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お彼岸の入り、水曜会

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今日、18日は彼岸入りですね。
21日の春分を挟んで、前後3日ずつの計7日間が彼岸の期間。

彼岸会法要は、タイ仏教などにはなく、日本独自の行事だとか。
春分、秋分は昼夜の時間が等分するので、彼岸に真西へ沈む夕陽の向こう側にある浄土を偲び、
元来は、夕陽に向かって拝む仏事がお彼岸行事だったといいます。
彼岸会の「彼岸」は、「日願(ひがん)」から来ている所以です。

日本では、春分は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」、秋分は「先祖を敬い、故人を偲ぶ」という意味と
彼岸が結び付けられ、お墓参りなどの先祖を供養するための行事になってきました。

陰陽等分の彼岸には、陰宅風水で、たまには墓参りし、墓を綺麗にすることも大事ですね。
故人の良き思い出を偲ぶことも、追善供養になりましょう。

また、感謝等、合掌することも美しく、ありがたくも大事な振舞いではないでしょうか。
現代の日本では、タイやバリなどより、はるかに合掌の習慣が減りましたねえ。^^;

ところで、彼岸のお供えと言えば、一般的には「ぼたもち」と「おはぎ」ですが、同じもの。w
彼岸の頃に咲く牡丹(春)と萩(秋)に由来するのです。
尤も、今朝行ったスーパーでは、春なのに「おはぎ」と表示して紅葉の飾りが。(ワラ)

墓参りや仏壇法要の他、お彼岸のお勧めは何でしょうね?
日蓮の「彼岸抄」によれば、彼岸の期間は善行・悪行共に過大な果報を生ずる特別な期間であるから、
悪事を止め、善事に精進するよう勧めています。

仏教寺院では、中日に先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目
「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされています。
六波羅蜜とは、ブッダになりうる資質を獲得するために実践する六つの項目のことで「六度(ろくど)彼岸」とも呼ばれます。

龍樹は『宝行王正論』においてこの6項目を、3つのカテゴリーに分けて解説しました。
布施・持戒 -分け与えよう、戒律を守ろうは「利他」の行。
忍辱・精進 -耐え忍ぼう、努力向上しようは「自利」の行。
禅定・智慧 -瞑想しよう、諸法に通達する智と断惑証理する慧を得ようは「解脱」の行。

「波羅蜜」は、「到彼岸(とうひがん)」とも呼ばれ、此岸(迷い)から彼岸(覚り)に到る行なのですが
何度、行じても、一向に解脱には届きませんね。(自爆)

祖母を偲びつつ、よく一緒に仏壇の前で唱和した御文章の一文を思い出します。

それ、一切衆生、三悪道をのがれて人間に生まるる事、大きなるよろこびなり。
身はいやしくとも畜生には劣らんや。家は貧しくとも餓鬼にはまさるべし。
心に思う事かなわずとも、地獄の苦しみには比ぶべからず。
・・・・この故に人間に生まるる事をよろこぶべし。

ひとかずならぬ身のいやしきは、菩提を願うするべなり。
・・・また、妄念はもとより凡夫の身体なり。妄念の他に別の心もなきなり。
臨終のときまでは一向に妄念の凡夫にてあるべきぞと心得て・・・

念仏は申さずとも、僅かなりとも、波羅蜜しましょ。(笑)
波羅蜜ならぬ、腹満つの布施をすべく、料理に掛かりますね。(違爆)

朝は晴れてましたが、夕刻近くからしとしと降ってきてましたよ。
暖かいのは良いけれど、どーも陰雨が降ると、気分は晴れ難く、膝しくしくと。^^;
食は命に直結して、気を養う行為。
ハイボールなどアルコール燃料も添加して、気分を盛り上げましょう。w

今日の料理は、以下の11品です。

1.紫玉ネギ、オレンジパプリカ、サラダ菜のサラダ。手作りイタリアンドレッシングで。
2.豚ロースのピカタ、白菜の和風ピクルス、辛子とメキシカンチリソースを添えて。
3.豚カツ、千切りキャベツ添え。
4.ヒジキ、刻み揚げ、エノキダケのあっさり炊き。
5.近江蕪の柔らか煮、水菜を添えて。
6.ホウレン草のお浸し、だし醤油絞り、削りカツオ添え。
7.マグロのわさび醤油ヅケ。
8.マグロのカマの塩焼き、大根おろし添え。
9.ハタハタの一夜干し焼き。
10.九条ネギと刻み揚げの辛子酢味噌和えのヌタ。
11.イワシの生姜甘酢醤油煮込み。

飲めない人、花粉症、鼻炎の人は、甜茶をどうぞ。^^v