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日別アーカイブ: 2022年8月24日

地蔵盆の本日、二日灸を控えて、本日は水曜会

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今日、24日は地蔵菩薩のご縁日ですね。
縁日は、神仏の世界とこの世の縁がある日とされており、毎月24日には地蔵菩薩のお祭りや供養が行われます。

京都では、8月24日は「地蔵盆」と呼ばれ、子供が中心となってお地蔵様を供養します。
地蔵盆は、主にお寺に祀られている地蔵菩薩ではなく、街角や道端のお地蔵様、いわゆる「辻地蔵」が対象になります。

お地蔵様を洗い清めて、新しい涎掛けを着け、お顔を白く塗るお化粧をして飾りつけをします。
京都が発祥といわれていますが、子供が生まれると男の子は白、女の子は赤の提灯に名前と地蔵尊と書いて奉納する風習があります。
提灯は、お地蔵さまと子供の縁を結ぶ意味があるのです。

ほとんどの町々で町内会が運営しますが、子供たちはお供えのお菓子をいただき、ゲームや福引、処によってはカラオケや盆踊りをする町内もあります。w
最近はあまり見かけなくなりましたが、「数珠回し」や「数珠繰り」といって、直径2m〜3mくらいの長い数珠を読経やご詠歌に合わせて回す儀式もあります。

私の生家は、桂離宮の裏にありましたが、毎年地蔵盆には多くの人が集まって来て、一緒に数珠を回したものです。w
母方祖母が本能寺で得度した阿闍梨だったせいもあるのかしらん。w

おかげで、「これは、この世のことならず。賽の河原の物語」などというご詠歌も、知らずと頭に入ってるし。w
母方祖父母にもよく可愛がられたものですが、ずっと門徒だった父方祖母と一緒に居ましたので、正信偈や阿弥陀経もいつしか諳んじてましたが。w

仏教では、人は死ぬと7日目に三途の川を渡るとされています。
この川のほとりに賽の河原があるのですが、子供が親より先に死ぬのは罪に当たり、嬰児たちは石積の修行をさせられるのだとか。w

これを哀れに思って救済するのがお地蔵様ですが、地蔵菩薩は大日如来の化神とも、辻地蔵は結界を守る賽の神と混交されたものともいわれています。
あまり知られてないことでは、鎌倉初期の仏典では、地獄の主である閻魔大王は地蔵菩薩の化身とされています。

平安時代の官僚にして歌人であった小野篁(おののたかむら)の有名な話がありますね。
彼は昼間は朝廷に仕え、夜になると井戸を通って地獄へ通い、閻魔大王のもとで裁判の補佐をしていたといいます。

ある日彼は、地獄で苦しむ亡者の代わりに、閻魔大王が地獄の炎で自身の体を焼いて苦しんでいるのを目撃してしまい、閻魔大王を救おうと供養を始めたのが地蔵盆の由来とされています。
地蔵菩薩は、釈迦如来も阿弥陀如来も救えなかったあらゆる人を救済する誓願をした方なので、地獄でも閻魔大王として死者を救済すべく、死者の代わりに自らを焼いたといわれているのです。

小野篁が地獄へ通った「冥途通いの井戸」と、地獄から帰って来るときに通った「黄泉がえりの井戸」は、祇園にある「「六道珍皇寺」に今も現存しています。
六道珍皇寺(ろくどうちんこうじ、近来はちんのうじとも呼ばれてる)は、通称「六道さん」と呼ばれています。

六道詣り(六道さん)が有名で、盂蘭盆に先立って毎年8月の7日から10日に行なわれる祖先崇拝の宗教行事ですね。
この寺の所在地付近は、平安京の葬地であった鳥部野(鳥辺野)の入口にあたり、現世と他界の境にあたると考えられ、「六道の辻」と呼ばれています。

嵯峨野の風葬地は化野(あだしの)ですが、8月には化野念仏寺の千灯供養が有名です。
千灯供養は、化野念仏寺の西院の河原(さいのかわら)に祀られている数千体の無縁仏にロウソクを灯して供養する仏事です。

近来では、23・24日でなく、8月末の土日に行われていますが、今年はコロナ対策で中止だそうです。^^;
化野念仏寺の千灯供養に合わせて、今年なら27・28日に愛宕古道街道灯しが行なわれます。

嵯峨野の清凉寺から愛宕神社一の鳥居までの旧愛宕街道が、夕刻の6時から無数の提灯で照らされるのが美しいのですが・・
今年は、大幅に規模を縮小して行われるそうです。^^;

