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日別アーカイブ: 2021年5月19日

梅雨入りし、湿邪に注意して、本日は水曜会

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16日に近畿地方は梅雨入りしましたが、平年より21日、昨年より25日早い
梅雨入り宣言でしたね。
観測史上、最も早い梅雨入りだとか。w

湿度が高いと、体内の水分が汗や尿として外に排泄できずに、体内に溜まってし
まいます。
そうすると、漢方では湿邪といいますが、食欲不振、体のだるさ、むくみ、下痢、
頭痛、不安感、めまい、不眠などの症状が現れやすくなります。

人体もまた呼吸や発汗で湿気を放出していますので、マスク着用が長くなると、
余計に湿邪に侵されやすくなります。^^;
湿邪症状の特徴は、重くしぶとく長引くものですから、慢性症状になりやすいの
で身体の水はけを良くすることが大事となります。

黒豆や小豆などの豆類、キュウリやゴーヤなどの瓜類、昆布やワカメなどの海藻
類には体内の水の巡りを良くする働きがあるので、これからはよく摂るようにし
ましょう。
季節を問わず我が家ではお茶は極力水出しにして、沸騰で溶存酸素が逃げない水
分を摂って、余分な水を排出するように心がけています。w
黒ウーロン・麦茶が定番ですが、これからはハト麦茶も良いですね。

ハト麦は漢方薬にも用いられますが、ハトムギの皮を除いた種子の部分をヨクイ
ニンと呼びます。
江戸時代からイボ治療に用いられる漢方として有名なヨクイニンは、体の内側か
ら肌に働きかけ、肌の水分代謝を促進し、利尿作用で余分な老廃物の排出をスムー
ズにすることで浮腫みを取り、新陳代謝を促進して衰えた肌のターンオーバーを
正常に整えてくれます。

またこの季節、湿度が高くなるとカビが発生しやすくなります。
カビは湿度が50%以上で繁殖を始め、60%を超すと急激に増殖します。^^;

カビが私たちの健康に及ぼす影響は大きく、アレルギー疾患や感染症、カビ中毒を引き起こす可能性があります。
アレルギー疾患はカビの胞子がアレルギーを引き起こすことで、代表的なものは
気管支炎や気管支ぜん息、鼻炎などですね。

熱はないのに咳(せき)が止まらないという症状が現れた場合、カビが原因であ
る可能性もあるので、この季節、水回りや部屋などの防カビは大事となります。

感染症の代表的なものは、水虫やタムシなど、カビが体の組織に取り付くことで
起こりますが、スニーカーを履いてる人が多い昨今、手洗いだけでなく、足の裏
や指股なども綺麗にしたいものですね。w
除菌・消臭は、大事なエチケットで、足が臭いと嫌われますから。^^;

これから湿度とともに温度も上がり、熱中症も増えてきます。
熱中症は、真夏の屋外で発症する病気であると思っている人が多いものですが、
実は高湿度の室内で起こる場合も多いのです。^^;

湿度が原因で、発汗があっても気化熱の働きがなくなるため、汗が蒸発しなくな
り、体温を下げて体温調節を行うことができなくなってしまうのです。
その結果、血液中の濃度が濃くなり、血管が収縮して、血液の流れが滞ると脳へ
血液や酸素を供給することができなくなり、失神状態に陥るのです。^^;

コロナ対策も兼ねて、換気を良くして、空気を流通させることが大事ですね。
雨降りでも、窓を少し隙間を開け、布団などの入った押し入れの戸も少し開けて
おくことが湿気対策になりますよ。

人体が湿邪に侵されると、舌の苔が厚ぼったくなったり、舌の左右の縁がギザギ
ザに歯形が付いたりしますが、脚に靴下の跡が付いたりして浮腫みが生じます。
漢方では、湿邪の治療は「健脾利湿(けんぴりしつ)」なんていう一般人には意
味難解な治療方法になります。^^;

脾を助けて健やかには分かるけど、利はおしっこの意味で、排出によって湿邪を
追い出すという意味ですね。
要は、脾胃を立て直すことでこれ以上湿を生み出させないようにして、
水回りの停滞を取り除いて湿を追い出すという治療法になります。

実は、湿邪と消化機能である脾・胃は非常に厄介な関係にあります。
乾燥を好む脾胃は、湿邪によって調子を崩すのに、
調子を崩した脾・、特に脾が身体の水回りを停滞させてしまうので、
身体の中に湿邪を生み出して、より脾胃の状態が悪くなるという悪循環に陥りや
すいのです。^^;

経絡でいうと、これらは胃経と脾経の気の循環を良くすることが治療法になりま
す。
胃経は足の前面の外側にあって、脾経は足の前面の内側にありますが、湿邪があ
ると脛(すね)の骨のふちを骨に沿って押し込むと、かなりの圧痛がありますよ。w

湿を追い出す効果の高い経穴(つぼ)は、太陰脾経では陰陵泉(いんりょうせん)
>公孫(こうそん)>太白(たいはく)。
陽明胃経では、豊隆(ほうりゅう)>足三里(あしさんり)です。

陰陽の理で、両方の経絡をまたいだほうが効果が高いので、特に圧痛のある2点
を結ぶ陰圧二点一字螺旋法が効果的です。
気のテキストには経絡・経穴の図がありますが、今はネットでも簡単に場所が調
べられますね。w

実は、胃経は体幹の後屈や足首の底屈に、脾経は体幹の前屈や足首の背屈にも関
係しています。
湿気で身体が重だるく感じるときは、身体の可動域も制限され、関節の痛みも現
れたりしますので、腎・膀胱経も然ることながら、この季節は胃経・脾経を整え
ることが大事でしょう。

主訴の特効点としての経穴を用いることだけでなく、経絡の気を通すことは、そ
のルートにある主訴以外の諸症状も改善できることがメリットになります。
気を電子電位という観点から見ると、地球の磁力とのフラクタル共鳴や脳との関
連から、まだまだ効果的な療法が発見できそうですね。w

うっとおしい天候ですが、緊急事態宣言延長中で、居酒屋や焼肉店・寿司屋でも
酒類が飲めなくなったので、外出の気晴らしも不如意になりました。^^;
せめて家飲みでは、美味しいものを味わって、暗いニュースなどを眺めることな
く、明るく談笑して気を晴らしたいものです。w

世相はどうあれ、ご縁を大事に、夕刻からは気兼ねなく飲むことにしましょう。w
今日のメニューは、以下の13品です。
1.レタス、水菜、キュウリ、新玉ネギ、ミニトマトのコールスローサラダ。
2.刻みオクラ、メカブ、ワカメの麺つゆ和え。
3,菊菜、摺り胡麻、豆腐の昆布だし白和え。
4.九条ネギ、焼き京揚げの白味噌・辛子・味醂・リンゴ酢てっぱい。
5.しろ菜と京揚げの炊いたん。
6.京厚揚げのバター焼き、田楽味噌・山椒。
7.半熟厚揚げの揚げだし豆腐。
8.いづみ式山芋の天ぷら、ヒマラヤの紅塩かエビチリソルトで。
9.いづみ式新玉ネギ・カニカマ・スィートコーンの掻き揚げ、そばつゆで。
10.半切り皮付き新じゃがのチーズ焼き。
11.えびの高原ソーセージ、新じゃが、新玉ネギ、ニンジン入りガーリックポー
クカレー。
12.鮭のハラスの炙り焼き、レモンを添えて。
13.一夜干しハタハタの焼いたん。