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早や師走、良き納めを目指して、12月最初の水 曜会

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早や、師走に入りましたね〜。w
月例講座と納めの行事の他、顧問先へは翌年と翌月の傾向と対策の指示書の作成、
その他諸々の納め仕事あって、12月は最も早く日々が過ぎるように感じます。^^;

苦があると、時間の経由は遅く感じるはずですが、早く感じるのは恙無き倖せの証左かも。
災禍なく、日々を送れることに感謝しなくちゃデスね。w

現代は初詣文化が根付いていますが、かつては年末に拝む「納め拝み」が、来た
る新年を良い年にするために重要な行事でした。
「納め拝み」では、その年に参拝・祈願してお世話になった神仏へ、一年の締めくくりとなる年末に、感謝を捧げます。

現代では「縁日」と言うとお祭りをイメージしがちですが、本来は特定の神仏とご縁が深くなる日を「縁日」と言い、
仏様では「三十日秘仏」、神様では「三十番神」により、それぞれの神仏に縁日の日にちが割り当てられてきました。

これ以外には、日本では・・・
子の日=千手観音
甲子の日=大黒天 
寅の日=毘沙門天 
巳の日=弁財天(殊に己巳の日は弁才天供養日)
庚申の日=帝釈天・青面金剛
午の日=稲荷明神 
亥の日=摩利支天などのように十二支で定められたものもありますが。w

元来は、西暦900年代に中国で定められた三十日秘仏が、縁日の基礎となったものです。
五祖山戒禅師が日頃信じる三十仏を一カ月三十日に配して、罪障消滅と祖先の冥福を祈ったことが
始まりと言われています。

江戸時代頃の日本では信心する神仏との縁日にお参りをしてきましたが、12月は一年を締めくくる縁日のお参りが、納め拝みです。
現在は、一年の感謝を縁日に捧げる「納め拝み」を行う人々は少なくなりました
が、来年の福徳をもたらすと信じられてきました。

手元の暦を見るに・・・
12月5日(金)は、納め水天宮
12月8日(月)は、納め薬師如来
12月13日(土)は、納め虚空蔵菩薩
12月15日(月)は、納め阿弥陀如来
12月18日(木)は、納め観音菩薩
12月21日(日)は、納め大師
12月24日(水)は、納め地蔵菩薩
12月25日(木)は、終い天神
12月28日(日)は、納め不動
12月28日(日)は、納め大日如来
12月30日(火)は、納め釈迦如来

全国的には「初詣」が主流、お正月明けの参拝が根付いていますが、年末・年始の両方とも、縁日に参拝する人々もいます。
年始は縁日を目安にすることで、参拝客による混雑を避けることもできるでしょう。w

本来、縁日は「必ず参拝しなければならない日」ではありません。
自分のご縁のある神仏に、節目の日として感謝を伝える機会と考えると良いでしょう。

行けるときに無理なく参拝するのが一番です。w
神社やお寺に足を運べない場合でも、ご家庭のお仏壇や神棚で一年の感謝をお祈りすることが、立派な納め拝みになります。
静かに手を合わせ、日々の平穏への感謝を伝えるだけでも十分でしょう。w

また、日本には八百万の神々がおわします。
その日本の神々様の中でも、代表格である三十体の神様を、一カ月三十日を日替わりで
「国家安寧」「衆生幸福を守る」ために毎日ご当番(日番)に当てる様に選出されたのが「三十番神」です。

