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本日は、ささやかながら4月度の気の科学体験講 座

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緊急事態は、仕事にも生活にも、経済的に物質的に、大変難儀な事態をもたらしましたね。^^;
縁に応じ分を尽くして人に接し、コロナ禍の終息を念じるのみです。。

今日は4月度の気の科学体験講座ですが、桂西口会館は開いていますので、予定通りの開催を致します。
いつも少人数のところ、昨月よりもさらに参加は減りますが、くれぐれも無理な外出は控えてください。

抜けた分は、またこちらへ来られる時が来れば、ヒーリング講座でも個別研修でもフォローアップいたします。
今日のブログアップは、いささか専門的でマニアックな内容となりますが、私の脳を整理するため、考えを徒然なるままにまとめてみますね。w

いつも言ってることですが、痛みなどの不調が出てる部分は作用点なので、原因となってる黒幕ではないのです。
だから痛む部分に手当てを施しても、痛みが取れ切れなかったり、元に戻ってしまうことになります。

筋肉や関節の痛みには、内臓由来や脳脊髄神経の問題でない場合は、筋膜のつながりを用いて原因となっている筋肉の問題を解除することが効果的です。
数年前から筋・筋膜の関連については研究して来ましたが、色んな技法を学び、数多ある方法を効果的に組み合わせて使ってます。w

特に可動域制限のある症状には、揺らぎを与える筋膜治療は、大変効果的です。
例えば、体幹回旋が制限されてるときは、立位で肩甲骨下筋に揺らぎを当てれば、即座に改善します。
例えば、体幹の後方伸展が制限されてるときは、伏臥位でカエル足ポジションを取り、大殿筋に仙骨方向へと揺らぎを当てれば、ロックされてた脚が上がり、後方伸展が楽にできるようになります。

こういう風に、即座に身体の可動域を良くする方法はほぼまとめましたが、完治して戻りなきよう、脳へのアプローチを考えると、もう少し工夫が要るようです。
一部を刺激して、全体が良くなるようなアプローチも考えると、学びの観点並びに手法も以前とは少し違うものになってきました。

まとめにかかると、7つの筋肉にアプローチすることが、筋膜治療の仕上げになりそうです。
下肢には人体の70%の筋肉があるので、全体の筋膜へのつながりも大きく、その6つの筋肉が入っています。
例えば、内転筋などは多くの人が使えていないため、内転筋のサボりが膝・股関節・腰・背筋の過剰負担になっていることが多いものです。

具体例を挙げると、半腱・半膜様筋を内転筋の癒着からリリースすることが、反対側の脚の後方伸展挙上や体幹の回旋を良くし、腰痛や肩周囲炎に高い効果があります。
逆に、内転筋にアプローチして半腱・半膜様筋との癒着からはがすことで、肩甲骨の詰まりや背中の痛みを解決でき、産後の恥骨痛にも即座に効果を表します。

膝や股関節の痛みは難儀なものですが、大腿直筋を中間広筋の癒着からリリースすることで改善し、仰臥で膝が外に曲がってたり、脊柱管狭窄症などで腰が伸ばせない人の症状にも大変効果的です。
中殿筋の筋腱移行部をリリースすると、腰痛や脚の外旋6筋の不具合を解消するだけでなく、肩の後方伸展などの結滞動作や体幹の側屈の痛みにも高い効果を表します。

鼠径靭帯と腸腰筋は、リンパの流れや腸の改善、浮腫みに効果がありますが、腰痛の特効部分でもあり、神経の通り道なので手や鎖骨、下肢のしびれにも効果があります。
また、体幹の後方伸展を改善し、ハイパーモビリティ(首の過剰伸展)を止める効果もあります。

内側広筋は胸鎖乳突筋と繋がっていますが、これを大腿直筋と内側広筋の癒着からリリースすることで、肩や首の不調、顎関節症だけでなく、自律神経から来る不調、80〜90%の人にあるという噛み締め症候群を改善できます。
また、足の内返し、内股傾向の改善にも効果的です。

