12月7日に二十四節気の「大雪」を迎え、戊子月に入りましたが、
それより3日早く、先週の木曜日に京都は初雪になりました。^^;
最早冬装束の作務衣を着ていますが、髪型がQPヘヤーのせいか、外へ出ると寒い
ことです。w
寒いと筋肉や血管が収縮して、血流が悪くなるので、小まめに身体を動かしたり、
身体を温めることが大事です。
特に、痛みがあったり、内臓の弱りがある場合、冷えは厳禁ですからね。w
第2土曜の13日は、正月事始めですが、桂西口会館で12月度の気の科学体験
講座を開催します。
解剖学的整体優先順位は、神経→内臓→関節→筋肉と捉えて、
講座ではその統合・融合的技法を展開してきました。
12月度の講座は、「ネオ関節活法」の復習から始めることにしましょう。
関節包内の運動レール軌道が崩れていると、関節が噛んだりしてスムーズに動か
ず、炎症や靱帯・筋膜の硬結・痛みが発生したり、関節の可動域制限が生じることになります。
そもそも筋肉は関節や内臓を守る働きをしてるため、関節の動きを正常化せずに
筋肉を緩めてしまうと、どうなるかは自明の理。w
「ネオ関節活法」は、関節をスムーズに動かすように誘導し、脳にインプットすることで、
痛む筋肉や凝り固まった筋硬結が触れずとも解除できる方法です。
例えば、腰痛や膝痛のあるほとんどの場合、左右の腰仙関節が詰まっています。
そのため、骨盤の前傾・後傾の動きが悪く、脚を曲げて踵を尻に付ける動作が不
自由になっているものです。
骨盤と仙骨に触れて、腰仙関節の動きがスムーズになるよう誘導すると、大腿四
頭筋や大腿筋膜張筋などの張りや筋硬結が触れずとも解除され、楽に踵が尻に付
くようになります。
膝を曲げて正座ができない人には、必須の施術法の一つですね。w
例えば、五十肩など腕を挙上して耳の後ろに付かない可動域制限のある場合、ほ
とんど全てのケースで、胸鎖関節が詰まって動かなくなっています。
痛む肩に触れずとも、痛むのに肩より上に腕を上げずとも、仰向きに寝かせて腕
を天井方向へ伸ばしてもらい、手首を柔らかく持って天井方向へ腕を引くことで、
胸鎖関節は動くものです。
ほんの数秒の操作で、挙上動作が極端に楽になるのが分かります。w
特修では、効果抜群の直接触れる秘伝の整体法をお伝えしましょう。
これは筋肉に直接触れることで、自律神経、呼吸、脳の機能、人体運動の要を整
える別解になります。
例えば、五十肩など両腕の水平挙上が耳に付かなかったり、小さく前に倣えの姿
勢から前腕を横に開いたら180度開かない人の場合、肩甲下筋に直接アプロー
チする法が大変有効です。
仰向きになった人の腕を水平より少しだけ頭方向に開くと、肩甲骨が少し外へ出てきます。
重ね手で指を脇の下に触れ、肋骨に触れてから床方向に指を沈めると、肩甲下筋
に直接触れることができます。
このポジションを取ると、僧帽筋・大円筋・小円筋の隙間から肩甲下筋に触れることができるのですが、
ソフトなタッチで10秒から15秒すると肩甲下筋が緩むのが分かります。
するとテキメン、腕は耳に着くまで挙がり、前腕開きも180度開くようになり
ます。w
今までは、神経→内臓→関節→筋肉の優先順位的アプローチで、痛みや硬結のあ
る筋肉には触れずに整えて行く展開でしたが、今年の納めとしては、直接筋肉に
触れて自律神経に有効な作用を与える方法をお伝えします。
これは、他にも大腰筋に直接アプローチする法、肩甲棘からのアプローチする法、
そして肋骨裏の胸横筋からアプローチする法、外側翼突筋からのアプローチ法が
あります。
最後に残るダメージ残留痕などの筋肉の痛みや圧痛点は、「水の技法、三の型」
や「波動伝達法、腕弓射虎法や如意輪法」、「瞬間ゼロG擦法」などで解除でき
ます。
そうした復習も含め、来年の新しい展開を楽しみつつ構想しております。w
気の科学体験講座の翌日は、月例の第一法則講座があります。
昨日から八専(はっせん)期間に入りましたが、八専とは暦注の一つで、
壬子(みずのえね)の日から癸亥(みずのとい)の日までの12日間の中で、
十干と十二支にそれぞれ割り当てられた五行(木火土金水)が同じになる「専一(せんいつ)」の日が8日間集中する期間
となります。
来年の丙午も火が重なる年ですが、五行が重なると、吉と出るか凶と出るか極端
に偏りやすくなりますので、争い事や諸事極端は避けて平穏無事に過ごせると良
いですね。
水の重なる9日の壬子から、お終いは20日でまたもや水の重なる癸亥まで
ですからか、「八専期間は雨が降る」などといいますが、はてさて?w
明日はいづみが休みの木曜なので、どこかへ飲みに行くのが恒例ですが、
「私の往くところ、傘は要らぬ」と、八大龍王を守護神とする現代の陰陽師、気に掛けておりませぬ。w
味良く、コスパ良く、接遇良く、客層の良い店というのがなかなか新規に発見できないのが難ですが。^^;
それもお勉強で、脳には新しい刺激を与えないと、サビつくことです。(ワラ)
喜びや楽しみは、脳に良い栄養になりますから、食と同じく大事にしましょう。w
さて、本日は暦中段十二直が「のぞく」にして、水曜会です。
百凶を除く日として、お祓い・掃除・病気の治療・種まきなどには吉、婚礼・金
銭の支払い・夫婦交合などには凶といわれています。
十二直とは中国で生まれ、北極星を中心に回る北斗七星の動きをもとにした暦です。
北斗七星は反時計回りに1日をかけて北極星を1周し、古代人にとっては特別な星でした。
奈良時代から江戸時代までは、日々の吉凶をみる暦として「十二直」が重要視されていました。
宇治の平等院には日本最古の暦が保管されていますが、この暦には「十二直」が
記載されています。
明治以降は、大安・友引などの六曜が庶民にとって重要視されてきたものですが、
個々の運気は人それぞれで、誰にとってもその日の吉凶が同じはずはないので、
現代の陰陽師、さほど重要視はしておりませぬ。w
尤も、披露宴や儀式など縁起を大事にする風習があるところでは配慮して、無視
はしていませんが。w
人それぞれは、それぞれなりの「律」があるのは善いことで、例えば五行分析で
土気の多い人ならば、でんぷん・糖質・脂質は意識して控えることが健康に良い
自律となります。w
足りぬは補い、過剰は控えて、「健体康心」の略、健康でいきたいものですね。
料理の方は調いました。
今日のメニューは、以下の11品です。
1.いづみ式ブロッコリーの塩茹で。
2.ほうれん草のお浸し、いづみの手作りポン酢で。
3.蕪葉の昆布・塩一夜漬け。
4.鶏肩肉の竜田揚げ。
5.豚ロースと新京野菜「かつお菜」の中華炒め。
6.鶏腿肉と玉ねぎの茶わん蒸し風白だし玉子とじ。
7.舞茸の天ぷら、天つゆか天然塩で。
8.自家製厚揚げ、天つゆかいりこ味噌で。
9.聖護院蕪の味噌煮、餅を入れて雑煮も可。
10.いづみ式小かぶらのスライス。w
11.三重からの小アジの味醂干し炙り。