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日別アーカイブ: 2019年2月13日

バレンタインデー、二の午前日、本日は水曜会

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明日、2月14日は、巷ではバレンタインデーとか。
日本でのバレンタインデーとチョコレートとの歴史の起源については、所説あり
ますね。w

確認されている最も古い「バレンタインデーにはチョコを」の広告は、1936
年、神戸モロゾフ製菓が掲載したことが起源とか。
1958年、メリーチョコレートカムパニーが伊勢丹新宿本店で「バレンタイン
セール」というキャンペーンを行ったことを重視する説とか。
1960年、森永製菓が「愛する人にチョコレートを贈りましょう」と新聞広告を出し、さらに伊勢丹が1965年にバレンタインデーのフェアを開催し、これがバレンタインデー普及の契機となったとする説
とか。
他にもありますが、いずれにしてもすぐに大きな反響があったわけではなく、商
品もあまり売れなかったようです。^^;

デパート各店がバレンタインデー普及に努めていたが、なかなか定着せず、1968年をピークに客足は減少し、「日本での定着は難しい」との見方もあった
そうです。
しかし、オイルショック(1973年)に見舞われ、高度経済成長が終焉した1970年
代前半頃になると、チョコレートの売上が急増したとか。

現在、一般に「バレンタインデーはチョコレート業界の陰謀」と認識されていること
とは裏腹に、バレンタインデー定着の過程には、小学校高学年から高校生までの
学生層から広まったといいます。

1970年代後半頃に、女子が男子に親愛の情を込めて本命チョコを贈るという「日
本型バレンタインデー」が、日本の社会に定着すると、さらに日本独自の習慣が
登場しました。
1980年前半に登場したホワイトデーと義理チョコがそうですね。w

日本のチョコレートの年間消費量の2割程度が、2月14日に消費されると言われる
ほどの国民的行事となっていますが、2000年代以降はさらに多様化してるようで
すね。
今や、義理チョコは衰退し、友チョコの市場が拡大傾向にあるそうです。
さらには、母親が家族と食べる「ファミチョコ」や、自分好みのチョコレートを
自分自身に贈る「マイチョコ」もしくは「ご褒美チョコ」も増加してるとか。w

尤も、私の場合、初期糖尿病という診断なので、86%カカオ含有などのチョコ
ならば、1日3ピース以内を食べてもいい、むしろ食べると良いということで。

最近の研究では、チョコレートのカカオポリフェノールには、血圧低下、HDL
(善玉)コレステロール値上昇などの効果に
加え、BDNF(脳由来神経栄養因子)の上昇や、炎症指標と酸化ストレス指標の低
下が確認されています。

バレンタインデーとは関係なく、明日は「二の午(にのうま)」です。
ちなみに、今年の初午は 2月2日(木)でしたが、三の午は 2月26日(火)にありま


全国に3万余りある稲荷神社の総本社は、京都市伏見区にある「伏見稲荷大社」です。
天界から、宇迦御霊神(ウカノミタマノカミ:稲荷大神)が伊奈利山(稲荷山)
に天降りて、三ヶ峰に初めて鎮座したのが「和銅4年(711)午の日」。
この祭り事は、2月の最初の午の日を「初午」といい、次の午の日を「二の午」
といって稲荷の縁日が行われます。

稲荷信仰は、江戸時代に最も盛んでした。
江戸に多いものとして「火事・喧嘩・伊勢屋・稲荷に犬の糞」と数えられたよう
に、江戸にはいたるところにお稲荷さんがありました。

もともと、「稲荷(いなり)」とは「稲生(いねなり)」が縮まった言葉で、稲荷神
は農耕の神様ですが、江戸時代になると商売の神様としても認められるよ
うになりました。
山城国風土記の逸文では「イネが生った」ところより社名としたとあります

有名な稲荷神社の他に旗本、大名などの武家屋敷には必ず稲荷祠があり、町家の裏庭や長屋にも守り神として祠がありました。
11円療法を創った故刑部忠和先生とは親交がありましたが、葛飾のお宅にも刑
部稲荷が祀られてましたよ。

江戸のころは、午の日は子供の祭りで、武家屋敷では近隣の町家の子供たちを招
いて遊ぶことを許したり、団子や甘酒、鮨、菓子など振舞っていたようです。
現在は産業全般の神として信仰されていますね。

「稲荷大神様」のお使い(眷族)は狐とされています。
但し野山に居る狐ではなく、眷属様も大神様同様に我々の目には見えません。
そのため白(透明)狐(びゃっこさん)といってあがめます。
勿論「稲荷大神様」はきつねではありませんが、江戸時代に誤解が広まったよう
ですね。^^;

昔は、お稲荷様にお願いをするにあたって、直接は恐れ多いので、眷属の狐の御
機嫌を取り、願いを聞き届けてもらおうとしたのでしょう。
然るに、ただの眷属である狐が祀られるようになって行き、本来の稲荷大神のこ
とが忘れられてきたような。^^;