上体では唯一、上腕三頭筋が挙げられますが、この筋肉がサボってるために、他の筋肉が過剰に緊張して不調を起こしている場合が多いものです。。
上腕三頭筋の筋腱移行部を、座位で上腕骨からリリースすることで、肩の症状や反対側の首の状態が即座に良くなり、股関節、坐骨神経痛にも効果があります。
また、女性疾患のある方は、例外なくと言っていいほど、この部分が固くなっています。

筋膜からの観点を変えてみると、関節から脳へアプローチする方法もまた効果的です。
関節包内にあるT1,T2センサーは、ほんのわずかな関節の動きで脳から指令が行き来するため、アジャストやストレッチではなく、もっと小さな刺激で受容器をリリースすることが必要です。

脊椎を調整することで、腕の挙上や体幹の前・後屈、回旋動作などの可動域が改善しますが、関節包内のT1,T2センサーであるパチニ小体、ルフィニ小体に刺激を与えて、脳にインプットすることが要となります。
例えば右半身を良くするなら、立位で背後から右手の母指を動きの悪い脊椎の左椎弓に当て、残りの4指で脊椎を固定し、ダイヤルを左上に回すように捻って離し、直後に脊椎を撫で下ろすことで、簡単に調整が出来ます。

また、人体の動きというのは、ほとんど全てが螺旋を描くようになっています。
人体の根幹でいえば、9番から12番の肋椎関節に負うところが多く、ここにあるセンサーをリリースすることが、あらゆる動作痛に関して効果的です。

それには、側臥位で、肋椎関節(肋骨と胸椎を繋ぐ関節)を指を重ねて捉え、もう一方の手で前方肋骨を挟んで、肋骨の線に沿って胸をたわめるように操作することが、肋椎関節包内受容器のリリース法になります。
この方法の学習は、仙腸関節や頭蓋骨底の関節包内の受容器センサーのリリースにも使えます。

この論理を観点を変えてみると、胸腔や腹腔をたわめることで、体幹にある筋肉が緩み、呼吸が楽になり、内臓の活動が良くなることが分かりました。
横隔膜がたわむことによって腹部のインナーマッスルが緩み、胸腔がたわむことによって日頃あまり使えていない肺の背部がよく活動するようになるからです。
そういえば、長距離を走り終わった直後を見ると、背筋を伸ばして呼吸する人はなく、誰もが俯いて呼吸してますよね。w

さらに、脳には関節を主点とした筋肉の動きに入力ラインがあって、身体を復元する螺旋の動きをラインに沿って脳に入力することで、色々な動作痛や可動制限を解除することもできます。

例えば、仰臥で掌を上に向け甲を垂らしたポジションから、母指球を外転、小指球を指先側に軽く曲げるだけで、膝倒し検査による腰の可動域や痛みが改善できます。
人体の崩れは腕の内旋方向へと働いていますので、肘を軽度屈曲させて押圧したまま母指球を開くように外旋させると、さらに脳へインプットできます。
母指球を把持したまま、腕を水平付近に挙上させて下腕を床から垂直に立て、反対側の手で脇下の皮膚を深めに把持し、この状態から下腕を上方に3度ほど倒せば脳へのナビゲーションは完璧でしょう。

下肢からの脳へのインプットは、土踏まずを固定しての足関節の屈曲、膝蓋腱を固定しての下腿の外旋、大腿を把持しての大腿内旋による股関節へ刺激を与えることによってナビゲートできます。
後頭骨に指を置いてのクラニアル法が仕上げになりますが、SLR(脚上げテスト)で顎と首の位置を調え硬膜整体で整えるとさらに完璧になるでしょう。

陰圧の観点は、陽圧の押す圧力ではなく、引いたり撫でたりすることで、腫れや硬結を解除する手立てですが、陽には陰の手立てが調和の理で、技法を捉え直してみるとその有効性の高さが実感できました。
重力の負荷を0にしたり、緊張や痛みが消えるポジションにセットするゼロG・P・Tポジションからの操作と組み合わせることで、痛みを無くす方法はさらに進化できると思います。

