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花祭りの夜、水曜会

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4月8日、朝の京都は冷たい雨でした。(膝、しくしく^^;)
昼からは晴れて来ましたが^^本日の雨は縁起が良いかも?w

今日は、お釈迦様の誕生日ですからね。
嵯峨の清凉寺、祇園の知恩院、七条の西本願寺などなど、今日は花祭りが営まれています。

花祭りというのは、明治からの呼び名で、別名、仏生会(ぶつしようえ)、降誕会、浴仏会、
竜華会(りゆうげえ)、灌仏会(かんぶつえ)ともいいます。

釈迦の誕生日を祝し4月8日に,花御堂(はなみどう)に安置した釈迦像に甘茶を注ぎ
礼拝する法会で、釈迦の誕生を祝して竜王が香水(こうずい)を注ぎかけたという伝説によるものです。
日本では推古天皇の時代から行われたといわれ,平安時代になると宮中でも行われたそうです。

お釈迦様の誕生仏は、天地を指差していますね。
誕生直後に七歩歩いて右手で天を指し、左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と言った、
という伝説に由来するものですが、はてさて?(んなはず、ないやん。^^;)

元来、「天上天下唯我独尊」は、釈迦が言ったのではなく、釈迦以前に出世したといわれる、
過去七仏の第1仏である毘婆尸(びばし)仏が言ったとされています。

しかしそれが、釈迦が生まれた際に、他の人々がそのように讃嘆したという説が生じて、
のちに釈迦自身が誕生直後に自ら言ったと信じられるようになったとか。

「天上天下唯我独尊」、文字通りに訳すと、この世で一番尊いのは自分である。w
この言葉、しばしば「傍若無人」とか「独善で自己中心」という意味で使われてますね。^^;

仏陀が言うはずもない意味でしょう。w
本来の意味は、自分という存在は誰にも変わることのできない人間として生まれており、この命のまま尊い。

他人と比較して、優れてると驕ったり、劣ってると卑下することはないという意味合いでしょうね。
マズローの説く自尊の欲求と同じ意味で、他人の承認を必要とせず、自分を尊いと思えること。
WHO(世界保健機構)のいう「健全なプライド」と同義ですね。

しばしば私たちは、偽我の不健全なプライドで傷つき、怒るものですが。^^;
貪瞋痴(とん・じん・ち)の三毒は、なかなか解脱できないものです。w
なになに、悟ることできずとも、煩悩即菩提。(坊主か?爆)
天上天下唯我毒存。(笑)ダンソン!(呆爆)

花祭りといっても、巷では関係なく、仕舞い桜を見仏ならぬ見物するのが普通ですね。
ささやかなる幸せに気づき、作り出して行きましょう。^^

今日が龍華会と気づき、テーブルの桜が散るのに気づいたので、また花を活けました。
ささやかに一隅を照らしてくれるといいな。^^

花祭りの甘茶はアマチャヅルですが、今日のお茶は甜茶にしましょう。
バラ科の甜茶、正式には甜葉懸鉤子(てんようけんこうし)は花粉症に効果的ですから。^^

もちろん、私は甜茶ではなく、おちゃけを飲みますが。(笑)

さて、6時を回って、料理も完成です。
今夜の水曜会のメニューは、以下の12品になりました。
春の宵を楽しみましょう。^^v

1.サニーレタス、サラダ菜、菊菜、カニカマのサラダ。
2.ニンジン、玉ネギ入り肉じゃが。
3.いづみ式エリンギのアヒージョ。
4.殻つきホタテ貝の素焼き、アヒージョソースを掛けて。
5.九条ネギのヌタ和え。
6.豚肉、春キャベツ、モヤシ、ニラの卵ソース炒め。
7.軽く湯がいたアスパラカス・オクラ・ニンジンのワインビネガー・パルメザンソースソテー。
8.鶏胸肉、小松菜、ブナピーのカレー風味オイスターソース炒め。
9.豚ロースのピカタ、ケチャップとメキシカンチリソースをお好みで。
10.新玉ネギのバター醤油蒸し。
11.カラスカレイの煮つけ。
12.鯖の生寿司。