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祇園会後祭最終日、暑気を祓うべく本日の水曜会

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今日は祇園会の後祭で、山鉾並びに花笠巡行が行われています。
昨日は二十四節気の「大暑」でしたが、京都は晴れて、いやはや暑いことどす。w

今日の午後5時頃、四条御旅所を三基の神輿が出発、途中三基の神輿は三条通の
又旅社にて祭典を行い、市中を巡り八坂神社へ戻ります。
八坂神社へ戻ったあと、明かりを消し御神霊を本殿にお戻しする神事があります
が、静かなものです。w

「後の祭り」と言いますが、祇園祭の後祭はさほど混みません。
昨日の宵山は、夜9時時点で、1万人の人出だったとか。w

後祭の神輿洗いは28日で、神輿三基の内一基(中御座)の前後を松明で照らし
ながら四条大橋まで担ぎ、神輿を清める儀式を行ないます。
これも静かなものですが、午後8時30分頃八坂神社に戻り、神輿庫に収めます。

29日には神事済奉告祭が行われ、祇園祭終了を奉告し、神恩を感謝するわけ
ですが、最終的には7月31日に疫神社夏越祭が行われます。
八坂神社の「疫神社」の鳥居に大茅輪を設け、参拝者はこれをくぐって厄気を祓い、護符を授かります。

茅の輪くぐりはどこでも6月30日の夏越の祓で行われましたが、夏とこれから
半年の厄難を祓う風習儀式。
祇園会の粽は玄関に飾らずとも、冷たい滝行をせずとも、折に触れての祓い清め
は良い気分転換にもなりますね。w

私的には、31日で今年の第2次宿曜陵逼期間が終わるのが喜ばしい。w
一昨日は、梅津の辻で通行に邪魔にならない処を選んで、ほんの5分弱駐車して
郵便局で用事を済ませたところ、こともあろうに駐禁ラベルを貼られてしまい、
15000円の失費がありました。><

とやかくは言いませんが、ストレスを溜め込んだり、怨恨を持つとロクなことに
なりません。^^;
負の想念を持つよりも、今できること、役立つことに専念しましょう。w

20日からは夏の土用に入り、立秋の前日8月7日までが土用期間ですが、今週
の土曜日、27日は土用の丑の日ですね。
ニホンウナギは絶滅危惧1B類に指定されていますが、値段の高いことですね。^^;

かと言って、餌に何を使ってるか信用のおけない中国産鰻を喰らう気にもならず、
土用の縁起食、風習食ならば、冬の枯渇した玄気を補うべく黒いものや、丑にち
なんだ「う」のつく縁起物を食べることでよろしかろうかと?w

ちなみに、夏の土用は未の月なので、6か月前になる対冲の十二支、丑の日に枯
渇した冬に取り入れた気を補うための縁起事です。w
ホントは、冬がウナギの旬であり、脂が最も乗っていて、夏場のウナギは天然も
のなら痩せています。^^;

「う」の付く食べ物は、単なる縁起食ですが、夏の暑気をしのぐ理のある物なら、
瓜類が良いでしょうね。w
瓜科の野菜に共通していることは、水分量とカリウムが多いことが挙げられます。
夏の暑さで体にこもった熱を冷まし、体の水分や塩分バランスを整えてくれる働
きがあるのが特徴です。

カリウムを十分に摂ることで体内の塩分バランスが整えられ、余計な塩分を排出して体の塩分濃度や水分量を調整する働きがありますので、高血圧予防やむくみの解消にも効果があります。
カリウムは水溶性ミネラルのため、汗や尿と一緒に体外に排出されます。
そのため汗を多くかく夏場や、コーヒーやアルコールなど利尿作用のあるものを
口にすると、カリウムが失われ、体のミネラルバランスが崩れてしまいます。

疲労感や脱力感、食欲不振など夏バテの症状が現れたら、それはカリウム不足か
もしれません。w
ナトリウムとカリウムがちゃんとバランスを取ってると良いのですが、塩分(ナ
トリウム)は現代摂り過ぎの傾向があり、高血圧や浮腫みの原因にもなっていま
す。

