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日別アーカイブ: 2020年8月26日

残暑続く8月最後の水曜会、セロトニンの分泌を 。w

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8月23日に二十四節気の「処暑」を迎えましたが、京都は相変わらず猛暑日が続いています。^^;
「処」は落ち着くという意味で、厳しい残暑もいよいよ落ち着いて和らぎ、朝夕は涼しく感じてくる候なのですがねえ。。

昨日も、今日も、朝8時台には気温は30℃を超えたし、何より蒸し暑いことでしたよ。^^;
雨降らず、夏草も茶枯れしてる嵐山東公園を散歩するだけで、帰宅したらシャワーが必須です。w

夜間も25℃を超える日が続いていますが、これからは少しずつ涼しくはなって行くのでしょう。
といっても、気温が低くなっても、湿度が高いと、熱中症は掛かりやすいものです。^^;

湿度が高いと、汗をかいても蒸発しにくいので、熱を外に逃がす機能がうまく働かないからです。
気温だけではなく、湿度にも注目して、しばらくは上手にエアコンを活用しましょう。w

9月になっても残暑は続きそうですが、やがて明け方はだんだんと冷えるようになって行きます。
残暑ある日の明け方の冷えは、人体にとって応えるもので、実は秋は人体にとって最も冷えが応える季節なのです。

冷えは血流を悪くし、腹部が冷えると免疫力が衰え、筋肉の血流が悪くなると痛みを引き起こします。
頭寒足熱で、足を冷やさないよう、また腹部が冷えないよう、寝具などを配慮しましょう。

眠りも大事で、幸せに生活するには、脳内物質のセロトニンがよく分泌されていることが必須です。
セロトニンが不足すると、慢性的なストレスや疲労、向上心や行動意欲の低下、協調性の欠如、鬱症状、不眠などの症状が出るものです。

従って、うつ病やパニック障害、社会不安障害などの治療薬にも、セロトニンを増やす抗うつ剤が使われています。
統合失調症や双極性障害にも、気分安定薬にも、セロトニンへの作用のある抗精神病薬が使われています。

これからの季節は、徐々に日照時間が減って行くのですが、日照時間が減ると、日光を浴びる時間が減り、セロトニンの分泌が低下することが知られています。
運気を良くするにも、額を隠さず、朝の光を受けることが大事ですが、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌にも朝の光は必須です。

尤も、日光に当たり続けても、セロトニンは増えるわけではありません。w
セロトニン不足を感じる方は、起床直後から30分までに、15分〜30分ほど日光を浴びることが最も効果的です。

セロトニンは、精神の安定や安心感、知能の回転を良くして直観力も上げるなど、脳を活発に活動させる脳内物質です。
ですが、実は、体内のセロトニンの90%が消化管に存在しています。

腸は「第二の脳」と呼ばれているように、腸の働きは自律神経によってコントロールされているので、脳つまり精神状態と密接な関係があります。
発生学上、脳と腸は神経回路でつながっているので、腸内環境を改善し、腸の疲労状態を解消することは、幸福感の感じ方、幸せに生活することには大事中の大事になります。

朝の光を浴びるほかには、適度な有酸素運動、質の良い睡眠、喜怒哀楽の感情を出して心を動かすことも、セロトニンの活性に繋がります。
セロトニンを作る栄養素は、トリプトファンという必須アミノ酸ですが、人体内では生成できないため、食事から摂ることが必要です。

納豆や豆腐などの大豆製品、卵、チーズなどの乳製品、マグロやカツオなど脂ののった魚、ナッツ類やバナナなどが家庭薬膳の食材になります。
また、ビタミンB6、マグネシウム、ナイアシン(ビタミンB3)を含む食材も、セロトニン生成に関わっています。

ビタミンB6なら、豚肉、青魚、レバー、ニンニク、ショウガなどに多く含まれています。
マグネシウムは、ヒジキやワカメ、海苔などの海藻類を筆頭に、干しエビや干し魚が多く、豆腐や納豆などの大豆製品、ゴマ、椎茸などにも含まれています。
ナイアシンは、たらこ、カツオなどの魚介類やレバー、ピーナッツ、エリンギなどに多く含まれています。