陰陽圧2点1字法は、筋肉のラインに沿って左右の2指の止まるところを上下に引いて、上の指を軽く外側へねじって5秒待つものですが、肩の挙上が良くなるだけでなく、腰や背中、脚の痛みにも使えるものです。
5指を触れる陰圧法では、例えば立位で首の後ろを把持し、皮膚の遊びを取るように上へ引き、後頭骨下で指の止まったところから指の力を抜きながら真上へ指を撫で去って行く擦過掌を使えば、首の後方伸展が瞬時に楽になります。

側頭部を前から後ろに5指で擦過すると、瞬時に視界が良くなったり、頭がすっきりして眠気も取れますが、エネルギー療法との併用で、呼吸とイメージを活用するとさらに効果的です。
呼吸は、身体を誘導するように用いると、施術にも、セルフケヤーにも応用できます。

例えば掌鏡挙上回旋操作法は、体幹の回旋を良くする場合、掌を上に向けて肩から水平に腕を伸ばし、掌を見ながら腕と身体を後方へ回旋させます。
止まったところから、掌を見ながら息を吸い腕を真上に挙上して、息を吐きながら腕を降ろし、さらに吐きながら後方旋回すると、驚くほど身体が旋回できます。

身体の前後屈を良くする場合は、スワイショウ2型呼吸法が効果的です。
立位で腰を右に捻ったら、両掌を外旋させ、大きく深呼吸して、息を吐いたらさらに吐いて身体をねじるようにすること3回。
続いて左ねじりでも同じことを繰り返した後で、身体を前後屈させてみると、可動域が良くなってることが実感できるでしょう。

筋肉の特性と脳脊髄神経の反射反応を活用したゼロG操作は、身体の背面にある硬結や痛みを即座に解除する方法ですが、同じ方法で腹部や胸部の圧痛も解除できます。
鼠径部の詰まりや腹部の深い圧痛に対して、ゼロP・Tポジションで緊張と圧痛が消えるポジションに身体をセットして揺らぎを与えて圧痛を消す方法と併用するとさらに効果的でしょう。

有効なポジショニングをさらに追及したいものですが、反射点やフラクタル反射の違う観点からも考察が必要であろうと思います。
気光エネルギー療法も、「螺旋昇龍法」など、これからまた進化しつつありますので、お披露目でき、会得してもらえる機会を楽しみにしています。

4月度の案内には、昨月度の内容も含めると10種の新技法が記載してありますが、以上の考察からさらに技法が増えますので、一連の流れで如何まとめて行くか、また全てを体感はともかく習得してもらうには如何すべきか悩ましいところです。^^;
人体の不思議さに気づき、面白く体験してもらうだけでなく、技法はそっくりそのまま復元してもらって、縁ある方やセルフケアーに役立ててもらえればと思います。

ささやかながら、講座を終えたら会場を我が家に移して、懇親会をしましょう。w
暗い世相と不景気で心気が鬱屈しないように、明るい談笑で一隅を照らしたいものです。
今日のメニューは、以下の11品です。
1.ボストン菜とミニトマトのツナマヨポン酢サラダ。
2.ワサビ菜とミニトマトの中華ドレッシングサラダ。
3.牛バラカルビの醤油ダレ焼き肉。
4.京豆腐「信ちゃんがんも」の生姜とろみ餡。
5.豚肉、大根、人参、シメジ、薄揚げ入り酒粕味噌汁。
6.ヤリイカの酢味噌掛け。
7.豚ロース、豆苗、もやしの花椒辣醤炒め。
8.いづみ式赤身卵「どん玉」の半熟煮玉。
9.壬生菜と京揚げの炊いたん。
10.絹揚げのオリーブオイル焼き、クルミ味醂味噌を添えて。
11.「男前豆腐」の冷奴、寒かったら温めて、好みの薬味で。