そちらには行きませんが、28日は旧暦八月二日で、「二日灸」の日に当たります。
旧暦の2月2日と、8月2日にお灸をすえると、いつもの2倍以上の効果が期待でき、無病息災で暮らせるというものです。w

ご存じお灸は、ツボといわれる体のポイントに熱を加えることで、身体の不調を緩和する東洋医学の治療法です。
諸説ありますが、日本へは遣隋使や遣唐使によってもたらされたとも言われています。

2000年前には既に医術として体系化されていた「灸」ですが、当時、中国北部の民族は、人間は熱の塊から生まれ、年を重ねるにつれて冷たく動かなくなるものと考えていました。
そこで、体から熱が冷めていくことを抑え、少しでも長生きできるようにと考え出されたのが「お灸」だといいます。w

ツボを温めることによって血行が改善し、神経が緩和し、自然治癒力が上がって、肩のこりや目の疲れ、腰の痛みなど、さまざまな症状が緩和される効果があります。
今では、ドラッグストアでも、シール型のお手軽に使えるものが売っていますね。
これは火を使わず、水を数滴垂らすことで温まり、5分程度で終わるのが便利です。w

経穴(ツボ)は、基本的に365穴あるのですが、脳に刺激が伝わりやすく、肩コリ、ストレスなどに効く万能のツボに「合谷(ごうこく)」があります。
合谷は、親指と人指し指の骨が交差した部分から、人差し指へ向かって押していくと、圧痛を感じるくぼみにあります。

現代の医学でも、合谷は押すだけで血流を活発にし、血圧が下がったり、歯痛や首・肩の痛みが緩和したり、自律神経の働きが良くなることが証明されています。
めまいや頭痛、目の疲れや視力障碍、顎関節症、冷えにも良い効果があり、効果が感じられたら、毎日でも習慣づけることがお勧めです。w

「二日灸(やいと)は日を見るな」という諺もあり,日の吉凶に関係なく、この日の灸は平素の2倍以上の効能があるとされてきました。w
皆さんも、28日には合谷を押してみませんか?w

セルフでは、爪を立てないように親指をツ ボに当て、残り 4 本の指を手のひらに 当てて、痛気持ち良いと感じるくらいの強さで押します。
5 秒押してゆっくり離すのを 両手 5、6 回ずつ行うと良いでしょう。

押す圧は、弱すぎても効果がありませんが、強すぎるのもダメで効果がありません。^^;
「少し痛いけど気持ち良い」くらいの圧がベストで、そう感じるのはそこの血流が良くなってる証でもあります。w

痛苦や不調・不具合ある処には、必ず血流の滞りがあるものです。
動脈でなく静脈でも、3秒3回のリズムで開いてあげると、30秒から60秒あれば全身に新しい血流が巡ります。

この新しい血液に、DNAレベルで細胞を修復する働きがあることが発表されています。
以前レシピに組んだ「全身の血行路の開放」は、私の施術でも、お伝えした方々にも大いに役立っています。w

皮膚、骨膜、神経、脳について、陰圧、拮抗圧、振動と揺らぎについて、まだまだ面白いことが見つかりそうです。^^
これからの講座や施術法の展開が、ますます楽しみですばい。w

さて、予約なき本日は、家の小地蔵ちゃんに香を手向けて、顧問先への指示書発送。w
午後は学習と研究に勤しんでから、5時を過ぎたら水曜会で歓談しましょう。w

今日のメニューは、以下の14品です。
1.刻みオクラ、メカブ、ワカメの冷やし麺つゆ和え。
2.叩きモロヘイヤとおろし長芋のリンゴ酢・麺つゆ和え。
3.レタス、水菜、スィートコーンの深煎りごまドレッシングサラダ。
4.湯がきアスパラカス、ブラックソルトで。
5.焼き万願寺唐辛子の削りカツオ散らし、生醤油で。
6.ラム肉と玉ネギの焦がしニンニクジンギスカンソテー。
7.鶏手羽元と新じゃがの油淋鶏(ユーリンチー)。
8.豚ロースとピーマン・人参・キャベツのナムプラー炒め、タイ風パック・パット・ムゥ。
9.茄子、人参、玉ネギ入りシーフードカレー。
10.鯖の水煮とブロッコリースプラウトのマヨネーズ・ポン酢。
11.とろ鯖の照り焼き。
12.鮭アラ身の焼いたん、パルメジャーノチーズ掛け。
13.いづみ式モロヘイヤの天ぷら、ブラックソルトで。
14.いづみ式エリンギのバター焼き。