「法華経」や「潅頂経」の説に基づいて、最澄伝教大師が祀ったのが始まりと言われています。
後に、特に「日蓮宗」で熱心に信仰されました。

それによると・・・
日付 三十日秘仏   三十番神
1日 定光仏じょうこうぶつ 熱田大明神あつただいみょうじん
2日 燈明仏とうみょうぶつ 諏訪大明神すわだいみょうじん
3日 多宝仏たほうぶつ 広田大明神ひろただいみょうじん
4日 阿閃如来あしゅくにょらい 気比大明神けひだいみょうじん
5日 弥勒仏みろくぶつ 気多大明神けただいみょうじん
6日 二萬燈明仏にまんとうみょうぶつ 鹿島大明神かしまだいみょうじん
7日 三萬燈明仏さんまんとうみょうぶつ 北野大明神きたのだいみょうじん
8日 薬師如来やくしにょらい 江文大明神えぶみだいみょうじん
9日 大通智勝仏だいつうちしょうぶつ 貴船大明神きぶねだいみょうじん
10日 日月燈明仏にちがつとうみょうぶつ 天照大神てんしょうだいじん
11日 歓喜仏かんぎぶつ 八幡大菩薩はちまんだいぼさつ
12日 難勝仏なんしょうぶつ 加茂大明神かもだいみょうじん
13日 虚空蔵菩薩こくうぞうぼさつ 松尾大明神まつおだいみょうじん
14日 普賢菩薩ふげんぼさつ 大原大明神おおはらのだいみょうじん
15日 阿弥陀仏あみだぶつ 春日大明神かすがだいみょうじん
16日 陀羅尼菩薩だらにぼさつ 平野大明神ひらのだいみょうじん
17日 龍樹菩薩りゅうじゅぼさつ 大比叡大明神だいひえいだいみょうじん
18日 観世音菩薩かんぜおんぼさつ 小比叡大明神しょうひえいだいみょうじん
19日 日光菩薩にっこうぼさつ 聖真子権現しょうしんじごんげん
20日 月光菩薩がっこうぼさつ 客人大明神まろうどだいみょうじん
21日 無盡意菩薩むじんいぼさつ 八王子権現はちおうじごんげん
22日 施無畏菩薩せむいぼさつ 稲荷大明神いなりだいみょうじん
23日 大勢至菩薩だいせいしぼさつ 住吉大明神すみよしだいみょうじん
24日 地蔵菩薩じぞうぼさつ 祇園大明神ぎおんだいみょうじん
25日 文殊菩薩もんじゅぼさつ 赤山大明神せきさんだいみょうじん
26日 薬上菩薩やくじょうぼさつ 建部大明神たけべだいみょうじん
27日 盧遮那仏るしゃなぶつ 三上大明神みかみだいみょうじん
28日 大日如来だいにちにょらい 兵主大明神ひょうずだいみょうじん
29日 薬王菩薩やくおうぼさつ 苗鹿大明神のうかだいみょうじん
30日 釈迦如来しゃかにょらい 吉備大明神きびだいみょうじん

まさに神仏混交ですが、私には名前も知らない神仏もあることです。^^;
母方祖母は法華宗、本能寺で得度を受けた阿闍梨でしたが、多分こうした詳細は知らなかったのでは思います。
ましてや私ゃ、門徒もの知らずですから。w

まあ、縁日の「縁起」というのも、「因縁生起」の略であり、「すべての存在は
無数無量といってよい程の因縁によって在り得ている」という、仏教の基本思想
ですわね。w
縁日にせよ、命日にせよ、感謝して生きるが吉でり、善しであろうかと。w

明日は私にとっては発展計数7の日ですが(数理数命学で2025・12・4→
計数7)、生日の干支が巡る今年最後の日。
年干支が再び巡る年は還暦ですが、生まれた月日の干支が再び巡るときも、同様の意味合いがあります。

自分の今までの因縁が再起再生するといわれ、「この人生、二度目として生きよ」
が至言となります。
進化を目指して、同じ苦轍は踏まず、良かったことは再開して言祝ぐことにしましょう。w

自身の自律日もまた、因縁生起の観点からいうと縁日でもあります。w
自己実現の前提条件は、誰にとっても自律・自立・自活ですから、習慣や他への
依存に埋没せずに、「律」や「時」も大事に活用していきましょう。

今日は、12月最初の水曜会ですが、常連さんは来ず、明日から入院する弟が来るとのこと。
回復が良くなるようにヒーリングして、処分すべき実家のことやこれからの楽し
み作りについて、ほろほろと飲みつつ語り合おうかと思います。w

今日のメニューは、以下の11品です。
夕刻からは冷えるようですから、来られる方は暖かい服装でお越しください。
1.いづみ式ブロッコリーの塩茹で。
2.刻みオクラとヤマナメタケの手作りだし醤油和え。
3.いづみ式小松菜のナムル、白胡麻まぶし。
4.ほうれん草のお浸し、醤油絞り、黒胡麻散らし。
5.鶏胸肉のミンチとエノキダケのつくねバーグ、ワサビ菜とスィートチリソースを添えて。
6.豚肉とワサビ菜のチェンマイ風ソテー、ムゥ・パック・パット。
7.豚ロースの生姜焼き、ミニトマトを添えて。
8.マイタケ、シメジ、エノキダケ、亀岡和牛の木こりすき焼き。
9.いづみ式カボチャの味付け天ぷら。
10.どんこ椎茸、焼きたてを手作りポン酢で。
11.福井県産さわらの塩焼き、手作り柚子ポン酢で。