オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2017年11月1日

木枯らし来りて11月入り、風邪に用心して水 曜会

DSC00228_R.JPG

今日は快晴ですが、昨日、東京、関西ともに木枯らし1号が吹いたと発表されましたね。
風も強かったけど、昨日の夜は嵐山では、フリースを着るほど寒かったですよ。^^;

京都市では秒速最大17.1mの北北西の風が吹きましたが、彦根では22.9mの強風だったとか。
去年より一日遅れの木枯らし1号の到来でした。

木枯らしは、ご存知のように10月半ばの晩秋から11月末の初冬の間に初めて吹く、毎秒8メートル以上の北よりの風のことです。
気象庁では、東京地方と近畿地方でこのような冬になったことを感じさせるような風が吹いたとき、「木枯らし1号」のお知らせを発表しています。

然るに、この発表は、東京と大阪の気象台しか発表しないのですね。
東京・大阪以外の気象台は、これまで発表していないのでこれからも発表しない、ということのようですよ。w
全国各地で、木枯らしは吹くのですけどね。^^;

東京は木枯らしと認定される期間は11月いっぱいまでですが、近畿は12月22日頃までで、東京よりずっと長くとられているようです。
でも、木枯らし1号は聞くけど、台風みたいに何号まで観測するのか知らんが、木枯らし22号とか聞いたことないけど。w

秋は晴れたり曇ったりしながら、雨も降ったり止んだりしますが、このような雨の事を「時雨(しぐれ・じう)」と呼びます。
時雨が続くときは、大陸から冷たい季節風が吹くようになりますが、この冷たい季節風の事を「木枯らし」と呼ぶんですね。

樹木の葉を吹き落とす風というところから、「木枯らし」という呼ばれるようになりました。
「木枯らし」は、「凩」とも書きますが、これ、漢字じゃなくて国字ですね。

国字は、中国の漢字の字体にならって新たに字体をつくりだしたもので、いわば和製漢字で、和字です。
国字は、「辻」、「躾」、「峠 」、「榊 (さかき) 」、「噺 (はなし) 」など、多くは会意によるもので、訓はあっても音を欠くのが通例です。
ただし、「働」のように「動」に類推して音をもつものや,「腺 (せん) 」のように音しかないものもマレにあります。

「麿」 (←麻呂) のような合字も国字ですが、小学校でも国字と漢字を区別して教えなかったから、国字ってのを知らない人も多いかも?^^;
漢字の検定試験なんかにも、国字が出題されてますもんね。w

国字か漢字か判別しがたいものに、理義字がありますね。
理義字は、同じ漢字を2つ、ないし3つ重ねて構成されるモノです。

簡単なのでは、「森」は教育課程で小学校1年生に割り当てられた教育漢字です。
轟く(とどろく)という字は、多くの車が往来することを表す会意文字と説明されてます。

女3人寄れば「姦(かしま)しい」とか、変換できないけど、国字で、男3人集まれば「たばかる」とか。w
男2人で女を挟めば「嬲る(なぶ)る」とか、これも変換できなかったけど、女2人で男を挟めば「たわむれる」とか。
ミョーに納得。(笑)

七を3つ重ねての「キ」は「喜ぶ」の異体字で、草書体に由来するものですが、割烹などの屋号にもよく使われていますが、若い人、読めるのかしらん。^^;
えげつないのになると、龍を3つ重ねた「トウ」は竜が空を行くさまですが、上下左右に龍を4つ重ねた「テツ、テチ」というのは「言葉が多いこと、多言」という意味です。
一体、誰が読むのか、使うのか?ワケワカメですね。(笑)

閑話休題(それはさておき、話を本題にもどして)w、(これもよく間違われて、「ところで」とか「余談ですが」という意味合いで使われてますね。^^;)
閑話休題という四字熟語も誤用が多いものですね。^^;

「閑話」は無駄話の意味が比較的連想されやすいけれど。「休題」って?という感じです。
「休」は漢和を引けば「とどめる、やめる」の意味が出てきますが、「題」をどう解釈するかがよく分かりませんね。^^;
元々は中国の講釈師が、「閑話休題、言帰正伝」=「さて余談はこれぐらいとしまして、物語の本筋に戻りますと」と言う定型句が輸入されたものだそうです。w

