今日、12月22日は冬至ですね。
丁度今日は、陰暦 11月朔日 (1日) に当たるので、朔旦冬至と呼ばれる日となり
ます。
この日は19年に一度巡って来る非常にめでたい日とされ、古来、朝廷では盛大
な宴を催し、公卿たちから賀表が奉られたとのこと。
また恩赦を行い、田租を免じ、あるいは叙位を行うこともあったとか。
冬至に京都では、多くの寺院で、カボチャや大根の炊いたんがお振舞いに出され
ますが、一般的にも縁起物として、「ん」のつく南京カボチャや大根、ニンジン、
レンコン、キンカン、ギンナン、コンニャク、うどんなどを「運盛り」と称して
喜んだものです。
冬至は昼間が最も短く、陰気が最盛になる日ですが、「一陽来復」と称して、こ
の日から太陽が復活して行く日として、運気や景気の回復を願い、縁起づけられ
たのでしょう。
「いろはにほへと」が「ん」で終わることから、「ん」には一陽来復の願いが込
められているのでしょうね。
朔旦冬至では、月も朔になりますので、月の復活も兼ねているのでまさに陰陽と
もに一陽来復。^^
これはめでたい。(笑)
縁起を担いで、膝の痛みと糖尿病の回復を願い、昼にはワンタンメンという「ん」
が三重奏のめでたいモノを食べましたよ。(ォィ、ォィでんぷん多いし^^;)
これは妻にはナイショの縁起食ですが、セイブル錠も飲んだし、恩赦されねばな
りませぬ。(ワラ)
一陽来復には、悪しきことや暗かったこと、間違ってたことが終わりを告げ、明
るい希望へと進んでほしいものですね。
私も違うところで、間違いを正さねば。^^;
然るに、ところで、1日の長さがもっとも短い冬至ですが、日の出がもっとも遅
く、日の入りが最も早いかというと、そうではないことに気づきました。
実は、地軸の傾きや地球の公転軌道が楕円であることから、日の出が最も遅い
のは冬至の半月ほど後になり、日の入りがもっとも早いのは冬至の半月ほど前に
なるのです。
それと、冬至の時期は寒いので、太陽が最も遠くにあるように感じます。
しかし、実は、夏よりも冬の方が、太陽と地球との距離は短かかったのですねぇ。
認識を改めて、一陽来復、一部無知返上。(自爆)
地球の公転軌道は楕円なので、太陽と地球との距離は年間を通じて変化します。
太陽が地球に最も近づく「近日点」は、1月上旬です。
冬が寒いのは、太陽との距離ではなく、太陽と地面が成す角度が小さいからでした。
あらためてよく考えてみれば、オーストラリアとか日本と四季が逆だし。w
懐中電灯を真上から照らすよりも、斜めから照らした方が、照らされた面は暗くなります。
これと同じ原理で、太陽と地面が成す角度が小さいと、地面は太陽からのエネルギーを少ししか受け取れなくなり、気温も上がらないのです
ね。
ああ、、暦が還って1年が間もなく終わろうというのに、知らざることが多いの
は良いけれど、間違って信じてたこと自分のアホに気づくとは。。
いや、いや、これで一陽来復。吽。
もう、すっかりと日も暮れました。
陰気に落ち込まず、食事の準備に掛かりましょう。w
先週末の雪は、すっかり消えて、今日はまだ温かく感じます。
1.先週の敷地の雪景色。
2.その翌日、冠雪した愛宕山と嵐山を松尾橋から見た遠景。
とっても寒いでしたよね。^^;
3.それでは、今夜はこんなもので熱燗でも一杯、聞こし召しましょう。
「ん」のつく運盛りの食事で、妻と陽気を養うことにします。
〇おンせン玉子のつゆ浸し。
〇いづみ式菊菜、椎茸の鶏ミンチつくねん、2種のプチトマトとレモン、ポン酢
を添えて。
〇トンカツとサニーレタス、ほうれン草サラダを添えて。
〇姿ニシン、ダイコン、厚揚げ、ヒラタケの煮物。
〇マロン南京と手羽元の炊いたん。
4.柚子風呂入って、ホッと一服。(笑)
皆さんも、朔旦冬至をお楽しみください。^^v