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日別アーカイブ: 2025年11月8日

立冬と嵐山もみじ祭の狭間、本日は11月度の気 の科学体験講座

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昨日立冬を迎えましたが、日に日に紅葉が進んで行くようですね。
異常な暑さが続いた後は、冷えが一気に進むようで、自律神経の失調には注意し
ましょう。

本日は第2土曜につき、11月度の気の科学体験講座を開催します。
講座では、解剖学的な整体施術の優先順位として、神経→内臓→関節→筋肉の順
でその融合的・統合的な施術技法を展開してきました。

先月・先々月は、「ネオ関節活法」をお伝えしました。
「ネオ関節活法」は、関節を本来のレール法則に従って、動きやすいようにイン
プットすることで、拘縮した筋肉に触れずとも痛みや可動域制限を即座に解除す
る法です。

今回は、「ネオ関節活法」を用いた自律神経を整える別解をお伝えしましょう。
自律神経を腹部の観点から観ると、腹直筋や腹斜筋が硬くなってると内臓の動き
や機能を阻害します。

肋椎関節や肋間関節を「ネオ関節活法」で本来の動きにしてあげることで、これ
らの筋肉も硬直を解いて、筋肉に触れずとも即座に柔らかくなります。

腹直筋は仰臥姿勢で、「合気包み掌」で、相手の呼吸に合わせて下部肋骨を絞る
ように操作することで緩み、呼吸がしやすくなり、内臓の働きも良くなります。

腹斜筋は胸郭を構成する肋骨関節に付着していますが、これらの関節は上の方が
動きが悪くなっているものです。
そこで、横臥姿勢から肩甲骨の下部に手を当て、肩甲骨を肩をすくめる動きに誘
導することで、腹斜筋は簡単に緩みます。
上から下、下から上と、2往復もすれば完了です。w

自律神経を整えるには、上部頸椎を整えることは欠かせません。
上部頸椎が歪むと、その内部にある脳幹や脳から体へ向かう重要な神経や血管が
圧迫され、神経の流れが悪くなって、自律神経のコントロールもうまく働かなく
なり、自律神経のバランスが崩れ、様々な不定愁訴がでてきます。

上部頸椎については今まで色んな調整法をお伝えしてきましたが、特に第一頸椎
のアトラスは「難攻不落のアトラス」と呼ばれてきて、調整の難しい箇所ですが、
この方法ならいたって簡単。w
頸部関節を本来のレール法則に沿って動かし、脳にインプットしてあげることで、
安全かつ即座に首や僧帽筋も緩み、自律神経が整います。

関節→筋肉、そして自律神経へのフィードバックがこれらの展開にとなります。
筋肉の観点からは、腰痛や股関節痛のある方、よくつまずいたり姿勢の崩れのあ
る方には大腰筋のリリースが必須です。

大腰筋は、背骨と大腿骨をつなぐ筋肉です。
太ももを引き上げる動作に使われる筋肉で、歩くときや階段を上るときなどをは
じめとして、日常的に多く使われる筋肉です。
また上半身と下半身をつなぐ数少ない筋肉のひとつで、体幹を安定させるなど重
要な役割を果たしています。

大腰筋はインナーマッスルのため触診が難しく、体型によっては触知が困難となるケースも珍しくありません。w
然るに、「重ね手」で正しく直接触れることができれば、その効果は抜群です。

仰臥姿勢で膝関節を屈曲位にして、腸骨稜の高さで腹直筋の側面から内側へ手を押し込
んでみましょう。
わずかに股関節を屈曲すると、指先に筋収縮が感じられるでしょう。
それが、まさに大腰筋で、正しく触れた証左になります。

大腰筋は大腸・腎臓のすぐ裏を走っていることから、内臓の不調の影響を受けることでも動きが悪くなります。
大腸の場合は、腸内環境の悪化による炎症や毒素の流出によって大腰筋を緊張さ
せることになり、腸腰筋がこわばると便秘の原因にもつながります。

