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青蓮院、夜間拝観

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青蓮院門跡は、春と秋にライトアップされ、夜の部は午後6時から10時まで特別開帳。
春の夜間特別拝観は、5月6日まで開かれています。
9時から17時の日中拝観は500円、夜間は800円でしたが、値打ちはありますね。^^

もう20年以上も前に、不動明王霊場巡りで拝観してから、ずっと訪れてなかったのです。^^;
連休の初日、ずいぶん人が多いかと懸念していましたが、それほどでもなくゆっくり拝観できました。^^

1.樹齢700年をゆうに超える青蓮院門前のクスノキ。
境内のライトに映えて新緑の樹冠が神々しいですね。
2.青蓮院の入り口。
右に青蓮院門跡、左に近畿三十六不動第十九番霊場の大札が掛かり、粟田御所、
青蓮院門跡の提灯が浮かび上がる。
3.境内の赤松。新緑の葉と赤の幹・枝が光の中で対比してます。
4.緑なす楓の向こうに、浮かび上がる霧島ツツジの赤が鮮やかです。
5.境内から頂上の日吉社へ向かう竹林の前で、たたずむのはタヌキでも妖怪で
もなく、膝痛み、ややお疲れ気味の私であった。(自爆)
6.神寂びた気配の夜の日吉社。
それでも祓え言葉を密呪すると、風が吹き渡ってゆきますことよ。^^
7.これが国宝、青蓮院青不動のお姿。
高野山の赤不動・三井寺の黄不動と並んで、日本三大不動明王画の一つです。
平安時代から篤く信仰されていますが、中央には厳かに岩の上に鎮座した不動明王が描かれています。
本尊に向かって右側には、腰を引き、上目遣いで合掌する「矜迦羅童子(こんがらどうじ)」。
一方の左下には棒を構え力を誇示する「制叱迦童子(せいたかどうじ)」が描かれています。
この二人には従順さと反抗的態度という侍者の二面性、人の心の特性が表されているようです。
不動明王を拝み、自らが不動明王と一体となることは、宇宙の中で本当に自分がひとかけらの存在であることに気づくことであり、
同時に大きな大日如来(宇宙の理念仏)の力に生かされていることに気づくことでもあるといいます。
8.青蓮院本尊、「し盛光如来曼荼羅」。
「しじょうこうにょらい」をご本尊とするお寺は、日本中で青蓮院門跡だけです。
「し盛光如来」とは、大日如来の仏頂尊(頭の頂に居られる最上に崇高な仏)で、
偉大な仏の知恵と光を発しています。
「しじょうこう如来」の上には、金色の一字金輪仏頂が描かれ、向かって時計回りに、
観自在、金剛手、毘倶胝、赤色の仏眼仏母、不思議童子、文殊、救護慧の各菩薩。
その周りには、し盛光如来のお力を表す8つの月輪が描かれ、周囲四隅には四明王が描かれています。
向かって右上が金剛夜叉、右下が降三世(ごうざんぜ)、左下が軍茶利(ぐんだり)、左上が大威徳の各明王ですね。
不動明王は大日如来の化身仏なので、本尊と一体との考えから描かれていません。
背景は、「群青」という極めて高価な青色の顔料で彩色されており、虚空(広大な宇宙)を表します。
この本尊曼荼羅は、約400年前、桃山時代に秀吉によって復元再作成され奉納
されたものですが、今までこの群青色の塗り直しは一切されていないにもかかわ
らず、今も変わらぬ美しさを保っているのです。

福田 龍博