誤解といえば、犬神と狐が混同され、「稲荷神は祀り続けないと祟りがある」と
か、「稲荷にお参りしたら、一生お参りしなければならない」と言われるように
なりました。
犬神というのは、山犬つまり狼のことで、作物を荒らすウサギや猪を退治するの
で信仰の対象になったもので、稲荷や狐とは別物です。
犬神は、西日本特に四国や岡山地方によく見られる信仰です。

もう一つの誤解は、日本に仏教が入ってきて、本地垂迹思想ができ、神仏混交が
行われました。
そこで宇迦御霊神=稲荷大神は、荼枳尼天(だきにてん)と同一視されたのです。
天と付けるのは、仏教世界の天部と呼ばれる、仏様の守護神であることを意味し
ますが、荼枳尼天(ダーキーニー)はもともとインドの夜叉神で、人肉を食らう
怖い神様でした。

仏教に改心後、どんな人の願いも聞き届けてくれると言われ、古くから身分の高
い、低いに関わらず多くの人が様々な願い事を祈願しましたが、如何なる願いを
も聞き届け、叶えてくださったといいます。
神道でいう「祭り上げ」と同じで、御霊神社や天満宮などがそれですが、祟りな
す荒ぶるエネルギーをプラスに変換する陰陽逆転の発想ですね。w
しかし、怖いというイメージからか、一度信仰してその信仰を捨てたら、荼枳尼
天は祟りをもたらすという風に言われます。

ホントはダキニ天が乗ってるのは、狐ではなく、ジャッカルなんですが、日本に
はジャッカルが居りませんね。w
白いジャッカルの姿が狐に似ているため、狐を眷属とする稲荷大神と同一視され
たのでしょう。^^;

また、江戸時代、お稲荷様はそれこそいたる所に祀られていました。
長屋ごと、商人の家には必ず、武家屋敷もお稲荷様を祀っていたので、家事や事
故がどこで起こっても、近くにはお稲荷様があることになります。
何か不幸なことが起こったら、そこに住む人とお稲荷さんとの関係に良くないこ
とがあって祟りがあったと考えられても不思議ではないですね。w

今や、稲荷様もダキニ天も福神様ですので、不敬なことのない限り、祟りなす存
在ではないでしょう。
でも、割と多くの人が失念しているようですが、願いが叶えば、お礼参りは忘れ
ずにしましょう。
人でも、感謝やお礼を忘れると、タタリ為すことがありますからね。w

余談ですが、5円玉は世界でも例のない穴あき硬貨ですが、このデザインは、日
本の産業を象徴したものだという話です。
稲の束は農業を表し、その下の水面は水産業を、中央の穴の周りにある歯車は工
業を、もう一面の葉っぱは林業を表しています。
実は、この5円玉の稲の束は、伏見稲荷大社の神紋と同じものが使用されている
のですと。

余談ついでに、明日はバレンタインデーと二の午が重なる日ですが、初午、二の午と関係なく、
日本いなり寿司協会は、2月11日を「初午いなりの日」として、記念日の登録をしました。
なお、初午いなりの日とは別に、毎月 17日は語呂合わせから「いなりの日」とされています。w

「い・な・り」の 3文字は、それぞれ「命・名・利」に通じることから、3つのいなり寿司を食べると良い
と言われます。
願いの数分のいなり寿司を食べると良いということも言われますが、願いの欲も
食欲も、ほどほどが良く、分を超えると祟ります。(ワラ)

明日は午の日ですが、厳密には壬午日で、私ら夫婦にとっては天地徳合日に当たります。
二の午とは関係なく、バレンタインデーとはちと関係しますが、妻が定休の木曜
日ですので、買い物に出かけることになります。w
契約、登録、開設、縁結びすることが喜び事を招く日ですので、空亡月といえど
も活用を図るとしましょう。w

さて、本日の水曜会ですが、1時半から2件の予約があるため、準備を急がねば。
^^;
今日のメニューは、以下の11品です。
1.刻みオクラの麺つゆ和え。
2.小松菜の摺り胡麻辛子酢味噌和え。
3.水菜、ツナ、鶏胸肉の生ハム、銀杏のポン酢サラダ。
4.鶏レバー、ニラ、炒り卵のオイスターソース炒め。
5.畑菜と京揚げの炊いたん、好みでラー油を垂らして。
6.昆布・鶏がら出汁の風呂吹き大根、ネギ味噌を塗って。
7.鶏ミンチ、エノキダケ、ブナシメジのピーナツバター入り味醂肉味噌。
8.皮付きピーナッツのリンゴ酢ピクルス。
9.ニシンの蒲焼き。
10.京絹揚げのバターステーキ、クルミ味噌を塗って。
クルミ味噌は、このまんま、酒のアテにもなります。w