腎臓は、冬の寒さによって血圧が上下すると負担がかかり、疲労が蓄積します。
腎臓と大腰筋はセットで動いている存在のため、腎臓の動きが悪くなることは大腰筋の動きが悪くなることにもなります。
大腰筋の動きが悪くなれば、内臓を正しい位置にキープできなくなり、内臓下垂による下腹部の
ぽっこり突出にもつながっていきます。w

また、アナトミートレイン(筋膜の繋がり)の観点からは、大腰筋は「ディープ
フロントライン」に属します。
このラインは足底部から顎まで網羅する縦のライン状にある筋肉群で、横隔膜ー腰方形筋ー腸腰筋の連動によって、呼吸のリズムと歩くリズムをつなげる役割を持っています。

呼吸との関係や内臓の保護など自立神経節とのつながりが深く、交感神経ー副交感神経のバランスともつながっています。
だから、大腰筋を整えることは、姿勢や重心バランスを整えるだけではなく、自律神経を整えることにもなるわけです。

重心バランスや体幹の背屈検査は、大腰筋の検査でもあります。
力を入れて押しても足をぴったりと床に着けた姿勢が崩れず、背屈がどれだけ反
れるようになるのかを実感してください。

直接触れる技法は、効果が抜群になります。w
最早全く嚥下ができなくなった父を救った方法の一つは、直接迷走神経にアプロー
チする技法でした。
この「フレミング型一指振動伝達法」もお伝えしましょう。

今月は23日に、特別集中研修で「水の技法」の全てをお伝えします。
この技法だけで、ほとんど全ての症例に対応が可能になりますので便利ですよ。w
10:00からスタートしますが、受講したい会員の方のご連絡をお待ちしてい
ます。

「ネオ関節活法」と直接触れる秘伝の整体法は、12月の最終日曜の納めの集中
研修でまとめとしましょう。
直接触れる技法には他にも、肩甲下筋に直接アプローチする法、肩甲棘からのア
プローチ、肋骨裏の胸横筋からのアプローチ、外側翼突筋からのアプローチを用
意しています。

今回と翌月に、これらの技法が全てお伝えできるよう図っています。
お伝えする「家庭医」の技法は、施術院や病院にはなく、解決・解消どころかあ
まり改善の見られない不調や苦痛を、即座に改善できる妙味があります。w

世の事象、人体の事象は全て複合要因によって成り立っています。
最先端の人体科学とほとんど失伝もしくは秘匿されてる温故知新の技法をお伝えするのが気の講座。w
陰陽五行の応用と数理などの複数観点から事象や人間関係の問題を解析するのが
法則講座です。

いずれも奥が深いものですが、役立つことは保証しましょう。w
特に気の講座では、その場で会得でき、即時に使えるよう、技法を落とし込んであります。
思うに、専門知識など別になかろうとも、こうすればこうなるという実際体験を
身に付けてもらえれば十分かと。w

いつも、あっという間の2時間半ですが、楽しく面白い時間と体験を共有しましょう。
講座を終えれば、例によって会場をこちらに移しての無料懇親会です。

今日のメニューは、以下の11品です。
1.壬生菜と京うらら揚げの炊いたん。
2.ワサビ菜と京うらら揚げの煮びたし。
3.いづみ式鶏肩肉のニンニク生姜醤油唐揚げ。
4.中身とろける自家製揚げ豆腐。
5.エリンギのバター醤油焼き。
6.亀岡牛のピーマンの青椒肉絲(チンジャオロースー)。
7.豚バラ肉とキャベツの回鍋肉(ホイコーロー)。
8.いづみ式合挽ミンチ・ピーマン・人参・シメジのカレーそぼろレタス包。
9.豚ロース、大根、人参、白菜の和風鍋。
10.ハマチのカマの塩焼き、レモンを添えて。
11.ウナギのかば焼き。