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日別アーカイブ: 2022年3月9日

3日後に3月度の気の講座を控えて、あれこれ考 えつつ本日は水曜会

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3月に入って第2週、三寒四温の気温変動で季節は移ろって行きますが、一昨日の朝は愛宕山から裏北山にかけては積雪してました。
灯油が高くなってるというのに、まだまだストーブが要りますね。^^;

今朝6時の京都は気温が1℃でしたが、昼過ぎには13℃以上に上がるようです。
この頃は朝の散歩にコートは着ませんが、風が吹くと首や顔は冷たいものの、歩いていると温まります。

嵐山東公園では、鶯が鳴き、アオサギが2羽池に佇んでましたが、珍しくキツツキの姿も見ました。
メジロ、ホオジロ、セグロセキレイなど一目で分かる鳥はいますが、ずいぶん名前を忘れてしまっています。^^;

頭脳の劣化を感じ、空亡年は亡失や失念による損失には要注意ですが、3月は私にとって、母胎内に居なかった無縁の月にして、空亡月でもあります。^^;
そのためか、新規顧客のないことで予約が少なく^^;その分、考える時間が多く取れてるようです。w

3日後には3月度の気の科学体験講座がありますので、内容の選択と展開を考えてますが、組み立て手順も大事ですね。
組み立てや手順は、施術でも同じことです。w

例えば、痛みは脳がキャッチして認識されるのですが、これは真皮、筋膜、関節包などのポリモーダル受容器が発信して脳に伝えています。
ポリモーダル受容器は、最強のブラジキニンなどの発痛物質を受けて、神経線維を通り脊髄に伝えられた電気信号が大脳に伝えられ、痛みとして認知されます。

これらの発痛物質は、血漿に生じるのですが、それは血漿の酸素が不足して発生するものです。
このことからも、痛みある部分だけでなく、全身の血流を良くすることが大事となります。

ここ3,4カ月は気血水の「血」の観点から、血流を良くする方法をあれこれとやって来ました。
最初は巻き肩、猫背、ストレートネックなどによる身体の歪みを正して、呼吸がしやすくなる方法でした。
胸鎖関節、胸肋関節、肋間筋、横隔膜などのリリースによって、呼吸の度によく胸郭が膨らむようになります。

鎖骨下動脈を開放し、腋窩神経叢や横隔神経の詰まりを解除することで、自律神経の働きを良くすることもできます。
重力と日常動作によって、肝臓や腎臓などが下垂するのを元の位置に戻したり、内臓と腹膜との癒着や腹部大動脈、内腸骨動脈などを開放することも大事です。

出生時に赤ちゃんが産道を2,3回転して脱臼しながら生れるので、腹内の腸間膜根の緊張で、自然とヒトは右の腸骨が前上方へ変異しています。
ゆえに腸間膜根をリリースすることは特に大事で、今まで何をしても解決できなかった慢性腰痛の原因はここにあることが多いものです。

これは右脚からアプローチして行き、右鼠径靭帯から緩めて行くのですが、その際、回盲弁もリリースしておくことが有利です。
回盲弁は盲腸の付け根にある器官ですが、実は胸腺から分泌されるナチュラルキラー細胞などがここで作られているので、細胞の修復にはとても大事な器官になりますから。

痛みを解く施術は、もちろん真皮、筋膜、関節包内の感覚受容器を再起動させることですが、徒手療法の施術は全て外の皮膚から触れるしかありません。
よって、皮膚を通じて何処にアプローチしているかを明確にイメージすることが大事になります。

然るに、そのアプローチ手順は皮膚から、神経>関節>筋肉の順位で行うことが、最も効率が良いものと考えています。
例えば可動域の不具合や動作痛がある時、痛む筋肉の硬結を緩ませても痛みや不具合が取り切れなかったり、翌日には戻ってしまう事例が一般には多くあります。^^;

それが神経伝達の異常を解消することで、即座に自然と関節が動き、筋硬結も消えてしまうことが多いのです。
筋肉や筋膜の硬結、癒着に対しては、圧し込むのではなく引く「陰圧法」による「二点一字螺旋法」や「均等圧」がとても有効でした。

神経伝達の再起動には、「拮抗圧」が大変効果的です。
講座では、関節を狙った「拮抗圧法」やフラクタル共鳴を応用した頭蓋からの「拮抗圧法」を会得していただきましょう。w

フラクタル共鳴や反射反応を用いると、痛む箇所には触れなくても、例えば頭蓋から手足の末端までも痛みや可動域制限を解除できます。
以前は、顎骨と脚のフラクタル共鳴反射から、顎の先端付近を操作して足首の背屈・底屈を改善したり、上顎骨を操作して股関節の可動を改善することを体験してもらいました。

