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日別アーカイブ: 2022年10月19日

明日から秋の土用にて、本日は水曜会

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明日、10月20日からは秋の土用に入りますね。
冬の節入り「立冬」の前日までが、秋の土用の期間になります。

四季の土用は、それぞれその季節が爛漫となり、季節の変わり目に当たります。
秋の土用は、秋が終わって冬を迎える準備期にあり、体調を整えるべく無理せずゆっくりと過ごすようにしましょう。w

土用の起源は、古来中国から伝わる「陰陽五行思想」に由来します。
陰陽五行思想では、自然界は陰・陽そして木・火・土・金・水の5要素から成り立っていると考えます。

季節もこの5要素に当てはめて、春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」、「土」は季節の変わり目である立春、立夏、立秋、立冬の前18日間に割り当てられました。
「土用」という言葉は、元々は「土旺用事(どおうようじ)」という言葉が省略されたものです。

季節の変わり目であるこの期間は、土の気が旺(さかん)になると言われています。
人が生きるのに大事な恵みを与えてくれる土を、この期間は休ませて土の力を蘇らせようと、土を動かす行為は避けるべきとされてきたのでしょう。

具体的には、土いじり、草むしり、畑作やガーデニング、造園、地鎮祭、土木工事、井戸掘り、墓掘りなどを含む穴掘りなどの行為は避けた方が良いとされてきました。
現代でも、新築する時の基礎工事や壁塗り、増改築、樹木の伐採や植え替えなどは土用期間を外して計画する場合が多いようです。

土用は四季にあるので、年間18日X4で72日間がこれでは不便ですね。
そこで、土用の前にすでに着手した農作業や増改築については、やっても良いと言われています。w

また、方便として土を支配する陰陽道の神、土公神(どくしん・どこうしん)が天上の文殊菩薩を訪ねるという「間日」が設定されました。w
「秋土用の間日」は未・酉・亥の日です。

ちなみに、今年だと10月21日、10月23日、10月25日、11月2日、11月4日、11月6日の合計6日あります。
土用の禁忌が気になる方は、この6日に着手されると良いでしょう。w

昔からの言い伝えや占いの流派によっては、禁忌事項は土いじりだけではありません。^^;
季節に関わらず土用期間中は、転職、就職、結婚、結納、開業、開店、新居購入など、大きな契約や新しく始めることも避けた方が良いと言われます。

また、引越しや新居の購入、旅行や知らない土地への移動は避けた方が良いとされています。
土用期間中の移動は、どの方角も良くなく、特に「土用殺」は大凶方位とされ、暗剣殺や五黄殺より悪いとか。w
ちなみに、秋の「土用殺」は北西になります。

然るに、現代の陰陽師、私はそこら辺は気にすることがありませぬ。w
個々の運気は人それぞれで、せっかくのチャンスをふいにする方がもったいないと考えます。w

季節の変わり目は気温や天気も変わりやすく、体調を崩しやすい時期で、気持ちも不安定なりやすいので、
大事なことや新しいこと、疲れるようなことは避け、のんびりゆっくり暮らすのが良いというのが理があるでしょう。w

土を休めるべき期間というなら、陰陽五行説では土気は人体では脾・胃の消化機能を指しますので、過食を避けて胃腸を癒すことが大事でしょう。
五行の土気は、五味では甘味に当たり、でんぷん・糖質・脂質が過ぎると、土剋水で腎・膀胱の気を傷めますから。^^;

土用期間は、疲れを癒し、移行する四季の気候に適応することが大事となります。
夏の土用は、丑の日にウナギとか、皆さんご存じの黒いモノや「う」の付くモノを食べるのが、言い伝えの風習ですね。

スーパーとかでは、秋の土用も丑の日にウナギを売ろうとしていますが、解せませぬ。w
夏は枯渇した冬の玄気を摂り入れるべく、黒いモノを食べるべし。
夏の土用は未月なので、その対極にある十二支の「丑」の日に、「う」の付くモノを食べるのが縁起良し。

その伝でいうと、秋は枯渇した春の青気を摂り入れるべく、青魚など青物を食べるのが良いでしょう。w
秋の土用は戌月ですから、対極支の辰の日が縁起で、「た」の付くモノを食べるのが縁起食になります。w

青魚はサンマ、イワシ、サバなどが旬で脂が乗って美味しい時季ですね。^^
今年はサンマは異常に高くなってるけど^^;悪玉コレステロールを減らしてくれます。

秋を代表する葉物野菜には、春菊、青梗菜、ほうれん草、ブロッコリー、つるむらさき、野沢菜、ルッコラなどがありますね。
大根や蕪も、葉っぱ付きのがあればぜひ、胡麻油でナムルや炒め物にするか、刻んで揉んで一夜漬けにしてみてください。w

大根も蕪も、実(じつ)は、根より葉が栄養価がはるかに高いのですよ。w
βカロチン(ビタミンA、これは油で熱して))、ビタミンC(これは塩揉みで生で)、鉄分、カルシウム、カリウム、食物繊維が豊富にあります。
捨ててる人がいるけど、もったいない、もったいない。w

「た」の付くモノだと、タコと大根の煮物とかは疲労回復に良く、玉ネギは血液をサラサラにする効果があります。
タコも玉ネギも、ホンに今年は高いけど。^^;

然るに、現代の陰陽師、辰の日に「た」の付くモノをという縁起食には、一向に拘りませぬ。w
ただ、この頃の物価の上昇、円安などで常夏の国にも行けぬ状況には憂いと悲哀を感じまする。^^;
秋だからですかねえ。。w

昔から、秋の土用は老けることに注意が必要とされてました。w
陰陽五行では、土気は五情の「思」に当たり、過ぎると思い悩みや憂悶となって、健康を損ねます。

要らざることを考えたり、不安などを思うと余計に老けますわねえ。^^;
Do’nt think.Feelって、昔、誰かが言ってましたが(笑)快いことは分析して考えずに、感じることが脳の喜びになります。w
「土用の食い養生」という言葉があるように、この時期は意識して食を大事に「食事」して、秋をよく味わいましょうね。^^

さて、本日は水曜会です。
今日のメニューは、以下の13品です。
1.水菜、鶏チャーシュー、クコの実、ブロッコリースプラウトの和風胡麻ドレッシングサラダ。
2.小松菜のだし醤油浸し、黒胡麻を散らして。
3.白菜と万願寺唐辛子の炊いたん。
4.焼きうらら揚げ、自家製牛肉味噌を添えて。
5.豚肉と空心菜のガーリック・オイスターソース炒め。
6.鶏のレバー・ニラ炒め。
7.鶏胸肉、エリンギ、キャベツの自家製肉味噌岐阜風けいちゃん。
8.大根、豆腐、白菜、人参、ホワイトブナピー入り白湯(パイタン)鍋。
9.京絹揚げのおでん、辛子を添えて。
10.骨まで柔らかな、イワシの梅干し煮。
11.カラスカレイのつぶし煮凝り、ブロッコリースプラウトを散らして。
12.豚ロースのパルメザンチーズ入り豚カツ。
13.いづみ式カボチャのソテー、アンチョビ・クリームチーズ。