さて、今度こそ閑話休題w、木枯らしが吹くと気温が急速に下がって、風邪を引く人が増加します。
夏風邪の原因となるウィルスは高温・多湿の環境で繁殖しますが、冬場に流行する風邪の原因となるウィルスは乾燥して気温が低い環境で繁殖します。

秋から冬は乾燥のシーズンですので、お肌だけでなく、部屋にも保湿が大事になります。
鍋料理が美味しいシーズンですが、栄養だけでなく、湯気が風邪の予防にもなりますね。^^

もし、風邪のひき始めの症状が出たら、できるだけ早めに寝ましょう。
私たちの体に備わっている免疫の働きの全勢力をかぜのウイルス撃退に向けるためには、静かに横になって体を休めてあげるのが最も効果的です。

気の働きでは、起きていると防衛の気が身体から発動しますが、眠ると気は体内を還流して身体を潤し、回復させます。
心もそうですが、身体と同じく、しんどいときは眠ることです。zz

風邪をひいたら、食事は消化のよいものを、首にタオル、毛布を足すなどとにかく身体を温めましょう。
水分補給も大事で、汗を出して邪気を排出するよう、蜂蜜・すりおろし生姜湯を飲むと身体が温まります。
葛根湯は、3包を一度に飲んで布団に入り、汗が出なければ1時間後にもう3包、三日分を一日で飲んでしまうのが風邪の瀉法です。

2日後には天川、大峯、吉野を巡るツアーがありますが、深夜の神殿瞑想は半端なく冷えますので、参加者の皆さんは冬装束を怠りなく。w
台風の後、ラリーランする林道が通行できるか危惧がありますが、通行止めなら迂回して山を巡り、神仏と対座しましょう。

中秋から初冬にかけては、特に夕暮れ時になると寂・哀・胸苦しい気分になって、常夏の国に陽気を養いに行ってたものですが、今年は行けそうにないです。。
木枯らしと聞けば、私の脳裏には「誰かが風の中で」の太鼓音が鳴り、紋次郎ならずとも放浪の気がムラムラと。(笑)

チェンマイでは、ツアー出立の3日にはピン川で灯籠流しがあり、4日はターペー門から巨大クラトン山車の時代祭のようなパレード。
両日とも夜になれば、空飛ぶ行灯コームロイが無数に打ち上げられ、祭り屋台が旧市街に立ち並ぶのですがねえ。。

♪何処かで、誰かが、きっと待っていてくれる。♪
うん、弁天さんと八大龍王さん、お不動さんが待ってくれてる、と思おう。w

陰極まって陽となる理で、祭り気分でなく、粛々と神仏との対座と瞑想を味わうことにします。w
あれば岩魚の骨酒や山菜の珍味を味わい、天川弁財天の龍口から汲んだ水で水割り飲みつつ、語らうのも一興でしょう。^^

天川の民宿では、既にストーブが待っていますが。(笑)
嵐山ではまだストーブは早すぎの感がありますので、身体の温まる料理で、水曜の夜を談笑して過ごしましょう。^^

嵐山では全くハロウィン祭には縁がないので、風邪の予防も兼ねてカボチャも出すことにしましょう。w
部屋の加湿も考慮に入れて、暖かい鍋物から食べると良いですね。

キノコも旬ですが、エリンギ、シイタケや本シメジなど肉厚の物は冷凍すると細胞が潰れ、旨みが増します。
いづみはエリンギを生のまま使ってましたが、私は一旦冷凍して、食べ比べてやろうかと?w

さて、11月最初の水曜会、準備は整い、ご来客をお待ちします。^^v
今日のメニューは、以下の9品です。
1.昆布を敷いて、近江蕪、白菜、豆腐のカツオだし味噌鍋。八味を薬味に。
2.相日にミンチ、山茶ダケ、万願寺唐辛子、タイ・プリック、刻み大葉の肉味噌、レタスで包んで。
3.カボチャのケチャップと2種のチーズ焼き。
4.豚肉、ニンジン、豆苗の中華炒め。
5.粗挽きミンチ、キャベツ、シメジ、ホワイトアスパラのコンソメ・トマト煮。
6.冷凍エリンギの酒蒸し醤油ステーキ。
7.いづみ式エリンギの味付け天ぷら。
8.いづみ式ゴボウとニンジンの掻き揚げ、天つゆで。
9.絹揚げのウニ味噌焼き。