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日別アーカイブ: 2021年6月16日

6月度の講座を終え、夏の養生など考えつつ、本 日は水曜会

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雨の降らない日が続いてた京都ですが、日が照れば暑く、曇りならば蒸し暑いですね。^^;
今日は朝から雨なので、気温が上がらないのは良いけど、湿気が多いことです。
除湿して少しでも不快指数を減らさないと、頭がちゃんと働きにくいようです。w

21日が夏至ですので、朝は4時でも明るくなり、目が覚めるのが早いことです。
中医学のバイブル「黄帝内経」には、夏の養生法は、夜は遅く寝て、朝は早く起
きることとされています。

当然、睡眠時間は短くなりますが、夏はそれで良いのですね。
大事なことは、睡眠の質でありましょう。w

「黄帝内経」第二篇「四気調神大論」に、要点を述べると、こうあります。
夏は陽気が多く発生する「生長」の季節で、この3カ月間、天地間に陰陽の気が
盛んに交流する。
夏の満開した花と同じように、体内の気をほどよく発散させることが養生法となる。

日の長さと暑さを厭うことなく、物事に怒らずに気持ち良く過ごすべきである。
これに背くと、夏によく活動する心気(循環系+中枢神経系)が傷むことになる。
すると、秋になって瘧(おこり:間欠的に発熱し、悪寒(おかん)や震えを発する病気)
になる。

コロナ禍の中、緊急事態宣言、外遊・外飲みの自粛要請で、陽気の発散がままな
らないご時勢です。^^;
マスク着用が長くなるほど、呼吸が浅くなって第三次呼吸の細胞の活性化・自己
修復・治癒機能が低下します。

また、マスクで顔の表情筋が固定されるため、筋膜のつながりで首・肩などが詰
まりやすく、特に口角を上げる筋肉が働かないため、表情が乏しくなり、気分が
鬱屈しやすくなってます。^^;

意識して口角を上げて笑い、深呼吸して姿勢を正し、ほどよく陽気を発散しなく
ちゃです。w
気のテキスト第3章にあるように、一日三度「ハ」音で3音節以上声を出して笑
う「咲顏(えがお)の行」や、一日十度人の目を見てにっこり微笑みかける「微
笑(みしょう)の行」を二十一日行として毎日続けることも効果的です。w

そして、眠る際には楽しいこと、快いことに意識を向けて入眠しましょう。
一日は最短の一生ですので、意識が無くなるその際には、喜びや楽しみ、感謝で
終わりたいものですね。w

眠っている間も脳は活動していますので、苦や不快を思って意識のハンドルを手
放せば、脳は意識のない間もその苦や不快を検索してしまいます。^^;
明るいビジョンを想念して、脳を快くしてビジョンの実現に向けるべく、夢でも
想像でもいいから、五感で心地良く味わうように意識して眠ることが良いのですよ。w

マスクで首や肩が凝ってるならば、側頭筋を緩めることが効果的です。
椅子に座ってもできますが、就寝時に仰臥したら、母指以外の4指を左右の耳の
上に当て、皮膚の遊びを取るくらいの圧で、ゆっくりと止まるところまで頭頂方
向へ引き上げれば良いだけです。w

4秒息を吸うのに合わせて上に引き上げ、4秒吐くのに合わせて元に戻すことを、
10回もやれば、首や肩も緩んで、眠りに入りやすくなります。
頭蓋の第一次呼吸は4秒呼吸で誘発できるので、脳脊髄液の循環も良くなり、副
交感神経が優位になって眠りの質も良くなります。

より眠りの質を良くするには、側頭骨だけでなく、前頭骨と後頭骨も同じように
引き上げ戻しをしてあげると良いです。
疲れが溜まっていると感じるなら、額の髪の生え際から頭頂骨までの矢状縫合を
四指の先で捉えて、あまり強くは圧し込まずに、吸うときに左右に開き、吐いて
戻すことを繰り返すことが効果的です。

頭部は特に強く圧すと防御反応が出て、全身の筋肉が強張り、交感神経が優位に
なりやすく、防御緊張で脳が施術を拒否するので、頭蓋に触れ皮膚の遊びを取る
程度の優しい圧が必須です。

永く慢性の不調のある人は、矢状縫合や鱗状縫合、ラムダ縫合に疲労物質が溜まっ
ていて、縫合を開くようにして疲労物質を流すことが効果的ですが、それはそれ
は痛がります。^^;
1回や1分で片をつけようと思わずに、痛気持ちいいくらいの圧で、それも一次
呼吸を誘発するように4秒呼吸に合わすことが、結果として早く済みます。w

