ、ブロッコリー、リンゴなど。
○セレニウム・・・ニラ、ニンニク、マッスルームなど。
○メチオニン・・・大豆製品、卵、鶏の胸肉など。
上記の成分は、キレートといって、血液中の有害ミネラルと結合して、毒素を体外に出す働きがあります。
体内に入った毒素は、内臓脂肪や細胞内の脂肪などに付着し、蓄積されているのですが、
キレート成分は、その蓄積を防ぎ、毒素そのものを無害化する働きがあるのです。
亜鉛を含む、牡蠣やオイターソース、レバーなどを一緒に摂ることが、
効果をさらにアップさせる秘訣となります。^^v
4.活性酸素を取り除くこと!
○ベータ(β)カロチン・・・ニンジン、小松菜、ホウレン草など。
○ビタミンC・・・ブロッコリー、トマト、ピーマン、レモン、ライムなど。
○スルフォラファン・・・キャベツ、カリフラワーなど。
活性酸素は、体内の細菌を殺菌する効果はあるのですが、
増えすぎると、老化や生活習慣病、癌などの原因になります。^^;
また、体内に毒が入ると、活性酸素が増加して、身体が弱り、ますます毒素が溜まってしまうことになります。
抗酸化成分を多く含む食材をよく摂って、活性酸素に対抗しましょう。^^v
身体から毒が抜けると、美肌やダイエット効果はもちろん、
慢性症状や体質の改善もでき、ストレスに対しても強くなり、
イライラや心の邪毒も減少して、心のゆとりもできるといわれています。
以上の4つの働きと成分をもつ食材を使って、
家庭内薬膳を工夫してみるのは、大変良いことですね。^^v