オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2025年10月15日

10月度の講座を終え、土用を控えて本日は水曜 会

IMG_0528.jpg

10月度の気の講座と第1法則講座を終えましたが、いやはや少数のご参加でした。^^;
その分、細やかな解説と実習もできたので、良しとしましょう。w

「ネオ関節活法」で、関節を動かすことによって筋硬結を解く方法を復習し、こ
の方法の応用で、自律神経を調節する技法を展開しました。
関節・筋肉→自律神経の別解ですが、腸脳相関という観点からは内臓→自律神経
のアプローチである「水の技法、三の型」から胃、そして盲腸部やS字結腸部か
ら自律神経を整える技法もお伝えできました。

今年は猛暑が続いたので、自律神経を整えることは特に大事です。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、交感神経は「アクセル」、
副交感神経は「ブレーキ」の役割を果たしています。

この互いに相反する2種類の自律神経が協力して働き、全体のバランスを取ることで、心身の健康が保たれているのです。
このブレーキとアクセルのバランスが狂うと、意志や意識では全くコントロールできずに様々な不調が生じます。

自律神経の乱れから起こる身体的症状は、頭痛(頭重)、めまい(ふらつき)、立ちくらみ、
胸の息苦しさ、咳、動悸、血圧変動、吐き気、腹痛、下痢などさまざまです。

自律神経の乱れから起こる精神的症状は、不安、うつ、不眠、だるさ(倦怠感)、
集中力の欠如、イライラする、神経質になるなどです。

人体では、脳内の間脳に視床下部という組織(中枢神経)があり、ここで自律神経系、内分泌系、免疫系など、生命維持に必要な機能を調節しています。
この3つのシステムは互いに影響し合い、私たちの体調をコントロールしています。

視床下部自体は、脳重量のわずか0.3%、4g程度の小さな組織なのですが、体温調整、血圧、心拍、
食べる・飲む、性行動、睡眠 など生体のリズムや、怒りや不安などの情動行動を調整しています。
また、尿量の調整、乳汁の分泌や子宮の収縮、副腎皮質や甲状腺、成長ホルモンなどのホルモン分泌をも調整しています。

要するに、視床下部は交感神経・副交感神経機能や内分泌を統合的に調節することで、生体の恒常性維持に重要な役割を果たしているのです。
不定愁訴や心身症など、自律神経の失調が疑われるなら、また慢性症状で自己治癒力が万全に機能していないなら、ここを狙っての整体法が役立
ちます。

講座では、迷走神経に直接アプローチする法と、視交叉上核を操作する技法をお伝えしましたが、
次回はこの復習から自律神経、呼吸、脳の機能、人体運動の要を整える別解を展
開しましょう。

11月は月例の第二土曜日の体験講座の他に、23日に特別集中研修を予定しています。
特別講座は基本的に会員さん達限定になりますが、案内の発表や送付はありません。w

10:00スタートで、人体縦横の隔膜を活用した「水の技法」の全てをお伝えします。
また、余命3日を宣告された父を通常状態に蘇らせ、6,7年睡眠薬頼りだった
方を一度の施術で睡眠薬不要となった技法など、効果抜群の自律神経調整法をお
持ち帰りください。w

11月といえば中旬からは紅葉の季節ですね。
この観測史上初の暑さのせいで、京都のモミジやカエデは茶色くなって落ちる葉が多く、紅葉は例
年よりは美しくないことでしょう。^^;

それでも秋を迎える京都では、市内各所で、夜間特別拝観と紅葉ライトアップが行われます。
古都を彩る美しく幻想的な秋の夜を楽しみ、遊行するのもいいですね。w

現在は丙戌の月ですが、丑・辰・未・戌のいずれかの月には誰もが墓運が働き、
神仏の加護が得られます。
寺社を訪ねて、神仏と対座してみるのも良いことでしょう。w

家の宗旨本尊、自身の生年月日縁の神仏、それらが結びつく十二支調和神仏は特
にお勧めです。
特別開帳のある、普段お目に掛かれぬ神仏とご対面するのもロマンがあります。w

今年は乙巳年ですが、10月18日はそれと干合・支合する庚申日で、祗園の八坂庚申堂参り。
22日は甲子の日で大黒天、27日は己巳の日で弁才天の供養日ですから、参拝
祈念するのもご利益有りげです。w

露店や市を楽しむなら、21日は東寺の弘法さん、25日は北野天満宮の天神さんがお勧めです。
骨董品はもちろん、食料品や衣料品、食べ歩きグルメまで何でも売っている楽しい縁日です。

来週の月曜、20日からは秋の土用に入ります。
五行の「土」は、安定と調整を意味し、万物を育み、変化を促すエネルギーを持っており、
生命の基盤を支える存在として五行思想の根幹を成しています。

中央に位置することで、他の要素の過不足を調整し、調和を保つ役割を果たしますが、
時節的に秋の土用は立冬の前日までの18日間あります。

自然への配慮で、この時期は昔から土を動かす作業(土いじり、増改築など)を
避ける風習がありますが、健康面では、体調管理や養生を促すための風習だと考
えられています。

秋から冬への季節の変わり目に当たって、体調の変わりやすい時期ですので、消
化機能を中心として心身を休め、体調を良く整えることを大事としましょう。w

東洋思想では、天地人の調和を大事としています。
天は時であり、地は環境であり、人は適応と進化を命題とするものです。w

明日は、客間の畳替えで、環境も調えることにしましょう。
そのためには、蔵書や資料、家具などをどけとかねばならず、いささか面倒ですが。^^;

昨日はまたキカイなトラブルでインターネットが繋がらなくなり、レスキューの
壽円さんに電話して何とか復旧しましたが、コードを外すのが恐い怖い。w
願わくば支障なくタタリなく、恙無く新調した畳が入れられますように。(念)w

常連さんにも手伝ってもらって、今日の水曜会を迎えるとしましょう。(ワラ)
今日のメニューは、以下の12品です。
1.千切りキャベツの玉ねぎドレッシングサラダ、ミニトマトを乗せて。
2.いづみ式柿とレタス、水菜のサラダ、手作りヨーグルトマヨネーズドレッシングで。
3.白だし仕立ての生姜入り揚げだしナス。
4.湯がきブロッコリーの手作り黒胡麻ドレッシング掛け。
5.いづみ式紅ショウガ入りだし巻き。
6.鶏胸肉片栗粉コーティングと小松菜のバリ風アヤム・サユールヒジュー・ゴレン。
7.豚ロースの幽庵生姜焼き。
8,豚バラ肉と玉ネギのタイ風炒めパッ・ムゥ・ホォーム・ヤイ。
9.大根、白菜、鶏胸肉、豆腐入り焼き飛魚だし仕立て寄せ鍋。
10.舞茸とエリンギの天ぷら。
11.塩糖水(ブライン液別名ソミュール液)漬けハマチのカマ焼き、レモンを添えて。
12.柚子大根の漬物。