頭蓋操作と4秒呼吸の合気(呼吸を合わせること)は、気光クラニアル法でも必
須の基本です。
呼吸を合わせることで、一体のリズムが共鳴して良い効果が出やすく、相手の邪
気を吸って不調をもらうことも防げます。w

脳の共鳴機能で、腎臓は側頭骨、肝臓は前頭骨、消化器や生殖器は後頭骨と関連
しています。
例えば、腰痛や身体が重だるい不調がある場合、仙腸関節や腰椎、梨状筋や腰方
形筋などを調節しても、原因が内臓由来だったら、また元に戻ってしまいます。^^;

腎臓の場合は、付着している大腰筋のTL(筋出力)検査に表れます。
仰臥姿勢で、脚を外転、外旋、挙上して、宙で留めておくのに働くのが大腰筋で、
腎臓が下垂してたり、歪になってたり、膠着していると、
この姿勢で4指腹を下肢に当て、脚を床に着けようと圧したら抵抗できません。w

この場合は、仰臥姿勢で、4指腹を耳の後ろの側頭骨に触れ、4秒吸うのに合わ
せて指を天上方向へと側頭骨を撫で上げ、4秒吐くのに合わせて床方向へ撫で下
げます。
これをたった2回行うだけで、脳からの指令で腎臓が機能し、大腰筋が正常に働
いてTL検査でばっちりと力が入ります。

昨日の事例はその限りではなく、腎がもっと弱っていて、脳からの指令だけでは
大腰筋の筋出力は甦りませんでした。w
巻き肩による肋骨の可動不全で呼吸量の減少があり、横隔膜が下がっていたこと
がその原因で、陰圧法で巻き肩を直し、肋間筋の強張りを緩め、胸鎖関節と肩鎖
関節を緩めて、横隔膜の可動を良くしたところ、即座に解決できました。^^

反り腰でしたが、腰椎の起立筋に硬結はないのに違和感を訴えるので、脳神経回
路を正常に電子伝達できるよう、後頭骨と蝶形骨から調整したら、違和感も不調
も解消できました。w
やっぱり最後は脳を再起動して、痛みやストレスをリセットするのが効果的ですね。w

巻き肩、反り腰、ストレートネックなど姿勢の悪さは、関節への負担や呼吸量の
減少などから様々な不調の因となります。
施術で改善することも効果的ではありますが、立ち方や座り方の秘訣、セルフケ
ヤーも大事なことです。

そもそも、人の脊椎はS字カーブを描いてるものですが、S字は上からの重力に弱
い型です。^^;
立った時にはしゃんと一本筋が通った直立こそが、重力に一番耐えられる姿勢と
なります。

尾張柳生の兵庫助利厳は、それまで重心を低く落とした構えが多かった剣法に、「直立(つったつ)たる身の位」を考案し
ました。
上段雷刀の新陰流の術理にありますが、天地と気を交流するにも大事なことと思
います。w

6月度の講座でも実習しましたが、足をハの字に開き、柱の角に後頭部と背中を
つけて真っ直ぐ立った時、私以外は腰と柱の角の間に隙間が生じていました。
これではまだ、直立ったる一本の芯には到りませんので、重力の負荷が腰に生じ
る所以となります。^^;

そうした秘訣をコロナ禍の中、色々と気づいて行きたいものです。w
今日の雨は夕刻には上がるでしょうから、うっとおしい気分を祓って、飲食歓談
にて良い気を養いましょう。^^v
今日のメニューは、以下の13品です。
1.サニーレタス、新玉ネギ、スィートコーン、ミニトマトのサラダ、和風玉ネ
ギドレッシングで。
2.キャベツと赤パプリカのコールスロー。
3.鶏胸肉の生ハム、そばつゆポン酢浸し。
4.鶏胸肉と新玉ネギの玉子とじ、三つ葉をあしらって。
5.豚バラ肉とターサイの焼き肉ソース炒め。
6.牛肩ロースのステーキ。
7.エリンギ、ヒラタケ、マイタケ、シメジの牛だしバター醤油焼き。
8.イワシと新玉ネギ・三色パプリカのとろみ南蛮。
9.ロールイカと九条ネギののガーリックソテー。
10.レンジ蒸し新じゃがのチーズ焼き。
11.キクラゲ、平天、ミニがんもの冷やしとろみ餡。
12.いづみ式ニンジンシリシリ、パセリを散らして。
13.いづみ式牛そぼろ、玉子焼き、ゴボウとニンジンのきんぴら、胡瓜、サニー
レタスを海苔で巻いたキンパ。w