食事は大事、食餌に非ずで、明の時代には「食医」が存在していましたが、今は昔。w
頭痛、肩こり、腰痛などの痛みや、内臓の不調、体調の不具合など、家族や縁ある人の苦を改善・解決できる「家庭医」が増えてくることを願っています。

TVの健康番組を見ても、「〇〇症には〇〇が良い」とか、「長寿の人は〇〇を毎日摂っている」とかがよくありますが、全ては複合要因で成り立っていますので、原因はたった一つのことではないはずです。^^;
生薬という複合体から薬効成分を同定して抽出し、それを薬として用いるのは科学の進歩が成せる業ですが、生きる人の心身はすべからく総合であって、バランスが大事かと。w
現代の陰陽師、然様に考えおりまする。(ワラ)

東洋医学の原則ですが、足りないものは補い、過剰なものは排他・削減して、バランス良く食事を調えましょう。
ストレスは消化器官を損ねますので、楽しく笑いある食事は、さらに良い効果があるでしょう。w

よく噛んで食べることも、脳に良い刺激を与え、胃腸など消化器官に負担を与えず、ダイエットにも良い効果があると実証されています。
現代の日本人は、戦前の日本人と比べて半分以下、弥生時代と比べると6分の1程度まで食事時の噛む回数が減っているんだとか?w

「一口30回噛むこと」が理想の咀嚼回数といわれていますが、食材にもよりますわね。w
豆腐を30回噛む人、おかしいし。(ワラ)
日本咀嚼学会の発表によると、30回というのは、生のニンジンやナッツ類などの固形物を噛む際、消化不良を起こさない理想の回数だそうです。 w

脳の機能から言えば、「あ・り・が・と・う、お・い・し・い・な」とか、「げ・ん・き・で・る、え・い・よ・う・だ」とか、10文字を念じつつ噛むと良い効果がありそうです。w
またセロトニンをよく分泌して、嫌なことを思い出しにくくし、前向きに考えるようにするには、姿勢を正して視線を40度から45度前方上方にしばらく向けると良い効果がありますよ。^^

カウンセリングや気光ヒーリングにも、この応用はよく使う手立ての一つです。
これからも、痛みや苦の解消を目指して、戻りなき完治を目指して、脳へのアプローチについてさらに研究して行きます。

諸行無常で、季節が移ろって行くように、人生もまた移ろって行きます。
過ぎ去った時を惜しむよりも、今在る時とこれからの時を、幸せに楽しんで行きたいものですね。

夏の終わりの水曜会、談笑を楽しみつつ、今宵も一献傾けましょう。w
今日のメニューは、以下の12品です。
1.刻みオクラ、ワカメ、メカブの生姜入り麺つゆ和え。
2.赤身卵「どん玉」の温泉玉子。1のネバネバ和えと混ぜても美味よ。w
3.湯がきブロッコリーの擂り黒胡麻、味醂、味噌、リンゴ酢和え。
4.絹ごし豆腐の冷奴、刻みキクラゲ入り柴漬けと潮吹き昆布を添えて。
5.ヒラタケ、コンビーフ、獅子唐のオープンオムレツ、サンバルソースを添えて。
6.北大路魯山人いわく雪虎、店によっていわくエレベーター、要するにお揚げの焼いたんと大根おろしw、九条ネギと醤油を添えて。
7.豚ロース肉のガーリックピカタ。
8.豚肉、ピーマン、青梗菜のタイ・タクミソース炒め。
9.人参、玉ネギ入り肉じゃが。
10.鶏胸肉ミンチ、エノキダケ、玉ネギ、タイ・プリック唐辛子のつくねバーグ、ミニロケットトマトを乗せて。
11.鮭のハラスの片栗粉コーティング、オリーブオイルソテー。レモンを添えて。
12.デザートにでもカクテルにでも、龍彌誕生の際に作った28年もの梅酒に浸かってる梅の実。w

昨日、和歌山出身で京都市お住まいの会員さんから、大量の梅酒をありがたく頂戴しました。
昭和63年作ですので、気の科学研究所設立と同年で、32年ものになります。w
皆さん、ご遠慮なく、暑気祓いに、めでたくご賞味ください。w