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事始め、事納めの中、本日水曜会。

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師走も半ばとなりましたが、昨日も異常に暖かく、ヒートテックを着て速足で歩くと汗ばむほどでした。
昨日から今日も、雨が降ったり止んだりとややこしい天気ですが、昼の気温は上がりそうですね。

12月に入ると、納めの行事が続いて行きます。
5日の納め水天宮から始まって、8日の納め薬師、10日の納め金毘羅は既に過ぎましたが、
18日に納め観音、21日納め大師、19日納め厄神、24日納め地蔵、25日しまい天神、
28日納め不動などと神仏の納め行事が続き、官公庁の仕事納めは28日になります。

納めという言葉には、納税など払うという意味と見納めなど仕舞い、終わりとする意味がありますね。
良きことを収め、やり残しや後悔のないよう物事を納め、不具合は治めて新年を迎えたいものです。

新しい名刺と封筒が納まりましたので、名刺には毎日気を入れてヒーリング効果があるように仕上げましょう。

納め行事に伴って、12月8日は「事始め」の日でした。
年を司る神様を年神様といいますが、年神様を迎えるために正月行事の準備を始めるのが12月8日の「事始め」で、年越しの「神事」が始まる日です。
そして、後片付けもすべて納めるのが2月8日の「事納め」です。

しかし12月8日を「事始め」、2月8日を「事納め」という場合だけでなく、その逆に、2月8日を「事始め」、12月8日を「事納め」という場合があるのですが、「事」によって始めと納めが違うのでややこしいですね。^^;

元来は、旧暦12月8日と2月8日を「事八日」(ことようか)といい、様々な行事が行われてきました。
「事八日」というのは、この日が事を始めたり納めたりする大事な日だったからです。

「事」とは、もともと祭りあるいは祭り事を表す言葉で、コトノカミという神をまつるお祭りです。
そのお祭りが12月8日と2月8日の2回あり、「事八日」「事の日」などと言われました。
コトノカミが「年神様」か「田の神様」かで、事始めと事納めの時期が逆転します。
この日付の違いは、この時に始める「事」が新年に迎える神様の「事」なのか、田畑を耕し農耕に勤しむ人の「事」かという違いです。

この「事八日」には、「針供養」が行なわれますが、東日本では2月8日に西日本では12月8日に行われる事が多いようです。
針供養は、江戸時代に針の労をねぎらい裁縫上達を祈る祭りとして広まりました。

近年の日本では、裁縫仕事のできる女性も減ってきているようですね。
仕立てまでできなくても、ボタン付けや裾上げ、ほころびを縫うのは、できる方が便利で経済的ですけどね。w
学校でも、家庭でも、子達の課題は自律・自立・自活ですから、教え育む教育が大事ですね。

針仕事は女性にとってとても大切な仕事でしたので、お世話になった折れた針や古くなった針を、感謝の気持ちを込めて柔らかい豆腐やこんにゃくに刺し、川に流したり、神社に納めたりして、裁縫の上達を願いました。
また、色白の美人になる、まめに働けるようになど、由来、功徳には諸説あるようです。 w

東日本では、「事八日」に妖怪や厄神が家を訪れるので身をつつしむ日とされ、この日は一日、針に触れないようにしました。
江戸の町では、妖怪や厄神を追い払うまじないとして、目籠をくくりつけた竹竿が町中に立ち並んだそうです。

また、「お事汁」というみそ味の汁ものを魔よけのために食べる習慣もありました。
現在でも、事八日には目籠やニンニクなどを庭先に置くという風習が残っている地域もあります。

目籠は平安の頃からも魔除けに使う模様ですね。か〜ごめ、籠目、か〜ごのなぁかのと〜りぃはぁ♪(ワラ)
ちなみに事八日の日にやってくる魔物は、一つ目小僧だったとか。w

民俗学では、柳田國男は、一つ目小僧は山の神の零落した姿であると説きました。
伝承の一つに、一つ目小僧は事八日に毎年帳面を持って家々を回り、戸締りが悪い、行儀が悪いなどの家の落ち度を調べ、家族の運勢を決めたり、疫病神へ報告して災難をもたらすともいいます。

妖怪とは、神が零落したものという考えが柳田國男のベースですが、人にも精神という神あり。w
その神宿る意識を失えば失神ですが、精神が堕落すればヒトデナシ、妖怪変化となるのでしょうね?(笑)

さて、本日は酔妖怪、ちゃう水曜会。(笑)
今晩辺りから冷えて来るだろうから、温まる料理をお出ししましょう。^^
いづみも朝に2品作りましたので、今夜のメニューは以下の13品です。

1.近江蕪とニンジンの味噌・酒の粕汁。
2.いづみ式でんぷん糖質オフお好み焼き。(つなぎに卵とチーズを使ってキャベツ・桜えび・カツオ節などで)
3.いづみ式半熟玉子巾着と結びこんにゃくの炊いたん。(煮込んで半熟にするのも工夫が要りますが、温めて半熟を保つにも一工夫要ります。^^;)
4.ホウレン草のお浸し、だし醤油絞り、ひねり煎り胡麻散らし。
5.桃太郎トマトのスライス、中華クラゲ・マヨネーズ乗せ。
6.絹揚げ、ホワイトブナピー、青梗菜の豆板醤・タイタクミソース炒め。
7.豚肉、麩、小松菜のバルサミコ酢甘辛炒め。
8.素朴にウルメの丸干しの焼いたん。w
9.豚バラ肉と玉ネギの焼肉ソース炒め。
10. 鶏胸肉とレタスの中華炒め。
11. 鶏軟骨の唐揚げ。
12. 鶏胸肉のスパイシー唐揚げ、プチトマト添え。
13. 手羽の和風から揚げ。