その点、カリウムは普通の人の場合、過剰摂取しても体外に排出されますので、まったく心配はいりません。
ただし、腎障害がある場合には、摂取量に注意が必要です。w

ウリ科の一種であるニガウリには、視力回復、夏バテ解消、血糖値を下げる効果
もあり、夏場に食べるのが、特に良いと言われています。
ニガウリ(ゴーヤ)は、カリウムはもちろんのこと、ビタミンCを豊富に含んで
います。

豊富なだけでなく、ゴーヤのビタミンは熱に強いのが特徴です。
ビタミンCと言ったら加熱に弱いものなのですが、ゴーヤの場合は加熱調理をし
ても失われにくいため、効率的にビタミンCを摂取できます。
日差しが強く、肌がダメージを受けやすい夏こそ、ゴーヤでビタミン補給をする
と良いでしょう。

カリウムとビタミンCは、冬瓜にも多く含まれています。
「冬瓜」と書きますが、実は今が旬で、夏に収穫される野菜です。w
冷暗所に保存すれば冬まで食べられることから、冬に食べることができる瓜とい
う意味で「冬瓜」と呼ばれるようになったとか。w
この生命力、いただきたいものですね。^^

ウリ科の野菜は、暑熱を冷ます効果があり、身体を冷やす作用があります。
中でも例外的なのが、実はウリ科に属するカボチャです。
カボチャには水分量が少なく、体を温める作用があります。

夏に収穫しても長期保存ができるので、寒くなってくる「冬至」に食べる風習があります。
やはりカリウムが多いほか、皮膚や粘膜の健康を保つ働きを持つβカロテンが特に多く含まれ、ビタミンC、E、食物繊維も豊富で、とても栄養価の高い野菜です。

ウリ科のカボチャの仲間には、夏野菜のズッキーニがあります。
見た目はキュウリに似ていますが、実はカボチャの仲間なんです。w
フランス料理やイタリア料理において一般的な野菜でしたが、最近では日本でも
すっかり定着していますね。

油と相性が良く、炒め物グリル、肉を使った料理によく合います。
カリウム、ビタミンCも含まれるほか、油を使った調理をすることで、ズッキー
ニに多く含まれる脂溶性のβカロテンを吸収しやすくなります。

夏場の風物詩となっているウリ科のものといったら、西瓜(スイカ)ですね。
スーパーや八百屋などでは、西瓜は果物として扱われていますが、西瓜は実は、
ウリ科の「果実的野菜」です。w

カリウムの他に、抗酸化物質のリコピンや、デトックス作用や利尿作用のあるシトルリンが含まれます。
アミノ酸の一種で、美白で知られる成分のシステインも含まれ、ビタミンCの酸化や壊れてしまうのを止める働きがあり、シミ・ソバカスにも効果があると言われています。

代表的な高級フルーツであるメロンも、実はウリ科の「果実的野菜」です。
カリウムが多いだけでなく、赤肉メロンならβカロテンをとても多く含んでいます
よ。

などとダラダラ書いてきて、料理の構想も出来上がりました。
以上のことを踏まえ、火や水の力を借りて、調理に一汗かくことにしましょう。w

今日の水曜会のメニューは、以下の11品です。
1.ヤマナメタケ、刻みオクラ、豆腐の刻み大葉乗せ冷やし汁。
2.鶏胸肉の生ハム、キュウリとトマトを添えて。味噌マヨドレッシングで。
3.ワサビを利かしたマグロの山掛け。
4.青瓜の紫蘇ヒジキ・塩麹漬け。
5.ズッキーニ、ウィンナーソーセージ、セロリ葉のオリーブオイルソテー。
6.ゴーヤと豚バラ肉の炒り卵チャンプルー。
7.牛ロースのステーキ、おろしポン酢で。
8.冬瓜、人参入りスープカレー。
9.カボチャと蒸し大豆の炊き合わせ。
10.小松菜とちりめんじゃこの炒め、黒ゴマを散らして。
11.赤魚のから揚げ、和風とろみ餡掛け、九条ネギを散らして。

あ。戴き物だけど、メロンもあった。w
「朝のフルーツは金」という言葉があり、家では朝に食べますが、二人では多いので、よろしかったら
どうぞ。w
食べる1,2時間前に冷やすと一番甘く感じますよ。