
早や、梅雨明け宣言があり、京都は連日36℃越えの猛暑日が続いています。
このまま行ったら、7月末から8月にはどんだけ暑くなるのかしらん。^^;
昨日、7月1日は「半夏生(はんげしょう)」でしたね。
家ではタコを買って来て、寿司を食べました。w
関西から中国・四国地方では、半夏生にはタコを食べるのが風習でした。
が、現代では行事食や縁起食などの風習が、かなり廃れてきたようですね。^^;
亡父は福井の出身でしたから、この時期よく鯖を丸ごと一本の竹串に刺した浜焼
きを食べたものです。
父方祖母は「半夏生鯖(はげっしょさば)と呼んでましたが、夏バテ防止の福井
の風習食で、これ食べたら、京都のスーパーの鯖焼きでは満足できないかも。w
父にも時々届けましたが、楽しみの一品でもあったようです。
忌明けの時には取り寄せたら、供養にもなるかと。w
半夏生は、七十二候の1つ「半夏生」(はんげしょうず)から作られた暦日ですが、
かつては夏至から数えて11日目にあたる日、現在は太陽が天球上の黄経100度を通過する日を指します。
「半夏生」は、湿地や水辺に自生するドクダミ科ハンゲショウ属の多年草で、利尿、解毒、解熱作用がある生薬
として用いられてきました。
春になると芽吹いて緑の葉を広げますが、花穂がつく頃、緑色の葉の半分が白色
に変わっていく性質をもつことから、「半化粧」とも「片白草」とも呼ばれます。
現在は多くの都府県で絶滅危惧種になってますが、京都を代表する半夏生の名所は、京都最古の禅寺である建仁寺の塔頭(たっちゅう)両足院
で、祗園にあります。
普段は神使の狛虎が立つ毘沙門天堂にのみお参りでき、堂内は非公開となっていますが、半夏生の見頃に合わせて特別公開されます。
今年は、7月13日まで公開されていますので、よろしければぜひ。w
四条花見小路から南へ下った建仁寺境内の東側に門がありますよ。
両足院の毘沙門天堂は、常時拝観でき、拝観料も無料でお参りできます。w
この毘沙門天像は、鞍馬寺でお祀りされている毘沙門天像の内から出てきた胎内仏と呼ばれる仏像です。
勝利の神として商売繁盛、合格祈願、誓願成就の他、戦前は祇園の芸妓、舞妓が
「芸事が上達しますように」「良い旦那さんが見つかりますように」などとお参
りしたことから、「祇園の縁結び」として良縁成就のご利益があるとも言われて
います。w
毘沙門天の縁日は寅の日ですから、今月は8日と20日がご利益有りげですね。w
ただし、今年は7月1日から24日が「宿曜陵逼(すくようりょうじ)」期間になります。
古法二十七宿は、空海のもたらした密教秘伝「宿曜経」にありますが、宿曜陵逼
期間には吉凶の逆転が生じ、良くない因縁生起に注意が必要です。w
期間中はイレギュラーな事態や物事の運び、政界の異変などが生じやすいものです。
この期間は、確認の強化が誰にとっても大事となりますが、要注意日が「六害宿」です。
農業などに用いる「二十八宿」ではなく、運命や因縁・因果に関する「二十七宿」で、
胃宿の方は8日の斗宿が六害宿の「同宿」、角宿の方は20日の参宿が「同宿」に当たり、
寺社墓参り、冠婚葬祭・パーティの参加、祝い事、解約等縁切り事が禁忌事項で、
一族の争いや財産の消耗などの因になると説かれています。^^;
私、7月20日は父の忌明け法要があるのですが、この日が六害宿の同宿。^^;
「東方観世音菩薩は六害宿の難を避けしむ」と教わっていますので、昨日からは
朝一番に東を向いて、観想祈念しております。w
イレギュラーな事態といえば、今年の梅雨も早々の猛暑もそうですが、いわば想
定外のことは、何事にも必ずや起こるものです。w
起きれば、先ず状況を正確に理解し、解決策を講じ、最善の選択をして行動するのみです。
かつ、最悪の場合を想定すると、大概そこまではならずに済みます。w
逆にいうと、物事や人生、全て想定内なら面白くもなく、喜びもしれたことでしょう。w
それでは「有り難い」と感謝することも薄く、あって当然と思うなら、幸せも薄いものでしょうね。^^;
禅語に曰く、「人間本来無一物。」
地も縁の拠り所もそうですが、「縁あれば即ち住し、縁無ければ去る。」
然るに、「無一物中無尽蔵。」
などと愚々考えつつ、予約仕事を終えたらホロホロと飲み出すことにしましょう。w
さて、本日は7月最初の水曜会です。
猛暑で夏バテしないよう、自律神経がヤられないよう、皆様もご自愛ください。
持病や自覚不調のある方、ワクチンを複数回打った方は、特にご用心を。
今日のメニューは、以下の11品です。
1.京壬生菜、赤ラディッシュスプラウト、ミニトマトのニンニク玉ねぎドレッシングサラダ。
2.いづみ式アボカドの刺身、ワサビ醤油で。
3.ビンチョウマグロの山掛け。
4.鶏胸肉片栗粉コーティング、赤パプリカ、ミックスナッツの鶏ガラだし炒め。
5.空心菜、ブラウンマッシュルーム、赤パプリカの中華炒め。
6.龍彌が昨冬狩った猪肉のミニステーキ、ライムペッパーソルトで。
7.亀岡牛のミニステーキ、ブラックソルトで。
8.冬瓜の生姜入りとろみ餡、冷やして食べようかと。
9.どんこ椎茸の焼いたん、手作りポン酢で。
10.レッドアンデスの新じゃが、昆布だし塩茹で。
11.もち豚のヒレカツ。