オフィシャルブログ

本日は冬至にて、身体をあっため、水曜会

Share on Facebook
LINEで送る

DSC01217_2.jpg

12月22日の今日は、ご存知の通り、二十四節気の「冬至」です。
この日は、太陽が南回帰線上を通過するため、日の出・日の入りは最も南寄りになり、
北半球では、一年の中で最も昼の長さが短く、夜の長さが長くなる日ですね。

中国の太陰太陽暦(日本の旧暦)では、冬至が暦の起点とされ厳粛な儀式を行っていました。
これが日本にも中世になって伝わり、宮中などでは「朔旦冬至(さくたんとうじ)」
といって祝宴を開いていたようです。

この日からが、一陽来復。
だんだん昼の長さは長くなって行くので、今が暗さに閉ざされていようと、
希望の明かりを胸に、焦らず怠らず精進して行きましょう。w

実際には「冬至冬なか冬はじめ」といって、寒さはいっそう厳しくなって行きます。^^;
二十四節気詳説には、「冬至の候、蚯蚓(きゅういん)結ぶ。」とあり、
ミミズも寒さで縮みあがっている位、寒さが厳しい頃です。
ふむ。不如意じゃ。(謎自爆!)

冬至風呂(柚子風呂)に入る風習が、全国にありますが、ユズ風呂には、
血液の流れを良くする血行促進効果が高く、冷え性や神経痛、腰痛、リウマチなどを癒す効果もあります。
果皮に含まれるクエン酸やビタミンCにより、美肌効果もある上、
柚子の精油ピネン・シトラールなどのアロマ効果と皮膚からの刺激により、血行を促進し、皮膚も保湿され、
寒くて停滞しがちな、体の機能を目覚めさせるのです。

ある検査によると、さら湯(普通のお湯)と柚子湯に入浴後のノルアドレナリンを比べたところ、
なんと、4倍の差が出たそうです。w

ノルアドレナリンは、血管を収縮させる効果のある成分ですから、
それだけ血管が拡張していたことが分かります。

古くから日本では、柚子風呂はひび・あかぎれを治し、風邪の予防になるだけでなく、
中風(脳卒中)にならないと伝承されてきましたが、まさに効果的な、昔の人の知恵ですね。^^

冬至は湯治(とうじ)に通じ、柚子は「融通」が利きますようにと、年の暮れ行事として、
江戸時代の庶民も味わったものです。w

柚子湯の作り方としては、柚子の果実を5〜6個輪切りにして、湯に浮かべます。
皮膚が弱い方はヒリヒリしますので、輪切りにした柚子の果実を熱湯で、20〜30分蒸らし、
その後、布袋に入れて湯に浮かべるとよいですよ。^^v

市販のユズの香りの入浴剤より、香りも鮮烈で、効能も高いので、ぜひ味わって下さい。
柚子がないなら、他の柑橘系でも効果はあろうかと?w

季節を味わえる行事は、四季ある日本の風土の恵みですね。^^
柚子風呂などは、幼い子供と入るもまた楽し、綺麗なお姉さんと入ると天国です。(アホ爆!)

また、この日は「冬至かぼちゃ」といって、かぼちゃを食べると病気にならないと
古くから各地で言い伝えられていますね。

「中風(脳卒中)にならない」「風邪をひかない」「長生きできる」などのほかにも
「厄よけになる」「一年中おこづかいにこまらない金運がつく」などの言い伝えがあります。

実際にかぼちゃには、体内でビタミンAに変化するカロチンがたっぷり含まれています。
ビタミンAは、肌をツヤツヤにし動脈硬化の予防になるだけでなく、皮膚や粘膜、視力、骨や歯にも効果があるものです。

秋野菜の収穫も終わって、食べられる野菜もほとんどなくなってきた時代。
そこで元気に冬を越せるようにと願いを込め、栄養もあって保存もきくかぼちゃは、
特別に貴重なものだったといえましょう。

冬至の特有の食べ物は地域によって若干違いますが、「かぼちゃ」のほかには「こんにゃく」を食べる風習もあります。
江戸時代から「トウジ、コンニャク、スナハライ」という言葉が、冬至近くになるとよく口にされますが、
こんにゃくは1年間たまった砂を払うものだといわれています。

繊維質が乏しくり、寒さによって便秘がちになる頃、こんにゃくは格好の腸のお掃除ができますからね。^^
腸の脂をお掃除するには、キノコ類を一緒に摂ることがお勧めです。

野菜の食物繊維が箒(ほうき)の掃除効果があるとすれば、キノコの食物繊維はモップで掃除するようなもので、油脂を吸着して排泄してくれます。w

冬至には、「冬至の七種(ななくさ)」といって、「ん」のつく食品を食べると病気にかからず、
幸運が得られるという言い伝えもあります。

冬至の七種とは「ん」が2つつく食べもので、
「なんきん(かぼちゃ)」「にんじん」「れんこん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」のことです。

うどんはこじつけみたいですが、運(うん)・鈍(どん)・根(こん)に通じるので、
出世するといわれています。w

美しき言霊の国、日本ですね。(笑)
現代の陰陽師、別段こうした縁起食には拘ってないのですが、お節料理や歳時料理などには、ほとんどこうした縁起が呪(しゅ)として盛り込まれているようです。w

呪(まじな)いもジンクスも、縁起食もそうですが、科学的根拠よりも、プラスのイメージ効果あることは良いことだと思います。
昔、新選組副長土方歳三なんかは、「薬は気で飲む。効くと思って飲めば、必ず効く!」と言ったそうですが、プラシーボ効果もバカにはできない効き目があるもんです。w

「治って元気で自由に好きな行動をしてる」とか、「できた!その状態を楽しんでる」とか、五感を想起してありありと生き生きとイメージすることが、現実化を招きます。
眠ってる間も脳は働き、無意識下のサイコ・サイバネティクス機能が快く楽しみながら現実化を図ってくれますからね。

未来のことだけでなく、今日の良かったこと、快かったことなどを思い出して、もう一度味わって夢見るように眠ることも良い効果があります。
眠る直前には、プラスのこと、快く楽しいことを思いつつ入眠することが、脳も身体も良く回復させることになります。

一日は、最短の一生です。w
意識を手放す前には、恨みや怒り、苦や不快を思わず、快く楽しいことを思い描いて、最短の一生を閉じるようにしましょう。w

では、本日は冬至の水曜会。
「ん」のつくものは、幾つあるのだろうか?w

今日のメニューは、以下の10品です。
1.刻みオクラ、メカブ、ワカメの麺つゆ和え。
2.菜の花の摺り胡麻・味醂・白味噌和え。
3.ブロッコリーの深煎り胡麻ドレッシング掛け。
4.丸ごと玉ネギ、ニンジン、メークイン入り牛肉玉じゃが煮。
5.おでん(大根、コンニャク、厚揚げ、はんぺん、ごぼてん、ひらてん)。
6.南京カボチャと蒸し黒大豆の煮合わせ。
7.南京カボチャのチーズ焼き。
8.牛肩ロースとエリンギのステーキ。
9.生タラのバタームニエル、水菜の和風オニオンドレッシング掛けを添えて。
10.いづみ式ゴボウとニンジンの掻き揚げ、ヒマラヤの紅塩で。