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夏越の祓前日、6月納めの水曜会

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明日は6月晦(つごもり)の最終日で、全国至る処の神社で「夏越(なごし)の祓(はらえ)」が行われますね。☆
夏越の祓とは、1年の半分にあたる6月30日に、半年の間に身に溜まった穢れを落とし、残り半年の息災を祈願する神事です。

神社が行う大祓(おおはらえ)式は6月と12月の末日に行われ、「百度祓」ともいわれ、本来は「大祓の祝詞」を100回唱えます。
松尾大社の夏越の大祓では、10人の神官が一斉に10回唱え、参列者も祝詞が配られて唱和しますが..w

神社には人の背たけよりも大きな茅の輪が据えられ、参拝者はここをくぐって厄除けを行います。
正式にいうと、まず茅の輪を左足から跨ぎ、左側からまわって正面へ戻ります。
続いて左足から右側へまわり正面へ、さらに左足から左回りで正面に戻ります。

神歌を唱えながら巡るのが正式ですが、神官以外あまり見かけませんね。^^;
「水無月の夏越の祓えする人は千歳(ちとせ)の命(いのち)延ぶと言うなり」と、恥ずかしければ口の中でつぶやくと良いでしょう。w

実は、これは夏越の祓えの神歌の一番で、ホントは二番、三番があるのですが、あまり知られていませんわね。w
二番の神歌は、「思ふこと みなつきねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓ひつるかな」と詠みます。
(思い悩みがすべて無くなってしまうように祈りながら、麻の葉を切りに切って祓うのだ)という意味ですね。

そして三番目は、「蘇民将来(そみんしょうらい) 蘇民将来」と結びます。
これは旅の途中に宿を求めた素戔嗚尊を、貧しいながらも蘇民将来が厚くもてなし、その後素戔嗚尊の言った通り、茅の輪を腰につけていて疫病を免れ、子孫が繁栄したという故事に由来しています。
祇園祭でも、各山鉾で厄除けちまきが授与されますが、これにも「蘇民将来」と書かれた符が付いていますね。

古くからの行事であり、風習ですが、上賀茂神社の夏越大祓は「百人一首」にも詠まれています。
「風そよぐ ならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏のしるしなりける」(藤原家隆)。

涼しい風が吹く夕暮れに行われた禊の行事の情景をうたっていますが、私は「なら」を現在の奈良と間違えていたものです。^^;
現在も昔の風情さながらに、午前10時から茅の輪くぐりなどの神事が、午後8時から、境内の「ならの小川」で人形流しが行われます。

茅の輪をくぐった後には、紙でできた人形(ひとがた)に穢れを移して川などに流し、災厄を払う儀式ですね。
人形(ひとがた)とは、人の形を模した紙の形代(かたしろ)です。
「方代(かたしろ)」と呼ばれる事がありますが、これには「人型をとった代物」という意味以外に、「肩(方)代わりしてくれる代物」という意味があります。

夏越の祓では、この人形に自分の名前や年齢を書き、体をなでたり、息を吹きかけたりして、罪や穢れを託します。
体の悪い部分をこすることで、人形に厄を移すといった風習もあります。
茅の輪くぐりを行った後で、人形は身代りとして神社におさめたり、川に流したり、火で焚き上げたりと、神社によって異なりますが、厄を払い、残り半年の息災を祈願します。

北野天満宮では、直径約5メートルで京都最大級の大茅の輪があり、大きさもさることながら重さも数百kgに及ぶものです。
これは、御祭神・菅原道真公の御生誕日にあたる6月25日の「御誕辰祭(ごたんしんさい)」に、楼門の前に建てられるものです。
「夏越(なごし)天神」とも呼ばれ、ご本殿前の茅の輪と同様、6月30日までくぐることができますよ。

京都の夏越の祓に欠かせないのが、和菓子の「水無月」です。
氷に見立てた三角形の白い外郎(ういろう)の上に、魔除けの小豆を乗せたモノですが、店によっては抹茶味やニッキ味などがあります。w

和菓子店に行かなくても、普通にどこのスーパーなどで販売されてますが、初期糖尿病と呪をかけられて以来、食べてないです。^^;
ま、元から外郎とか羊羹は好きではないし、甘党ではなかったのですがね。w

「福ちゃん、甘いもんは毒じゃけんね」との亡友の言葉ですが、食ったらいかんと言われると、たまにゃあソフトクリームとかプリントとか、ショートケーキも食いたくなってしまう。w
さり気に買い物かごに入れ、上に何かを乗せて隠しても、いづみに取り上げられ、棚に戻されてしまうのですが。^^;

京都も昨日梅雨明け宣言しましたが、いやはや暑い日が続くことです。^^;
明日は茅の輪をくぐって松尾大社にお参りし、半年を折り返しましょう。w

熱中症も増えていますが、マスクの長時間着用による酸素不足、肌荒れ、表情筋の劣化などにも注意して7月を迎えましょう。
小まめに1日1.5リットルは水を補い、マスクを外して深呼吸して涼を取り、視線を45度上に向けてセロトニンが分泌されやすいように。w

☆今日は6月納めの水曜会、冷蔵庫と相談して、今日のメニューは以下の13品になりました。w
1.刻みオクラ、山ナメタケ、メカブの冷やし麺つゆ和え。
2.キャベツとスィートコーンのコールスローサラダ。
3.水菜、レタス、ツナ、大葉の玉ネギドレッシングサラダ。
4.刺身ゆばこんにゃくのだし醤油リンゴ酢浸し。
5.新ショウガのスライス、もろみ味噌を添えて。
6.たまご豆腐のおだし掛け、ミョウガを添えて。
7.ヤマクラゲのナムル。
8.豚バラ肉、ヤマナメタケ、エリンギのオイスターソース炒め。
9,九条ネギ、京うらら揚げ、とろろ昆布の朧(おぼろ)衣笠煮。
10.アナゴとキュウリの鰻の蒲焼きタレ・リンゴ酢和え。
11,とろ鯖の照り焼き。
12.鮭ハラスの焼いたん、レモンを添えて。
13.ちりめんじゃこの実山椒・ナメタケ時雨和え。