学習と研究の結果、フラクタル共鳴や反射反応がよく表れる頭蓋マップが、ほぼほぼ完成しています。
例えば鎖骨と眉の対比、冠状縫合では中央がC(頸椎)1から側面がC7までの横突起に反射反応すること、矢状縫合を辿って行くと冠状縫合からラムダ縫合までがC1からL(腰椎)5番までの棘突起に反射反応して、ラムダ縫合を辿ると臀部から股関節までが関連していることが分かりました。

鼻骨と尾骨が反射反応関係にあることは、パーキンソン病に於いて多くの事例で尾骨が左に変異していて、それが鼻骨の曲がりにも表れていることから分かりました。
鼻骨は軟骨ですから操作しやすいものですが、それが鼻骨の上辺から鼻先に向かって、C1からC7さらに咽喉前面へと反射反応することも知りました。

これが分かると、皮膚をつまんでどちらに行きにくいかを判別するだけで、操作は簡単に行えます。
「片方止めて、片方動かす。拮抗させて放つ。」という操作で、1〜3回も操作すれば、ロックは解除され、可動域が改善して痛みも解消できるものです。

以前お伝えした「二点一字一方」は、痛みのある個所に指腹を触れ、もう一方の手で皮膚をスキャンして反射反応点を捉えて、拮抗させて放すことで即座に硬結を解くものでした。
この方法をフラクタル反射を応用することによって、痛む部分には触れずに遠位からの解決が可能になります。

最新の脳科学の理論とキネシオロギーの導入によって、脳の内部にアプローチして、脳の機能を正常化させる技法がこれからさらに発展できることでしょう。
コロナ禍の2年、ずいぶんと学習・研究出来ましたが、空亡期に学び得たことはさらに役立つことになりますので、進化を目指して精進して行きます。w

施術の方法には様々な技法があるわけですが、手順については、痛む部分を直接最初にではなく、遠位から行うことが効果的であろうと考えています。
戻りや取り残しのないような手順についても、Pain・Loose・TechnicやX-scan・Technique、7’sLinkなどの学習を統合して、再考することにしましょう。

医療も、徒手療法も、あらゆる治療法もですが、その範囲での限界があることは言うまでもありません。
が、今までの観点に固執せず、別の観点からの考察も大事ですね。

思うに、存在しない万能の神ならぬ人が行えることは、縁に応じてその分を尽くし、触れる方が内なる治癒力・復元力を発揮するお手伝いをすることですから。w
東洋医学に於ける気血水の観点の温故知新や、脳科学、細胞生理学、量子力学などの応用については、これからの臨床に大事な要素となることかと思います。

さて、春めいてきて、本日は水曜会です。
曇ってますので、花粉はさほどでもないでしょうが、昨日は黄砂も花粉も多かったですね。^^;

これからは、花粉症状が強くなって行きますね。^^;
花粉症の方は、胸鎖関節(鎖骨の下の中央寄り)の窪み付近に、必ず圧痛点があります。
左にあるならば、右手の人差し指か中指をそこに当てて、左肩を後ろにぐるぐると2,30回回せば、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどが改善できます。

その付近に違う圧痛点があれば、次にその箇所に指を当てて、同じように肩を後ろ回ししましょう。
圧痛点はあまり強く圧さず、筋肉に触れてるだけで良いですよ。

仕上げに、片手の示指・中指を鼻の上部付け根に当て、別の手の示指・中指を目の内側付け根に当てて、鼻骨・前頭骨縫合を開きましょう。
鼻骨上部の付け根にある隙間を、ちょっと中にえぐるようにして上下に開くわけですが、10秒足らずで目鼻の調子が良くなりますよ。w

家庭医になって、ちょっとした技法で、自他の痛苦や不調が改善、解消できると良いですね。
また、これも資格は要りませんが、食医になって、家庭薬膳を美味しく提供するのも健康長寿に役立つことです。w

前回も書きましたが、酸化還元力の高いブラックソルトを入手してあるので、これを色々な料理に用いて、デトックスとアンチエイジングを図ってみましょう。w
今日のメニューは、以下の10品です。
1.菜の花のお浸し、削りカツオ掛け。
2.ツマミ菜と豚小間肉のソテー。
3.ヒジキ、蒸し大豆、黒胡麻、ホワイトブナピーの麺つゆ炒め。
4.九条ネギと京うらら揚げの衣笠煮、好みで山椒を振って。
5.牛バラ肉、マイタケ、シメジ、明石麩の木こり鍋、仕上げに菊菜を入れて。
6.ラム肉と九条ネギのジンギスカン炒め。
7.湯がき豚足の炙り焼き、ブラックソルトで。
8.エリンギのガーリックバター炒め。
9.男爵芋のスライス、カリカリベーコン、エノキダケ、九条ネギの麺つゆ炒め。
10.キタアカリの甘辛幽庵、水菜を添えて、好みで粉チーズを振って。